ウルトラマンレオ   作:桂ヒナギク

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第11話:居候とゴルザ現る

「ウルトラの科学力をなめてもらっちゃ困るよ」

「なるほど」

で──と、続けるゲン。「世界がリンクし始めてるって?」

「ああ。ジャッコフロストとかいうわけのわからん雪だるまが現れてな。こちらの世界と、ウルトラマンが存在しない世界などをリンクさせてしまったんだ」

「僕は元の世界に戻れるのでしょうか?」

「ジャッコフロストさえ倒せば、恐らくは……」

「そのジャッコフロストはどこにいるんです?」

「それが、皆目見当もつかない状態なんだ」

とりあえず──と、アルスは続ける。「ジャッコフロストについてはこちらで調査を続ける。レオ、お前はそっちの世界に現れる怪獣の退治を頼む」

「はい」

 アルスとの通信が切れ、グリッドマンの映像に戻った。

 その時だった。

 大地が揺れ、外に怪獣が現れる。

「なんだよあの怪獣!?」

「ティガに出てくるゴルザに似てるじゃねえか!」

 驚く直人と一平にゲンが言う。

「いや、本物のゴルザだよ」

 ゲンはレオに変身。ゴルザに戦いを挑む。

「すげえ! 本物のウルトラマンだ!」

 興奮する直人たちが見てる前で、ゴルザがレオを圧倒する。

「にいちゃんやられちゃうぞ!」

「直人、グリッドマンと合体して援護するのよ!」

「ああ、わかってるって」

 直人たちはジャンクの前に移動した。

「アクセースフラーッシュ!」

 直人はジャンクにすり抜けるように入り込み、グリッドマンと合体し、現実世界に降臨した。

 ゆかが巨大化プログラムを入力し、グリッドマンを巨大化させる。

「加勢するぞ、レオ」

 グリッドマンがレオにのしかかっているゴルザを蹴り飛ばした。

「グリッドマン!」

 レオは立ち上がる。

 体制を立て直したゴルザが尻尾で二人をなぎ払った。

「うわ!」

「ぐっ!」

 レオとグリッドマンは立ち上がる。

「一気に決めるぞ!」

 グリッドマンはグリッドビームを発射。

 レオは空高く飛び上がり、怯んだゴルザにレオキックを浴びせた。

 ゴルザは地に伏して爆裂霧散して跡形もなく消え去った。

 レオは小さくなってゲンの姿になり、グリッドマンはジャンクに戻って直人と分離した。

「あの怪獣強かったな」

 と、直人。

「僕一人では勝てなかったかも。ありがとう、グリッドマン。それに直人くんも」

「いいってことよ」

それで?──と、続ける直人。「これからどうするんだ? 行くあてないんだろ?」

「うん」

「母さんに相談してうちへ置いてやるよ」

「それはありがたい。助かるよ」

 ゲンは直人の家に居候することになった。

「あんたいい男じゃないの」

 と、直人の母親が言う。

「よろしくお願いします」

「しばらくと言わず、ずっとうちにいていいからね」

「もう、母さんったら……」

 

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