総「行ってくる!!」
龍「おぅ。頑張れよー。」
総「俺の成長、ちゃんと見とけよっ!」
龍「わっーてる。」
練習試合当日、朝からご機嫌の総悟を送り出してから、龍も準備を始めた。
龍「(そういや、今日は一年をも出るんだっけ…。)」
自分が教えてるわけだし、少しだけ見てみようかと思った龍だった。
――うわぁぁぁぁ
―――カーンっっ!!
龍「あー、この音好きだなー。」
――選手の声
―――木刀同士がぶつかる音
龍の落ち着く音だった、……が、
「あのっ!サインもらえませんか!?」
「写真撮ってもいいですかっ!?」
「どこかのモデルの方ですか!?」
龍「……。」
周りから聞こえる音は、落ち着く音だけではなかった。
龍は、言うまでもなく容姿は整っている。加えて、剣道部のメンバーに比べれば、そこそこオシャレもする。
そんな龍は、格技室で光を放つ。
龍「(…やっぱり、制服で来りゃあよかった、、、。)」
―――制服で来ても、結果は変わらない
龍「あー、ごめんね。俺、今日、応援に来てるからそういうのはやめとくね。格技室は、洗練された場所だからさ。」
笑顔で断ると、女たちは悲鳴をあげながら、その場を去っていった。
?「モテるやつも大変だな。」
龍「…ハァ……、、、なんだよ、めんどくさいのが去ったと思ったら、もっとめんどくさいのが来んのかよ。」
龍の後ろにいたのは、黒髪の長髪の男。今日の総悟たちの対戦校、天人高校二年の桂小太郎がいた。
桂「お前が応援に来るなんて、思わなかったぞ。」
龍「別に、お前に関けぇねぇだろ。」
桂「お前はブラコンだもんな。」
龍「はっ、はぁ!?!?」
桂「あー、それとも銀子がほかの男にとられないか、心配できたのか?」
龍「死ね、ヅラ。」
桂「ヅラじゃない!桂だぁぁぁ!!」
いつも通りの会話を終えた二人は、客席に座っていた。
龍「辰馬は、今日いんのか?」
桂「あぁ。多分、土方あたりと戦うだろうな。」
龍「お前は?」
桂「俺は…、多分高杉だ。近藤は今日は出ないそうだからな。」
龍「ふーん。っつーことは、総悟の相手は三年か?」
龍が桂に聞くと、桂は突然苦い顔をして黙った。
龍「……桂??」
桂「…………。」
龍「おい……、何隠してんだよ。俺には言えねぇ
こt「三年ではない。」……はぁ?」
桂が龍の言葉を遮って言った。
桂「今日の、お前の弟の相手……、沖田の相手は…………」
?「俺だよ。」
桂「……どうしてここにいる。みんなと共に行動しろと言っただろ。」
?「いいじゃないですかー、俺がどこにいようと。
それに……見たいじゃないですか。俺が
龍「てめぇ、まだこの世界にいたのか。」
?「お蔭さまで。俺んちは、先輩と違って金持ちなんで。
世の中、努力でどうにか出来ることなんて無いんですよ。結局最後はお金。お金があれば、人殺しを世に放つことも出来るんです。フフフ……ハハハ……ハハハハハハハハ!!」
淡々と卑劣なことを語り、不気味な笑い声をあげる男。
その顔は、金という欲望に溺れた、歪んだ恐ろしい顔。
龍「その金を使っても、負けたやつが何言ってやがる。
てめぇは、変わってねぇんだな、
そんな男、柏
柏「っっ!!!
ふんっ、気取ってられるのも今だけだ。聞いただろ、今日の俺の相手。お前の大事な弟だ。
てめぇは、てめぇの判断のせいで大事な弟まで巻き込むんだ。ざまぁねぇな!!」
龍に背を向けて、去ろうとする柏。
柏「何も出来ねぇ、時分の無力感を思い知りやがれ。」
龍「そうだなぁ、悪ぃことしたか……。」
そんな柏の背に話す龍は、
柏「今更か、、、もう遅ぇy「悪ぃな柏〜。」!?!?」
あろうことか柏に謝った、…と言っても顔は笑ってる。
龍「あいつは……沖田総悟は、てめぇなんぞが相手できるようなやつじゃねぇよ。」
柏「……!???」
龍は、不敵に微笑んで、自信満々に言った。
龍「単純でバカで、意味わかんねぇくれぇアホだけど……
人一倍正義感の強ぇ俺の自慢の弟だ。
そんなやつが、こんな話聞いて、いつもより調子でないわけねぇだろ?」
龍は客席の入り口に感じていた気配に向かって言った。
中身が濃い(笑)
一話で終わらせる話じゃない気がする(笑)