ウルトラマンレオ   作:桂ヒナギク

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当方オリジナルのストーリーで展開するウルトラマンレオ。
第01話をお楽しみ下さい。


第01話:その名はウルトラマンレオ

 しし座にある崩壊寸前のL77星。

 L77星の王子レオは、瓦礫(がれき)に埋もれた双子の弟アストラを助けようとしていた。

「アストラ、頑張れよ。今助けるからな」

「兄さん、僕はもうダメだ」

「何を言ってるんだ」

 燃え盛る炎の中、必死に瓦礫を退かすレオ。

 だが、炎がレオとアストラの間を隔てる。

「アストラ──ッ!」

 あの時の夢を見たおおとり ゲンは目を覚ましてベッドから起き上がった。

 額には多量の汗をかいている。

「アストラ!」

 手を前方に伸ばすゲン。

「おはよう。……汗、どうしたの? すごく(うな)されてたわよ」

 同棲中の恋人、山口 百子(やまぐち ももこ)が訊ねる。

「故郷の夢をね」

「L77星の?」

「うん。夢でもアストラを助けられなかった」

「アストラさん、無事だといいわね」

「うん」

「ご飯作るわね」

 着替えを済ませた百子が台所へ入っていく。

 その頃、東京の南二百五十キロの洋上黒潮島では、L77星を破壊したマグマ星人が暴れていた。

 そこへ飛んでくるのは、マッキー二号だ。

 マッキー二号が機銃を星人に浴びせる。

 だが、星人は機銃を物ともせず破壊の限りを尽くす。

 事態を重く見た諸星 ダンは、ウルトラ・アイを目にあてがって、ウルトラセブンに変身した。

 セブンが星人に攻撃を仕掛ける。

 星人は攻撃を躱し、反撃してセブンを倒し、右足の骨を折る。

 バキバキと嫌な音を立てて折れるセブンの右足。

 そこへ飛来するレオ。

 レオはセブンのピンチに駆け付け星人と戦う。

 だが、レオは星人に圧倒され追い詰められる。

 レオのカラータイマーが点滅を始めた。

「ジュワ!」

 セブンがウルトラ念力を使った。

 念力の力で星人が苦痛を受ける。

 レオは空高く飛び上がり、レオキックを星人に浴びせた。

 星人は倒れざまに爆裂霧散する。

 セブンは力を使い果たし、ダンの姿に戻る。

 レオはゲンの姿になり、ダンの元へ駆け付けた。

「諸星さん!」

「君は私をセブンと知って助けてくれたのか?」

「あなたがウルトラセブンで、MACの隊長であることも知ってます!」

「君は誰だ?」

「僕は、レオ……いや、ウルトラマンレオです」

「ウルトラマンレオ?」

 ゲンはしし座の方角を指差す。

「僕の故郷は、あのしし座です」

「一ヶ月前、しし座にはもう一つの惑星(ほし)がありました。この地球のように美しいL77星です」

ところが──と、ゲンはあの時の様子を克明に話した。

「君は星人を憎いと思うか?」

「憎いです」

「ならば宇宙パトロール隊に入隊するんだ」

「ですがセブン、あなたがいるじゃありませんか」

「セブンはもういない」

 ダンはそう言ってウルトラ・アイを取り出した。

「え?」

「見ろ」

 ウルトラ・アイが煙を吹いて溶けてしまう。

「ゲン、これからはお前がこの地球を守るんだ」

「で、でも……」

「やってくれるな?」

「……………………」

「やってくれるな!?」

「……はい!」

 こうして、ゲンは宇宙パトロール隊MACに入隊した。

 

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