転生して脱ヤンデレ清姫を目指そうとしたらヤンデレに狙われた。 作:ヘタレ蛇
途中でミッションできなくて諦めましたね、はい。
次は西遊記イベントはやりきるぞ!
で今回の話はハロウィンイベントが主体です。二回に分けます。
話の内容で違和感がある思います。
どうも、ヒサギです。僕は資料庫に留まった一晩中金縛りに合い、まともに寝れなかった。とは言え、そこまで生前あった眠いとか、疲れが取れないとかは無かった。サーヴァントが睡眠を必要としないのが分かった気がする。あるとすれば睡眠に対する満足感の有無だった。
睡眠についてはここまでにして、資料庫の翌日、僕は部屋を頂いた。うん、ふかふかのベッドは至高だよね。
さて、このカルデアに来て僕のすべき事は、マスターに一心に思うってのはマジで無理、演技でも不可、流石にキツい。だって男に好き好きI LOVE YOUなんて無理無理。だって…
僕は清姫と
どちらか一つなんてそれこそ無理、というか断る!!
清姫も大好きだし、多種多彩な角も見て、触れ、舐め…ゲフンゲフン…貫かれても良い程である。雄々しく大きく太い物、細く長くしなやかに絡み合ったような物、一つの方向に攻撃的な印象の物、広く色んな方向に延びた主張性のある物、滑らかな綺麗な物、ゴツゴツした歪な物…
浮気かどうか問われると肯定もしないし、否定もしない!
蛇足しちゃうな。
兎に角、マスターは転生者かもしれないから、清姫(仮?それとも借り?)にヤンデレを望んでるかもだけど、病んで男に恋愛は向けられないから。ならば、良妻を目指すしかないだろう。
まぁレベルアップも必要不可欠だし。
今はカルデアの人員も少ないし、ここは僕がやらなければ!
と、思っていた時期がありました。
「すみません、厨房係は人手が間に合っています。というかレトルト品ばかりなので。」
「レトルトって…。」
保存性で取り入れてるのかな。穴籠るつもりだったのか。
「清掃?う~ん、大体は機械でホールや通路は綺麗に成ってるし、其々の自室以外は時々手を入れてるからなー。」
「そうですか…。」
仕事が無いな。
「御免なさい、洗濯物は朝方に全部終わってしまったの。」
「……是非も無いね。」
いよいよNEET直行だろうか。
さて、マスターは…先ずはマシュに会いに行こう。
コンコンコン!
「マシュさん、マシュさん?」
あれ?居ないのかな。仕方ないから…マスターの所に行こう、行くかをちょっぴり躊躇しちゃう。
コ…コンコン!
「マ、マスター、いらっしゃいますか?」
…いない、のかな……ロマニさん所かな。
「ヒサギ君とマシュ?今は種火狩りに行ってるけど?」
…………置いてかれた!!
「僕は…いらない子なんだ…グスリッ。」
壁の隅ってなんて居心地いだろうか。こう暗い気持ちで居ると就職に何社も受けて何百と失敗したのを思い出す。あぁ、あの時がホント懐かしい…ふふふふふふふふフフフフフフフフ負負負負負負負負負負負負負負負負…
「…なんか変なスイッチを押しちゃったかな。でも丁度良かった、ちょっと君の意見が欲しい事があるんだ。」
「腐腐腐腐腐腐腐腐腐…ふえっ?」
何時の間にか此れから起こるで有ろう未知の世界に旅立っていたらロマニさんから意見が欲しいと言われた。何だろうか。
「この手紙…どう思う?」
ロマニさんがカボチャがプリントされた一通の手紙を見せた。とても、可愛らしいです。
「手紙ですが、これが?」
見た感じ只の手紙みたいですが、カボチャのシールで封してある。ってまさか…
「ロマニさんにやっと春が…。」
「違う違う、僕は既婚者だし、それはヒサギ君にだよ。見た感じだとハロウィンの時期に合わせてあるんだと思うよ。」
それは残念ですね。ロマニさんがドロドロの渦に呑まれる妄想をしてたんですが…別に奥さんが居ることを妬んだ訳じゃないですよ…僕はリア充ですから…
それにしてもマスターにですか…
「誰からでしょう…。」
そして僕がカボチャのシールを剥がそうと指を掛け…
「待って!調べたら魔力の反応が…」
「えっ。」
と、ロマニさんの言葉を聞いて驚きのあまり指に力が入りシールを剥がしちゃいました。すると手紙から何かが勢いよく真上に飛び出しました。
「これは!?」
「大きい…カボチャ?」
それは上に上がるに連れ大きくなり、巨大な黄色いカボチャになりました。僕は驚きのあまりに只立ち尽くしていた。
「ちょっ!?清姫!早く其処から逃げるんだ!」
「はっ!?そうだ潰される!」
ロマニさんからの呼び掛けにフリーズ状態から立ち直った僕はカボチャの落下位置から離れようとしたが、
「ひっ?!」
落下してくる巨大なカボチャ、クルリと回って見せたカボチャの
と真下に向いたカボチャの口が開いた。此処で僕の頭にある映像が流れた、そしてある一言を口にした。
「あ………マミった。」
僕はそのまま首どころか、体ごとカボチャの口にinした。
…どうやら僕はまた死んでしまったらしい…
…とても呆気なかった…
…まさかカボチャに喰われて死ぬなんて…
…来世でも清姫と角LOVEでありますよ~に…
「何時まで寝ているのよ!起きなさい!この…ド田舎リス!」
ゴヂンッ!!と頭に衝撃と痛みが駆け巡った。
「~~~~ッ!!!?」
あまりの痛さに両手で頭を押さえ、起き上がった。
そして衝撃後に顔の横に転げ落ちた、この痛みの原因を僕は見た。
「カボチャ痛い!!カボチャ硬い!!」
そうカボチャだった。コロリと転がる緑色で艶のある良い大きさのカボチャだった。それを拾い上げカボチャをぶつけた張本人を見た。
「まさか仔イヌかと思ったら貴女なんてね。人様の手紙を勝手に見るなんて常識あるの?」
人の頭にカボチャをぶつける非常識な人は特徴的な外から内側に曲線を描いた角に綺麗な紅い長髪フリフリなスカートに綺麗な鱗のドラゴンテール、そして僕をド田舎リスと呼ぶ彼女は…。
「何をしやがりますか、このドラ娘!!」
1日置きで再会したドラ娘ことエリザベートさんでした。
「何って、何時までも寝てるから起こしてあげたんじゃない。私は寛容だから投げ付けないであげたわ。感謝しなさい蛇娘。」
「カボチャを頭の上に落とす時点で馬鹿じゃないですか、このエリマキトカゲ。」
未だに痛む頭を左手で擦り、カボチャを右腕で持った。そもそも此処は何処なんだろう。周りは何だかコウモリやらカボチャやらの飾り付けがされているし、何だか長テーブルに料理が…凄く…紅いです。
「もう貴女のせいで折角の料理が冷めちゃうわ、仔イヌが私の手紙を開けて、サプライズライブをしようと思ったのに。」
ん、手紙…そうだ、私は手紙を開けてカボチャが飛び出して喰われて、まさか…
エリザベートさんの姿をよく確認すると、いつもドレスではなく魔法使いの被る三角帽子にカボチャの飾りがついたオレンジと黒、紫のフリフリドレスに黄色いブーツ、よく見れば尾も逆ハートマークになり、何時ものマイクが付いた槍ではなく赤いフォークみたいな三叉槍だった。
思い出した、このエリザベートさんはキャスタークラス、そしてこれは…
「ハロウィンイベントだ…これ。」
どうやら歓楽監獄城チェイテに連れてこられたようだ。でもどうやって…まさかあのカボチャが?いや、あの
「聖杯…ですか。」
可能性なら此方が高いでしょう。うん。
「まぁ良いわ、メインは仔イヌにサプライズライブだもの。料理はライブを見ながら食べて貰うわ。タマモキャット!料理を片付けて頂戴!」
「うむ、任されたワン!」
するとテーブルの下からひょこりと赤髪で黄色い狐耳と尻尾、そして両手が肉球狐足のメイド服を着た女性が現れる。
狂ってなさそうで狂ってる喋れるバーサーカーのタマモキャットだ。
「あ、同じクラスだからって仲間意識無いのだよ。嫌なら人参を所望する!」
うん、どういう意味だってばよ。
タマモキャットはせっせッと料理を持っていく。
が持っていってる料理が綺麗な程に赤かったのは気のせいだろうか。というか何処に…
「さぁ追加だワン!どんどん味見するべし!」
「もう、無理よ…。」
「ウクッ…狂化されるまでもなく気が狂いそうだ。」
タマモキャットが料理を置いていってる別のテーブルに二人の
テーブルに俯せになってるアサシン、マタ・ハリ
椅子の背もたれに寄りかかって上を見上げるバーサーカー、ウラド三世
二人からは暗闇に見える程のオーラを纏っていた。赤に侵食される地獄ですね。
あれ?もう一人居たような…。
「二人とも新しくデザート作ったから味見…あら、見覚えのある蛇娘ね。」
二人の後ろにある扉からアサシン、カーミラが現れる。って何で貴女も厨房に立ってるんですか。
「ん?何よ、その渋そうな顔は。良いじゃないの、
「…すみません。」
思わず表情に出ちゃいました。だってね、カーミラさんもエリザベートさんですから…ね。
「まぁいいわ。ほら二人とも味見よ、ほら貴女もよ。」
テーブルに置かれた皿には世界樹の種が盛られていた。しかも真っ赤だ。
「ええと…凄いクオリティですね、世界樹の種を再現とは。」
「………只の…マカロンよ…。」
…………………自分自身って、簡単には変わらないんですね。
飯不味の
するとバンッ!とカーミラさんがテーブルを勢い良く叩いた。
「余計な詮索はしないでさっさと食しなさい!じゃないと
涙目ながらそう言い放った。
カーミラさん。それはある種のユーザーにとって『大好物です。』って返され、扇情感を煽る状態だが、現実にマジでアイアンメイデンは喰らいたくないので
「…………。」
正直食べたくない、だけどカーミラさんは胸の下に腕を組み小刻みにヒールを鳴らしている。今にも宝具を発動しかねない。ウラド三世とマタ・ハリさんは…あっ、ダウンしている。
覚悟しないといけない。
「い、いただきます…。」
赤いマカロンを口に近付ける。手が震える、手に持つマカロンに恐怖を感じる。自分のスキルにガッツが付与できるのがあれば、と何度も思った。
僕はマカロンを一回、口に加え、唇に触れるザラザラ感を感じながら覚悟を決めた。
「………。(いざ!!)」
歯に力を加え、マカロンを口に…
「?!ーーーーーーーーー。」
いつの間にか僕は気絶していたようだ。
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