ファイナルライブ見てきました。もう「今が最高!!」としか言えないくらい感動しました!!
μ'sはここで一旦終わりとなりますが、彼女たちは私たちの心の中で永遠に生き続けることでしょう。そしていつか、いつの日かまた、私たちの前に姿を見せてくれる時が来るかもしれません!
今回は二回目の番外編です。時間は大きく飛んでμ'sが解散してから数年たったころの話です。ある人物も登場しますよ!
それでは、どうぞお楽しみください!!
「まったく、お前は相も変わらず突拍子もないことを言い出すな。」
「まあ、こういうのも悪くないでしょ。」
「ああ、悪くはないな。ここがどこかよくわからないということを除けばな!」
今、志郎と幸雄はとある田舎町のバス停にいた。
どういう状況なのかあまりにも唐突すぎてわからないと思われるので、ここでちょっとした説明をしよう。
μ'sのラストライブから年月は流れ、志郎と幸雄は大学二年生になっていた。そんな大学二年生の夏休みに志郎と幸雄は熱海に旅行に出かけようと計画した。
一日目はつつがなく終わったが、問題が起きたのはその翌日。幸雄が突然、
「せっかくの旅行だし、ただ熱海にいるだけじゃつまらねえからどっか行こうぜ!!」
と、言い出し事は始まった。
「電車とバスに乗って適当な駅で降りるってどっかの旅番組の真似事をしてたら二人してぐっすりしてどこかわからないとこについたって笑いごとにもならんのだが。」
「旅にハプニングは付き物っていうじゃねえか。それに二人とも寝てたから同罪ってことでここはひとつ!」
「言わねえし、俺が言うならともかくお前が言うか!!」
「どうどう・・・。次のバスが来るまでまだまだ時間がかかりそうだし、こんなカンカン照りのところでじっとしてたらぶっ倒れかねんからぶらぶらしてようぜ。」
「そうだな。それがいい。」
そう言って志郎たちはバス停から動き出した。
「そういえばここはどこなんだ?」
「ふむ・・・。内浦ってとこらしい。」
「内浦というと沼津か。ずいぶん遠くまで来たんだな。」
「こういう見知らぬところで迷子になるってのは穂乃果を思い出すな。」
「穂乃果か・・・。あいつらは今でも元気にやってるのかね。」
「まあ、俺たちは通ってる大学こそ違うが会おうと思えば会えるんだけどな。」
「と言っても忙しくてそんな暇無いだろう。」
志郎と幸雄は見知らぬ街を歩きながら穂乃果たちの話に興じていた。
「穂乃果と海未は近場の大学に、ことりは服飾系の大学に進学して・・・。」
「絵里はまたバレエの道を進んでるらしいな。希は神道を学ぶために進学、にこは芸能界に入ったって聞いたときはビビったな。まあ、あいつ自身かなり向上心あるし努力の塊だし、問題なくやってるみたいで安心したな。凛と花陽と真姫はどうだっけ?」
「たしか花陽と凛は教育学部で、真姫は医学部に進学だよな。」
「しっかし凛が先生とは意外だな。」
「教師といっても体育関連だがな。」
「ああ、それなら合点がいくな。」
「みんなそれぞれの道を歩んでいるんだな・・・。」
「あの時を思い出しますな。」
「ああ、あの一年間は戦に身を投じてる時以上に血が沸き心が躍ったものだ。それに、最後まで物事を成し遂げることができるということがこれほど素晴らしいものだと感じることができた。俺は彼女たちに出会うためにこの時代に生まれたのかもしれぬな。」
「ええ。そうですな勝頼さま・・・。わしもそう思います。」
そうして思い出話に興じながら歩き、曲がり角を曲がろうとすると、
「きゃっ!」
「うおっ。」
志郎は走ってきた制服を着ていた少女とぶつかってしまった。
「すまん、大丈夫か?ケガはないか?」
「い、いえ大丈夫です!ごめんなさい、ちょっと急いでて・・・。そっちこそ大丈夫ですか?」
「ああ、俺は大丈夫だ。」
「よかったぁ。あれ?お兄さん達ここでは見ない顔ですね。」
「ああ、俺たちは旅行者でな。」
「そうなんですか!?だったらうちの温泉宿に来ませんか?」
「悪いねお嬢さん。宿泊場所はもう間に合ってるんだわ・・・。」
「そうなんですか。あ、内浦はいいところなので楽しんでいってくださいね!」
「おおーい!千歌~!!なにやってんのー!練習遅れるよ~!!」
志郎と幸雄が声のした方を振り返るとぶつかった少女と同じ制服を着た少女たちが八人いた。
「あっ、曜ちゃん。じゃあ私はこれで!」
「ああ、部活がんばれよ。」
「はい!」
そういって二人と少女は別れを告げた。
そして2時間後、志郎と幸雄は熱海に戻るためのバスに乗っていた。
「そういえば幸雄、あの娘は・・・千歌ちゃんと言ったか。一体どんな部活をやってるんだろうな。」
「なんだ志郎?そんなこと知って何をする気だ?ひょっとしてスt」
「んなわけあるか。ただ少し気になることがあってな。」
「気になること?」
「ああ、彼女とその友達の、あの9人・・・。どこか『あいつら』に似たような雰囲気を感じなかったか?」
「そうだな。遠目ではあるがなかなか個性的な雰囲気してたな。そういう意味では『あいつら』にそっくりかもな。」
「もしもあの娘たちがスクールアイドルをやっていたらどうなるんだろうな。」
「さあ、さすがの俺でもわからねえな。」
「そうか。でも、きっと『あいつら』と同じようにどんなことでも乗り越えられるユニットになりそうだな。」
「かもな。」
幸雄は簡潔に志郎の言葉に応えた。そして志郎は窓に映る景色に目を向けた。
志郎の目には、丘の上にある学校に向かって飛ぶカモメが映っていた。
いかがでしたでしょうか。
こういう話はエピローグとか最終回の後日談で書けって怒られそうな気がしますが、この話はファイナルライブが終わってからパッと話が浮かんで、ファイナルライブの余韻が抜けないうちに書いてしまおうと思って書いた次第でございます。
μ'sはラブライブ!作中ではスクールアイドル界隈に、そして現実ではアニメ界に大きな風を巻き起こしました。その風は息吹となって多くの人の心に吹き付けました。そして作中でμ'sは解散し現実では、ファイナルライブを迎えました。だからといってμ'sは消えてなくなってしまったわけではなく、彼女たちの巻き起こした『風』となって少しの間どこかへ飛んで行ったのではないか、と私は考えています。
そしてその風は時を経て色や形を変えて再び私たちの心に爽やかに吹きすさぶものとなって戻ってくることでしょう。
志郎たちも確信こそはありませんが、そんな新たな時代の、『次代の息吹』をあの少女と出会ったことで感じたのではないでしょうか。
長々と厨二臭い文でお目汚ししてすいませんでした!(こうでもしないとライブが終わった後の虚無感がヤバいんです!許してくださいなんでもry。)
それでは、次回の本編もお楽しみください!!