ウルトラマンヒーロー   作:ホルンでごぜーます

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説明回です!!


大研究その2!!GUYSとウルトラマンヒーローに迫る!!1-負思念集合体サイコダーク登場-

いつもの指令室……今ここにはセリザワ カズヤ以外のGUYSクルー達がここにいた

「という訳で、今度重役の方がこっちに来るとき、現状を報告するための情報整理を手伝ってほしい。

この1カ月でいろいろなことが変わったからね」

橘はそう説明し、何枚かの紙を配り始めた

紙を受け取った篠崎たちだったが、どうにも腑に落ちないところがあった

「隊長、こういうのって本当に俺達の仕事なんですか?」

「ん?ま、まぁいいじゃないか!!一人一つくらいでいいんだ、ウルトラマンヒーローの変わったとこや、

GUYSマシンの概要を教えてほしい」

最後に紙を手渡された屋久島が首を傾げ

「なんでその内容で隊長が手間取るんですか……?

まぁ、暇でしたし、楽しそうだからいいですけど……」

と言い、大型ディスプレイに映像を出した

映像はヒロが変身したスタンダードなヒーローの姿が映っていた

 

「じゃあ、私が調べたモードスタンダードと言われるウルトラマンヒーローを……」

映像が再生され、それがこの前のボガールとの戦であることが分かる

ヒーローはエフェクト・スラッガーを構える

「1か月振りに現れたウルトラマンヒーローは、前の時とは違い、ファイティングスタイルも変わっています。

アイスラッガーの様なものの構え方から、かつて現れたウルトラセブンから、

戦い方を教わっていると私は推測しました」

「ほう……どうしてそう思ったのか、聞いても?」

屋久島はヒロのほうを一度見て、質問に答えた

「ヒロ君と護君の言葉を信じるなら、ヒーローもウルトラの星へ行ってると考えたんです。

それに私だったら、戦って負けたなら強くなろうと鍛えますから、

ヒーローも同じじゃないかなぁって考えました」

橘は何度も頷くと、次と言い三原を指名した

 

「えっと……朱里が青いヒーローだったので、モードレッドの変化点を……」

映像が切り替わり、今度は護だけが変身したモードレッドの映像だった

「今回ウルトラマンヒーローの一番の変化点は1つの体で2つのモードだったのが、分離したのか……

2人に増えたことです

元から2人で1つの体になっていたのか、分離したかは不明です……

ですが、それぞれの特徴から少なくとも、同一の意識ではないことがわかります」

映像にスタンダードとモードレッドが表示された

「2体のヒーローが現れた時、明らかにコンタクトをとっていたとされる周波が検知されました。

何を話していたかは解読されていませんが、

波の送受信していることから、会話をしてコミュニケーションをとっていると考えてもいいと考えられます」

「そういえば、赤いヒーローもほかのウルトラマンの技を使っていたね」

「はい、レジストコードウルトラマンタロウが使用したスワローキックという技に非常に酷似しています。

朱里と同じく、モードレッドもウルトラマンタロウから戦い方を教わったんじゃないでしょうか?」

「二人ともよくそこまで調べたな」

橘がそういうと、屋久島と三原が少しだけ不機嫌になりつつ

「私たち、ウルトラマンに助けてもらってばかりですから……」

「しかも青い方に」

 

橘は空気を変えようと篠崎に今度はGUYSマシンの概要を聞いた

「隊長、前も篠崎に聞いて失敗しましたよね?」

「お父さん、俺だって進歩したんだぜ?説明ぐらいできるってとこ、見せてやるぜ」

篠崎がコンソールをたたき、レッドスパロウの映っている映像を出した

「レッドスパロウが前と変わった部分はオオルリと合体してケツァールになって、

マニューバモードを使って、スペシウム光線が撃てることだ。

スペシウム光線は1カ月前から使えたが、使用の許可が下りず、使えなかったが……

ようやく許可が降りて使えるようになった。

スペシウム弾頭弾と違って、機体のエネルギーを使っちまうが、それほど強力なメテオール兵器だってことだ」

「うん、篠崎にしては頑張ったけど、次はカンペなしでやってみような?

お父さんとの約束だ」

「な!?じゃあ、お父さんは説明できんのかよ!!」

 

垣山は橘隊長に目で伺い、説明の許可が出たため、ディスプレイにオオルリをだした

「じゃあ、オオルリに搭載された新しく開発されたメテオールの説明を……

オオルリの機体上部に格納されたβ(べーた)リダブライザーは、

エンペラー星人と対峙したウルトラマンメビウスの援護となるべく、使用されたファイナルメテオール……

スペシウムリダブライザーの小型機です。

スペシウムの増幅率は大幅に下がりましたが、それでも強力なメテオールには変わりません」

 

垣山が続いてN(えぬ)ブースターの説明をしようとしたとき、坂牧が挙手をし、橘に進言した

「ナンダことなら私のほうが詳しいです」

垣山は坂牧の圧に押され、苦笑いで説明を譲った

坂牧は途端に上機嫌になり、笑顔で説明をし始めた

「ケツァール、そしてナンダのパワーアップとして開発されたN(なんだ)ブースターは、

高速追跡機ガンブースターの後継機として開発されました

その加速度も然ることながら、ナンダと分離しても自動で目標を追跡、攻撃できる点にあります!!

もちろん、マニューバモードも持ち、ガンブースターと同じようにスパイラルウォールを使用することも!!」

そして、坂牧の説明はそれから護が止めるまで20分間続けられた

 

「坂牧君、説明というものは要点を押さえて簡潔に……

長くても紙1枚にまとめられるようにしたほうが良いんだ

それと、N(なんだ)ブースターじゃなくてN(えぬ)ブースターだろう?

正式な名前があるんだから……」

「え?スーパーナンダって名前じゃ……」

護がそう言うと、

「だから護さん、N(えぬ)ブースターが正式な名前なんですよ!?」

「でもスーパーって感じだろ?」

「護さん!!ほらN(なんだ)ブースターって名前のほうが……」

ナンダに乗る3人組、護、ヒロ、坂牧がN(えぬ)ブースターの名前について言い争いを始め、

クルー全員で止めに入った……

 

その時、指令室にセリザワが1枚の紙を持って入ってきた

「橘隊長、本部に提出する書類がまだ提出されていないようだが……?」

「あぁ!!セリザワさん!!しーッ!!しーッ!!」

橘は人差し指を口に持ってきて、言わないでと合図するが、その様子を見ていたクルー全員が橘を見た後、

セリザワに聞いた

「セリザワさん、一体どんな書類ですか?」

「本部へのGUYSマシンの改良後の報告と、ウルトラマンに関する報告書だ。

橘隊長、私も元GUYS Japanの隊長として言わせてもらうが……報告書は余裕を持って作成し、

速やかに届けるのが……」

橘は何度も頭を下げ、謝っていた

「はぁ……だから私たちに書類づくりを手伝わせたのね……」

「何……?橘隊長、まさかとは思いますが、部下に自分の書類を?」

橘に詰め寄るセリザワだったが、その時GUYS基地に警報が鳴り響いた

 

三原がコンソールを操作し、大型モニターに映像をだした

「市街地にサイコダークが!!」

「なに!?ダークエフェクトは消えたんじゃないのか!?」

「いえ、ダークエフェクトは……まだ消えてません」

橘の言葉に答えを返したのはヒロだった

「どう言うことだ!?」

「ダークエフェクトは生き物すべての負の感情なんです。

この地球から負の感情をどうにかしない限り、それは消えはしないんです」

「橘隊長!!出撃の許可を!!」

 

橘はクルーを見渡し、号令をかけた

「GUYS!!sally go!!」

『GIG!!』

 

 

 

 

 




やっぱり説明回は難しい……映像作品と文章作品の差が出ましたね……
でも必要な回だと思うので書きました
ではまた次回で

ご感想、ご指摘、ご質問お待ちしております

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