はい、今回は8割ぐらいが武サイドの話です
ではどうぞーー
前回のあらすじ
なんでみんな一度見たら全部察せるの?
武「え?ごめんちょっとまって、誰にも愛されてないってどういうこと?」
俺はそう紅羽ちゃんの話を止め
そう言った理由を聞く
紅「私は、こんな見た目だから嫌われて………………お父さんもお母さんも私を嫌がって………………いるんです」
武「………………」
茜「…………」
霊「…………」
全員黙って紅羽ちゃんの話を聞く
正確には茜は傷を治しながら黙って聞いている
確かに白髪で、人里にいれば大層目立つ色だが
でも俺からすればこれが普通と思っている白髪も
人里からすれば可笑しい色なんだろう
紅「それに、私おっちょこちょいで、のろまで、こんな性格で…………変なドジをしてしまうので…………余計にイラつかせるようなダメな人間です
そして、今日もうっかりお皿を割ってしまって、それで………………」
紅羽ちゃんの声は震えている
目にも涙が溜まって今にも零れ落ちそうになっている
身体も震える
茜が傷の手当てを終える。
というかおい………………親はそれだけで怒るのか?
俺の家なんざ皿を割ったら、お前何やってんのwwwって笑い者にされるぞ
無論そこにイジメみたいな要素は無い
まぁ何が言いたいか
ふざけんなクソ親
目の前にいたら躊躇いなくぶん殴るだろうな
今いたとしたら
親がそんなロクデナシだから、子供がどんどん辛くなっていくんだろうが
武「そうなったのか…………」
紅「だから、私に構ってもいいことなんてないですよ
私なんて、母がずっと言っているように存在しない方がいいですよ」
そう紅羽ちゃんは涙を拭い言った
存在しないほうがいいだって?
なんだよそれ、自分の子供だろ!自分の大切な娘だろ!
なんでどうして、そんな酷いことを言えるんだよ!
そりゃ自分の子にイラッとするときはある、だがそれでも親として大切に育てるもんだろ!
それのそれを自分の子に言い続けるなんて…………
そんなの自分がいてはいけない存在って思うだろ!
俺はそう思うと涙が出てきた
茜「お兄さん?」
武「大丈夫だ、なんでもない」
紅「武お兄ちゃんなんで泣いて…………」
武「…………俺は、それでも構う。いや愛してやる」
紅「え?」
武「紅羽ちゃんが人里から嫌われてる?親からも嫌われている?
だからどうした!
君は君だ!
そんな自分で一緒にいてもいいことがないとかダメな人間とか言わないでくれ!」
紅「で、でもっ!」
武「俺は、世界が紅羽ちゃんを否定しても、俺は紅羽ちゃんを肯定する!」
俺は何も考えずに言葉が出た
いや、思ってはいた
つい言葉が出た
そういう表現が正しい
これしかいう言葉が見つからなかった
武「だからさ。私は誰にも愛されてない、存在しちゃういけないだなんて悲しいこと言わないでくれ。
昨日会った人間がいうのもなんだが、君は一人ぼっちでも、愛されない子でもない
誰にも愛されないというなら俺が愛す」
紅「本当に?」
武「あぁ本当だ」
紅「本当に本当に?」
武「本当に本当にだ」
そう言うとか紅羽ちゃんは俯いて
そのまま
武「え?」
抱きついてきた
いつもならここで発狂死してるが今は不思議とそうならなかった
紅「もう………………一人じゃないんだ…………嬉しい」
武「いいのかい?昨日会った訳もわからん男に抱きついても」
紅「うん………………だって、紅羽にあんなに優しくする人なんて初めてだったから…………初めて人を信頼できる…………」
武「………………」
そうかそういうことか
この子は、愛されなかった、それどころかあんなことをされなかった
だからそれをして俺に自分の抱えてたことを言うのは、当然といえば当然なのか?
紅「武お兄ちゃんと一緒にいたい………………ずっとここにいたい」
武「そうだね。俺もそうしていたい、でも…………」
紅「帰らないといけない………………」
俺は無言で頷く
紅羽ちゃんはギュと手で服を掴みながら握る
自然と紅羽ちゃんの頭に手が伸びる
そして、頭を自然に撫でる
武「そうだ、茜。通信機あまりあっただろ?」
茜「え?え、えぇ予備で一つ貰ってます。
ですが、いいのですか?承太郎さん怒りません?」
武「大丈夫だろ。あいつだって分かってくれるだろ。
こういうのは俺とあいつが滅多にない意見が合う時だし、多分あいつもこうするだろうな」
茜はそう聞くと、そうでしたねと言い。
予備の通信機を渡した
霊「使い方分かるの?」
武「教えるから問題なし、それに簡単作業だしただ電話したい奴と通話ボタンを押すだけだし」
そうは言いつつも万が一のことがあったらダメだから、一応紅羽ちゃんに使用法を教える
そして、教え終わり人里に戻り紅羽ちゃんと別れた
結局
最後の最後まで別れるのを嫌がってたが
武「ということがあったんだよ」
承『……………不味いな』
夜
俺は偶々、承太郎から電話がかかってきたから、紅羽ちゃんのことを話す
承太郎は紙に情報を書きながらそういう
承太郎はこう言った時は一旦紙に書いて情報をまとめて覚える主義らしい
承太郎曰く、改めて見ると思わぬ情報があるかも知れないかららしい
武「どういうことだよ?」
承『確認するがお前は誰にも愛されたことのない紅羽を愛すって言ったんだな?』
武「あぁ」
承『あークソ。なんであって2日でそこまで進展するだよ。普通そういうのはもう少し過ごして徐々に知っていくものだろ、なんで一気に行った一気に…………あーこれは非常に、非常にまずい』
武「なんでさ」
承『いいか、その子は今まで誰にも愛されて無かった。それどころか
信頼する人すらいなかった。
だから、お前にやたら懐いて、離れたくないと言ったんだ。
そこまではいいか?』
俺はおうと返事をする
承『そして、今お前はその子からすれば心の拠り所となってしまった。
ずっと居たい場所、それがお前と居ることとなった
しかし、現実は家に帰らなければいけない、愛してくれる人も優しくしてくれる人も誰もいない、苦しい場所、言うなれば地獄に行かないといけない。
お前と居ることが差し詰め天国とすれば、天国から地獄へ自ら行かないといけなくなる』
武「地獄って言い過ぎな気がするがまぁこの際良いや」
確かに紅羽ちゃんはここにずっと居たいと言っていた
しかしそれがどう関係しているんだ?
承『一つ質問だが、お前は自分のことを愛してくれる幼女がいるところへ行くのと、愛されもせず存在そのものを否定され続ける家族
どっちに行きたい?』
武「そりゃ幼女のほうだろ」
まぁ物理的に考えて
例えそれが幼女じゃなくても俺は前者を選ぶな
承『今まさに紅羽はその状態なんだ。本来ならば今すぐにでも行きたいと思うはずだ。だがしかしそう上手くはいかない
そばに居続けたいという気持ちが強くなれば成る程、そう言った子は何かキッカケがあれば、やってはいけないこと、取り返しのつかないことをやらかすかもしれない。
だから、今お前がすべきことは。現状維持だ』
武「現状維持でいいのか?」
承『あぁというか。下手にさらに親密になるとさっき言った通りになり、逆に離れて行ったらそれこそ紅羽はもう二度と立ち直れなくなる。だから現状維持だ。お前はそうしている間にその子の心の闇を払え』
サラッと言ってるけど、それって結構難しいよな?
まぁやるよやってやるよ
武「わかったやってみる」
承『よく言った……………………時にお前は「アダルトチルドレン」って言葉を知っているか?』
アダルト………………r-18とかそういうの………
チルドレン…………子供………………幼女…………
つまりは幼女の【自主規制】や【言ってはいけないレベルの発言につき削除】という言葉かな?
承『お前の考えがよくわかるよ。どうせ思い付いたのはエロ関連だろうな』
武「なぜバレたし」
承『お前なぁ、まぁいいや。分かりやすくいうと子供の時に家で何かしらのトラブル、虐待そう言ったもので大人になっても内心的なトラウマを持ってしまうことだ。
その子なんかまさにその通りだ。
誰にも愛されず、要らない存在と言われ続け、暴力も受け
多分だが、自分は他の人よりも劣っているなどと思っている可能性はある
そして何より、その子自身も消えた方がいいなんてそう言ったこと言っていたりしたか?』
…………言っていた
武「言ってた」
承『やっぱりか…………
そこまでいくとかなりマズイな。
このままだと大人になってアダルトチルドレンになる可能性があるな
正直これに関しては俺もそこまで専門的じゃないからこれがそうなるかはまだ分からん。
だが、そうなるかもしれない
まぁ要は分かるだろ』
武「あぁ分かってるよ。俄然やるしかねぇよな」
承『よく言った。それじゃ良い結果を楽しみに待ってるよ』
そう言い通話は終わった
武「あの子を救う………………ね」
果たして俺にそんなことできるのか?
そう思えば思うほど不安になっていく
俺は承太郎みたいになれない
承太郎のようなヒーローにならなれない。
それぐらい自分でも良く知ってる
ただの"人間“
能力があるとはいえ滅多に使えない能力
ほとんどただの人間と同じようなものだ
そんな俺が心に深い傷を負った紅羽ちゃんを救えるのか?
………………いや、一度言ってしまった以上やるしかない
意地でもやってやる
俺はそう固く決意を固め
その日を終わった
ーーーーー
一方承太郎は
2日目
朝
承「100、101、102…………」
妖「おはようございます、承太郎さん。朝練ですか?」
俺は木刀振りを続けていたが妖夢の声で止まる
承「あぁおはよう妖夢。お前も朝練か?」
そう言い俺は妖夢が持っている竹刀を指差す
妖「はい、今朝ごはんの下準備を終わらせたので今からする予定です」
承「なんだ下準備があるなら言ってくれれば手伝ったのだが…………」
妖「いえいえ、承太郎さんに手伝わせる訳には行きませんよ。
その代わり、作るの手伝ってください」
承「分かった。
あれはマジでヤバイからな」
料理店の満員時の時ばりの忙しさだからな常時
マジで意味わからん
よく妖夢が倒れずに生きてるレベル
妖「いえ、何度か過労死しかけました」
承「やっぱりか……」
まぁあれはなっていいレベル
一体幽々子の胃はどうなっているのだろう
ブラックホールか何かだろうか
妖「そうだ、承太郎さん」
承「どうした?」
妖「一つ質問なのですが」
俺は疑問符を浮かべながら話を聞く
妖「承太郎さんのあの刀…………特にあの刀身の真ん中が透明なのと、刀身が黒い奴ってどこで手に入れたのですか?
あれ、見た感じだとかなりのものだと思いますが…………」
承「あー孤月と黒か…………あーうん分からない」
妖「へ?」
承「いや、あの二つに関しては師匠から貰った物だし、師匠に聞いても、なんか家の物置きにいつのまにかあった、そしてそれを持った瞬間、持ち主は承太郎のだと思ったらしい」
実際この刀にどれほどの価値があるか。どれほどの物かは一切不明である
インパスがあるなら是非ともしてたい
妖「そうですか…………」
承「なんかすまん」
妖「い、いえ!勝手にこっちが聞いた話なので!
それより、手合わせしてもらってもいいですか?」
承「いいだろう、相手になるぞ」
俺はそういう時二人とも距離を取る
一応武器は俺は木刀二本、向こうは竹刀2本、片方がやや短めである
まぁ重さが違うから、少しこっちにハンデがある
承「じゃ」
妖「いざ!」
俺と妖夢はそう言い組手を始めた
To be continued ーーーーーーー>
一応アダルトチルドレンについては色々調べてから自己解釈などをして簡略化したので、意味が違ったりとかしたらゴメンなさい
あぁこの駄作者は間違えてやんのwww笑ってください
何気に承太郎の話書くより武の方書いてる方が結構スラスラ書ける
次は承太郎サイドメインかな
FGO、贋作者イベ復刻!
やったぜ、ジャンヌオルタピックアップも来たぜ
まぁ僕はジャンヌオルタは当たらないので術ジル目当てで回したら何故かすまないさんが二枚来た
一応そのあと術ジル来た
感想、誤字、アドバイスなどございましたらお願いします
次回もお楽しみにーーー