不本意ながら奴隷を買うことになった《凍結》   作:こめぴ

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描写が薄すぎて状況がよく伝わってない気がする…


第4話「マッド・ドクター」

屋敷の一階には医務室がある。やはり自分の体がなければ何もできないので健康第一。だから俺の家は医務室に力を入れていて、結構な設備になっている。下手な診療所より立派なんじゃないだろうか。

 

そんな医務室に我ら一行はやってきた。

 

2、3回ノックするが、返事が返ってこない。いつものことなので気にせず入る。入った瞬間あの未だに慣れない薬の匂いがして思わず顔をしかめてしまう。

入って右半分には患者用のベッドが5つほど並んでいて、左半分にはいろいろは薬や診察によく使うであろう道具が入った棚が並んでいる。

他に3つの扉がある

あまり使わない薬など様々なものを入れておく倉庫への扉、手術室への扉だ。

いやほんとなんで手術室なんてつけたんだろうか…。完全に一個人の持つ家の設備を超えている…。

医務室を見渡してみるが、人の気配はない。

やっぱりあそこにいるようだ…。最後のドアに近づく。予想だとここにいるはずだ。

試しにドアに耳を近づけてみる。

 

「フフフフ…」

 

やはりここにいるようだ。

気味の悪い笑い声が聞こえてくる。

 

ガチャ

 

ドアをかけると足元を煙が流れていく。中には白衣を着た男が一人、不思議な色をした液体の入ったフラスコを持って笑っている。俺が入ってきたことに気がつかないようだ。

 

「おい」

そう言って俺は男の肩に手を置いた。

 

「うわっ!」

 

パリン!

 

かなり集中していたのか、男はかなり驚いたようでフラスコを落として割ってしまった。

液体がこぼれた場所はジュージューいいながら煙を出している。

うん、完全に溶けてるよねこれ。何をやってたんだこいつは。

 

「な、なんですか…。お、おどろかせないでくく、くださいよぉ…」

 

「ちゃんとノックはしたし、驚かせたつもりはない。それよりもマッド先生。仕事だ仕事。」

 

「よしアイラ紹介しよう。こいつはマラード。この屋敷の専属医だ。マッド先生と呼ばれてる。簡単にいうなら実験廚、あと変態だ。腕は確かなんだけどな。」

 

「そ、そんな…変態なんて…。私はそんなんじゃ…」

 

「実験廚は否定しないんですね」

 

「事実なんで…。フヒヒヒヒ…。

 

そそれでジン様。こ、こここの子供は?」

 

「ああ、こいつはアイラ。今日買ってきた奴隷だ。」

 

「そ、そうなんですか。あの…よ、よろしく、ね?」

 

「よろしくお願いします」

 

うわー

マラードむっちゃ喜んでるよ。まあ、あいつは子供にいっつも逃げられてるから逃げられなかったのが嬉しいんだろうけど。あいつの場合はちょっと違う気がするんだけどな。

 

「それで、マラードにはこいつを診察してもらいたい。こんな身分なんだ。ろくに診察してもらったことないだろう。病気だったりしたら大変だしな。」

 

「りょ、りょうかいです!」

 

「テンション上がってるとこ悪いが、変なことはするなよ。やったら即クビな。」

 

「し、しませんよそんなこと…」

 

図星かよ。メアもドン引きしてるじゃないか。

まあなんだかんだ仕事はきちんとこなすやつだから大丈夫だろう。

…大丈夫だよな?

 

そんな心配をよそにマラードはせっせと診察を進めていく。

傷の具合を見るために服を脱いでもらった時ガン見していたのは仕事熱心だからだと信じたい。

あ、もちろん俺は後ろ向いてたぞ?メアの反応で大体予想できた。

 

「ジン様、終わりました。」

 

「ご苦労さん。で、何か悪いとこはあったか?」

 

「緊急を要するような病気はありませんでした。それとかなりの栄養失調ですね。きちんとした食事を取っていなかったんでしょう。かなり深刻ですね。こうして普通に見えるのが不思議なくらいです。

あとは、暴力を振るわれていたのでしょうか、数カ所骨折のあとが。これはまあ予想していましたが、その時の主人がきちんと治療しなかったようで、変な風に骨がくっついている場所が数カ所ありました。

日常生活には支障はありません。治さないといけないのは栄養失調だけですね。」

 

こいつは相変わらず仕事になると態度が一変するな。

 

「ありがとう。それで傷なんだが…。なんとかなりそうか?」

 

「すこしの傷なら手術でなんとかなるんですが…いかんせん範囲が広くて。すいません。どうにもできません」

 

「そうか…まあ、予想通りかな。まったくうれしくないけど。」

 

アイラを見ると相変わらずの無表情で話を聞いている。

その顔にはなんの驚きも見ることができない。予想通りなのだろうか。

 

「ありがとうマラード。いいぞ、戻って」

 

そういった瞬間に実験室に駆け込んで行った。

 

「さて、あとはなんかやらないといけないことあったか?」

 

「そうですね…。必要なことはあらかた片付きましたし…。

あ、お風呂なんてどうでしょう。アイラさんはかなり汚れているようですし、疲れたでしょう。ゆっくりお風呂に入りましょう」

 

確かにアイラはところどころ汚れている。言い方が悪いが奴隷売場でしまわれていた時もその場所はかなり汚かっただろうしな。奴隷なんだから風呂に入ったこともないだろう。

実際当の本人は頭にクエスチョンマーク浮かべてるし。あくまで無表情だが。

 

「なら俺は手伝えることはないな。

メア、こいつを風呂に入れるの、頼んでいいか?」

 

「おまかせくださいませジン様。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




目安はだいたい1話につき2000文字くらいです

少ないですかね?
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