Z組からの俺らの人生   作:ゆう☆彡

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帰り道~4度目の告白【龍×銀子】

 

《銀子side》

 

 

龍「…………。」

 

銀「…………。」

 

 

 

無言の帰り道。龍と帰れるのは1時間歩いて着く、私の家まで。

 

 

銀「(こういう時って、どうやって切り出せばいいんだろう!?やっぱり、質問したの私だし、私から!?)「なぁ。」……!?なに…?」

 

葛藤していると、話しかけてきたのは龍だった。

 

龍「その……さ、剣道部のマネージャー入ったんだな。」

銀「そりゃあ、龍がいると思ってたから。」

龍「……悪かった。」

銀「別に。龍がいなくても、剣道を見るのは好きだし続けるけどね。」

 

そんなことを言いたいんじゃないのに……、何故か口が動いてしまう。

 

龍「そうか……。よかった…。」

銀「……よかったの?」

龍「そりゃあ、銀子は剣道部に必要なマネージャーだと思うし、銀子の剣道見てる時の顔、スッゲェ幸せそうだからな。」

銀「…………。」

 

再び訪れる沈黙。

 

 

龍「……銀子??」

 

龍は、私のことを1番に考えてくれている、私のことを見ていてくれている。すごく嬉しい、嬉しいけど……

 

龍「銀子、言いたいこと言っていいよ。俺、ちゃんと答えるから。」

銀「ーーーーーーーーっっ!!どうして剣道やめちゃったの?どうして言ってくれなかったの?何があったの?私は聞いちゃダメなことなの?それから……っっ!!」

 

言葉が溢れた。龍が優しいことに乗じて、強い言葉をぶつけてしまう。そんな自分が嫌になる。

 

龍「……それから?」

銀「…………何でもない。」

 

その先は言えなかった。

龍はそれを問いただすこともしないで、

 

龍「銀子に言えなかったのは、余計な心配かけると思ったから。受験期に邪魔できねーと思った。俺が剣道やめたのは……、…俺の身体が壊れたから。」

銀「壊れた……??けが……したの??」

龍「違うよ。ん……?違うのか?まぁ、けがなんだけど……、多分銀子が思ってるようなけがじゃない。」

銀「……。そのこと知ってるのって、誰なの?」

龍「総悟、土方、近藤、それから高杉。後は中学ん時の顧問の長谷川、保健室の月詠。天人(あまんと)高校の桂、坂本。こんぐらいだよ。」

 

想像以上に知ってる人が少なくて驚くと同時に、

 

銀「女の子で知ってる人いないの?」

龍「いねーよ。銀子が知らないのに、他の女子に言うわけねーだろ。」

 

他の女子が知らないことが嬉しかった。

 

銀「そっか……、剣道嫌いになったわけじゃないんだよね?」

龍「今も好きだよ。」

銀「わかった。ならいーや。」

龍「えっ……、なんで壊れたのか聞かねーの?」

 

……そりゃあ、聞きたい。もっと詳しく知りたい。でも……

 

銀「龍が自分から言うまで待つ。まだ言いたくないんでしょ?」

 

ほんとに……、ほんとに少しだったけど気づいた。

自分の身体が壊れた、って言う時に少しだけ間があった。やっぱり、まだ言いたくないことなんだな、って思った。

 

龍「あー、銀子には叶わねー。」

銀「一応、3年彼女やってるからね。彼氏のことなんて、お手のもんですよ。」

 

あれからもう3年……。中学1年の時に初めて出会って、付き合って…。……って、あれそういえば今日って、、、。

 

龍「銀子、こっち向いてよ。」

銀「何?」――――チュッ

龍「3年記念日。今日だろ?」

 

そうだ。今日は、それがあって朝から楽しみだったんだ。

 

銀「~~~~~~~~~~っ///!!龍のせいで忘れてた。」

龍「俺のせいなのっ!?」

銀「そうだよっ!!もー!!」

 

怒るなって、なんて言いながら帰る道。あぁ、また一緒に過ごせるんだ、って思ったら嬉しくなってにやけてきちゃった。

 

龍「銀。」

 

突然、呼ばれて驚いた。銀っていうのは、龍がたまに呼んでくれる呼び方。

 

龍「3年も一緒にいてくれてありがとう。4年目も、5年目も、この先もずっと好きだから。ずっと一緒にいてください。」

 

突然の告白。めったに動揺しない龍の顔が真っ赤。聞いてる私も多分真っ赤。

 

銀「ありがとう。毎年言ってくれて。」

龍「……約束だからな。」

 

付き合う時に、龍とした約束。毎年、記念日に告白して欲しい。

最初は、付き合ってるのにまたすんのかよっ!?、って突っ込まれてたけど、1年目から結局言ってくれた。

去年もそれを言いに、わざわざ家まで来てくれた。

 

龍「約束だし、銀子への愛を確かめれるだろ。まぁ、確かめなくても明らかだけどな。」

銀「そんなこと言いながら、真っ赤にならないでよ。」

 

どっちも真っ赤になって歩く帰り道。後10分くらいで着いてしまう。

 

 

もっと話したい。もっと色んなことを聞きたい。

 

龍「明日から、もっとたくさん話そうな。帰り、待ってるから。」

銀「へっ!?」

龍「一応、3年彼氏やってるからな。彼女のことなんか、お手のもんだよ。」

 

あー、私の方こそ龍には叶わない。

 

 

そんな龍だから、きっと色んなことを話せるし、聞けるんだろうな。

だからなのかな?聞いちゃった。

 

銀「ねぇ、私に会えなかった1年で可愛い子とか見つけた?」

龍「……いるわけねーだろ。」

 

 

 

私の彼氏はこんな事がすんなりと言えてしまう、完璧な彼氏なんです。

 

龍「あぁ、それがさっきの質問の、それから、の後か?」

 

人の心も完璧読めてしまう、困った彼氏なんです。

 

 

 

 

 

 

龍「じゃあな、銀子。また明日。」

 

ここから龍は1時間半かけて家に帰る。

 

さっきあんな事をすんなりと言われてしまったからだろうか。

もう言っちゃえ!って感じだったのか。

 

銀「龍!!」

龍「??」

銀「いつか、同じところに帰りたい!!」

龍「はぁ!?」

銀「じゃあね、おやすみっ!!」

龍「えっ、ちょっ……!!銀子!!」

 

 

 

大好きです、あなたが。

 

私の言葉は、あなたにどんな影響を与えていますか?

 

すこしでも驚いてくれてますか?

 

あなたの言葉は、私に爆弾を投下していってます。

 

 

 

 

龍「最後のは、反則だろ……。」

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