「ウルトラの科学力をなめてもらっちゃ困るよ」
「なるほど」
で──と、続けるゲン。「世界がリンクし始めてるって?」
「ああ。ジャッコフロストとかいうわけのわからん雪だるまが現れてな。こちらの世界と、ウルトラマンが存在しない世界などをリンクさせてしまったんだ」
「僕は元の世界に戻れるのでしょうか?」
「ジャッコフロストさえ倒せば、恐らくは……」
「そのジャッコフロストはどこにいるんです?」
「それが、皆目見当もつかない状態なんだ」
とりあえず──と、アルスは続ける。「ジャッコフロストについてはこちらで調査を続ける。レオ、お前はそっちの世界に現れる怪獣の退治を頼む」
「はい」
アルスとの通信が切れ、グリッドマンの映像に戻った。
その時だった。
大地が揺れ、外に怪獣が現れる。
「なんだよあの怪獣!?」
「ティガに出てくるゴルザに似てるじゃねえか!」
驚く直人と一平にゲンが言う。
「いや、本物のゴルザだよ」
ゲンはレオに変身。ゴルザに戦いを挑む。
「すげえ! 本物のウルトラマンだ!」
興奮する直人たちが見てる前で、ゴルザがレオを圧倒する。
「にいちゃんやられちゃうぞ!」
「直人、グリッドマンと合体して援護するのよ!」
「ああ、わかってるって」
直人たちはジャンクの前に移動した。
「アクセースフラーッシュ!」
直人はジャンクにすり抜けるように入り込み、グリッドマンと合体し、現実世界に降臨した。
ゆかが巨大化プログラムを入力し、グリッドマンを巨大化させる。
「加勢するぞ、レオ」
グリッドマンがレオにのしかかっているゴルザを蹴り飛ばした。
「グリッドマン!」
レオは立ち上がる。
体制を立て直したゴルザが尻尾で二人をなぎ払った。
「うわ!」
「ぐっ!」
レオとグリッドマンは立ち上がる。
「一気に決めるぞ!」
グリッドマンはグリッドビームを発射。
レオは空高く飛び上がり、怯んだゴルザにレオキックを浴びせた。
ゴルザは地に伏して爆裂霧散して跡形もなく消え去った。
レオは小さくなってゲンの姿になり、グリッドマンはジャンクに戻って直人と分離した。
「あの怪獣強かったな」
と、直人。
「僕一人では勝てなかったかも。ありがとう、グリッドマン。それに直人くんも」
「いいってことよ」
それで?──と、続ける直人。「これからどうするんだ? 行くあてないんだろ?」
「うん」
「母さんに相談してうちへ置いてやるよ」
「それはありがたい。助かるよ」
ゲンは直人の家に居候することになった。
「あんたいい男じゃないの」
と、直人の母親が言う。
「よろしくお願いします」
「しばらくと言わず、ずっとうちにいていいからね」
「もう、母さんったら……」