ワタシニホンゴワカリマセン(土下座)
ここは今、最もバトスピの盛んな街『武蔵』
数多くのカードバトラー達が天下布武を目指し切磋琢磨する大都会
ここで数多くのカードバトラーと戦い、時には敵として、また時には仲間としてバトスピを通じ競い高め合ってきた男『烈火幸村』がいる
「ったく、、、佐助達遅いなぁ、、、」
「焦る気持ちもわかるでごじゃるが、そうなってしまえば勝機を見落とす
普段からの鍛錬と思うでごじゃるよ」
幸村にそう助言めいたことを言う少女『黒田環奈』
彼女は天才的な頭脳と知識を持ち合わせており以前に幸村に救われた事をきっかけに指南役として共に旅をしていた
その場に慌てて駆け寄ってくる少年がいる
「悪い幸村っ!!」
「どうしたんだ佐助?」
その少年は『暁佐助』
バトスピを始めて数ヶ月でまだまだ実力はまだまだであるが幸村のバトルに惚れ込み弟子として修行を行っている
「あれ?太一と有弥と拓馬は?」
太一、有弥、拓馬は佐助の仲間で彼が幸村と共に行動するのと一緒にいる少年達であったが今この場にいるのは佐助のみであった
「3人が同時に風邪をひいたらしくってその確認で遅れちまったんだ」
「そうか、、、なんなら今からお見舞いに行こうか?」
「いやいや、幸村には大切な試合が控えているんだ
今風邪をうつされる訳にはいかないって3人共言ってたんだ」
「なら、治ったら何か埋め合わせをしなくっちゃ、、、な、、、?」
幸村はそこでふとある事に気がつく
自分の足元の影が徐々に大きくなっていく
ゆっくりと上を向くとそこには勢いよく落下してくる深紅の髪の少年がいた
「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!
どいてどいてどいてぇぇぇっ!!」
そして少年は幸村と勢いよく激突して勢いを止めた
「痛つつ、、、なんか以前にもこんなことがあった様な、、、」
「えぇっと、、、悪いんだけどそこをどいてくれるかな?」
深紅の髪の少年は落下で軽く後頭部を打ったのか頭を摩りながら辺りを見渡していると自分の下にいた幸村に気がつく
「あぁっ!
ごめん」
慌てて少年は幸村の上にから下りると直ぐに手を差しのばす
「大丈夫か?」
「あ、あぁ
ええっと君は?」
「え?
あぁ、俺は馬神弾
君は?」
「俺は烈火幸村、空から落ちてきたみたいだけどどこから落ちてきたんだ?」
「さぁ?
って言うかここどこ?
日本、、、みたいだけど違うみたいだし、、、
こんな所見たことないや」
「ここは武蔵、今最もバトスピが盛んな街だ」
「バトスピ!?
もしかしてお前もカードバトラーか!?」
それまで辺りを見渡していた弾は『バトスピ』という単語に目を輝かす
「あ、あぁ」
その勢いに飲まれ気味な幸村は汗を垂らしながら頷く
「もしよかったら俺とバトルしないか?
こう見えて俺、元いた街では『激突王』って呼ばれてて
まぁ、優勝した事はないけどハイランカーなんだ」
「激突王?
聞いたことないな、、、
それにハイランカーってことはA級以上のバトラーって事か、、、
なんだか気に入ったぜ
よし、するか
ちょっとついてきてくれ」
「どこかのショップでするのか?」
「いや、俺たちは今からスタジアムに行くつもりなんだよかったら一緒こないか?」
「スタジアム?
そんなとこで何するんだ?」
「お前、3Dバトルを知らないのか!?」
「ごめん、俺、知らないや」
「ふむ、今時3Dバトルを知らない者もいるでごじゃるか、、、
今世は空前のバトスピブームが巻き追ってるでごじゃる
その火種として現れたのが3Dシステム、文字通りにスピリットやマジック、ネクサスなどが立体映像として現れて戦うバトルのことでごじゃる」
しばらく話をしながら歩いて行くと大きな体育館の様な場所に辿り着いた
「ここが武蔵スタジアムだ
ここで3Dバトルを行えるんだ」
とそこで会場の入り口付近に出来ている人だかりに一同は目を止めた
何やら揉め事の様であまり聞こえのよくない言葉が遠くから聞こえてくる
「何かあったみたいだな、、、
ちょっと様子を見に行こうぜ」
幸村が駆け出すとそれに続いて環奈、弾、佐助と騒ぎの方へと足を進めた