ラブライブ! 若虎と女神たちの物語   作:截流

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どうも、截流です。

遂に1期編も残すはアニメ13話のみとなりました!失意に沈む志郎は果たして立ち上がれるのだろうか?



それではどうぞお楽しみください!!


44話 虎の魂は死せず

穂乃果がμ'sをやめると言い、志郎が穂乃果を引き留めようとしたものの彼女を傷つけ、そして幸雄がμ'sに見切りを付けたあの日から数日が経った。

 

結局μ'sは絵里の発案で本格的に活動を休止した。今回の一件を機に自分たちを見つめ合うべきじゃないか・・・というのが彼女の言い分だった。もちろんにこは反対したが、

 

「今のままで続けても意味があるとは言えないわ。μ'sは穂乃果がいなかったら解散したようなものでしょ。」

 

という真姫の言葉を聞いて渋々と承諾した。μ'sというグループが穂乃果のカリスマ性と、廃校を阻止するという目標に依存していたという事はみんな認識していたし、にこも例外ではなかった。

 

 

それからμ'sのメンバーはそれぞれバラバラになって動き出した。絵里と希は今まで通り生徒会の活動に尽力し、海未は弓道部、真姫は昼休みと放課後にピアノを弾く生活に戻った。そしてにこは凛と花陽に呼びかけてスクールアイドルとしての活動を続行していた。

 

彼女たちだけでなく、事実上アイドル研究部から離脱している志郎たちもそれぞれバラバラに動いていた。

 

幸雄は常に退屈そうにしているかと思えば、昼休みになると決まってどこかに姿を消す・・・という猫のような生活を送っていた。彼の姿をたまたま目撃した生徒が言うには、彼は誰に聞かせるわけでもなく、

 

「どうしたものか・・・。『あいつ』との約束、守るべきなのかねえ・・・。」

 

と呟いていたそうだ。

 

 

 

そして、志郎はと言うと・・・。

 

 

「・・・ごちそうさまでした。」

 

「志郎、最近ぜんぜんご飯食べてないじゃない・・・。それに顔色も少し悪いし大丈夫なの?」

 

「平気だよ母さん、別に具合が悪いわけじゃないしさ。」

 

「そう・・・。だといいんだけど。」

 

「うん、行ってきます。」

 

あの日以来、すっかり志郎は意気消沈してしまったのか普段の堂々とした姿は見る影もなく、どこかやつれている雰囲気を漂わせていた。食事も喉を通らないのか普段の半分どころか3分の1程度しか口にしない上に夜も満足に眠れていないのか、顔色も良くなく母親に心配されるほどだった。

 

 

「・・・。」

 

 

学校でも穂乃果や海未、そして幸雄とも喋ることなく、いつも上の空な様子で過ごしていた。

 

そしてある日の放課後・・・。

 

「志郎・・・。最近どうも変ですよ?顔色は悪いしいつも上の空で・・・。あの日からずっとそうです。あの日、何かあったんですか?」

 

志郎の事を案じていた海未が思い切って志郎に何があったのかをたずねた。彼女の言う『あの日』とは、もちろん穂乃果がスクールアイドルをやめると言い出した日の事である。

 

「・・・すまない。」

 

「え?」

 

「すまない。『あれ』は俺の問題なんだ・・・。心配してくれてるのは嬉しいが、今は俺を一人にしてくれ。」

 

志郎は申し訳なさそうな表情でそう言うと、そのまま一人で歩いて行ってしまった。

 

「志郎・・・。」

 

海未はそんな彼の哀愁漂う背中をただ見送ることしかできなかった。

 

 

 

 

 

 

「まったく、情けない男だな俺は・・・。」

 

志郎はため息をついてそう言って家のドアを開け、

 

「ただいま。」

 

と家に入りリビングに行くと・・・。

 

 

「よお志郎!どうしたんだよそんなシケたツラしてよ!!」

 

「と、父さん!?」

 

高いテンションで志郎に声を掛けたのは志郎の父、諏訪部晴彦だった。

 

「へへへ、なんで今家にいるんだって顔してるな志郎。」

 

「そりゃそうだろ・・・。父さんが帰ってくるのって早くても9時ぐらいじゃないか。今まだ5時になったばかりだぞ!?」

 

志郎は壁にかかった時計を指差しながらそう言うと、

 

「あぁ言ってなかったな。今日は有給貰って休んでたのさ。」

 

とあくびをしながら晴彦は反論した。

 

「有給!?そんなものを取るような用事なんて無いはずじゃあ・・・。」

 

「俺にはあるんだよなそれが。」

 

「・・・?」

 

父の意図が理解できない志郎は怪訝な表情で首を傾げた。

 

「志郎、お前最近母さんに心配かけてるだろ。」

 

「!!」

 

さっきまでのお茶らけた雰囲気から一転した真剣な表情で指摘された志郎は思わず息を呑んだ。

 

「・・・図星みたいだな。母さん言ってたぜ?最近お前が飯もロクに食わねえし、顔色も悪いのに平気だって言ってて心配だってよ。」

 

「それは・・・。」

 

「まあまあ、お前くらいの年頃の男にゃ親に・・・しかも母親に言いたくない事の1つくらいあるのは俺も分かるぜ?だけどよ、そうやって抱え込んじまってると周りにも見えてくるわけでな。だから母さんだって今朝お前の事を心配してたんだぜ?」

 

「・・・。」

 

「だからよ、何があったか話してくれねえか?男同士、親子水入らずでさ、そしたら気も晴れると思うんだが・・・。どうだ?」

 

晴彦の言葉を聞いて志郎はしばらく考え込んでから、

 

「分かった。話すよ、何があったのか・・・。」

 

志郎が意を決してそう言うと、

 

「それでこそ俺の息子だ。」

 

と晴彦はにっこり笑った。

 

 

そして志郎は、晴彦に今まで起きたことを全部話した。文化祭のライブでのこと、ことりの留学のこと、それらがきっかけで穂乃果がμ'sをやめると言い出したこと、そして穂乃果を引き留めようとして、彼女の心を傷つけてしまったことを・・・。全て包み隠さず晴彦に話した。

 

 

 

「なるほど。ここ最近で色々あったわけだ。」

 

「・・・ああ。」

 

「お前も大変だったろうに、よく頑張ったな。」

 

晴彦がそう言うと、

 

「俺は何もしていないよ・・・。いや、何もできなかった。文化祭とラブライブに向けて前のめりになりがちだった穂乃果を諫めることもできなかったし、ことりが留学をみんなに打ち明けた時も・・・。そして何より、穂乃果を引き留めようとしたのにあいつを傷つけてしまった・・・。俺はここ一番っていう時に何もできない無能だ・・・!」

 

と志郎は再び自分を責めた。

 

「・・・志郎はよぉ、少し責任感が強すぎるよな。」

 

「え?」

 

「お前は昔っから何があっても人のせいにしない奴だったよな。神峰橋から音ノ木坂に転校することになったって俺たちに言った時も『全部俺が蒔いた種だ』って言ってたしな。」

 

「そ、それは俺が暴れたからそうなったからで・・・!」

 

「責任感が強いってのはいい事だが、1人で抱え込みすぎるのは良くないって事!過ぎたるは猶及ばざるが如しって言葉があるだろ?つまりそう言う事だ、お前はそうやって自分で自分を押しつぶしちまってるんだ。」

 

晴彦は歯に衣着せることなく、自分の息子である志郎の長所であり短所である部分を指摘した。

 

「俺が・・・自分を?」

 

「そうだ。それにこの一連の出来事に関する答えなんてとっくに出てるじゃねえか。」

 

「とっくに?」

 

「ああ、結局のところみんな間違ってたのさ。穂乃果ちゃんも、ことりちゃんも、海未ちゃんも、他のμ'sのメンバーも、幸雄くんも・・・。そして志郎、お前もだ。」

 

「・・・。」

 

晴彦の出した結論に志郎は何も反論できなかった。いつの日か穂乃果のお見舞いに行った時の絵里と同じ言葉だったからだ。

 

「まあ結果だけみてそう言いきっちまえばそこでおしまいなんだが、志郎を含めてみんなが互いの為に良かれと思ってやった事が不幸にもぶつかり合っちまったのが何とも言えないな。お前だって、穂乃果ちゃんにμ'sをやめて欲しくなかったし、μ'sにはバラバラになって欲しくなかったんだろ?んで、その気持ちが逸っちまったばっかりにそんなことになったんだろ?」

 

「ああ、自分の気持ちを優先しすぎてあいつの気持ちを考えてやれなかったから・・・。」

 

「それで充分さ。」

 

「え?」

 

「お前はそうやって自分を省みることができる。人を傷つけちまったって反省できるってだけで充分なんだよ。この世の中にゃあそれができる奴はそうそういねえからな。その反省を次に活かしゃあいいじゃねえか!」

 

「でも、もうμ'sは・・・。それに俺が出来る事なんて何も・・・。」

 

「別に解散したわけじゃないんだろ?それに1人で抱え込むなって!志郎、お前やっと『友達らしい友達が出来た』って言ってたじゃねえか!そいつに頼れ!一緒に知恵を出していけばいいじゃねえか!!」

 

晴彦は志郎の肩をバンバン叩きながら笑顔でそう言い聞かせた。

 

「それにな、俺はお前のことを凄い奴だって思ってるんだぜ?これといった取り柄も無い平凡なサラリーマンの子だってのに運動神経はハンパじゃねえし力持ち、しかもそれでいて乱暴な性格にもならず、自分の力に驕ることも無く、自分の過ちを心から反省することが出来るいい男に育ってくれた!だからこそ俺も母さんもお前のことを凄い奴だって信じてるんだぜ?」

 

「父さん・・・!」

 

晴彦の言葉を聞いた志郎は男泣きに泣いた。自分のことを、『自分の子供だから』と、『立派に育ってくれた』と言って信じてくれる、親と言う存在の有難さと偉大さを感じて泣いた。

 

武田の子として扱ってはくれなかったものの武将として尊敬し、その背中に憧れた信玄とは違う、本当の意味で父親らしい父親の優しい励ましの言葉を受けた勝頼の心には『父親に認めてもらえた』という子供としての純粋な喜びと、自分を無条件に信じて励ましてくれる親への感謝があった。

 

「オイオイ泣くなよ志郎、いい歳してせっかくのいい男が台無しだぜ?」

 

晴彦は嬉しそうに笑って志郎の背を優しくさすった。

 

「ありがとう父さん。俺、やっと目が覚めた。」

 

「そっか、そいつは良かった。」

 

「父さんのおかげで前に進めそうだ!」

 

志郎がそう言った瞬間、

 

 

ぐ~~~~・・・。

 

 

という音が部屋に鳴り響いた。

 

「ははは、その前に腹ごしらえしなきゃだな志郎。」

 

「そうだな。気が晴れたら腹が減って来た・・・。ここ最近飯が喉を通らなかったからなぁ。」

 

「そう言うと思って母さんに頼んで今日はたっぷりと夕飯を作ってもらったぞ!!さて、そろそろできる頃だな・・・。」

 

晴彦がそう舌なめずりをしながら言うと、

 

『あなた~!志郎~!ご飯できたわよ!!』

 

と声が聞こえて来た。

 

「噂をすればなんとやらだな。」

 

「行くぞ志郎!早くしないと冷めちまうぞ!!」

 

「ああ!」

 

志郎は晴彦と一緒に部屋を出て、リビングに向かった。

 

リビングの食卓には、所狭しと言わんばかりに料理が並んでおり、もちろんご飯も山盛りであった。

 

「いただきます!!」

 

志郎は手を合わせてそう言うと、ご飯やたくさんの料理を口の中にかき込んだ。

 

「凄い食べっぷりね志郎・・・。まるで掃除機みたい。」

 

「それだけ腹が減ってるって事さ。それにあいつはこれから忙しくなるから、その為には活力がいるのさ。」

 

志郎の母、美代子と晴彦は志郎の豪快な食べっぷりを見ながら微笑まし気に話していた。

 

「何を話してたの?」

 

「それは男と男の秘密さ。」

 

「そう。それにしても、志郎が元気になってくれてよかった・・・。」

 

「言ったろ?俺に任せとけって。さ、俺たちも食おうぜ。いただきます!」

 

「ええ、いただきます。」

 

 

(ありがとう父上・・・。おかげで俺は目が覚めた。父上の信頼に報いるためにも、そして俺の『夢』のためにも、必ずやμ'sの結束を取り戻して見せるぞ!!)

 

志郎は夕食を食べながら心の中で決意を固めた。

 

 

「ふぅ、ごちそうさまでした。」

 

「はい、お粗末さまでした。」

 

「それにしてもすげえなぁ・・・。普段の3倍くらい食ってんじゃねえか?あんなにたくさんあったのにほとんど皿を空っぽにするなんて今までどんだけ食べてなかったんだか。」

 

「とりあえず皿洗うの手伝うよ母さん。」

 

「ありがとう志郎、でもその気持ちだけで充分よ。」

 

「え?」

 

「志郎にはやる事があるんでしょ?父さんが言ってたわ。」

 

「でも・・・。」

 

「志郎は自分のやりたいことの為に自分の力を振るいなさい。せっかく心から楽しいって思える事に巡り合えたんだから、今はそれに集中しなさいな。」

 

「そうそう、お前はもうちっと人に寄り掛かることも知るべきだ。後片付けとかは俺と母さんに任せとけって。」

 

美代子と晴彦がそう言うと志郎は折れたのか、

 

「ありがとう、絶対成し遂げてみせるよ。」

 

と2人に礼を言ってから部屋に戻っていった。

 

 

 

 

 

「もしもし政康、今大丈夫か?」

 

夕食の後に風呂に入ってから志郎は政康に電話をかけていた。

 

『おお、志郎か!聞いたぞ貴様、μ'sが活動休止とは一体どういう事だ!?色々納得いくように説明してもらおうか!!』

 

電話が繋がるや否や、政康の怒声が志郎の耳に飛び込んできた。

 

「ああ、そこら辺の事情の説明も含めてお前に相談したいことがあるんだ。実は・・・。」

 

志郎は政康にも文化祭以降の一連の出来事を余すことなく話した。

 

『・・・なるほど、事情は概ね把握した。』

 

「意外と落ち着いてるな政康。てっきりものすごく怒鳴られるとばかり思ってたんだが・・・。」

 

『ふん、俺とて周りのことを配慮しておるわ。しかし貴様は幸運だぞ志郎?』

 

「え?」

 

『もし電話ではなく面と向かって話していたら貴様の首を全力で締め上げていたかもしれんのだからな・・・!』

 

「ひっ。」

 

政康の一見穏やかに聞こえるが殺気のこもってる死刑宣告に志郎は背筋に悪寒が走るのを感じた。

 

『それにしてもずいぶんとやらかしたものだな志郎よ。ことりさんの留学に関することや屋上での出来事で何もできなかったことに関しては俺に責める権利は無いが・・・、問題はその後だ!!穂乃果さんを泣かせるとは何たる狼藉か!これだけはμ'sの1ファンとしては断じて許すことはできん!!もし俺が穂乃果さんを一番推していたら今すぐ貴様の家に行って貴様の身体を塵芥(ちりあくた)にしてやるところだったぞ・・・!それほど貴様の罪が重い事を知れ!!』

 

「うっ、返す言葉も無い・・・。」

 

『それはひとまず置いておくとして1つ解せん事がある。何故俺を頼った?貴様には武藤という優秀な知恵袋がいるではないか。』

 

「幸雄は・・・、あいつはもうμ'sを見限ってしまってると思ってな。お前もあいつの性格を知ってるなら分からんでもないだろ?」

 

志郎はあの日から幸雄とは全く話してはいなかったものの、幸雄が実質解散しているような状態であったμ'sを見限っているであろうことは、何となく認識していた。だからこそ政康に電話を掛けたのだ。

 

『確かに奴の性根を考えればそういう結論に辿り着くのも無理はあるまい。』

 

「だからお前に、これからの事を相談したくて電話を掛けたんだよ。」

 

『なんだ、そのような事であったか馬鹿馬鹿しい。』

 

志郎の言葉を聞いた政康は吐き捨てるようにそう言った。

 

「なに・・・!?」

 

『貴様はいつからそのような腑抜けになった?貴様は今は別の人間ではあるが中身は武田勝頼であろう?かつて信玄の後を継ぐ若虎として部を振るい長篠で敗れた後も、北関東の連中と手を組み真田をけしかけ上野を奪って伊豆を窺い、俺に北条家はこれまでかもしれないと恐怖させたあの武田勝頼はいつから腑抜けた!!』

 

「え・・・!?」

 

政康がいきなりまくし立て始めたことに志郎は困惑した。

 

『俺は貴様の盟友ではあるが、同時に宿敵であることを忘れるなという事だ!貴様にはわざわざ宿敵を頼らずとも何かを成し遂げられる力がある!!貴様は自分がやりたいようにすればいいだけのことではないか。そんな事も分からんのか間抜けが!』

 

「俺のやりたいように・・・。」

 

『左様。貴様の心の中には既に浮かんでいるのではないか?』

 

「ああ、俺は穂乃果に謝りたい・・・!そして、バラバラになりつつあるμ'sの結束を取り戻したい!!」

 

志郎は、自分の胸の中に湧き上がって来た『やりたいこと』を政康に打ち明けた。

 

『ふっ、それでよいのだ。だが、μ'sの結束を取り戻す・・・という事はことりさんの留学を止めることになるが、それについてはどうする気だ?』

 

「できる事なら止めたいが、俺にことりの決断を覆す権利は無い。俺はあくまでもμ'sが武田家のようにみんながバラバラになって空中分解するのを防ぎたいだけだからな。もしことりが留学に行って、μ'sが解散するという結果になったとしても、喧嘩別れのような形にならなければその結果を甘んじて受け入れるつもりだ。」

 

『・・・そうか。ならば志郎、貴様は己の心を偽ることなく存分に力を振るえ!そしてμ'sの結束を、絆を取り戻してみせよ!!』

 

「お前に命令される謂れなんて無いぞ政康!それにお前に言われずとも、必ず俺は成し遂げる・・・!」

 

『ふふふ・・・!では、どのような結末になるのか楽しみにしているぞ?』

 

「ああ、楽しみに待ってろ。」

 

志郎は不敵に笑いながら政康にそう返すと電話を切った。

 

 

「・・・そうだ、政康に言われた通りに自分のやりたいことをやればいい。使命感やら責任感は全て投げ捨てろ、野を気ままに走る虎のように、自分のやり方で為すべき事を為せばいい・・・!」

 

志郎はベッドに寝転がり、天井を仰ぎ見てそう呟いた。その表情には今までのような迷いや躊躇い、そして自分の無力を責め呪った、後ろ向きな自分はもういなかった。

 

「よし、そうと決まれば策を練らねばならんな!μ'sの結束を取り戻すために必要な事も、μ'sを見限ってしまった幸雄を如何にして呼び戻すかも考えねば・・・。今夜は徹夜になりそうだな。」

 

こうして志郎は机に向かって、μ's再興のための策を練り始めた。

 

 

 

 

一度は無力感と諦観の底に沈んだ若き虎の魂・・・。しかしその魂は、現世の父と奇妙な友情を持つ友人によって復活を果たした。

 

若き虎はかつての自分がぶつかり、今なお立ちはだかり続ける大きな壁を乗り越えるために再び走り始める。その顔は清々しく、希望に満ちていた。




いかがでしたでしょうか?


志郎の両親については、1話だけの登場だったんですが名前まで付けてしまった以上、最低でももう一回は登場させないと・・・と考えていたので、ここで再登場してもらいました!

いよいよ1期編も大詰め、残るはアニメの13話のみとなりましたがアニメとは少しばかり展開を変えて執筆する予定です。

感想お待ちしております!!



それでは次回もまたお楽しみください!!
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