ウルトラマンレオ   作:桂ヒナギク

4 / 14
第04話:救出

 ゲンは自宅にいた。

「地球を襲ったアストラが偽物だったのには驚いたわ」

「百子さん。僕は暫くの間、地球を留守にしなきゃならない」

「わかってるわ。マグマ星へ行くのね」

「でもその間、地球が襲われたらどうしよう?」

「そのことなら心配ない」

 と、男が現れた。

「誰? てか、ここ僕の家なんですけど……」

 男はL77の王、アルスに姿を変えた。

「ウルトラマン?」

「……!?」

 ゲンが驚くのには無理もなかった。

 アルスはゲンことレオとアストラの実の父なのだ。

「と、父さん! 生きてたんですね!?」

「お父さん?」

「アルスだ。よろしくな」

レオ──と、人間の姿に戻りながら会話を続けるアルス。「地球は私が全力で守る。だからお前は宇宙警備隊の仲間とマグマ星へ行け」

「わかりました。父さんほどの実力なら、申し分ありません」

「あの……私、山口 百子と申します。おおとりさんのお父様、よろしくお願いします」

「ああ」

「それじゃ百子さん、行ってくるよ」

 ゲンはそう言って家を出ると、レオに変身してM78星雲に行き、仲間と合流してマグマ星へ発った。

 

 

 マグマ星に降り立つウルトラ戦士たち。

「作戦の確認だ。城に侵入し、アストラを救出した後、速やかに撤退だ。無用な戦いは極力避けるように」

「はい!」

 ウルトラ戦士たちは城へと侵入する。

 城内で手分けしてアストラを捜すレオ。

 そんなレオの下に、マグマ星人が現れた。

「侵入者をハケーン!」

 星人がレオに攻撃を仕掛ける。

 レオは攻撃をかわし、星人の背後に回って(うなじ)をチョップして気絶させた。

「お休みー」

 レオは城内を探索し、牢獄を見付けた。

 牢獄の一角にアストラが幽閉されている。

「アストラ!」

 眠っていたアストラが目を開ける。

「レオ兄さん!?」

「今助けてやる」

 レオは鉄格子を壊し、枷を外そうとしたが、びくともしない。

「これマグマチックチェーンでできてるみたい」

「これなら!」

 レオはハンドスライサーで鎖を切断した。

「ありがとう、兄さん」

 レオは仲間にテレパシーを送り、アストラと共に仲間と合流して城を抜け出し、マグマ星を発った。

 

 

 地球に帰還したレオ。

 彼はゲンの姿になり、家へ戻った。

「ただいま」

「お帰りなさい」

 と百子。

「アストラは助けられたのか?」

 とアルス。

「はい、何とか」

「そうか。それじゃ私は帰るとしよう」

「父さん、また来て下さいね」

「ああ」

 アルスは家を出ると、ウルトラマンに姿を変えて飛び立った。

 ゲンは去っていくアルスを見送った。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。