Z組からの俺らの人生   作:ゆう☆彡

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一ページ目

 

 

総「ねみぃ……。」

龍「総悟っ!急げって!!マジで、一年の入学式から遅刻とかあり得ねーだろっ!」

 

桜舞う4月。

二人の男子高校生が、桜の花びらの中を走る。

ピンク色の花びらの中ではよく目立つ、亜麻色の髪のよく似た二人。

一方が黒縁のメガネをかけていなければ、見分けなどつかないほどの、そっくりな二人が走る。

 

総「俺たちの入学式じゃないんでさぁ。別にいいだろぃ。」

龍「お前はよくても、俺はよくねーの。一年ぶりなんだから。」

総「……リア充、死ねよコノヤロー。」

龍「うっせーよ、お前も早く作りゃあいいだろ。」

総「俺はそんな、軽い男じゃないんでね。」

龍「俺は本気だから安心しな。」

 

そんな言い合いをしながら走る二人。喋りながら走ってるとは思えないほどのスピードで走る。

 

総「っしゃあ!お先ー!」

 

一人がさらにスピードを上げる。

 

龍「あっ!ってめ、待てっっ!!」

 

後を追う、もう一人。

 

総「待てっつ言われて、待つバカがどこにいるんでさぁ。」

龍「知るかってんだ!部活生と帰宅部の違いだ、アホ。」

 

縮まらない距離、前を走る奴は振り向きながら、随時バカにしながら走っている。

 

龍「ってめーー!」

総「悔しかったら、ここまでで来てみろぃ。」

龍「こんの……っっ。…………!?総悟!!前っっ!!!」

 

途端に慌て出す、後ろを走る奴。前を向けと言っているのに、一向に聞き入れない。

 

総「あぁ??……えっ、、、」

?「わわっ……、、、」

 

 

 

―――ドガーーンッッ!

 

ぶつかった。

 

龍「だから言ったのに、自業自得だよ、バーカ。」

総「うるせぇでさぁ。」

 

ぶつかったのが女の子だったと気づく、メガネの方。

 

龍「悪かったな、怪我してねーか?総悟、オメーも謝れ。」

総「ちっ……、悪かったな。」

龍「総悟……。」

?「だ…、大丈夫ネ!!ありがとうアル。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――ドキンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

落としたメガネをかけ直し、少女も再び走り去る。

 

龍「可愛かったな、あの子。メガネかけなきゃいいのに…。」

総「ほんとでさぁ、もったいねーですぜぃ。」

龍「……………………。」

 

黒縁メガネの動きが止まる。もう一人をじっと見つめた状態で。

 

総「なんでぃ。」

龍「総悟、あのこの事好きなの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

総「はぁぁぁ!?!?何でそうなるんでぃ。」

龍「だって、総悟が女の子に可愛いとか言うの初めて聞いた。」

総「なっ……っっ、たまたまでさぁ!」

龍「そうかぁ〜?たまたまかぁ〜??」

総「ニヤニヤすんじゃねー、気持ち悪い。」

 

黒縁メガネくんは知っているのだ、癖を。

彼は心の中の恥ずかしいことを当てられると、耳が少し動く。どのような仕組みになってるのか、不思議に思ったことがある。

 

そして、さっき『好きなのか?』と聞いた時の反応、

 

 

龍「わかりやすすぎ。」

 

 

 

真っ赤になった耳がぴくぴく動いていたのを、本人は知らない。

 

龍「(癖のことは、黙っておこう…。)」

 

自分の知癖をるのはまだまだ先。

 

 

 

 

 

 

総「んなことより、急がなくていーのかよ。」

龍「やばっ!!急げっっ!!」

 

 

二人で門をくぐる、ギリギリなので、人がもういない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、青春の一ページ目を開こう。




次回は設定です。

まだ出てきてない人物たちの紹介もしちゃいます!
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