ラブライブ! 若虎と女神たちの物語   作:截流

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どうも、截流です。

いよいよ今回はあのスーパーアイドルが登場します!!

タイトルがアニメのまんまだって?ひねりの良いタイトルが思いつかなかったんです・・・。



それではどうぞお楽しみください!!


13話 にこ襲来

μ'sに花陽たち一年生三人が入部してしばらく経った頃・・・。

 

「何とかメンバー集めの方は目途が立ったな。」

 

「ああ、これでようやく正式な部になれるってこったな・・・ってうお!?」

 

志郎と幸雄が話しながら神田明神の階段を登りきったところで何者かとぶつかったのだ。幸雄にぶつかった人物は何も言わずにそのまま階段を駆け下っていった。

 

「たく、ぶつかったらすいませんの一言くらい言えっての!最近の若い連中は礼儀がなってねえな!」

 

「いや、俺たちも(見た目的には)最近の若者なんだがな・・・。しかしこんな時期にコートにサングラスなんて完全に不審者じゃねえか・・・?」

 

「まあいい、今日は海未が弓道部に顔を出してて休みなんだよな。」

 

「ああ、だから今日は穂乃果とことりが先に来てるはず・・・。ん!?」

 

「どうしたんだよ志郎?ってどういう状況なんだこりゃ?」

 

志郎と幸雄の視線の先には額を赤く腫らして気絶している穂乃果と、穂乃果のそばに呆然と座り込んでることりがいた。

 

「あ、志郎くん、幸雄くん。」

 

「どうしたんだ一体?」

 

「実はね、さっき誰か分からない人に解散しなさい!って怒られちゃったの。」

 

「は?唐突だなそいつは。」

 

「それで、そいつはどんな格好をしていたんだ?」

 

「えっとね、コートを着ててサングラスをかけてて、ツインテールだったような・・・。」

 

ことりの言葉を聞いて志郎と幸雄は、

 

「おい、幸雄・・・。」

 

「間違いねえな、さっきそこでぶつかった奴だ。」

 

「え、そうなの?」

 

「ああ、だけど気にする必要はあるまい。次に来たときは俺と幸雄できつくお灸をすえてやるからな。」

 

「とりあえず穂乃果を起こして練習すっか。」

 

「そうだね。」

 

 

 

 

そして放課・・・。

 

「それではメンバーを新たに加えた新生スクールアイドル、μ'sの練習を始めたいと思います!」

 

「いつまで言ってるんですか?それはもう二週間も前ですよ。」

 

穂乃果の音頭に海未がツッコミを入れる。花陽たちが加入してからずっと同じことを言っていたからだ。

 

「だって嬉しいんだもん!!!」

 

穂乃果の心から嬉しそうな様子を見て海未はしょうがないと言わんばかりに微笑む。

 

「なのでいつも恒例の、1!」

 

「2!」

 

「3!」

 

「4!」

 

「5!」

 

「6!」

 

「くうう~~~!!六人だよ六人!!アイドルグループみたいだよね!」

 

「志郎くんたちは言わないの?」

 

ことりの疑問に対して幸雄は、

 

「いやだって、俺たちはμ'sのメンバーじゃねえし。」

 

と答え志郎もまた、

 

「あくまでも俺たちはサポートだからな。」

 

と答えた。

 

「いつかこの六人が神6だとか仏6とか言われるのかなあ!!」

 

「仏だと死んじゃってるみたいだけど・・・。」

 

「毎日同じことで感動できるなんて羨ましいにゃ~。」

 

穂乃果の言葉に花陽がツッコミを入れて、凛がさりげなく毒を吐いた。

 

(まあそもそも俺と幸雄は一度死んでるんだよな・・・。)

 

「というか凛は実は意外と毒舌なんだな・・・。」

 

「私賑やかなの大好きでしょ?それにたくさんいれば歌が下手でも目立たないでしょ?あとダンスを失敗しても・・・。」

 

「穂乃果?」

 

「冗談だよ・・・。」

 

「むしろたくさんいる方が間違えたときとか目立つんだぜ?」

 

「そうだよ。じゃないと今朝みたいに怒られちゃうよ!」

 

海未や志郎だけでなく、珍しくことりも穂乃果をたしなめた。

 

「解散しなさいって言われたんでしたっけ?」

 

「でも、それだけ有名になったってことだよね!」

 

「まあ、名が通ってなければアンチなんて湧かないしな。」

 

「それより練習、どんどん時間が無くなるわよ?」

 

真姫が髪をいじりながらそう言うと凛が飛びついてきて、

 

「おお!真姫ちゃんやる気まんまーん!」

 

と茶化した。

 

「べ、別に私はとっととやって早く帰りたいの!」

 

「またまたあ。お昼休み見たよ~?一人でこっそり練習してるの!」

 

「あ、あれはただこの間やったステップがかっこ悪かったから変えようとしてたのよ。あまりにもひどすぎるから!」

 

「お、おい真姫・・・!」

 

志郎が止めようとするも・・・、

 

「そうですか・・・。あのステップ・・・はは・・・、私が考えたのですが・・・。」

 

海未が今まで見たこともないような表情で言った。

 

「ヴェえ!?」

 

「気にすることないにゃ~。真姫ちゃんは照れ臭いだけだよね・・・。ん?」

 

「「「「「 ああ・・・。」」」」」

 

凛が階段を上りながら海未を慰めてる時、穂乃果たち7人が微妙な表情をしていたので凛も後ろを向いて窓を見ると、

 

「雨だ・・・。」

 

雨が降っていた。

 

 

 

 

「土砂降り~!」

 

「最近梅雨入りしたっていってたもんね。」

 

「それにしても降りすぎだよ!」

 

「しょうがねえだろ、梅雨なんだから。」

 

不満を漏らす穂乃果を志郎がなだめる。

 

「降水確率60%だっていってたのにぃ・・・!」

 

「60%なら降ってもおかしくないんじゃない?」

 

真姫がそういうと穂乃果は、

 

「だって昨日も一昨日も60%だったのに降らなかったよ!?」

 

と抗議した。

 

「まあ、俺たち人間風情は天の気まぐれには逆らえないってこったな。」

 

「どういう意味!?」

 

「というか、昔のお百姓さんみたいですね。」

 

幸雄の言葉に穂乃果と海未がツッコんだ。

 

(俺は農民じゃなくて、元大名だったんだけどな・・・w)

 

と幸雄は腹の底でほくそ笑む。そんな他愛のないことを話していると、

 

「あ、雨少し弱くなったかも。」

 

とことりが言った。すると穂乃果は屋上の扉を開けて、

 

「ほんとだ!やっぱり確立だよ!!よかったぁ!」

 

と言った。凛もそれに便乗する。

 

「これなら練習できるよ!」

 

「ですが、下が濡れていて滑りやすいですし、またいつ降りだすかも・・・あ!」

 

海未がまた雨が降りだすのを危惧するが、穂乃果と凛はそんな事はお構いなしといった様子で小雨の降る屋上に走り出した。

 

「大丈夫大丈夫、練習できるよ!!」

 

「う~~!テンション上がるにゃ~~!!」

 

凛はそう言うと運動神経抜群な志郎でさえ驚くようなアクロバティックな動きをきめるが、

 

 

ドザアアアアアアアアアアアア!!!!

 

 

 

凛がポーズを決めると同時に雨が強くなった。

 

「ピンポイントすぎるだろ・・・。」

 

「はあ、あたし帰る。」

 

真姫が呆れて下に降りて行った。

 

「わ、私も今日は・・・。」

 

「そうね、また明日にしよっか。」

 

「ええ!?帰っちゃうの?」

 

「それじゃ凛たちが馬鹿みたいじゃん!」

 

穂乃果と凛がずぶ濡れで抗議するが、

 

「馬鹿なんです。」

 

「こればかりは擁護できん。」

 

「馬鹿丸出しなんだよなぁ・・・。」

 

海未、志郎、幸雄にあっさりと切り捨てられた。

 

 

 

結局、そのあとはみんなでマ○○ナル○に行くことにした。穂乃果は不機嫌そうにフライドポテトを貪り食っている。

 

「穂乃果、ストレスを食欲にぶつけると大変なことになりますよ。」

 

「雨なんで止まないの!!」

 

「私に言われても・・・。」

 

「練習する気満々だったのに、天気ももう少し空気読んでよ。ほんとにもう・・・!」

 

「気持ちは分かるが少しは落ち着け。後で泣くことになるのはお前自身なんだぞ?」

 

志郎も海未に続いて穂乃果を注意するが、

 

「じゃあ、志郎くんが止ませてよ!」

 

「んな無茶な・・・。」

 

この調子であった。

 

「穂乃果ちゃーん。さっき予報見たら明日も雨だって。」

 

「ええ~!?」

 

そして穂乃果はため息をついてポテトを食べようとするがポテトはなくなっていた。

 

「あれ?無くなった・・・。海未ちゃん食べたでしょ!」

 

「自分で食べたのも忘れたんですか!?全く・・・。」

 

穂乃果に反論した後、海未も自分のポテトを食べようとするがこれまたなくなっていた。

 

「あ!穂乃果こそ!!」

 

「私は食べてないよ!!」

 

「辞めろよ二人とも。みっともないぞ。」

 

「そうそう。俺と志郎の分を分けてやるから二人とも落ち着けって。な?」

 

志郎と幸雄が穂乃果と海未の言い争いを止めたところで真姫が話を切り出した。

 

「そんな事より練習場所でしょ。教室とか借りられないの?」

 

「うん・・・。前に先生に頼んだんだけど、ちゃんとした部活じゃないと許可できないって・・・。」

 

真姫の問いにことりが答えた。

 

「そうなんだよね~。部員が5人いればちゃんとした部の申請をして部活にできるんだけど。」

 

「ん!?ちょっと待て、お前今なんて言った!?」

 

穂乃果の言葉を聞いた志郎が聞き返した。

 

「え?部員が5人いればな~って・・・。」

 

「穂乃果、ここにいるやつを数えてみろ。」

 

「え?8人だけど・・・。」

 

「サポーターである俺たち二人を引いても6人になるんだが・・・。」

 

「あああ!!!忘れてた!!部活申請すればいいじゃん!!」

 

「「「忘れてたんかい!!」」」

 

穂乃果に志郎と幸雄がツッコむ。ツッコんだのはその二人だけのはずなのになぜか女子の声も紛れていた。

 

「え?」

 

「は?」

 

そして隣の壁越しのテーブルの奇抜な格好をした女子が志郎たちと一緒にツッコんでいたのを見て、

 

「誰だ今の?」

 

幸雄が疑問を口にしたが、それに割り込む形で真姫が、

 

「それより忘れてたってどういうこと?」

 

と聞くと穂乃果は、

 

「いやあ、メンバーが集まったら安心しちゃって・・・。」

 

と答えた。

 

「この人たちダメかも。」

 

真姫は呆れ気味にそういった。

 

「よし!明日さっそく部活申請しよう!そしたら部室がもらえるよ!はあ~、ほっとしたらおなか減ってきちゃった。さーて・・・。」

 

穂乃果がハンバーガーを食べようとすると、壁の隙間から何者かの手が穂乃果のハンバーガーをつかみ取っていた。その手の主も気づかれたと察したのかそっと手を引き、そのままそそくさと忍び足で立ち去ろうとしたが、そうは問屋が卸さなかった。

 

「ちょっと!!」

 

穂乃果は走って立ち去ろうとした奇抜な格好の女子の腕を掴んだ。

 

「解散しろって言ったでしょ!?」

 

腕を掴まれた女子が穂乃果に言い返す。

 

「解散・・・?」

 

「志郎、多分あいつがことりの言ってたやつじゃねえか?」

 

「解散!?」

 

幸雄が冷静に分析している傍らで花陽は解散という言葉を聞いて動揺した。

 

「そんな事よりポテト返してよ!」

 

「「 そっち(かよ)!?」」

 

穂乃果のあまりにも斜め上すぎる言葉に幸雄と花陽は思わずツッコんだ。

 

「あーん。」

 

もうありませんよー、と言わんばかりに奇抜な格好をした女子は口を開けるが、穂乃果はその頬を引っ張って、

 

「買って返してよ!」

 

と言った。何とも食い意地が張ってるものである。そして女子の方も引っ張られたまま毅然と穂乃果に食いかかる。

 

「あんたたち歌もダンスも全然なってない!プロ意識が足りないわ!!」

 

「え?」

 

穂乃果が驚くとその隙に手を振り払い、

 

「いい!?あんた達がやってるのはアイドルへの冒涜、恥よ!!とっととやめることね!」

 

そう言って走り去っていった。

 

「なんだったんだあいつは・・・。」

 

志郎が呆然としたまま言った。

 

「うーん、なんかめんどくさいことになりそうだなあ・・・。」

 

幸雄は頭を掻きながら呟いた。

 

 

 

 

そして翌日、穂乃果と志郎たち5人は生徒会に部活申請に行ったが・・・。

 

「アイドル研究部!?」

 

「そう。すでにこの学校にはアイドル研究部というアイドルに関する部活が存在します。」

 

「幸雄、お前知ってたのか?」

 

志郎は疑いの目を幸雄に向けるが、

 

「お、俺は本当に知らねえぞ!?マジでそんなのがあるなんてよお!第一知ってたらそっちに入部するように仕向けてるっての!」

 

幸雄は反論した。

 

「確かにその反応を見たら本当みたいだな。疑ってすまん。」

 

志郎は幸雄に謝罪した。

 

「まあ、部員は一人しかいないんやけどね。」

 

と希が言った。

 

「え?でも部活には5人以上って・・・。」

 

穂乃果が希の言葉に異を唱えようとしたが、

 

「それはあくまでも設立の話さ。設立すればあとは何人になっても構わねえってことさ。」

 

幸雄が穂乃果に説明した。

 

「武藤君の言う通りよ。でも、生徒の数が限られている以上、いたずらに部を増やしたくないのよ。アイドル研究部がある以上あなたたちの申請を受けるわけにはいきません。これで話は終わり・・・。」

 

絵里は話を終わらせようとしたが、

 

「になりたくなければ、アイドル研究部と話をつけてくることやな。」

 

希が助け舟を出した。

 

「なるほど、部活同士が合併するなら部活を増やさなくて済むから問題ないっすね!」

 

と幸雄は手を合わせながら言った。

 

「そういうことや。さ、部室に行ってみ。」

 

そして希に促されて8人で部室に行ってみると、

 

「う・・・。」

 

「もしかしてあなたがアイドル研究部の部長さん!?」

 

 

穂乃果が驚きの声を上げたも無理はない。何故なら、昨日マ○○○ルドでひと悶着あった奇抜な格好をした女子が目の前にいたのだから。

 

彼女の穂乃果たちに対する印象は最悪、果たしてそんな状態で穂乃果たちはアイドル研究部の部長、『矢澤にこ』と話をつけられるのだろうか・・・。




いかがでしたでしょうか。

話のペースとしては、一話でアニメ一話分の半分といったところでしょうか。でも話によってはアニメの一話分を一気に片付けなくちゃいけないので、そこんところは精進していきたいと思います!

感想や意見があればどんどん書いてください!



それでは次回もお楽しみください!!
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