ウルトラマンヒーロー   作:ホルンでごぜーます

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タイトルでマケット怪獣はばればれじゃないですかやだーー!!
大好きなんですごめんなさい
更新速度は進化している……圧倒的な速さで……

では本編どうぞ


GUYSよ、誇りを胸に1-マケット怪獣デットン?・負思念体キングジョー登場-

ボガールが現れた次の日、あらゆるメディアで、ある記事が公開された

『GUYS Japan!!基地を襲撃される!?』

その記事は日本だけではなく、世界中で公開された

当初は混乱を避けるため、情報の統制を敷いていたが、

まるで統制なんて無かったかのように、情報が公開されてしまった

 

基地の場所が民間に公開された場所と違うところを追及され、異星人らに襲撃されないように、

基地を別の場所に設置していたことを公表すると、なぜそこを襲撃されたのかと追及される

ついには翌日に書かれた記事がGUYS存亡の危機を引き起こすほどだった

『ウルトラマンがいないと何もできないGUYS』

 

GUYS Japanの中では、テレビの出来事を知っているためか、全員が意気消沈していた

無能と言われればその理由も分かる

そして、その無能といわれているのを一番痛感しているのも彼らなのだ

もしウルトラマンがいなかったらどうなっていたのだろうといつも心の中で考えていたのだから

そんな中、司令室に隊長の橘が暗い顔で入ってきた

「みんな、おっはよう」

途端明るい顔に戻った

「なんだよ隊長、明るくなれることなんてなんもないだろ」

「いやね?いいニュースがいくつかあってね、さすがに落ち込んではいらんなくてね

まず、一つ目、護君の体調が回復したよ」

「本当ですか!!」

「ヒロ君、本当の事だよ

まぁ、それもいいことなんだが、封印処理されていたマケット怪獣が使えるようになった

今日はそれの試験も行う、これによって戦力が上がるはずだ

そして、一番のビックニュースで、実は仲間が一人増える」

これには流石にみんな驚いた

誰が新しく入るのかということではなく、年二回の募集は終わっているはず

「もしかしてほかの部署からの移動ですか?」

「いや、昨日新しく私がスカウトした、入ってくれ」

扉が開くとそこには白杖を持った女性、坂牧由依がいた

「新しくGUYSクルーとして入隊した坂牧由依です、戦闘はできませんが、どうかよろしくお願いします」

「彼女は盲目で目が見えないが、ちょっと特別でね……とある事をしてもらう

これから私たちはマケット怪獣の試運転をしに出かけるぞ」

『GIG!!』

各隊員が準備を進める中、ヒロは坂牧を見つめていた

『この人が……護さんを……だとしたらどうにかしないと……!!』

 

 

 

 

 

 

山に囲まれたとある場所、30年前にもマケット怪獣を試験するために使用された場所だ

「で、隊長、どのマケット怪獣ですか?ミクラスですか?ウィンダムですか?エレキング?」

「いや、それが分かってなくてね、封印処理されてるものから適当に渡されてるからね」

「それってどうなんです……?」

「まぁ、使ってみればわかるさ……ところでヒロ君と由依君は?」

「あれ?いない……いつの間に」

 

ヒロと坂牧がいなくなった時、二人はほかの隊員のの見えない木々の中にいた

「どうしたんですか?私も試験を受けなきゃいけないんですけど……」

「少しだけお話が……」

「お話……ですか?」

「はい、この前基地に来た時、護さんに何かしましたか?」

ヒロは真剣な顔で

「……しましたけど?」

「やっぱり……!!あなたは!!」

ヒロが坂牧の肩をつかもうとしたとき

「おい二人ともこんなところで何してんだ?」

二人を捜しにきた篠崎が声をかけてきた

「おいおい、なんか揉め事かよ……」

その時、三人のメモリーディスプレイに通信が入る

『緊急事態だ!!早く戻ってきてくれ!!』

三人はとりあえず、テントの張ってある場所に戻った

 

 

 

 

 

 

「一体どうしたんですか!?」

「どうしたもこうしたも見ればわかる」

ヒロ達があたりを見渡すと、黒い霧……ダークエフェクトが集まり始めていた

「まさか!!」

霧は少しずつ形を作っていき、そこにはロボットが現れた

橘はそのロボット……怪獣に覚えがあった

「あれはドキュメントUGにあったキングジョーか!?」

「どうするんです!?試験だからってレッドスパロウも何も……」

慌てる隊員たちに、垣山が何かに気づいた

「あのマケット怪獣の試験できるのでは?」

この一言には全員が目を点にした

「ほら、ちょうど敵の怪獣がほしいなぁって皆さん言ってたじゃないですか

チャンスですよ?」

「でも、あのマケット怪獣がなんなのかさえ分からないんだぞ!?」

橘は慌ててるが、そこにナイトビジョンゴーグルのようなものを持った坂牧が言った

「いいんじゃないですか?私もこれの試験できますし、サポートします」

すると、先ほどまで全員で慌ててた雰囲気はどこかへ飛んでいったかのように、明るい顔になっていった

「新入隊員の同じ女性に負けてはられないからね……愛、私たちの意地、見せに行こう」

「うん、GUYSはこうでなくちゃ!!」

「ほら、女性陣に負けてるぞ」

「ああああもう!!男の戦いってやつを見せてやる!!」

「何それ?私たちが女だからって馬鹿にしてる?」

「してねぇからさっさとあいつ片づけるぞ」

「じゃあ、言い出しっぺのお父さんがマケット怪獣使ってね」

「え」

「ヒロ君は目の見えない由依さんと一緒ね」

「エェエエッ!?」

彼らの心には、世間からの批判などの不満も残ってはいなかった

ただ、彼らが決して軽い心の持ち主だからではない

彼らの心には受け継がれている炎があるからだ

決して彼ら以外のだれもが彼らを信じなくなっても、彼らは人々を守るために戦う

彼らの心にGUYSの誇りがある限り

「GUYS!!sally go!!」

『GIG!!』





これにてウルトラマンヒーローは終了です
今まで応援ありがとうございましたって感じの終わり方ですが
まだまだ続くよどこまでも

ご感想、ご指摘お待ちしております

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