休暇を利用して北海道に旅行するゲンと百子。
二人はフェリーの甲板で北海道の話をして盛り上がっている。
その夜、ある漁村で釣りをしていた釣り人が半魚人を釣り上げてしまう。
慌てて木の棒で叩きのめす釣り人。
翌日、北海道に着いたゲンと百子は海水浴客が少ない
「ここまで来たら海は空いてる」と、ゲン。
「でも、海岸に人がいないと、なんだか海水浴場の雰囲気が出ないわ」
すると、釣りをしようとしていた、童顔の青年が貸しボート屋の主人に捕まる。
「こいつはあんたらの連れか?」
ゲンは超能力で青年が弟のアストラであることを察知した。
「その方がどうかしたんですか?」
「この村に来たからには、この村の掟に従ってもらう」
主人によると、盆の間に殺生すると海坊主が出る、という伝説があると言う。
現に海坊主の祟りで鮭がほとんど捕れなくなったという。
「心配ありませんよ。おおとりさんはウル……」
ウルトラマン……そう言いかけたところで、ゲンが百子の口を塞いだ。
主人は無言のまま去っていく。
「なぜここにいるんだ?」
「おおとりさん、この人を知ってるの?」
「こいつはアストラだよ」
「アストラさん?」
「そうだよ、百子さん」
「何で北海道に?」
「北海道では美味しい
「でも、海坊主のせいで
「じゃその海坊主を倒せばいいじゃん」
そこへ和夫という少年が現れる。
「お兄ちゃんたち、海坊主を倒しに来たの?」
「君は?」と、ゲン。
「俺は和夫。そんなことより、本当に倒してくれるの?」
そこへ現れた主人。
「お前なんでそんなこと聞きに来たんだ。さてはお前んとこの父ちゃん、漁をしてるんだな?」
違う、と逃げ出す和夫。
すると天気が急に悪くなり、雷とともに浜辺に倒れていた海坊主が復活する。
それを見た和夫は家へ急いだ。
「父ちゃん、海坊主だ。俺見たんだ浜で」。
「海坊主がこの世にいるはずがない。海坊主は俺が夕べ」と、和夫の父。
夕べ海坊主を釣り上げたのは和夫の父であった。
逃げ出す和夫。
海坊主は和夫の父と母を襲い、殺害してしまう。
それを見た和夫は助けを呼んだ。
「海坊主だ──っ! 助けて──っ! 海坊主だよ──っ!」
助けに向かうゲンだが、しかし、村人は誰も助けに行こうとしない。
間一髪で和夫を助けるゲン。
海坊主はゲンに撃退され海に帰る。
MACの調査によると、100年前にも同じような事件があったという。
「これはボーズ星人のものに間違いない」
ダンがそう言ったところで、ゲンがやってくる。
ゲンはダンに村人が誰も和夫を助けようとしなかったこと、和夫に同情しようとしなかったことを訴える。
「村の掟だ」
「そんな掟、無くしてしまうべきです」
「ゲン、お前は星人を逃がしてしまったんだぞ。お前がやらなければならないことはただ一つだ。星人を倒すことに全精力を注ぎ込むんだ」
MACの調査で足跡が100年前のものと一致することがわかる。
MACの潜水艇で海底を調査するよう進言するゲン。
「いかん。村人たちの反感を買うような方法は避けるんだ。星人は100年以上もここに住み着いて村人の心の中に入り込んでる。いきなり現れた我々を信じ込ませることの方が無理というもんだ」
「奴は伝説を隠れ蓑にして、100年もの間村々を騙し続けてきたんだ。何て卑怯な奴だ」
海岸のパトロールを強化して立ち入り禁止にするように指示するダン。
一方、和夫はヤスを研いで、海坊主を倒すと意気込む。
ボートを海に出す準備をする主人夫婦。
「お父さん大丈夫かねえ」
「大丈夫さ。私たちは魚を捕るわけじゃないんだから」
そこへ海坊主が現れた。
必死に助けを呼ぶ主人。
その声を聞き、助けに駆けつけるMAC。
ゲンたちの活躍で海坊主は撃退したものの、妻は命を落としてしまった。
「頼むMACら衆。妻の仇を取ってくれ。ここにあるもので使えるものがあったら使ってくれ」
そこへ現れたダン。
ダンは、「星人は再び現れる。大至急住民を避難させるんだ」と、指示する。
MACは避難誘導に向かう、が。
「ゲン! お前は残れ」
ダンに制止されて立ち止まるゲン。
「星人は今度は巨大化する。お前のためにもMACのためにも失敗は許されん。俺について来い」
ゲンを連れ出すダン。
鞭を振るってゲンを特訓するダン。
星人の手の鞭の攻略法を伝授する。
巨大化した星人出現の報を受け出撃するMAC。
レオに変身するゲン。
レオは星人の鞭を受け止め体に絡ませると、手刀で星人の手を叩き斬った。
そして星人の体を回転させ、星人を頭から投げつける。
白骨化して最期を遂げる星人。
「父ちゃん、母ちゃん。レオが敵を取ってくれたんだよ」
レオは姿を消した。
「伝説がなくなってしまうのは寂しいけど、安心して暮らせるようになった」
ゲンに礼を言う主人。
和夫は主人が引き取って育てるという。
フェリーで帰る二人に手を振る和夫であった。