今回は前が少し長過ぎたせいか少し短めです
と言ってもそんなに変わりませんが
ではどうぞ〜〜
前回のあらすじ
武ロリコン改めシスコン認定
あの事件のことは嫌に鮮明に覚えています
私はその時はまだ、幼く考えが浅はかでした
そして、兄が意味にない暴力を振られているのを見て、つい出てしまった
それが正解だったのか、間違いだったのかは今でも分かりません
そして、私はあんなに言った癖に呆気なく殴られ体が宙を舞い私は意識が朦朧としていると急にドガアアアンと破壊音が何度も聞こえ男の悲鳴が響き渡った、私はその声で意識を完全に取り戻し目を疑うような光景を目にしました
武「殺す、よくも………………茜を…………」
男「待て、分かった辞めてくれ!」
武「まだ足りない。茜が受けた痛みはこれぐらいじゃない…………」
そこには、辺りにクレーターが幾つか出来ており、さっきまで無傷だった男が頭から血が流れ、腕や足があらぬ方向に曲がっていた
これでもう十分、それは明らかだったのに、兄は止まる気配が見えない
それどころか、どんどん激しさを増していく
自分の身体から傷が開き血が流れても止まらない
男は何度か気絶していたがそれでも兄は止まることなく殴り無理矢理意識を覚醒させていた
そして、しばらくしていると男は何度目かの気絶をして、兄はようやくやめた
そしてしばらく意識がないように棒立ちをしていた
しかしようやく我に帰ったのか周りを見渡していた
武「え?え?これって……………一体?誰が………」
茜「お、お兄ちゃん…………」
武「あ、茜大丈夫か!?」
私はその言葉に対し首を縦に振る
武「よ、よかっ……………た」
兄は安堵したような表情を浮かべ倒れた
しかし、血がダラダラと大量に流れている
私は倒れている兄の体を抱き上げた
茜「お兄ちゃん、ボロボロ。私が悪いんだ。私が弱いから、私の所為だ」
こうなったのは、もともと後ろにいた私の方を見ていて前が見えていなかったから
私が、何も出来なかったから
ただ見ることしかできなかったから、弱かったから
茜「強く、ならなきゃ、お兄ちゃんに守られてちゃダメだ、後ろに居たらいけないんだ。」
私はギュッと兄をさらに強く抱き締める
茜「私が、お兄ちゃんを………………いえ、お兄さんを守らないと!」
その時に不思議なことが起きた
私の中から力が溢れきた、不思議な力が私から兄に流れ込む
初めてのことなのに不思議と何が起きているのかがよく分かった
今では、兄に守られてばっかりだった
でも、これからは
茜「私が、ずっと、ずっと守ってあげますからね。大好きなお兄さん」
私はそれから兄を危ない目に合わせないようにしようと色々と努力した、まず自分を鍛え、兄が前みたいに襲われても私が解決できるぐらいにそして兄をしっかりいけないことや危ない事を注意した
まぁ、正直やり過ぎている気はしますが
兄も私を守ろうと必死に空手などをやり始めてるが正直私が兄を守っているからあまり意味は無い
ただ少し気になるのは兄が幼い女の子をよく観察するになってきた
嫌な予感がします、将来捕まらないことを願います(叶わぬ夢)
少々脱線しましたが、そうして私は今のようなことになりました
茜「思い出しましたか。お兄さん」
武「す、少しだけ」
茜「全く、なんで私の嫌な予感が的中してしまいまったんですか。お陰で私のストレスを溜まっていく一方ですよ」
武「それについてはごめんなさい」
武は即座に土下座する
茜はそれを見て更に溜息をつく
茜「そんなに謝るならもうやめたらどうです?」
武「それは無理ですね」
茜「即答しないで下さい」
武「これが俺の生き甲斐なんです」
茜「もういやだ、なんでこんな兄になってですか」
武はさぁなと笑う
しばらくすると急に空間が裂け中から紫が出てきた
紫「いや〜〜ハデにやったわね〜〜武くーん、まさか土壇場で能力を発動させるなんて」
武「あれはもう奇跡か何かだわ」
紫「そうかしら?ただ貴方の能力、少し面白いわね。正直こんな特殊過ぎる能力は初めて見るわ」
武「え?そうなのか?どんな能力なんだ?」
紫はその言葉に首を傾げる
紫「あら?知らないの?」
武「うん、知らない」
紫「なら丁度いいわ教えてあげる」
武「お願いします」
紫はその言葉にウンウンと頷き
武の能力を告げた
紫「その前に少しさっきの言い方には間違えがあったわ。正確には能力が特殊じゃなくて能力の発動条件が特殊と言ったほうがいいわね」
武「発動条件?」
紫「えぇ、さてじゃあ能力を言うけど簡単に言えば『身体能力を底上げする能力』と言ったらいいかしら」
武「え?それだけ?」
紫「えぇ、能力自体はそれだけよ。これだけならそこそこ強いけど発動条件が凄いからね〜〜」
武「ど、どんな条件」
紫「うーん言いずらいわね〜〜えーと、貴方の守りたいというか思いが強いと発動するわ。さらに貴方が誰かを守りたいと思えば思うほど強くなる。と言っても多分MAXで上位の鬼の素の力と同じぐらいの力だけどね」
武「あれ?俺の弱くね?」
紫「まぁ〜〜人間で能力を得ている人も中では弱いわね、ダントツで」
紫はクスクスと笑う
対して武は絶望の表情を浮かべていた
承太郎はそんな武の肩に手を置いて、ドンマイと言っているような表情を浮かべていた
武「承太郎、ちょっと
武は何故か、空手の構えをした
明らかに普通に話し合いをする気が見えない
承「嫌だ」
武「ほう、そんな強い能力を持っているのにか?」
承「俺の能力は強くは無い、決して」
武「煽ってるのか?」
承「いや、煽ってはいない。割とマジ」
武は少し黙りもういいわと言い構えをやめた
紫「しかし、珍しい能力ね、普通は能力っていうのは妖怪とかは妖怪によるけどある程度決まっているわ、例えば常闇の妖怪なら闇の能力、しかし人間の場合は自分の深層心理に反映して能力が発現するわ。普通はそれで自分が得をするような能力なのに、あなたと茜ちゃんの場合は他人を守ろうとする事で能力が発動する特殊系ね。茜ちゃんの能力は偶に見るけど、武くんの能力系は初めて見るわね」
紫はそういい扇子を開いた
武「へぇ〜〜そうーなんだーーー」
茜「心がこもっていないですね」
武「うんだってどうでもいいし」
紫「失礼な人ね、泣いちゃうわよ?」
紫はワザとらしく泣くフリをする
茜「私はお兄さんをそんな風に育てたつもりはありません」
武「お母さんか、お前は」
茜「実質保護者みたいなものですよ」
承太郎はそれにウンウンと頷く
武は肩をガックリ落とし、溜息を吐いた
武「妹に子供扱いされる兄って………………」
承「よっぽど頼りないか、妹がしっかりしすぎているかのどっちかだな」
武「願わくば、しっかりしすぎてる方で…………」
茜•紫•承「「「両方だな」」」
満場一致である
武「ウワアアアン、もう嫌だーーーー」
承「とうとう精神までイかれたか、元から頭はおかしいと思ったが」
承太郎は仕方がない武が元に戻るまで少し待つかと呆れ気味の呟き2人はそれに頷いた
しばらくお待ち下さい
武「俺はどーせダメなやつ、どーせダメな奴」
茜「兄が凹んでいるんですがどうしましょう」
どーも承太郎でーす
たった今武くんがやや病んでいるよ
武は三角座りで遠い目になってブツブツと呪文のようにつぶやいていた
茜「全く、今回は褒めてあげようと思ったのに」
武「その話詳しく教えてくれ」
茜「嫌です。貴方みたいなロリコンでシスコンでドMで変態でいっつも正義の番人さんにお世話になっているような人に言う言葉なんてありません」
武「あ、ありがとうございまアァァアアアアアす!」
承「もうダメだこの変態、手がつけられない」
真剣に病院に行かせたほうがいい気がしてきた
茜に連れていくようにしっかり言っとかないとな
まぁ焼け石に水な気がするが
茜「もう、本当にバカなんだから……………」
武「ん?何か言ったか?」
承「とうとう幻聴まで聞こえるようになったか?」
武「ん?言ってなかったのか?じゃあ気の所為か、あの妖怪の後遺症でも残ったかな?」
承「俺が完全に治したんだ。後遺症など残らん」
武「それもそっか、そうだったな。じゃあ気の所為だな。ちょっと疲れてるわ、俺」
俺は茜が零した言葉を武が追求しようとしていたが俺が気の所為として茜の追求を止めた
紫「そうだったわ聞くの忘れていたけど。それで決まった?ここに残ろうかどうか」
武「うーん、親については、うん……………まぁ心配無いな」
承「心配しろよ」
武「いや、俺の両親は自由でな、自分で考えて行動するのがモットーでこう行った事も割とヒョイって通る。自分が決めたことについては一切文句は言わない主義の親だからな」
承「凄い親だな」
茜「それに海外に仕事に出て実質2人で暮らしているし、偶に顔出せば親も許してくれますね」
そう言えば、俺も一回だけしか会ったことないな、そのときは母親だけだったが、結構さっぱりして言いたいことはズバッと言う様な人だった
茜「全く親があんな感じだから兄もああなったと思うですよね〜〜親が止めることなく悪化し続けて…………あぁもういやだ、考えるのもキレそうだ」
承「俺の親よかマシ」
茜「そんなにですか?」
俺は茜から殺意がにじみ出て来たので強引に話題を変える
承「父は普通だが、母は肉じゃがの肉抜きに始まり、お茶が何故がうどんの出汁、プチプチを5時間以上やり続ける、洗濯物をしたら何故か洗濯機が大破などなど例を挙げたらキリがない」
茜「ウワァ…………」
自分で唯一の取り柄は優しくて包容力があることですって言うぐらいの酷さである
正直、姉が居なかったら魔窟と化してたと思う
紫「それで、どうするの武くん?」
武「そうだな〜〜」
武はこめかみに指を当てながら考える
紫はそれを意地悪そうな顔で見ている
紫「まぁ、まだあと数日あるし、今決めなくてもいいけど」
武「おい、なんて言うことを」
流石、紫えげつねぇ…………
紫「じゃあ私はそろそろ藍辺りが怒る時間なので帰るわね〜〜」
紫はそう言うとそそくさと隙間の中に入る
承「言いたいだけ言って帰りやがった」
武「だな」
承「さて、そろそろ夕食だ。準備するぞ」
武「あぁそうだ。その前に一つ礼を言わないとな」
承「礼?」
武は俺の質問に頷く
武「お前なんだろ?俺の身体を治したの、ほら能力が目覚める直前の」
承「何を言っているんだ?俺はお前が妖怪を倒した時に着いたんだぞ、その時には居ないぞ」
武「………………え?じゃあ誰が………」
武はそう呟いた
とある場所
そこには2人の男がいた
「珍しいな」
「何がだ?」
「お前が関係無い人を助けるとは」
「いや、決して無関係では無い。そうだろ?」
「へっ、それもそうだな。それでなんで助けたんだわざわざ能力まで使って傷を治すなんて」
「別に、ただ彼奴は今死ぬべきでは無い、そう思っただけだ」
「相変わらず、損得勘定だな〜〜お前は」
「いいだろ別に、ほらさっさと行くぞ」
「へいへい分かりました」
そう言い男はその場を去った
その周りには大量の妖怪の死体があった
彼らが承太郎達に会う日はそう遠く無い
To be continued ーーーーーーー>
さて、どうしよう
武達をこのまま幻想郷に残すべきか残さないべきか……………
まだ現状迷っている状態なんです
もし、居ない方がいいとか居た方がいいと言う意見などを下さればありがたいです
感想、誤字、アドバイスなどございましたらよろしくお願い致します
次回もお楽しみに〜〜〜