Z組からの俺らの人生   作:ゆう☆彡

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帰り道~変化【高杉×また子】

ま「大丈夫っすかね、みんな…。」

 

空賊中学校出身の二人が一緒に帰っていた。

 

高「あいつらなら、問題ねーだろ。」

 

中学校が違うとはいえ、1年一緒に過ごした高杉は感じていた。

 

高「あいつらにとって、彼女の存在は効果抜群らしいしな。」

 

ククク……と笑いながら、今日の部活が始まる前の土方と近藤、保健室での龍の顔を思い出していた。

 

 

いつも、女子たちには嫌というほど絡まれているのに、あそこまで動揺するとは思わなかった。それに加えて、抱きつかれてあそこまで真っ赤になるとは……。

 

高「ククク……。」

ま「晋助様??」

 

思い出しただけでも、笑いが止まらなくなる。

1年一緒にいて、あんなふうになった3人を高杉は見たことなかった。

 

そういえば、沖田の方もあんなに真っ赤になったのは初めて見たな。

そんなことを考えていた高杉に、また子は笑顔で

 

ま「晋助様、表情柔らかくなったすね。」

 

突然言った。

 

高「あぁ?」

ま「そんなふうに笑うところなんて、中学の時じゃ考えられませんっすよ。」

高「……そうか?」

ま「無意識っすか!?」

高「……かもな。あいつらといると、結構おもしれーからな。」

 

そう言って、高杉は再び笑う。

 

 

 

 

 

《また子side》

 

また笑った。笑った顔もカッコイイ。

 

中学の時に、剣道部で初めて見た時から、ずっと大好きだった。高校まで追いかけるほど。

 

でも、中学の時から高杉先輩はモテモテで、周りにはいつも女子がたくさんいた。

自分が話せるのは、部活の時だけ。だから、高校に入ってもマネージャーをやりたかった。

 

でもマネージャー見学に来た子たちは、みんなすごく可愛くて…。クラスで見つけた銀子ちゃんたちも、すごい可愛かった。だから、自分なんか入れないと思ったけど…。

 

 

 

 

 

近「蒼先輩!?高杉っ!?大丈夫かっ!?」

 

部活中に近藤先輩の叫び声が聞こえて、そっちを見てみたら、晋助様と先輩らしき人がぶつかっていた。

 

高「大丈夫だ、こんぐらい。」

 

そう言って立とうとする晋助様は、明らかに右足をかばっていて…。いてもたってもいられなくなって、気づいた時には、走っていた。

 

妙「また子ちゃんっ!?」

 

 

ま「晋助様っ!ダメっす!無理に立ったら、悪化するっす!!」

高「大丈夫だって……って、お前…。」

ま「手当してくださいっす!」

土「お前、さっきミツバたちといた…。」

高「俺の後輩だ。」

総「へー、この子が。あの高杉のかー。」

 

何のことか全くわからなかったけど、今はそんなこと気にしてる場合じゃなくて。

 

彩「いきなりでごめんなさい、彼のこと運ぶの手伝ってもらってもいい?」

ま「はっ、はいっす!」

 

その後なんでかわからないけど、妙ちゃんも招集されて(あとから聞いたけど、その時他のマネージャーさんは新入部員の方でいっぱいだったらしい。)、保健室に連れて行った。

 

少しだったけど、マネージャーらしいことが出来て嬉しかった。

 

 

そしたら帰ってきた途端、ミツバちゃんの想い人の土方先輩が近づいてきて、

 

土「悪かったな。急に仕事押し付けちまって。」

ま「い、いえっ!大丈夫っす。」

土「お前、うちのマネージャーとして採用するから。明日からも頼むわ。」

ま「はい。……はいぃぃぃ!?」

 

すっごくビックリして、叫んで、

 

土「えっ、お前マネージャー希望でいたんじゃなかったのか?悪ぃ。」

 

危うく勘違いされるところだった。

 

ま「いっ、いや!マネージャー希望っす!よろしくお願いします!!」

 

こうしてマネージャーになれて、保健室で晋助様に直接、4人って言われて、夢じゃないんだ!って安心した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高「おいっ。大丈夫か?」

ま「へっ!?あっ、ごめんなさいっす!」

 

嬉しすぎて思い出してたら、ぼーっとしてたらしい。恥ずかしい……。

 

高「お前、この高校に入んのきつかっただろ。」

ま「えっ!?あっ、まぁそりゃあ……はは、、、。」

 

お世辞にも頭がいいとは言えない、あたしの成績。それでも、頑張れたのは、やっぱり晋助様のおかげ……なんて言えるわけないんすけどね。

 

ま「そっ!そういえば……、部活始まる前はごめんなさいっす。」

高「あぁ??」

ま「その……成り行きとはいえ、抱きついてしまったっす。晋助様は優しいから、振り払わなかったんでしょうけど。本当にごめんなさいっす。」

 

あの時は……、その、本当に嬉しくて。また会えたのが夢じゃないことを確認したかったというか……その……、

 

高「別にいい。」

ま「へっ!?」

高「……嫌だったら、普通に振り払うわ。」

ま「あっ、そっ、そうっすよね。す、すいませんっす!」

 

えっ、何!?どういうこと!?あたし馬鹿だから、よく分かんないっすよ!?!?

 

そんな葛藤を頭の中で繰り広げていたら、家に着いた。

 

高「じゃあな。」

ま「あっ、その、ありがとうございますっす!」

高「帰り……。」

ま「えっ……?」

高「部活ある時は、一緒に帰るぞ。」

 

そう言って、行ってしまいました。

 

 

えぇぇぇぇぇ!?!?

 

何!?今のどういうことっすか!?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとは……期待してもいいんすか?

 

晋助様が、あたしと同じ気持ちかもしれないって。

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