転生して脱ヤンデレ清姫を目指そうとしたらヤンデレに狙われた。 作:ヘタレ蛇
全三話を予定していますが
第一話は題名と内容が合わないかもしれません。
主人公は死ぬ瞬間が無いです。
僕の名前はヒサギ。バリバリのシャカイジンの男性デス。
まぁ今まではだった。最後にトラックが見えた記憶はある。
だが目が覚めると僕は広い草原にいた。
雲の隙間から見える青空、風で草が靡いている。
太陽から延びた光りが靡いた草によって反射しキラキラと光っている。
清んだ空気を胸いっぱいに吸い込んだ。
そして草原に後ろに倒れた。草の柔らかさが心地いい。
うん、夢のようだ。
黒い髪の自分が長い青が掛かった緑の髪になっていること以外は。
その他に着なれない髪と同じ色の生地の着物に、手元に扇子、そして頭に違和感が……角だ。
うん、うん、夢だ、夢に違いない。でも一応…
何処か、川の音が…うん、行ってみよう。
うん、川の溜まりに見覚えのある顔があった。分かっている事は僕の顔じゃない。 どう見ても。
うん、なるほど、なるほど、リアルだ。
リアル過ぎな夢だ、こう頬をつねったら……痛い。
リアルだった。
うん……………頭の角を触りながら整理しよう。
サワサワサワサワサワサワサワサワサワ…ハッ!?
「僕、清姫に成ってるぅぅぅぅぅぅぅぅ!?」
この後、角をサワサワしてから体育座りした。
その時に考えた、ならば次は行動するのみ!!
って偽赤セイバーの真似をしている場合じゃないや。
見た感じだとローマか、オルレアンの世界だろうけど
清姫が居るとなるとオルレアンだと思う。
ならば
「病まない清姫に、僕はなる!!」
折角の転生?憑依?ならストーリーにそうようにちょっとはイレギュラーやっても許されるでしょ。
決まればまずはマスターと合流する街に向かわないと。
道中ワイバーンやら骸骨、はたまた黒ジャンヌ、狂化付与サーヴァントとエンカウントするかもしれない。なら気を付けないと。
って言った後なのに
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!喰われるぅぅぅぅぅぅ!!」
絶賛ワイバーン'Sと追いかけっこNOWなのである。
何で!?何でこうなるの!?ストーリー上ならマスターに合う予定の街に向かう筈がワイバーンの群れと出会っちゃうって!?
っていうかワイバーンが緑、赤、黒で混ざって来ないでェェェェェェェ!!
喰われる!!足を止めたら食われて死ぬ!!それにしても走りにくい。よくこれで安珍を追えたよ、すげえ清ひ
「めェェェェッ?!」
考え事したら転けてしまった。膝痛ェ。
「ハッ!」
あわ、あわわわ、ワイバーンがすぐ其処に…
待て、まだ慌てる時じゃない。何のための
「死ねぇ!!」
と叫びながら扇子を振って炎をワイバーンに当てていた頃が僕にはありました。炎はなんか普通に出た。
「はぁ…はぁ…
助けてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」
そして再び
ワイバーンには効果が今一つだった。その上、ワイバーンの群れの火弾群もプラスされ難易度が上がった。
段幕が厚いよ!!砲撃主(龍)良くやってるよ!!
だから止めて!!
「きゃうっ!?」
また転んだ。しかも今度は変な声が出てしまった、恥ずかしいとかそんなのは今はどうでもいい。
「あ…。」
火の塊が此方に迫ってくる。終わった、避けれない。どうやらストーリー通りにはいかないようだ。イレギュラーな僕はどうやら狂わせる存在、というか力不足だった。どうせ死ぬんだったら…
「ヤンデレでもいいから清姫に膝枕して貰いたかった。」
自分が清姫だがこれ如何に、潔く目を瞑ろう。
その時
「失礼。」
そう聞こえた瞬間、胴に圧迫感と同時に浮遊感がした。
目を開けると倒れてる筈が両手足が地面から離れ、顔をあげると赤茶色の鎧を着けた長い黒髪のおじさんが目の前にいた。
あ、ゲオル先生じゃないですか。
「大丈夫ですか?」
「あ、はい。」
「それは良かった。」
脇に抱えられた状態で返答すると柔らかい笑顔を此方に向けた。
「ですが、
まずはこの状況を脱しましょう。」
そう言ってワイバーンの群れに立ち向かうその姿に、
僕は1つの憧れを感じた。
「かっこいい………。」
同刻の別の場所にて
「…………今参ります。」
「マスター、どちらへ。」ガシッ
「…離しなさい、私はあの方を迎えに行きます。令呪を使ってでも行きます。」
「今は砦を守るのに集中して下さい。」
「それは貴女達に任せます。早く行ってあの方の御身の無事を、他の殿方が寄り付く前に迎えに行かねば!!」
「だからといってマスター一人にして置くわけにはいかないですよ!」
「…令呪を持って命じます、一時の間は私に触れモガッ!?」
「させません!」
「ムー!ムー!(ベタベタと触れないで下さいまし。この体になったはなったでなかなか不便ですね。早くこの小娘を振りほどいてあの方の元に!)」
「ジャンヌさん、キャスターさん!そちらはお任せします。私はこのままマスターを抑えます。」
「…変わったお方なのですね。」
「やれやれ、困ったマスターだぜ。」
転生でも憑依より入れ替わり作品で書いたけどムズいかな。
取り合えずあと2話。
やりたい内容がその2話にある!
気が向いたらですが。
一部分直しました。