地球を離れること遥か彼方。
アストラがマグマ星の牢獄に幽閉されていた。
「おい、いつまで僕を閉じ込めておくつもりだ?」
アストラはマグマ星人に訊ねるが、「さあな」と、一蹴されてしまう。
「お前が我々の仲間になるのなら助けてやらんでもない」
「フン! 何があろうと僕はお前たちの仲間になんかならないぞ!」
「そうか。ま……いい」
マグマ星人の手下のババルウ星人が現れる。
ババルウはアストラの体をじっくり観察した。
「な、何だよ?」
「フッ」
ババルウはアストラに擬態する。
「地球には確か、お前の兄貴がいたな」
「お前、何を考えてる!?」
偽アストラが答える。
「襲いに行くんだ。この姿で」
「何!?」
アストラはもがくが、手足を拘束しているマグマチックチェーンはびくともしない。
「では行きましょう」
偽アストラはそう言って、マグマ星人と共に地球へと向けて飛んで行った。
地上でゲンと百子がレストランで食事をしていると、雲行きが怪しくなってきた。
「雨でも降りそうな感じだな」
「速く食べて帰りましょう」
「そうだね」
ゲンと百子がペースアップすると、外に巨大なマグマ星人が現れた。
マグマ星人は破壊の限りを尽くし、地上の人々を襲う。
「マグマ星人!」
ゲンは外へ飛び出した。
マグマ星人がゲンに気付く。
「レオだな?」
ゲンはレオに変身、巨大化した。
「マグマ星人、とっとと自分の星へ帰れ!」
「それはできない相談だ」
レオは構えた。
「お前の相手は私じゃない」
偽アストラが現れる。
「アストラ! 無事だったのか!?」
偽アストラがレオに攻撃をした。
「な、何するんだ! アストラ!?」
「そいつはな、我々マグマ星人の仲間になったのだよ」
(アストラはそんなやつじゃない。きっと何か訳があるんだ)
「死ね、兄さん」
偽アストラが至近距離で光弾を放つ。
レオはバック転でかわす。
「やめるんだ、アストラ!」
だが、偽アストラは聞く耳を持たず、レオを攻撃して追い詰める。
レオのカラータイマーが点滅を始める。
「くっ……!」
レオは倒れ、姿を消した。
「やった、レオを倒したぞ!」
マグマ星人はレオの敗北に大喜びだ。
ボロボロになったレオの下に百子がやってくる。
「おおとりさん」
百子は偽アストラを
偽アストラはマグマ星人と共に街を破壊して去っていった。
MACではアストラに対する緊急会議が開かれた。
ダンは次に彼が現れれば容赦なく攻撃をすると決定した。
ゲンはその決定には乗り気ではなかった。
「ゲン、どうした?」
「アストラが、あんなことをするなんて……」
「私も信じられない。だが、やつは敵だ。倒さねばならない」
「でも!」
「お前は今回の山からは手を引け」
「……………………」
「隊長!」
コンピュータの前に座っている隊員が叫ぶ。
「何だ?」
「マグマ星から電波が飛んできました」
「解析しろ」
隊員が電波を解析すると、アストラの声が聞こえてきた。
「地球の皆さん、アストラです。僕は今、マグマ星に捕らえられています。先ほど、地球を襲った僕は、偽物です。どうかお願いです。助けて下さい」
「そういうことだったのか」
と、マグマ星へ向かおうとするゲン。
「ゲン!」
ゲンは立ち止まって振り返った。
「どこへ行くつもりだ」
「決まってるでしょ。アストラを助けに行くんです」
「そんなボロボロの体で無茶はよせ」
「……………………」
「あとで宇宙警備隊に連絡をしてみる。一人で乗り込むのは危険過ぎる」
「……わかりました」
ゲンは椅子に腰掛けた。