今回、と言うか今回と次の話は武がメインの話です
と言うわけで承太郎は全く活躍しません
それでもいい人はどうぞ〜〜
前回のあらすじ
反省文のプロ武
夕刻____
人里にて
武「確かこれでラストだったな」
武は今日の夕食の買い物をしていた。
しかし買いたいものがバラバラの為に一旦承太郎と別れて買い出しを行なっている
店員「まいどありー」
武「さて、買うものは買ったし戻るか」
俺は久城 武
俺は買い出しを終わらせ待ち合わせ場所に向かった
武「ん?」
俺はそれまで待ち合わせ場所に一直線の向かっていた足を止めた
いや、止まらずには居られなかった
武「幼女が泣いているだと……………」
いや正確には涙目で周りをキョロキョロとまるで探しているように顔を左右に振っていた
声をかけざる得ない。いや声をかける以外あり得ない
それ以前に、人間の宝とも言うべき幼女が泣いているそれを見過ごすなんて万死に値する
俺はやや駆け足気味に幼女に近付いた
武「ねぇ、そこの君。どうかしたのかい?」
幼女「え?わ、私?」
俺はその言葉に頷く
すると幼女が少し黙ってから口を開いた
幼女「実は…………お母さんが病気でそれに効く。薬を作る薬草を取りにお姉ちゃんが外に出て帰ってきて無いんですよ」
武「えぇ!それは大変じゃ無いか!もう夜になる。確か夜だと妖怪が活発になるとか言っていたな……………」
幼女「わ、私。急がないと!」
幼女は急に走り出し人里の外に出ようとしたが俺は咄嗟に幼女の腕を取った
武「待て!行っちゃダメだ!外は君一人じゃ危ない!家に帰るんだ!」
幼女「でもッ!」
武「だからその代わりお兄さんが行ってくる」
幼女「え?貴方がですか?」
武「うん、絶対に君のお姉さんを無事に連れて帰ってくる。だから安心して家で待っていて?」
幼女は少し俯いた
そしてしばらくした後に顔を上げて俺を見た
幼女「分かった。お家で待っているよ。その代わり絶対にお姉ちゃんを連れ帰ってきて」
武「おう!任せとけ!……………あっ、そうだ。その前にお願いがあるんだけど、お兄さんのこの荷物をこの近くに黒い学ランを着て身長が大きいお兄さんに渡してくれないか?名前は空条 承太郎っていうから、そいつに久城 武が買った約束の品って言えば分かってくるからちょっとやってくれないかな?」
幼女「はい、やります」
俺はそういい、幼女にさっきまで買った荷物を渡した
少々重がっていたが、行けると言ったのでそのままにした
そして俺は幼女から幼女の姉が向かったと思われる場所へ向かった
一方
承太郎は
承「………………遅いな、武の野郎。何処で道草食っている」
ブ「約束の時間からまだ10分しか経っていないよ?」
承「遅刻は遅刻だ。たとえ1秒での遅れたら遅刻なんだよ、分かるか?」
ブ「確かにね。まぁさしずめ幼女に遭遇しちゃたんだろうね〜」
承「間違いなくそうだろうな」
俺は待ち合わせの場所で武を待ちながら武が遅れている原因をブラッドと予想しあっていた
幼女「あのーー空条 承太郎先生ですよね?」
承「そうだが、どうした?」
俺は視線を下に落として何故か武に頼んだ品と同じものを入れた袋を持っている少女を見た
幼女「久城 武さんからのお届けものです」
少女は俺にそう言うと袋を渡してきた
俺はそれを戸惑いながらも受け取った
承「武から?待て、それよりも何故それを君が持っている」
幼女「…………………………実は」
少女は一旦視線を地面に落として俯いていたが、スグに戻り俺を見上げながら事情を話した
承「成る程、そう言うことか。あのバカ何してやがる、人助けは良いことだが、何故俺に話さなかった。話せば俺も付いて行ったのに、武はどこに行ったか知っているか?」
幼女「そのまま真っ直ぐに目的地まで行きました」
承「分かった。ありがとう、君は武の言う通り家で待っておきなさい」
俺はそう言うと少女は頷き帰って行った
さて、ここではエアライドは使えない
あれはこんな人が多い場所で使ってはいけない
危ない
ならば走るか、そうなると早くて5分、5分かかる
それまでに無事でいろよ
少し時間は遡り武がいる人里の外______
武「幼女のおねーさーん、いませんかーー〜」
しかし返事はこなかった
武「まぁこんな簡単に見つかるわけないか」
出来れば、妖怪と会う前にここを去りたい
早くしないとな
日が暮れてしまう、そうなったらもう俺は死んだ
妖怪たくさんになったら、勝てる気がしない
1人なら勝てるかもしれないけどな
前の戦いを生かして対策を考えておいた
武「やっぱり承太郎呼んどきゃよかったかな〜〜〜」
あいつよくよく考えればそういう探す系の能力持ってたな
変な意地で承太郎に秘密にした俺が馬鹿じゃねーかよ
………………ッァ!
武「ん?何か声が、そこから聞こえるな」
俺はそういいここからじゃ木とか草むらとかで上手いこと見えない場所を見た
まさか、こんなところじゃ無いと思うけど
見ておくか
俺はガサガサと草むらを掻き分けて探してみた
そして草むらを渡りきると目の前で俺が予想もしていなかった光景が広がっていた
武「小屋?なんでこんなところに」
小屋であった
しかもしっかりとした木造の小屋
人が住めるレベルの完成度
ご丁寧に窓ガラス付きで
武「ここから声が聞こえたな…………………ちょっと覗いて見るか」
俺はそーっと近くにあった窓まで出来るだけ音を出さずにゆっくりと近付き、窓のところまで行き覗いた
そこには
女性「い、イヤァ……………こ、来ないで」
妖怪「お断りだな」
武「嘘だろ」
俺の目の前には女性が尻餅をついてズルズルと後ずさりをしていてそれを追い詰めるように明らかに前にあった妖怪とは格が違う風格を出した異形の妖怪いた
武「ッ!マジかよ…………」
どうする?
もしかしたらあの人があの幼女ちゃんの姉か?
それっぽい面影があるし
そうこうしているうちに妖怪は女性に襲いかかろうとしていた
女性「い、いや…………まだ、死にたくない………責めてこの薬草を届けるまでは病気の母にこれを渡すまでは………」
妖怪「ほう?病気かそれは気の毒だなだがしかし私とて、生きている人間を食べねば生きていけん、少しは可哀想だと思ってやるが諦めろ」
女性「そんな…………」
妖怪は絶望した方な表情を浮かべている女性に殺そうと右手を掲げた
妖怪「さらばだ………」
女性「い、いや!」
妖怪「ムッ‼︎」
そして振り下ろす、その動作の途中でピタリと止めこちらの方を見た
妖怪「貴様ッ!見ているなッ‼︎」
武「……………チッ、バレたか」
妖怪はそう叫び窓を開けた
まぁ俺はどうすることも出来ずに見つかった
妖怪「……………君は、確かあの承太郎と一緒にいた…………確か武だったな」
妖怪は半ば強引に小屋の中に俺を入れた
何も無いただの小屋
殺風景だな
武「オイオイなんで知ってんだよ」
妖怪「私は己で言うのもなんだが、ここら辺のトップに近い者だ。そんな情報ぐらいくる。ましてやあの承太郎対策しているといやでもその近辺の者は分かるんでな」
武「へーそうかいそうかい、ご苦労なことだ」
妖怪「さて、こんな話はどうでもいい。今、聞きたいのは何故お前がここにいるかだ」
妖怪の目が鋭くなる
下手な答えをしたら殺されるな
ヤベェよ冷や汗が止まらねぇよ
武「別に〜〜ただとある幼女からお姉さんを探して欲しいって言われたら来ただけだよ」
女性「わ、私のことだ…………」
妖怪「ふむ、ならばそれは叶わないと言った方がいいな。私が今から食べるからな、君を殺せば厄介な奴と戦う可能性がある。それだけは勘弁だ、俺は出来るだけ平穏に過ごしたいだからそのまま帰ってくれればお前を追跡はしない、それどころか安全に人里に帰らすと約束しよう」
武「断るね、意地でも力尽くでも連れて帰ってやるよ」
幼女との約束は絶対だ
破ったら=死だ
妖怪は俺に外に出ろと言い外に出た
確かに俺は室内戦じゃ不利だ
だから俺はこの誘いに乗り外出た
妖怪「できるのか?貴様が何も能力を持たないただの人間に?」
武「あぁ、そうだよ」
妖怪「面白いことを言うな。確かにそこらの知性のない奴らなら勝てるな。しかし俺はそれとは格が違う」
そう言い妖怪は殺気を隠さずに出してきた
前よりは強いだろうな絶対に
上手くやれたギリギリ勝てるかどうか
結構勝ち目が薄いこの勝負、どう切り抜けようか
武「格違うって言われてもな〜〜〜俺はお前なんて目じゃねー化け物と何回殴り合いしたか…………」
妖怪「だから臆せず戦いを吹っかけられたと?」
武「いや、そんなの理由にならねーよ」
妖怪「では?何故だ?そいつは特に知り合いでも無い奴を命を懸けてやるような奴でもないだろ」
確かにな、あの
武「いや〜〜そんなスゲー理由はねーよ。ただ約束しちまったからな〜〜幼女の悲しむ顔なんて見たく無いからな。」
妖怪「……………………………は?」
武「いや、なに驚いているだよ。そんな訳のわからないような顔をして」
妖怪「まさかそれだけなのか?それだけの理由で命を賭けたと?」
武「幼女の為なら俺は死んでくれって言っても喜んで死ぬぞ、それで笑ってくれるならな」
妖怪はやや呆れ気味にやれやれと言いながら頭を左右に振った
そんな辺なこと言ったか?俺?
妖怪「もういい、時間の無駄だった。まさかこんなバカがいたとは、やっぱり人間は愚かだな」
武「それはどうかな?そう勝手に決めつけるのはいけないと思うぜ?あまり人間を舐めるなよ?」
妖怪「………………ならばここで証明してみろ」
妖怪はそういい俺に向かって身を構えて…………
消えた
武「そこだろ?」
俺は背後に振り向き、いつの間にか背後に回り俺に殴りかかっている妖怪の拳を取り
武「見様見真似ッ!」
妖怪を勢いを利用して思いっきり地面に叩きつけた
妖怪「グッ」
武「オマケだ!」
俺は思いっきり力を込めて拳を妖怪の鳩尾に叩きつけた
空手の瓦割りの要領で、俺からすれば簡単だ
流石に少しは食らっただろ
俺はカウンターを警戒して少し距離をとった
妖怪「ククク…………少しはやるようだな」
武「マジかよ…………」
妖怪は何事もなかったかのようにスクッと立ち上がった
マジか、結構いいとこ入った筈なんだが
妖怪「いい攻撃だったよ、並の妖怪なら今ので倒せただろうな………だがしかし俺を倒すにはちとパワーが足りないなぁ」
武「そーかよ、ならば」
俺はそう言うとこっちから仕掛けた
妖怪は回避などを取るわけでもなく、動きすらしなかった
俺を試しているのか?いいだろうやってやるぜ!
俺は地面や障害物、足技とかで攻撃を続けた
承太郎がよくする相手に攻撃させない戦い方を試したみた
妖怪「ほう、戦い方を変えたか…………」
武「へっ、戦い方なんていくつもあんだよ!(大嘘)」
俺は妖怪の腹や顔などを場所は選ばずに攻撃を続けた
妖怪はしばらく動かずにいたがもういいと言い全て避けられた
妖怪「………………無駄が多いな、この戦い方は即興だな?」
武「正解だ」
やっぱりこんな技じゃ無理か
どうする?軽く詰んでるな
妖怪「もう分かっただろう?いい加減諦めたらどうだ?最後の確認だ、逃げないのか?」
武「あー逃げてな〜〜勝ち目も薄いしな〜〜流石に勝てる見込みが見えねーな…………」
妖怪はそれを聞くとフッと笑い
妖怪「ならば、諦めてくれるのか?言ってみろ諦めると」
武「だが断るね」
妖怪「何ィ!」
妖怪は驚愕の表情を浮かべて俺を睨んだ
武「だから言った筈だろ?幼女の為には死ねるとな、もしだ俺がこうしている間にあの女性が逃げ出したらどうなる?」
妖怪「な、まさか貴様その為に…………」
妖怪はそう言うと小屋の方を見たそこにはさっきまでいた筈の女性が居なくなっていた
妖怪「いつの間に……………」
武「お前が外に出ろって言った時に思いついたんだよ、俺が時間稼ぐからその間に上手いこと逃げろってな」
妖怪「よくも………………いいだろう、そんなに死にたいならお望みどおり叶えてやろう!」
武「まだ死なねーよ」
妖怪はさっきまでの余裕が無くなり、怒りの感情を剥き出しにして襲いかかってきた
さて、どうすっかなこれ
一方承太郎は
承「クソッ着いたは良いがどうすればいい?こんな場所じゃ、念写もあんまり機能しない!どこに居る」
俺は辺りを見ながら武を探していた
すると探している最中に物音が聞こえた
承「誰だ!」
俺はそう言うといたるところに擦り傷やかすり傷をたくさんあり、着物もボロボロな女性が出てきた
女性「あ、あなたは…………もしかして承太郎さん?」
承「そうだが、何があった?」
女性「外に薬草を採りに来て…………妖怪に捕まって、武と言うか人に助けてもらってここまで逃げてきました」
承「武だと?どこに居る?」
俺は女性の傷を治しながら尋ねた
女性は案内しますと言い、俺の目の前に行った
俺は女性の誘導通りの道を進んだ
頼む、どうか無事でいろ
武
武「さ、流石に…………………む……………り………か………」
ドサリと倒れる音
胸に大穴が空き力なく倒れた武の周りに赤い水溜りが出来る
妖怪「さらばだ、愚かな人間よ」
妖怪はボソリとそう呟いた
武(駄目だ、指一本すら動かねぇ…………死ねのか…………俺?まぁ確かに流石に無理があったか…………まぁ幼女の為に死ぬんだ後悔はない……………)
武はやや引きつった表情になった
武(アレ?なんで俺はこんなに幼女ために死ぬようなやつになっただ?)
灯馬走がよぎる
そして思い出す自分がこうなったわけを………
To be continued ーーーーーーー>
あれ?武死んでね?
書いた自分が驚きです、ピンチにするつもりが死んでる…………
やりすぎたかな?
感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願いいたします
次回もお楽しみにー〜〜