星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

今回で一応紅羽ちゃんは終わりです

ではどうぞーー


第129話 お願い

前回のあらすじ

 

承太郎、茜。武と紅羽ちゃんの甘々空間にやられる

 

 

 

次の日ーーー

 

 

武「おはよう、紅羽ちゃん」

紅「ん…………おはよ、お兄ちゃん」

 

2人はいつも通りの挨拶をする

そしていつも通りの食事をしていつものように出かける用意をした

ただいつもと違うのは、出かけた後紅羽ちゃんが帰らないこと

今日から紅羽ちゃんは、由紀ちゃんと姉妹になる

 

承「む?起きたか、おはよう2人とも」

武「おはよう、承太郎」

紅「おはよう、承太郎さん」

承「朝飯は、もう出来てる。いつものところに置いてるから食べておけ」

武「あいよ」

 

そう言い承太郎は日課の朝練に戻る

二人は何も喋らずに、その場を離れる

そしていつものように朝ごはんが用意されている場所へ行く

その部屋の中には霊夢と茜がいた

 

茜「おはようございます。紅羽ちゃん、お兄さん」

霊「おはよう、二人とも」

武「おう、おはよう」

紅「おはよう」

 

そう言い紅羽と武は机に座る

目の前には、ご飯味噌汁焼き魚が置かれていた

 

武「それじゃ、食べよっか」

紅「うん…………」

 

そう言い武と紅羽ちゃんは合唱をする

 

武「いただきます」

紅「いただき…………ます」

 

そう言い二人は食事を始めた

二人は黙々と食べる

霊夢はその沈黙の我慢出来ずについ言ってしまった

 

 

霊「なんか喋りなさいよ」

武「え?いや、だってなんも話題ないし…………」

霊「だってもう何もないわよ。なんか縛り出しなさいよ」

武「えっ、そんな無茶な…………」

紅「お兄ちゃん」

 

霊夢と武のやりとりを割って入るように紅羽ちゃんは武に呼びかける

 

武「どうかしたのか?紅羽ちゃん」

紅「どんなに離れても、お兄ちゃんのこと大好きだから…………安心して…………」

武「そっか…………ありがとう、紅羽ちゃん」

 

そう言い武は紅羽ちゃんの頭を撫でる

紅羽ちゃんはそれを嬉しそうに撫でられていた

その後二人の会話が始まった

 

霊「………………全く、世話がやける」

茜「二人とも意外とシャイというか、肝心な時に話せないタイプですからね」

霊「ほんと、承太郎もそうだけどここの男2人は変なところ口下手だからね」

茜「そうですね」

 

武と紅羽ちゃんが話しているのをよそに二人は話す

 

承「悪かったな口下手で」

 

そう言い練習から承太郎が戻ってきた

 

霊「あっ日課の修行終わったのね」

承「おう、終わらせた」

茜「承太郎さんお疲れ様です。はいお茶です」

承「ありがとう」

 

承太郎は茜から湯のみを受け取りお茶を飲む

 

承「それでいつぐらいに向こうに行くのだ?」

武「…………もうそろそろ行かないとなぁ…………」

茜「確かにいくら遅くてももうそろそろ準備しないと間に合いませんね」

霊「そうと決まれば、早く支度を済ませていきなさい。人を待たせるのは罪よ」

武「そうだな遅刻は厳禁だからね。それじゃ準備しよっか」

紅「うん」

承「…………あっ俺も準備しないと行けないのか、荷物運搬役として」

 

少ないとはいえ一応そこそこな量がある紅羽ちゃんの荷物

それをかなりの距離がある人里まで運ぶには、やっぱり承太郎の能力に頼るしかないのである

というわけで承太郎も必然的に出ないと行けなくなるのである

 

武「まぁお前は少しゆっくりしてもいいと思うぞ」

承「そうしたいが、二人が出るならついでに俺の一緒に行こうかなと」

武「そうか」

 

3人はそれぞれ身支度を済ませ

鳥居下に集合することになった

 

 

 

 

武「さてと全員集まったようだな」

霊「そうね」

承「見送りか?」

霊「そんなもんね」

茜「そうですね」

 

霊夢はそう言うと紅羽ちゃんの方を向いて膝を曲げ目線を合わす

 

霊「いい、紅羽ちゃん。何か辛いことがあったらすぐに私たちに言いなさい。絶対助けるから」

 

無言で頷く紅羽ちゃん

次に茜が紅羽ちゃんと向かい合う

 

茜「紅羽ちゃん、あなたは強い子です。胸を張って堂々と生きてください。そして霊夢さんも言いましたが困ったことがあったらすぐに言ってね」

 

そう言い頭を撫でる茜

紅羽ちゃんは二人に向かって話す

 

紅「ここでの生活は、短い間だったけど…………楽しかった。ありがとう、みんな」

 

そう言いお辞儀をする

そしてそのあとなにがあるというわけでもなく、人里に着く

承太郎は先に用事があるから、と言い別行動に移る

残された2人は由紀ちゃんの家へ行く

 

 

 

 

由父「お待ちしておりました、武さんと紅羽ちゃん」

武「これはわざわざご丁寧にありがとうございます」

由母「こんな場所で話すのアレでしょう、ささ中へどうぞ」

武「では失礼してお邪魔させていただきます」

 

そう言いわざわざ外に出て出迎えてきた由紀ちゃんの両親に感謝しつつ家の中に入る

紅羽ちゃんは少し武の手を握る

中に入ると由紀ちゃんが机に座っていた

 

由「紅羽ちゃん、武さんこんにちは」

武「こんにちは由紀ちゃん」

紅「こんにちは」

由父「どうぞおかけになってください」

 

言葉に甘えてといい武は椅子に腰を下ろす

 

由母「粗茶ですが…………」

武「ありがとうございます」

由父「紅羽ちゃんもそんな緊張しなくていいよ」

 

コクリと頷く紅羽ちゃん

しばらく談笑していたが、本題に移る

 

武「紅羽ちゃんは、元の両親にいわゆる虐待を受けていました、それはご存知ですね」

 

頷く二人

 

武「だから少しましにはなったとはいえ大人に対して多少の恐怖感が無意識のうちにあります

だから、どうかそれを知った上で優しく接してあげてください、お願いします」

 

武はそういい頭を下げる

 

由父「そんな、頭をあげてください」

武「僕のお願いは紅羽ちゃんを幸せにしていただければ、僕は満足です、ですからどうかお願いします」

由父「こちらこそ、娘すら守れなかったような親ですが、精一杯立派に幸せに育てて見せます」

 

そう言い由紀のお父さんも頭を下げる

 

由「これからよろしくね紅羽ちゃん」

紅「うん…………よろしく」

 

こうして紅羽ちゃんは、由紀ちゃんの家で暮らすことになった

 

武「それじゃ、僕はそろそろここら辺で」

由母「そうですか、いつでもいらしてくださいね」

武「はい」

 

しばらく談笑し2時間ぐらいが経ちそろそろ武は帰ろうとする

 

紅「お兄ちゃん」

武「どうしたんだい?紅羽ちゃん」

紅「最後に一つわがまま言っていい?」

武「うん」

紅「ぎゅーってして、頭撫でて」

 

武は紅羽ちゃんを抱きしめ、頭を撫でる

 

武「紅羽ちゃん、幸せに暮らしてくれ、約束だ」

紅「うん、約束する」

武「約束だからな」

 

そして、その後武は軽く談笑しながら家を出た

入れ替わるように承太郎が着く

 

武「おっせーよ承太郎」

承「すまない」

武「ほら、早く荷物置いてきやがれ、待ってやるから」

承「手伝うって選択肢はないのか…………」

武「いや、お前スタンドあるし、さっき颯爽と出て行ったのにしれっと戻るなんて俺には出来ん」

 

承太郎苦笑いをしながらそうかと言い

武はそうだよと笑う

 

承「じゃ、すぐ終わらせるから待ってろ」

武「おうよ」

 

そう言い承太郎は家へ入る

 

武「あー、ほんと俺は変なところ真面目だな…………

まぁ…………ロリコンたるもの幼女を悲しませるなって言うし、いいことかな」

茜「良いことですよ」

武「アレお前いたのか」

茜「いやなんかつい…………」

 

つい付いて行ってしまった茜は笑う

 

武「なんだよそれ…………」

茜「紅羽ちゃんとのお別れはあんなのでいいですか?」

武「別に永遠の別れでもないし、寺子屋でも会えるからあのくらいが丁度いい」

茜「そうですか」

武「あぁ…………そうだな」

 

 

 

 

 

一方承太郎は

 

由母「あっそこタンスあるからきをつけてくだs」

ブ「え?」

 

珍しくブラッドも働いている

しかし無情にも彼の体質上絶対何かが起こる

案の定タンスの角に足の小指をぶつける

ゴスッと音を立ててる

 

ブ「ぎゃああああああああああああ」

 

瞬間、尋常じゃない痛みがブラッドを襲う

絶叫を上げるブラッド

 

承「あいつなにやってんだk」

 

承太郎はブラッドの方を見て呆れながら仕事をする

余所見をしていた近くにタンスがあるのに気がつかず小指を角にぶつける

 

承「がアアアアアアアアアアアアッッッ!」

 

まさに因果応報

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 




タンスの角の小指をぶつけると………………痛いよ…………
アレ、ほんと痛い。
サッカーで足蹴られるより痛い
いや、サッカーはある程度予測つくからいいけど、タンスの角は予想外のタイミングで襲ってくるから…………

FGO水着アルトリアと水着マリー当てました

まぁ今年の水着鯖は誰も来ませんでしたがね…………


感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみに

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