Wonder land Wars ~ドクロ船長とマッチの少女~   作:コッコリリン

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今回、ちょっとシリアスに行こうと思います。けどその前に。

不憫枠してごめんなさい、美猴さん……!


ドクロ船長とマッチの少女 3

 

 

 

 

~花かんむり part1~

 

 

 

 

「お花、いっぱい摘んじゃった……」

 

(戦場の近くにお花畑を見つけたから、思わず寄り道しちゃったけど……)

 

(……デスさんに、あげよう……喜んでくれるかな……)

 

「……でも、普通に渡すだけじゃ、なんだかもったいないような気もする……」

 

「…………」

 

「……!」ピコーン

 

 

 

 

≪で……≫

 

 

 

 

「デスさん」

 

『……ミクサカ。今度はナンダ。手短に頼むゾ』

 

「ん」

 

『……? ナンダそれハ』

 

「お花のかんむり……」

 

『見ればわかル。それをどうして俺の所へ持ってきたんダ』

 

「……あげる」

 

『……ハ?』

 

「デスさんに、あげるために作ったから……」

 

『オイ、お前、それがこの俺に似合うとでも思っているのカ?』

 

「…………」

 

『ったク……』

 

「……ごめんなさい……迷惑、だったよね……」

 

『…………』

 

「うん……これ、捨ててくるね……」

 

『オイコラ待テ。いらんとは言ってなイ』

 

「え……」

 

『寄越セ。やるというのでもらってやろウ』

 

「っ……あり、がとう……」

 

『フンッ』

(というよりあんな顔されればもらうしかないだろうガこのガキ……)

 

 

 

 

~花かんむり part2~

 

 

 

 

『……さて、あいつから花かんむりを受け取ったはいいガ……』

 

(というよリ、こんな花の輪っかに何の価値があるというのダ……今更ながら、受け取ってしまった俺の甘さが腹立つナ……)

 

(こんな物、俺の財宝の一部に加えるつもりはないシ、かと言って捨てでもしたら夢見が悪イ……)

 

(だが身に着けるというのモ……)

 

『…………』

 

『……っ!』ピコーン

 

 

 

 

≪で、戦闘中≫

 

 

 

 

 中央レーン:デス・フック&シャドウ・アリス VS ピーター・ザ・キッド&美猴

 

「さってと……大人しくしてもらおうか!!」

≪スカイフォール発動≫

 

『グアァッ!!』

 

「デスさん!?」

 

『こんな時にあれだがデスさんはやめロォォォォォ!!』

 

「今だ、美猴!」

 

「おうよ! 一発で沈めてやるぜぇい!!」

 

 

「唸れ……如意棒!!」

≪如意暴風≫

 

 

『ヌゥッ!!』パサァッ

 

「……チッ! 仕留め損ねたか。流石に体力は高ぇな!」

(つっても、もう奴も立っているのもやっとなはず。逃げる前に仕留めちまえば、後は兵士を押し込めていって…………あ?)

 

「よぅし、そんなこのまま一気に…………は?」

 

「デスさん大丈…………え?」

 

『ヌゥッ……不覚を取ったカ……やられる前に一度城へ……ム?』

 

「…………」

 

「…………」

 

「…………」

 

『……なんだ貴様ラ。何故俺の頭を見……ア』

 

 

 

 帽子が飛んで頭のお花がワンダーラーン

 

 

 

「…………」

 

「…………」

 

「…………」

 

『…………』

 

「……デスさん……帽子の下で花かんむりっていうのは……」

 

「いや……なんか……うん」

 

「……ブフゥッ!」

 

『…………』

 

 

 

 

≪ワンダースキル発動≫

 

 

 

 

「ちょ、おい、待てこの野郎! まだお前それ発動させるレベルに達してねぇだろ!?」

 

『海ノ藻屑トナレ……!』

 

「って聞いちゃいねぇっ!? くっそこんなことでくたばってたまるか! 一旦後退して」

 

 

 

「空の彼方へ!!」

≪エアーウォーク発動≫

 

 

 

「……は?」

 

 

 

「逃げるが勝ち、だよ……」

≪おにさんこちら! 発動≫

 

 

 

「おい」

 

 

 

『総員撤退! 総員撤退!』

 

『全兵士は拠点まで戦線を下げろぉぉ!!』

ワーワーギャーギャー

 

 

 

「ちょ……」

 

 

 

≪WS発動デス・フック VS 美猴≫

 

 

 

「…………」

 

『…………』

 

「…………」

 

『…………』

 

「……ぐ」

 

「ぐぉぉ、頭が! ってことで撤た」

 

 

 

≪獲物ハ逃サヌ…発動≫

 

 

 

「ぐぇ……!」

 キュウセッキーン

 

『…………』

 

「……あー、えっと、だな……」

 

『…………』

 

「その……に、似合ってるな! その花!」

 

 

 

『見  タ  ナ  !  !』

 

 

 

「原因は俺だけど俺は悪くねえええええええええええええええ!!!」

 

 

 

 

 

 

 結局、今回の戦いはデス・フックが怒涛の勢いで戦線を押し上げたことで勝利しました。

 

 尚、この戦いの後にデス・フックと美猴は『こんな思いはもうごめんだ』」と一字一句まんま同じ感想を呟いたそうです。

 

 

 

 余談ですが、『最初から被るんじゃなかっタ』と言いつつも、ミクサからもらった花かんむりはなんだかんだでデス・フックの財宝の一つとして大切に保管されました。

 

 

 

 

 

~夢の中でも~

 

 

 

 

『…………』カチャカチャ

 

「…………」

 

『…………』カチャカチャ

 

「…………」

 

『……オイ』カチャカチャ

 

「…………」ギュッ

 

『無言で背中にしがみつくナ。右腕のメンテナンスの邪魔ダ』カチャカチャ

 

「……ごめんなさい……けど」

 

『ム?』

 

「もうちょっとだけ……こういさせて」

 

『…………』

 

「…………」

 

『……フン』カチャカチャ

 

「…………」

 

『……ミサイル発射機構が若干ガタがきてるカ……まぁどうとでもなル』カチャカチャ

 

「……デスさん」

 

『……ナンダ』カチャカチャ

 

「今日……夢を見たの」

 

『……夢だト?』カチャカチャ

 

「ん……ちょっと前までは毎晩見ていたけど……最近になって見なくなっていた夢」

 

『……ほゥ』カチャカチャ

 

「それでね、夢の内容は……私が、ここに来る前の世界で見た光景」

 

『…………』カチャカチャ

 

「私がいたところは……寒くって……雪が降ってて……お金持ちの人は、あったかいお家があって……貧しい人は、皆暗くって……」

 

『…………』カチャカチャ

 

「私はね、貧しいお家で生まれて……毎日生きるのが、大変だったなぁ……」

 

『…………』カチャカチャ

 

「それでね……年の瀬の時、私、お父さんに言われて、街の中でマッチを売っていたの。でも、全然売れなくって……」

 

『…………』カチャカチャ

 

「寒くって……ひもじくって……つらくて……それでも、お家に帰ったら……お父さんに、叩かれるから、帰れなくって……」

 

『…………』カチャ…

 

「それでね……少しでも、暖かくなりたいから……マッチを擦ったの……そしたらね、どうなったと思う?」

 

『……どうなったというのダ』

 

「……マッチの火の中にね、ぼんやりとだけど……見えたの。暖かいストーブとか、クリスマスに食べるお料理とか……」

 

『ほゥ……』

 

「けど、マッチの火が消えたら、それも全部消えちゃうの……」

 

『…………』

 

「でね……次にマッチを擦ったら、今度はおばあちゃんが出てきたの」

 

『……お前の祖母がカ?』

 

「うん……死んじゃったけど、今でも大好き」

 

『そうカ』

 

「……でもね、マッチの火が消えそうになると、やっぱりおばあちゃんも消えちゃいそうになって……だから、慌ててマッチ全部に火を点けたの」

 

『…………』

 

「火の向こうでおばあちゃんが手を伸ばしてきて……私も、その手を取ろうとして……触れた途端に、パッと目の前が眩しくなって…………」

 

『……それデ?』

 

「…………それで、後は真っ暗になるの」

 

『……終わりカ?』

 

「んん……よく、わかんない。おばあちゃんも見えなくなって、今までいた街も、人も消えちゃって……真っ暗の中、私は一人だけ。ずーっとずーっと広くて暗くて、寒い場所に、一人ぼっちで…………それで、いつの間にか目を覚ますの」

 

『…………』

 

「……それが、今までの夢。そんな夢を、前はよく見てた」

 

『…………』

 

「……けど」

 

『ム?』

 

「今度の夢は、違った」

 

『……どう違ったというのダ?』

 

「……今までは、おばあちゃんが消えて、真っ暗の中に一人取り残されて終わる夢だったけど……真っ暗の中で、私の目の前に誰かが立ってるの」

 

『誰カ?』

 

「暗くってお顔までは見えなかったけど……とっても背が高い人だった。それでね、その人が言うの」

 

 

 

「『生きろ』って」

 

 

 

『…………』

 

「そう言ったら、その人が背中を向けて歩き出して……それを追いかけて……目が覚めた」

 

『……訳のわからん夢だナ。おまけに、長イ』

 

「うん……いつもの夢と違って、よくわかんなかった……でも」

 

『デモ?』

 

「……嬉しかったのだけは、覚えてる」

 

『…………』

 

「……ねぇ、デスさん」

 

『……ナンダ』

 

「私、最近になって思うの……ここに来て、よかったって」

 

『……毎日戦いに明け暮れるような世界が、よかったと思うのカ?』

 

「それは……ちょっと、嫌だけど……でも、会えたから」

 

『誰にダ』

 

「……おばあちゃんと、同じくらい大好きな人」

 

『…………フン』

 

「…………」

 

『……一つ、俺も何か話をしてやル』

 

「……え?」

 

『どこぞの誰かのせいで腕のメンテナンスをする気が失せたワ……暇ができたから付き合エ』

 

「っ! ……うん」

 

『……背中にずっとへばりついていたら話しにくいだろうガ。前に来イ』

 

「うん!」

 

 ポスン

 

『……よりによって足の間カ。まぁ、よイ』

 

「…………♪」

 

『フム、何から話そうカ……俺がある島の財宝を手に入れるために訪れた時ニ……』

 

 

 

 

 

 本来、亡霊であるはずの彼の体に背中を預けた時のミクサの表情は、まるでストーブの温もりを感じている時のような、それはそれは幸せそうな、穏やかなものだったそうです。

 

 

 

 

 

~あなたを追って~

 

 

 

 

 気が付けば、しんしんと降りしきる雪の中に、私は立っていた。目の前を横切るのは、大勢の大人たちや、私と同じくらいの子供。皆が皆、前を向いて忙しなく歩いている。

 

「マッチいりませんか? マッチ、いりませんかー?」

 

 そんな人たちへ向かって、街角に立って一人声を張り上げる私。自分の意思とは裏腹に、口が、体が、勝手に動く。

 

(あぁ、そっか)

 

 そして、確信する。この光景を、私は覚えていた。

 

(これ、夢だ……)

 

 私がこの世界に来る前の光景。貧しくて、必死に生きていたあの頃。お父さんの暴力に耐えながら、一日一日を頑張って乗り越えていたあの頃。

 

 年の瀬に、お父さんに言いつけられて、マッチを売ろうと必死になっていた、あの時。全部売らないと、お父さんに叱られるから、寒空の中を必死になって声を張り上げていたあの時。

 

 寒くって、ひもじくって……つらかった、あの日。

 

 それが、最近になって見なくなっていたのに。

 

「マッチ……いりませんかー?」

 

 籠を手に、マッチの箱を差し出しながら声を上げる私。誰も見向きもしないのに、一生懸命になってマッチを売ろうとしている。

 私は、知っている。籠の中一杯のマッチは、何一つ売れないことを。そして、

 

「ひゃっ」

 

 背中から衝撃を受けて、私は前のめりに倒れこむ。籠に入っていたマッチ箱は、冷たく湿った雪の上に散らばった。もう、使い物にならない。

 

「そんなところに突っ立っているからだ! 気を付けろ!」

 

 身なりのいい、ひげを生やしたおじさんが、私を罵倒しながら足早に去っていく中、私は散らばって湿ったマッチ箱をかき集めた。その中で、どうにか無事だったのは、一箱だけ。周りの人たちは、私をいない人として無視している。

 

「う……」

 

 泣くのを必死に堪えながら、私は一つのマッチの小箱を持って、路地裏の壁を背に座り込んだ。あの時、素足から直に感じる、刺すような冷たさを、今でも覚えている。

 

 靴は、無かった。家を出る時は、ちゃんと履いていた。ただ、その靴は、死んだお母さんが履いていた靴。だから、小さな私の足にはサイズが合ってなくってブカブカだった。

 すごいスピードで走ってきた馬車から避ける時、靴は片方どこかへ行ってしまった。もう片方も、私と同じか、はたまた年下の浮浪児が持ち去ってしまった。

 

 寒くて体が震えて、歯と歯がかみ合わなくって音をたてて……寒さを凌ぐために、足をすり合わせたり、体を丸めたりしたけど、どうにもならなかった。

 

 身も、心も、寒くくて切なかった。

 

 その時に、マッチ箱が目に入った。マッチを点ければ、少しでも寒さを凌げるかもしれない……そう思って、私は、冷たくてもう何も感じない手を動かして、マッチの箱に入っていた一本に火を点けた。

 

 本当に、何にも考えてなかった。ただ、暖かくしたかった……けど。

 

「わぁ……」

 

 マッチの火の向こう。そこには、見たこともないような、大きな七面鳥のローストが、白いテーブルクロスが敷かれたテーブルの上に乗っているのが見えた。見てるだけで、その香ばしい匂いがこっちに漂ってきそうな、本当においしそうなローストチキン。そっと、私はそれに向けて手を伸ばす。

 

 マッチの火が消えると、その光景は一瞬で消えた。漂ってくるのは、黒く焦げたマッチの臭いだけ。

 

 どんな原理で、あの光景が見えたかなんて、私にはわからないし、どうでもよかった。ただ、もう一度、あの光景が見たくって、私はもう一本、マッチに火を灯す。

 

 今度は、お金持ちの家にあるような、大きな大きなクリスマスツリー。首が痛くなるほどの高さのあるモミの木を彩る、煌びやかな飾り。ショーウィンドウがあったお店で飾られていたのを見たことがあったけれど、ここまですごいツリーは見たことがなかった。

 

 そのツリーにも、手を伸ばす私。でも、それもマッチの火が消えると、すぐに跡形もなく消えてしまった。

 

 気が付いたら、雪は止んでいた。寒い中、夢の中の私は空を見上げる。すると、お空の中に浮かぶいくつもの星の中の一つが、尾を引いて流れていった。

 

「あ……流れ星……」

 

 流れ星……流れ星が流れる時、それは誰かが死んじゃって、魂が神様のところへ引き上げられるんだよって、おばあちゃんが教えてくれた。

 

 おばあちゃん……私はその時、おばあちゃんに会いたくなった。寒くて、つらくて、ひもじい気持ちを癒してくれるおばあちゃん。暖かい手と、優しい笑顔が大好きなおばあちゃん。その時にはもう、死んじゃってたけど、それでもおばあちゃんに会いたかった。

 

 私は、おもむろにマッチを手に取って、火を点けた。すると、私の願いが届いたのかどうかわからないけれど、おばあちゃんが光の向こうから出てきてくれた。

 大好きなおばあちゃんが、私に向かって微笑んでくれている。私は、嬉しくなって、思わず駆けだしたくなった。

けど、マッチが消えたら、おばあちゃんが消えてしまう。それに気付いて、私は残されたマッチ全部に火を点けた。おばあちゃんがいれば、私は何もいらない。大きな七面鳥も、ツリーもいらない。おばあちゃんがいれば、それでよかった。

 

「待って、おばあちゃん……!」

 

 だから、連れて行ってほしかった。また一緒にいたかった。

 私は、おばあちゃんに手を伸ばす。今度は、消えないように。その温もりを、逃さないように。腕を伸ばして、迎え入れてくれようとしているおばあちゃん。私は、手を取ろうとした。

 

 

(ああ、また……)

 

 

 その後は、知っている。いつものように、夢はここで終わりと言うように、真っ暗が広がる。

 おばあちゃんは、連れて行ってくれなかった。私は、ずっと、ずっと一人ぼっちになる。目が覚めるまで、暗くて寒い場所に、ずっと……。

 

 

(また、一人ぼっちになるんだ……)

 

 

 夢の私は、そんなことを知らずに、おばあちゃんに手を伸ばす。そして、その手に触れようとした。

 

 

 

 

『くだらン』

 

 

 

 

「え……?」

 

 伸ばされた手は、私の手を取らず、私の持っているマッチへと伸びて……その火を、摘まむようにして掴んで、消した。

 燃えカスになったマッチが足元に散らばる。けど、私はマッチのことを気にも留めなかった。

 

 いつものような、暗い空間。けど、私は一人じゃなかった。

 

 おばあちゃんが消えて、代わりに立っていたのは、背の高い大きな人。右腕がなんだか異様な、大きな大きなその体をした人は、私を見下ろすように立っていた。

 

『お前のような小娘が、幻想を追い求めて死ぬなど片腹痛イ……』

 

 その声は、どこかくぐもっていて、凄みがあって……でも、私は、この声に安らぎを覚えていて。

 

『地獄へ行くのハ、この俺のような存在だけでイイ。だかラ』

 

 大きな左手が、私の頭に乗せられて、グリグリと動かされた。

 

『生きロ。冷たい闇は、お前には似合わヌ』

 

 そっと離されたその手の温もり……背中を向けて歩き去っていくその人を、私は立ち上がって慌てて追いかけた。

 

「待って……待って!」

 

 一生懸命走って、躓きかけて、それでも追いつけないその人の大きな背中。

 

 ずっと追い続けていくうちに、その人が歩む先に光が見えてくる。私が一人の時には、現れなかった光。まるで私を導いているかのように歩くその人に、私は叫び続ける。

 

「お願い、待って……私を、置いていかないで……!」

 

 

 その声が聞きたい。

 

 

その手の温もりに触れたい。

 

 

その大きな背中を抱きしめたい。

 

 

 だから、

 

 

「――さん!!」

 

 

 私は、光に包まれながら、その人の名前を叫んだ……ような、気がした。

 

 

 

 

 

 目が覚めても、私はその人の背中を探して走る。そんな時間が経たないうちに、座っているその人の背中が目に入る。

 

 私は、何も考えずに、その背中に飛びついた。

 

 

 

 つっけんどんな態度を取っていても、振り払おうとしないあなた。

 

 

 

 冷たいようでいて、暖かい言葉をかけてくれるあなた。

 

 

 

 自分は亡霊だって言うけれど、心が暖かいあなた。

 

 

 

 暗い闇の中を一人で漂っていたというあなたが、いつの日かまた暗い場所を漂うことになったとしても。

 

 

 

 今度は私が、あなたのための道しるべになる。

 

 

 

 だから、今度は寂しさから来る幻想を作るためじゃなく。

 

 

 

 あなたの為のマッチを灯そう。

 

 




独自解釈とかそういうのが多い今回のお話しでした。

これ書くためにマッチ売りの少女を納戸から引っ張り出しました。懐かしく思いながらも読み直しました。

号泣しました。お目め痛い。

ではまたしーゆー
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