「どうしてこうなった、、、
why、、、why!?」
太陽の光を受け黄金に輝く髪の少年『クラッキー・レイ』は海辺の町を駆け抜けていく
そしてその背後を沢山の青きスカジャンを纏った青年、女性達が鬼の形相で追いかけている
ここまで至った経緯はそれほどに難しくはなかった
クラッキーがこの時代にやってきたのはかれこれ数日前
弾達と同窓会を行っていた筈が、気がつけば潮風の香る海辺の町に立っていた
「ここは、、、?」
クラッキーは周囲を冷静に見渡す
だが、やはり初めて訪れた町、見たことのない風景がそこには広がっていた
「グラン・ロロ、、、ではなさそうだね、、、
ここはいったい、、、」
そこでふとクラッキーは小さな店のショーウィンドウに並べられたカード達に目が止まる
「これは、、、っ!
バトルスピリッツじゃないか!?
しかも今までに見たことのないカードがこんなにも!
このカードは欲しいな!!」
クラッキーが数枚のカードを購入し、カードを眺めながら町を散策する
「おい、お前っ!!」
ふいに声をかけられクラッキーは慌てて振り返る
そこには青きスカジャンを纏った海色の髪の女性が立っていた
「貴様、見ない奴だな
何者だ!?」
「僕はクラッキー・レイ
ただ、人に名を訪ねる時は自分から名乗るものじゃないかいレディ?」
「ふん、自分は群青早雲
ここは私達の縄張りだ
何の目的があってここにきた」
「縄張り、、、?
随分と野蛮な事をしているんだね」
クラッキーはそう言いながら膝をつき早雲の手を取る
「そんなもの捨てて僕と遊ばないかい?
きっと楽しいよ」
「くっ、、、!」
取られた手を振り払うと早雲は頬を少し赤らめる
「貴様っ!!」
「おぉっと、怖がらなくていいよ
僕は光の貴公子、全ての可愛い女の子の味方さ」
「かっ、、、可愛い、、、だと!?
ふざけるなっ!!」
「ふざけてなんていないさ
早雲、君は十分に可愛いよ
ただ、君はきっと怖がっているだけなのさ」
「なっ!!」
クラッキーは何処からともなく花束を取り出すと早雲にそっと手渡す
「怖がらなくて平気さ
さ、僕の手を取ってくれたまへ」
更に赤みを増す早雲の顔、そして恥ずかしさから少し震える
「、、、いいだろう、、、」
「わかってくれてよかった」
「そこまで自分を愚弄するとあれば、こいつで雌雄を決する!!」
そして取り出したのは青のデッキケースであった
「NO!
そういう事じゃ、、、」
「問答無用だ!!
付いて来い!!」
「のぉぉぉぉぉっ!!」
そうして早雲に引きずられながらたどり着いたのは近くにあるスタジアムであった
そこのフィールドに投げ捨てるように放られたクラッキーは顔を勢いよくぶつける
「痛たたっ、、、
全く強引なんだね」
「貴様もカードバトラーなのだろう!?
さっさと準備をしろ!」
「OK、なら僕が勝ったらちゃんと話しを聞いて貰うよ」
「海神丸、招来!!」
早雲の掛け声と共に青きイルカの様な形の機械が姿を現した
「っとなると、こっちの機械を使えばいいんだね」
2人が機械の上に立つと同時に2機はゆっくりと浮上する
「行くよ!」
「参る!」
「「ゲートオープン、界放!!」」