《主人公とその仲間》
◆天道総司 16歳 男
主人公。頭脳、運動神経、ルックスの三拍子が揃った一見すると完璧超人。だがその心の根底に潜むのは大切なものを失う事への恐怖と、「奪う」という行為への嫌悪、自身を更なる高みへと押し上げようとする異常なまでの強迫観念。尊厳を何よりも重視している。
四天が一つ日下部家の嫡子であったが日下部がワームに襲撃され、ただ一人生き残った彼をワームから匿う為にZECTが四天から抜けた天道家に養子として預けた。過去に別次元の己から助けられ、その時にワームに対抗する手段があることを知る。マスクドライダーシステムに適合する為、十年前から訓練を積んでいた。行方不明の日下部日和を探すため、手がかりを追っている。義理の妹である樹花を溺愛する。
日景に導かれ辿りついた加速世界に於いて、自身の心と向き合っていく。
◆ヒヒイロカネ・デイ(マスクドフォーム)
天道のデュエルアバター。全身が桜色に薄く色づいた銀の鎧で覆われている。顔は青いバイザーと鎧に包まれており、その素顔を伺うことは出来ない。
1章でのデュエルにおいてデイは負け無しであったが、それは実年齢が幼く戦闘慣れしていないニュービーが相手であったことや、天道の持つ戦闘経験故であり、アバターの能力は、丈夫ではあるが重い鎧に制限され決して高くはない。
必殺技はビフォア・エボリューション。加速世界内で3分間自身のMAX体力ゲージの10分の一のゲージを持った六面体を作り出し、そこに閉じこもることで三分後に自身の体力ゲージ、必殺技ゲージを全回復する。但し、3分を待たずして外部からの衝撃により殻が壊された場合は体力ゲージ、必殺技ゲージは技を使用した直後の半分になり、むき出しのアバターになってしまう。
デイが纏っていた鎧は天道の心に鎮座し続けている劣等感、自身を責め続ける強迫観念が具現化したものだった。心の何処かでそれらを疎ましく感じていた天道はその鎧が一方で家族との記憶も内包したものだと気づく。
◆ヒヒイロカネ・デイ(ライダーフォーム)
日景とのデュエルに於いて、自身の劣等感と向き合った天道が心の殻を破ったことで姿を顕したデュエルアバター。黒のライダースーツのみのスマートな体の所々に紅の薄い装甲を着けている。顔の中央には天に向かって伸びるカブトムシのツノをモチーフとした突起がある。燃えるようなボディに反し、露になった瞳は総てを見通すかのような透き通った青色である。アビリティは鎧を再物質化し、それを纏う「プットオン」、必殺技ゲージが切れるまで思考を超加速し、相手の認識を超える「クロックアップ」がある。但しこのアビリティは体力ゲージと必殺技ゲージがMaxの時のみ使用可能。
◆日景火垂 17歳 女
四天の一つ、日影家の嫡子。三天がワームに対抗しようとしていることは知っているが、マスクドライダーシステムについては無知。天道がブレインバーストに適合出来ると考え、彼を加速世界へ導く。飄々とした性格だが、実は寂しがり屋。加速世界での彼女の「親」が目指していた夢である、六大レギオンにも劣らないレギオンを作るという思いを受け継ぎ、レギオンを作ろうとしている。嘗てZECTが実施した実験の被験者である
◆ぺシモン・プレイヤー
日景のデュエルアバター。麦わら帽子を被り、黄色のツタが全身を覆い、ボロボロのマントを羽織っている。レベル七。必殺技はフォーラインレイブンズ、杖から放たれる光球がカラスとなり、物理属性として破砕、切断、溶解、属性として炎、水、大地、風、光、闇からランダムに選ばれた属性が付与される。通常技では棒術と杖からランダム属性の光球を放つ。
◆佐伯小春 16歳 女
天道のクラスに在籍する委員長。他の誰かの為なら多少の苦労は厭わない、所謂いい人。その反面、一線を超える行為ははっきりと注意出来る。ザ委員長。一般人ではあるが、必殺技、校内美化運動(学校は勉強する場所です)がつかえる。生徒は勉強しなければという焦燥感に駆られてしまう、らしい。天道に対し自身が抱く英雄像を幻視する。
《ワームと彼らに与する者》
◆根喰翔子 18歳 女
グリロタルパワームの人間体。今日の社会では親が人間社会に適応出来ていたワームの子は社会に馴染みやすいが、逆になじめなかったワームの子は監視社会の厳重さ故に適合しにくい。彼女もそんなワームの1人であり、親が共にいなくなったことで行き場を無くし、シミュレータが率いるワームらに引き取られる。しかし、彼女の成虫体の性質故にクロックアップを使いこなせず、仲間内での地位は非常に低く、停滞者(のうなし)と揶揄される。己には何も無いと思い、初めから己を持ち、得てゆく人間に憧れを抱いている。四天再興を危惧するワームに唆され、日景火垂に擬態し、天道との仲を裂こうとした。
◆グリロタルパワーム
根喰翔子が擬態を解いた姿。ケラの形態を模しており、地中を移動することに特化しており、上半身が肥大し、巨大なシャベルのような両腕を持つ。反面、下半身は非常に脆弱であり、地上では動きが鈍い。更に地中の移動はスタミナを大量に消費する為、クロックアップの使用は事実上不可能。地中を高速で移動し、全身に生えた毛で地面の振動を感じ、標的を地面から奇襲する。
◆シミュレーター 年齢不明 性別不明
社会からあぶれたワームを率いている。ワーム統括理事会の幹部の一人であるが、その地位は低く、彼の率いる集団は
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規模、設立目的、その他全てが不明の謎の集団。失われた物を求めているようだ。
《ZECT及び四天に与する者》
◆加賀美陸 52歳 男
ZECTの会長かつ日上家の長。日下部家の血を引き、天道家の養子でもある天道総司が現存する最後のゼクターの有資格者となったことを知り、四天の再興を狙う。その魂胆は不明だが故人、日下部総一とは道を違えている。四天至上主義と言ってもよく、ZECTは四天を中心に運営されるべきと考えている。ワームとの抗争において多少一般人の被害が出てもやむ無し。十年前の落日の週末を悔やんでおり、過激派ワームの掃討を目指す。
◆三島正人 25歳 男
加賀美陸の秘書兼、マスクドライダーシステムの責任者補佐役。表向き陸に忠誠を誓っているが、陸とは異なり、四天の時代は過去のものと思っている。加賀美陸以上に過激な思想の持ち主であり、ワーム殲滅の為なら犠牲を容易く容認する。四天再興に繋がりかねない天道の台頭を警戒している。
◆田所修一 35歳 男
トルーパーを率いるが三島よりも地位は低いと思われる。天道を疎む三島とは逆に、天道には敬意を抱いている模様。
◆日景梅雨 45歳 女
日景家代表。天道の器を測るためにわが子を人質に差し出した。火垂に対する愛情は希薄なようだ。