星の一族の末裔が幻想郷で暮らすようです   作:ジョースター

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どうもジョースターです

先週は諸事情でにて投稿出来ずすいません

では、どうぞ


第136話 暴走

前回のあらすじ

 

承太郎暴走

 

 

ブ「全く、面倒なことをしてくれたなぁ〜〜あの子」

 

そう言いブラッドは霊夢の目の前に立ち承太郎の攻撃を防ぐ

斬りかかった刀をマントでグルグル巻きにして両手で抑える

 

霊「あっ、えっ、ブラッドは大丈夫なの?」

ブ「なにが?」

霊「承太郎みたいに暴走は…………」

ブ「しないよ、僕は承太郎の能力だけど承太郎本人じゃない。

まぁ説明するとややこしいからとりあえず今は承太郎とは別個体と思っていいよ」

霊「へ、へぇ…………」

ブ「あとお願いだから、攻撃してくれない?正直もう攻撃防ぐのキツイ」

 

ブラッドは抑えてる腕がプルプルと震える

 

霊「あっうん、というか幼稚園児レベルのステじゃなかったの?」

ブ「そうだよ、ただ力を上手いこと利用すればこれぐらい出来るよ、お師匠様が教えてくれた」

紫「今のうちに霊夢、結界を張るわよ」

 

そう言い紫は術式を展開する

 

ア「私は糸で縛り上げるわ、魔理沙…………待機で」

魔「まぁそうなるよな、私こういうのあんまり得意じゃないし…………」

承「チッ、ジャマだナァ…………」

 

承太郎は刀を手放し、スタンド能力で攻撃しようとする

 

ブ「あー無駄だよ?スタンド能力は僕が能力を剥奪したから」

 

ブラッドの能力でコピーした能力は仕様頻度は高いものを除けばだいたいすぐに使えないようにセーフティロックがかかっている

うっかり使ってしまわないように

能力を大量に使用する場合はブラッドはそのセキュリティを外せばいい。逆に能力使用禁止にしたければセキュリティを厳しくするという感じである

故にセーフティロックがかかっている能力は絶対にブラッドと承太郎の両方から許可を取らないと能力の使用すらできない

 

一応承太郎にも万が一のための備えセキュリティを外す権限は少しはある

 

ブ「まぁ前は予想外の暴走で剥奪する余裕すらなかったから、対応できなかったけど、今回は暴走する可能性があるって知ってるから対策はしないとね、それでも気を緩めたら奪われちゃうけどね」

承「余計なコトヲ…………」

ブ「好きなだけどーぞ、僕は誰も死んでほしくないだけなんだから、なんて言われても構わないよって事で拘束完了です」

 

ブラッドがそう言った通り承太郎は糸でぐるぐる巻きにされ、結界をガッチガチ張られ完全な拘束をされていた

 

霊「それでどうするの?」

紫「治る気配がなかったら、もう…………」

魔「そんなの嫌だぜ、なぁブラッドなんとかならないのか?」

ブ「無理無理、出来たらもうしてる」

ア「それもそうね」

紫「とりあえずあのうさぎを拘束して、無理やり能力を使わせて元に戻らせてもらおうかしら」

 

そう言い承太郎から全員が目をそらし鈴仙の方を見る

誰も油断はしてなかった、ただ一瞬目を離しただけ

わずか数秒、されど数秒

 

承「…………」

 

その数秒さえあれば、今の承太郎はあの程度の拘束なら能力なし突破可能である

腕力で糸を引きちぎり、拳で結界を破り強引に突破する

無論、ダメージは入ってはいるが気にも留めない

 

ブ「やっば、ちょっと奪われた。スタプラとか自己回復とか、よく使う能力は大体奪われちゃった。」

 

承太郎はわずかしかないはずの権限で無理やり比較的ロックが甘い使用頻度が高い能力のいくつかを奪う

本来なら出来るはずもないことだが、今の承太郎なら強引に可能にした

 

承太郎は亀から刀を取り出し、思いっきり横一線に振るう

霊夢達は間一髪回避で出来たが、その余波で周りにあった竹が綺麗にすっぱり切れた

 

承「ヒャハハハハハハハ!おいおい、なんてクソみてな拘束だったなぁ、あまりにショボすぎてついうっかり壊し待ったぜ、ヒャハハハハハッハーー!」

 

承太郎はそういい高笑いをする

その光景を見て全員は戦慄する

さっきの拘束は自分達が今持ちうる全力の拘束だったしかし、承太郎はあっさり能力はおろか刀すらなしで破壊した

 

霊「もう倒すしかないわね」

紫「それしかないみたいね」

魔「勝てるのか?あんなバケモン」

マ「勝つしかないでしょ」

ブ「正直難しいってどころじゃないよ、命いくつあっても足りないレベルだよ、ゲームだったら絶対に勝てない、逃げるべき相手だね」

 

そう言いブラッドは溜息を吐く

 

霊「それで、あいつの弱点なんかないの?」

ブ「いつもなら精神攻撃が最も有効打だけど、今の承太郎だとおそらく効かない」

紫「理想は私の隙間に放り込むことだけど、絶対にうまくいかないし、下手したら強引に破壊しそうだし…………本当暴走したら厄介極まり無いわね」

承「おいおい、俺を無視して会話とはいい度胸だなぁ…………」

 

そう言い承太郎は刀を構える

全員それを見るなり構える

 

ブ「ッ!来るよ!」

 

と言い終わると同時にブラッドの目の前にいた

そして斬られた

 

ブ「その程度じゃ、僕には傷一つ…………つけられないよ」

承「別にお前は殺す気はねぇよ、俺も死ぬし。だけどお前を気絶させれば俺の能力は全部使えんだよなぁ…………」

ブ「どーだろうね」

 

言い終わると同時に承太郎の拳がブラッドの顔にモロ入る

がブラッド殴られると同時に腕にしがみつく

 

承「チッ、邪魔だ!」

ブ「アリスちゃん!」

ア「えぇ、任せなさい!」

 

ブラッドがしがみつき左腕が使えなくなる、承太郎はブラッドは外すためには右手で殴りかかるがアリスの糸で縛られる

 

ブ「今だ!」

霊「無双封印!」

魔「マスタースパーク!」

 

2人はスペルカードを発動して攻撃をする

紫はアリスを隙間で回収する

ブラッド?耐えるからいいでしょ

 

承「クソガァああああああ」

 

承太郎とブラッドはモロに喰らい光に飲まれる

 

魔「やったか!?」

霊「あれは流石に食らったらひとたまりもないわ」

 

土煙が立ち周囲を見渡す

徐々に晴れていき周囲の情報が入ってくる

 

紫「…………嘘でしょ…………」

魔「至近距離でマスパと夢想封印をモロに食らっているんだぞ」

承「イッテェじゃねーかよ、クソが…………」

 

そこにはボロボロのブラッドを片手に持った承太郎がいた

 

ア「まさか、ブラッドを盾に…………」

ブ「ご、めん…………みん、な…………」

承「多少のダメージのフィードバックはくるがモロに食らうよかマシだ、そして!能力は全部手に入れた!もう俺を止められない!あぁ、これでようやく全てを、全てを根絶やしできる!」

 

そう言い承太郎は笑う

 

承「さてと、まずはお前らを殺すとするか」

紫「まだよ!多少のダメージは効いてるわ!今のうちに攻めれば……」

承「うるせぇ」

霊「ガッ」

 

承太郎は一瞬にして霊夢達を倒す

為すすべもないとはまさしくこのことである

 

承「さてと、大人しくなったところでサクッと殺すか」

魔「待てっやめろ!」

 

そう言い霊夢に刀を向ける

そして振り上げて

 

霊「あんたはそれでいいの?」

承「あぁ?」

霊「あんたはそれでいいのかって聞いているの?」

承「そりゃもちろん」

霊「そんな三下みたいなことを言う奴に好き勝手させていいわけ?」

承「あぁ?テメェ…………」

 

霊夢は倒れ伏したまま真っ直ぐに承太郎を見る

 

霊「ねぇ、承太郎。あんだけ大それたこと言っておいて、こんなあっけなく終わるの?呆れたわ、貴方は所詮そんな男なのね。

この根性なし、チキン、バカ」

承「ふざけたことを…………言ってんじゃねぇよ!」

 

振り上げた刀が霊夢の首めがけ一直線する

 

ドシュッ!

 

魔「なっ」

 

霊夢に行くはずだった刀は承太郎の腹に刺さる

 

承「テメェ、なんの…………真似だ…………」

承「お前の、好きには、させ…………ん。大人しく、引っ込んでろ」

 

承太郎は頭を抱えて独り言を言う

 

ア「一体、どーなって」

霊「ったく、シャキッとしなさい承太郎。そんな奴ちゃっちゃとやってしまいなさい」

 

承「あぁ分かった、さて。話をしようか、もう一人の俺」

 

 

To be continued ーーーーーーー>

 

 

 

 

 




戦闘能力皆無な筈のブラッドがなぜこんなに活躍しているのだろうか…………不思議だなぁ

感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いします

次回もお楽しみにーーー

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