ウルトラマンレオ   作:桂ヒナギク

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第02話:乗っ取られた彼女

 夜の遅い時間。

 女性が一人歩いていると、不気味な声が聞こえてきた。

 恐怖にかられた女性は逃げ出そうとするが、ウルフ星人が現れて彼女を襲う。

 星人に血を全て吸われ、息絶える女性。

 血を吸いきって満足したのか、星人はその場から立ち去った。

 この日の出来事が、MAC本部の指令室で話題になっていた。

「夕べ、三ツ木市で四人目の被害者が出た。前回の三件と同様、被害者には一滴の血も残っていなかった。警察が行った聞き込みでは、事件のあった時刻に狼の鳴き声を聞いたという情報があった」

「そんな馬鹿な。日本狼は絶滅したはず!」

「となると……考えられるのは、ウルフ星人か」

「人間の血を吸って生きてる、ウルフ星人ですか?」

「ゲンと梶田、マックロディでパトロールに行ってくれ」

 ゲンと梶田がパトロールに向かう。

 だが、これといって異常はなかった。

 ゲンと梶田は本部へ戻ることにした。

 

 

 バイトを終えた百子は、すっかり遅くなった夜道を一人歩いていた。

 背後から百子に接近する星人。

 星人は百子をすり抜けるように体内へと侵入した。

「え?」

 百子は意識を失い、星人にその体を乗っ取られた。

 星人の入った百子が帰宅する。

「ただいまー」

「お帰り、百子さん」

 と、出迎えるゲンだったが。

「お前は誰だ?」

 超能力で百子の中の星人を察知した。

「誰って、いやねおおとりさん。百子よ」

「違う! お前は、ウルフ星人だな!?」

 百子の体が星人の姿になる。

 星人は外へ逃げ出した。

「待て!」

 星人を追うゲンは、マックシーバーで本部に連絡を取った。

 報告を受けたMACが現場に急行する。

 駆け付けた隊員たちが星人の行く手を阻んだ。

「撃て──っ!」

 隊員たちが一斉射撃をすると、星人は巨大化した。

 星人が隊員たちを踏み潰そうと襲い掛かる。

「レオ──ッ!」

 ゲンはウルトラマンレオに変身した。

「赤い巨人だ!」

「あいつは何者だ!?」

 レオは星人に攻撃する。

「俺たちの味方じゃねえのか?」

 レオが星人を連打する。

 星人はレオの猛攻に防戦一方だ。

「百子さんから出ていけ!」

「この女は俺の花嫁にするんだ」

 レオは星人を捕まえて上空へ放り投げた。

 宙を舞う星人。

 レオは星人に光弾を投げてぶつけた。

 落下する星人。

 レオは高くジャンプし、星人が起き上がったところにレオキックを浴びせた。

 星人は倒れ、百子の姿になった。

 レオはしし座を見上げる。

 レオマスクパワーが発動し、生き返る百子。

「私、いったい……?」

 と、辺りを見渡してレオに気付く。

 レオは微笑むと、空の彼方へと飛び立った。

 

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