りっちゃんの先生の質問にモリーさんが答えた。
「さっきまでみほが東矢に頭を撫でてもらっててみほが喜んでた」
「モリーさん、言わないでください」
モリーさんの発言に私は自分の顔が真っ赤になるのを感じた。
「へぇ~西住さんがそんな事してもらってたんだ」
「あう…あう…」
「へぇ~西住さんはとうくんの事が好きなのかな?」
「あっ、それは…」
「俺は西住さんのこと好きだよ」
「えっ!?」
今、確かに好きって…秋葉さんの発言に頭の中は混乱している。
「西住さん、昔のりっちゃんに似てるんだよ。だから、もう一人の妹が出来たみたいで好きになっちゃったんだ」
「「「妹…」」」
なんだろうすごくガッカリ…でも、嬉しいな。沙織さんは私の表情から何が感じ取ったのか
「みぽりん…大丈夫だよ!まだ、脈はあるよ。多分…」
「あはは…」
「とうくん、最低」
「なんで⁉」
………
さてさて、今日は昨日回収した、戦車を掃除をする日だ。先生である私も掃除をするためにちゃんとジャージを持ってきたのです。
「みんな~今日は戦車を掃除するよ~」
「「「は~い」」」
「とうくんは私と一緒にクルセイダーを掃除するよ」
「分かった。にしてもこんな所でこいつに会うなんてね」
「そうだね、こいつ見ると母さん思い出したよ。今何してるのかな~?」
「お母さん、静かに暮らしてるよ。たまに戦車に乗りたいって言ってた」
私はスポンジでクルセイダーの汚れを落としながらとうくんと会話を続ける。
「りっちゃんも母さん見たいに戦車道やりたいって言ってたもんね」
「本当は学生の頃にやりたかったけど…でもね、顧問として戦車道に関われてるから凄く嬉しいんだ」
「それは良かった」
「とうく~ん。頭ナデナデしないで」
「でも、普段は『やって、やって』って言ってるのに」
「今はダメなの。生徒の前だから、私が子供っぽい思われちゃうよ」
「いや、思われてるから別にいいんじゃないの?」
そう言いながらとうくんはまだ、頭を撫でてくる。
「もう!とうくんは西住さん達の所に行ってて!クルセイダーは私一人で掃除するから」
「は~い」
そう言ってとうくんは西住さん達の方へ向かっていった。とうくんはいっつも子供扱いするんだから。
……
りっちゃんに怒られちゃったよ。後でご馳走して機嫌とらないと…機嫌なおるかな…
「お~い西住さん達~」
「秋葉さん、どうしたんですか?」
「りっちゃん、怒らせちゃって、西住さん達を手伝ってこい言われてね」
「そうだったんですか。だったら汚れ一緒に落としてください」
そう言いながら西住さんは俺にスポンジを渡してくれた。
「ありがとう」
「秋葉さんとりっちゃん先生凄く仲がいいんですね。少し羨ましいです」
「西住さん」
「みぽりん、秋葉さん~今から水かけるから離れて~」
俺と西住さんは戦車から離れた。
「おぉ~綺麗になっていくであります」
「はい。これで戦車の掃除終わり~ねぇねぇ、掃除が終わったから後は遊んでもいいんだよね」
「武部さん、その理屈はおかしいと思うな」
「そんなの気にしなくていいんです。ふふん、いきなりですが、今私の手には何を持ってるでしょうか?」
「ホースですが…」
「そうです。ホースを持ってると言うことは皆に水をかけれるのです!みぽりん、くらえ~」
「西住さん、危ない」
西住さんをおれの方に寄せたと同時に武部さんは西住さんが居たところにホースを向けた。西住さんは水に当たらなかったのだが、西住さんの近くにいた五十鈴さんと秋山さんに水が直撃した。
「冷たいであります」
「もぉ~冷たい~」
「ふふふ、みぽりん、秋葉さんよく避けたね。でも、次はどうかな」