艦これ〜柱島泊地鎮守府での日々〜【凍結】   作:sha-yu

1 / 3
どうも、初めましての方は初めまして。過去作を読んでくださった方はこんにちは。

今回、艦これに手を出しました。

キャラが思ってたのと違うなど、あるかもしれませんが、寛大な心でお楽しみください。
目標としては、1話完結で書きたいと思っています。
たまに「〜編」などはやると思います。

まぁ、楽しんでいただけたら幸いです。

それではどうぞ。


プロローグ

3年前。

 

突如として現れたその脅威は、瞬く間に海の支配権を人類から奪っていった。その者たちは深海棲艦と呼ばれ、人類の敵と認識された。

 

人類はそれに対抗すべく、在りし日の艦隊の記憶を持つ少女たちを戦線に投入。彼女たちは艦娘と呼ばれ、深海棲艦に奪われた海を、次々と取り戻していった。

 

深海棲艦との戦争が始まって2年。一進一退の戦況に、人類と深海棲艦はお互いに疲弊していった。人類は、深海棲艦に対し、停戦協定を申し出る。

 

 

ーー半年後、深海棲艦は協定に応じ、戦争は一時幕を下ろした。

 

 

人類は二度と戦争が起きないよう、深海棲艦との交流の場を設けることを決定。新たに柱島に鎮守府を設立。ここを、深海棲艦との唯一の交流の場とした。

 

そして、停戦協定から半年が経つ……

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

 

「よっと……」

 

 

船から降り、コンクリートで舗装された地面を踏みしめ、左肩から落ちかけたバッグを落ちないように背負い直し、ようやく陸地に降り立ったのだと確認できる。船は嫌いではないが、()()()では揺れる船の中を歩くのも億劫だ。

 

さて、上層部の話では迎えが来ると聞いていたが……とりあえず近くのベンチで座らせてもらおう。私は、辺りを見回し手近なベンチに右手に持った()をつきながらゆっくりと腰を下ろし、左肩にかけていたバッグを下ろした。

 

 

「ふぅ、まだ慣れないな。リハビリしたとはいえ、もう少し慣らさなければならないか」

 

 

そう言いながら右の膝を摩る。全く、難儀な体になったものだ。

しかし暑いな。軍服など今すぐ脱ぎ捨てたいくらいだ。

 

帽子と取ってそのままその帽子で自分を扇ぐ。ないよりマシ程度の微風が送られてくる。

 

はぁ、早く迎えとやらが来てくれないものか……。

そう思い、辺りを見回すと、遠くからこちらに近づいて来る人影が。やれやれ、やっと来たか。私はベンチから立ち上がり、その人影が近づいて来るのを待った。

 

近づいてきたその人物は、黒の長髪にツノのような装飾品……カチューシャとは違うが、なんと言えばいいかわからないから、とりあえず装飾品と呼んでおこう。それをつけている。服装はお腹を大きく出した随分と大胆な格好だ。まぁ、彼女達……艦娘の服装はこういうものが多いから、特に突っ込まないが……。この子は確か……。

 

 

「失礼する。十根川誘輝(とねがわゆうき)少佐とお見受けするが、間違いないだろうか」

 

 

やっぱり鎮守府からの迎えか。まぁ、自分で言うのもアレだがかなり特徴的な顔をしているし、間違えはしないだろうが。

 

 

「ああ、間違いない。君は確か、戦艦の……」

 

長門(ながと)だ。迎えが遅れてすまない」

 

 

どちらからともなく握手をして、挨拶をすませる。かのビッグセブンが迎えとは、粋な計らいだ。

 

 

「気にしないでくれ。戦艦が直々に迎えに来てくれたんだ。それだけでも贅沢ってものさ」

 

「そう言っていただけると助かる。では、鎮守府まで案内しよう。少し歩くが大丈夫か?」

 

「ああ、構わない」

 

 

自分の荷物をベンチから取ろうとすると、先に長門が私の荷物を持ってくれる。

 

 

「荷物は私が持とう。足が悪いようだからな」

 

 

手にしていた杖を見て、そう言ってくれる長門。なるほど、気配りのできるいい子のようだ。

 

 

「それは助かる」

 

「では行こうか」

 

 

ーーーーーー

ーーーー

ーー

 

 

鎮守府に着くと、そのまま司令室まで案内される。途中、何人かの艦娘とすれ違ったが、少し会釈する程度にとどめておいた。どうせ、この後みんなに挨拶することになるんだろうし。

 

 

「ここが司令室だ。今後はここで執務をこなしてもらうことになる。ここの仕事に関しての引き継ぎは……」

 

「すでに前任の提督から資料をもらって読み込んである。明日からでも始められる」

 

 

執務机の周りを見ながら長門に返事する。

 

 

「そうか。では……」

 

 

長門は、こほんと咳払いをすると姿勢を正し、敬礼をする。

 

 

「これより、柱島泊地鎮守府は十根川提督の指揮に入ります」

 

「ああ、よろしく頼む」

 

 

こちらも敬礼を返し、すぐに敬礼を解いた。長門もそれを見て、敬礼を解く。はぁ、突然堅苦しいのはやめてほしいものだ。

 

 

「では提督、明日からの予定だが……」

 

「ああ、待ってくれ。その前に上着を脱いでいいか?暑くて仕方ない」

 

「構わないが……」

 

 

許可をもらったところで、私は上着を脱ぐ。下にはシャツを着ているし、セクハラなどにはならないだろう。左手を抜くのに時間がかかりつつも、軍服の上着を脱ぐ。

 

 

「ふぅ……それで、明日の予定だったか……」

 

 

長門の目が、私の左腕に向いている。ああ、そういえば説明するのを忘れていたな。多分、事前に送った私の資料には書いてなかっただろうしな。

 

 

「提督、それは……」

 

「ああ、説明してなかったな。左腕と右足は、義肢だ」

 

 

長門は驚きを隠せないようだな。まぁ、仕方ないか。

 

さて、これからどうなることやら……。




駆け出し感がやばい。

こ、これから作っていくカラァ!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。