今回はようやくμ'sのメンバー(の一部)との邂逅です!!
口調やらキャラやらうまく書けるか不安ですが、是非とも温かい目で見守ってください!
「うーん、少し家を出るのが早かったかな。どれ、少しこのあたりを散策しようかな。」
今日から音ノ木坂学院の生徒(あくまでも研究生ではあるが)となる志郎は今、音ノ木坂学院の周辺を散策していた。
「お、ここが神田明神か。諏訪の
(この音ノ木坂学院では平穏無事に過ごせますように・・・。)
「・・・っと、こんなもんで・・・」
「お。お兄さんはどんなお願い事をしたん?」
「どわあああ!?」
気づくと志郎の後ろにはどこか微妙に間違っているような気がする関西弁を話す巫女が立っていた。
「いや何って言われても・・・、というかどちら様ですか?」
「ん?あぁそうやね。自己紹介しないといかんね。うちは東條希。よろしくね、音ノ木坂学院初の男子生徒さん。」
「俺は諏訪部志郎だ。今日から音ノ木坂学院に通う・・・ってなぜそれを知っているんだ!?」
「うちはこう見えて生徒会の副会長を務めてるん。理事長先生からえりちと一緒に言われたんよ。四月から男子生徒が二人入ってくるってね。なんで知ってるのかは、君の着ているそれを見てもしかしたら、と思ったからやね。」
「確かに制服着てたら分かるか・・・。えりちっていうのは?」
「えりちっていうのはうちの親友なんよ。うちと同じ三年生で生徒会長をしているんよ。」
「なるほど。ていうか三年生だったんですか!?し、失礼しました!!」
「別に気にしなくてもええよ、うちは堅苦しいの苦手やし。何なら呼び捨てにしてくれてもええんよ?」
「いや、流石にそれはまずいんじゃないんすかね、東條先輩・・・。」
「うーん、なんか他人行儀やねぇ。希って呼んでくれてもええんよ?」
「どんだけ呼び捨てにされたいんすか・・・。じゃあ、希先輩でいいっすか?」
「うーん、はぐらかされた気もするけど別にいいや。じゃあ改めてこれからよろしくね志郎くん。」
「こちらこそ。」
希は志郎に手を差し伸べ、志郎はその手を取った。握手を交わした後、希はいきなり志郎の顔をじっと見つめた。
「ちょ、顔が近いですよ希先輩・・・。」
「話は変わるけど、志郎くんってなんか他の人とは違う雰囲気がするんよね。どうしてだろう?」
「っ!?さあ、俺はいたって普通の男子高校生ですよ。特にこれといって変わったところなんてないっすよ。」
「そう言われると余計気になってきますなあ・・・。」
「とにかく、俺には特に何も変わったものなんてないですってば。じゃあ、俺はこの辺で失礼しますよっと!」
そういうと志郎は走り出した。志郎は足が速く、百メートル走の記録も学年で上から数えた方が早い記録を持っているのだ。こうなった志郎を捕まえられるのはよっぽど運動神経のいい人間くらいだろう。
「うわあ・・・。めっちゃ足速いなあ~・・・。まあ、この格好で走るわけにもいかんしねぇ。」
(それに、嫌がってるのに無理やり聞くのは良くないもんね。さて、うちもそろそろ・・・。)
「希!」
「お、えりち。おはよう!」
希が声のした方向に振り向くと、そこには金髪をポニーテールにした、きりっとした印象をした碧眼の少女が立っていた。彼女こそ、先ほど話題にのぼっていた絢瀬絵里である。
「おはよう希。さっきなんか音ノ木坂の制服を着た男子とすれ違ったんだけど・・・。」
「あ、それ多分志郎くんやね。」
「あら、知り合いなの?」
「うん。さっき知り合ったばかり。少しからかったら逃げられちゃったんよ。」
「もう、希ったら何やってるんだか・・・。まあいいわ、私たちも行きましょ。」
「うん。着替えてくるからちょっと待ってて!」
そういって希は社務所へと去っていった。
(さっきの子が転校生だったのね。だとしたら本当に女子高という伝統をかなぐり捨ててまでしないと大変なところまで来てしまっているのね・・・。だったら生徒会長である私が頑張らないと・・・。)
「・・・ち、えーりーち!!」
「うわあっ!の、希!?」
「もう、えりちったらさっきから呼んでたのに無視するなんてひどいやん!」
「ごめんなさい、少し考え事をしてたわ。」
「ふーん。あんまり根を詰めたらいかんよ?」
「分かってるわ。行きましょ。」
そして絵里と希もまた学校へと向かっていった。
それからしばらく経ったころ、志郎は応接室で待っていた。
「ふう・・・。さっき全速力で走ったから少し疲れたわ・・・。息を切らしながら入ったもんだから理事長に心配されたし。ここで待ってろ、とは言われたが退屈だな。」
志郎は応接室のソファにもたれかかってくつろいでいたが次の瞬間、ノックの音がしたと同時に扉が開いた。
「はあー。やっと座れるわー。女子高って疲れるなあ、誰だよ女子高が楽園だの桃源郷だの言った奴は・・・。軽く詐欺じゃねぇかよ・・・。」
応接室に入ってきたのは、志郎と同じ制服に身を包んだ、機嫌悪そうに髪を掻いている男子だった。
「ん・・・?なあ、お前さん・・・。」
「は、はい・・・?」
「おっと、こいつは見苦しいものを見せちまってすまないな!俺は群馬から来た武藤幸雄っていうもんだ。気軽に幸雄って呼んでくれ!実はさっきから女子から奇異なものを見るような目線を雨のように浴びせられて辟易してたんだがまさかここでもう一人の男子に会えるとは僥倖だねぇ!お前さんはなんて言うんだい?」
入ってきた男子はさっきの不機嫌な姿からは想像できないテンションで一方的に自己紹介をしてきた。
「あ、ああ。俺は志郎。諏訪部志郎だ。こちらこそよろしくな、幸雄。」
「志郎・・・?」
「ん?どうした?」
「いや、昔の知り合いに『しろう』って名前の奴がいたんだよ。志郎か、いい名前だなあ。よろしくな、兄弟!」
「兄弟!?」
「ああ、流石に兄弟は言い過ぎかもしれんが、俺たちゃ二人しかいない音ノ木坂学院の男子生徒なんだ。仲良くしようぜ?」
「ああ、そうだな。」
こうして二人は改めて握手をした。
「早速仲良くなってるようね。気があったみたいで何よりだわ。」
今度は理事長が応接室に入ってきた。
「り、理事長先生。」
「あ、理事長。」
「この様子なら紹介する必要はないみたいね。」
「と、言いますと?」
「ええ、ここで顔合わせして紹介するつもりだったんだけど、少し用事が入っちゃってね。そうそう、これから始業式があるんだけど、君たちにも参加してもらうわ。」
「え?俺たちが参加していいんすか?」
「そうですよ、流石にいきなり生徒たちに紛れて並ぶのは・・・。」
「それなら問題ないわ。二人にははじっこの席に座ってもらうわ。クラスに行ってもらうのはその後よ。というわけでついてきてちょうだい。講堂へ案内するわ。」
「「はい。」」
志郎は新たな友を手に入れ、始業式に参加すべく共に理事長の背後に続いていく。
志郎の新たな学校生活がこれから始まろうとしていた。
いかがでしたでしょうか?
1話1話の長さは特に決まっておらず、「なんか無駄に長いな~。」と感じる回や、「終わるのが少し早くね?」と感じる回がまちまち出てくるかもしれませんがご容赦ください・・・!
次回はいよいよ志郎がクラスに入ります!もちろんあの三人組も出てきますよ!
それでは次回もお楽しみください!!
(感想もよろしくお願いします!)