ウルトラマンレオ   作:桂ヒナギク

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第06話:吸血鬼

 地球に接近するコウモリ怪獣のバット星人バットン。

 バットンは地球に侵入すると、直ぐ様地球の吸血コウモリに姿を変えた。

 マッキー二号でパトロールをしていたゲンと梶田は、バットンを見付けて撃墜した。

 バットンは地上に落下し、女性に姿を変えた。

 そこへ通り掛かる百子。

 百子は怪我をしたバットンを見て言った。

「どうしたの? 大丈夫?」

 バットンは気絶したフリをした。

「困ったわ」

 百子はバットンを背負い、自宅へ連れ帰ることにした。

 バットンは百子の背中の上でニヤリとほくそ笑むと、彼女の首に自分の牙を突き刺した。

「うっ!?」

 バットンに血を吸われた百子は、吸血鬼と化してバットンの忠実なシモベとなった。

 

 

 仕事を終えたゲンが家に帰ってきた。

 出迎える百子。

「お帰りなさい」

「ただいま」

 ゲンは百子以外の気配に気付いた。

「お客さん?」

 バットンがやって来る。

 ゲンはバットンが宇宙人であることを察知した。

「おおとりさん、この方怪我をしてたの」

「そうなんだ」

 ゲンの脳裏にバットンの声が流れた。

(この女は手下にした)

(なんだと?)

(この女によれば、お前はウルトラマンレオらしいな)

(だったら何なんだ?)

(お前も私の手下となれ)

(それは出来ない相談だな)

「百子、こやつは私に逆らう気だ」

「はい」

 百子はゲンを攻撃する。

 ゲンはかわして百子の鳩尾を殴る。

「うっ!」

 百子は気を失って倒れた。

「貴様、百子さんを戻せ!」

「嫌だ!」

 バットンはその場から逃げ、窓ガラスを割って外へ飛び出した。

 ゲンもバットンの後を追おうとするが、目を覚ました百子が彼に足払いをかけた。

「うわ!?」

 転ぶゲン。

「バットン様には指一本触れさせないわ」

 ゲンは立ち上がる。

「ちょっとごめんよ」

 ゲンは百子の体に入り込んだ。

「え?」

 ゲンが百子の意識を乗っ取った。

 百子は外へ出てバットンの元へ向かう。

「バットン様!」

「百子か。レオは倒したのか?」

 笑みを浮かべる百子。

「何がおかしい?」

「俺がレオだ」

「そうか。乗っ取ったのか」

 バットンは怪獣に姿を変えた。

「レオ──ッ!」

 百子はレオに変身した。

 バットンと対峙するレオ。

 レオは注射器を取り出す。

 バットンを攻撃して怯ませ、その隙に注射器を刺して採血するレオ。

 注射器を奪いにかかるバットン。

 レオはバットンに反撃し、怯んだところへ光線を放った。

 倒れて爆裂霧散するバットン。

 レオは百子の姿に戻ると、病院で血清を作ってもらい、百子に注射を射った。

 ゲンが百子の体から出てくる。

 意識を取り戻す百子。

「ここは?」

「病院だよ。君は吸血鬼に操られてたんだ」

「おおとりさんが戻してくれたの?」

「うん」

「ありがとう」

 百子はゲンの頬にキスをした。

 

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