ウルトラマンヒーロー   作:ホルンでごぜーます

45 / 64
お久しぶりです。
久々の投稿です、本編をどうぞ


青天のドックファイト-負思念体アリゲラ・超空洞人ヴォイド人登場-

ある日、ニューヨーク沖にあるGUYS総本部に一通のビデオレターが送られてきた

送られてきた場所が特定できないことから、何らかのサイバー攻撃……

そう判断した総本部はビデオレターを解析した

 

解析すると、中身はただの映像データでしかなかったが、その内容はただの映像ではなかった

内容を見たGUYS総本部のタケナカ元最高総議長ら数名を入れた、数時間に及ぶ緊急会議の末、

各CREW GUYSに緊急事態宣言がされた

 

 

 

 

 

 

緊急事態宣言が行われ、GUYS Japanでも事態の説明がされていた

「ヴォイド人と名乗る宇宙人が、地球を征服することをGUYSに宣告してきた」

そう言う橘の顔は、いつもより何か焦っているようにも見えた

「GUYS総本部に直接送られてきたビデオレターを解析した結果、GUYS総本部は緊急事態宣言を発令し、

以後GUYSはヴォイド人に対しGUYS総力を持って備えることになった」

「そのビデオレターの内容は一体?」

ヒロが橘に言うと、橘はコンピュータのコンソールを操作し、モニターに映像を出した

 

そこには黒く人型、肩部に赤く針状の突起を持った宇宙人……ヴォイド人が映っていた

『地球に住む生命体、地球人よ……私は宇宙に存在する君たちが超空洞と呼ぶ場所に住む生命体……

さしずめヴォイド人とでも名乗っておこう。

私が君たちへこの映像を送った理由を早速だが話そうと思う……。

私は君たちが住む地球を含め、その他の星を銀河団ごと消し去りたいと思っているのだよ、

それが、超空洞に生まれた私の本能だからだ。

しかし、気紛れで見つけた君たちの星……地球には君たち地球人が住んでいるではないか。

私もただ無知な生命体を殺めることはどうとも思わぬが、知能ある生命体を滅ぼすのは心が痛む……。

なので、これから君たちの地球の命運掛けた勝負をしようじゃないか……。

これから私は地球に対し、君たちが恐れる怪獣を送り込む、君たちはそれを倒す、それだけの簡単な遊びだ。

もし、君たちが私が送る怪獣を倒せれば君たちの住む銀河を滅ぼさない。

しかし、もし君たちが怪獣に屈し、私が君たちを取るに足らない存在だと思えば……君たちだけではなく、

この銀河ごと君たちを滅ぼす……。

それでは遊びを始めよう、まず始めは君たちがウルトラマンと呼ぶ存在が現れる場所に、

アリゲラを2体、明日12時に送ろう……。』

その後、映像は切れた

 

「これがその映像ですか?」

ヒロがそう言い、他のクルーたちが不信に思った

「いくらなんでも信じすぎな気がしてならねぇ……、総本部はたったこれだけで、

これが本当にそのヴォイド人ってやつが送ってきたって信じたのかよ」

篠崎がそう言うが、他のクルーたちもこれが本当に宇宙人が送ってきたものなのか、

疑わしいものであると考えていた

たとえば、GUYS以上に高度な技術を持つ何者かが混乱目的で送り込んできたものだとも考えられる

「総本部も最初は疑っていたが、火星の静止軌道上に存在するのぞみから送られてきた映像には、

正体不明な2つの物体が高速で向かっているとわかった、それが地球に到達するのは明日の正午だ。

このことからヴォイド人が送ってきた映像は本物と判断した。

今後、この二つの物体に対し、GUYSスペーシーによる迎撃作戦が開始され、もし迎撃ができなかった場合、

GUYSオーシャン、もしくはGUYS Japanがアリゲラと思われる物体と交戦することになる。

ヴォイド人の送ってきた映像には日本のどこに現れるかはまだわかっていない、

アリゲラが現れる場所が特定され次第、その地域には避難警報が発生されることになっている

もちろん隕石だった場合も考え、軌道修正の準備、そしてメテオールによる作戦も立案された」

護はかつて、サイコダークが隕石のように落下してきた時、電磁ネットで衝撃をなくした作戦を思い出した

 

「確かに、電磁ネットなら隕石であっても大丈夫ですが、

大きさはどのくらいで、質量がどのくらいかわからないとどうしようもありませんよ?」

そう言うのはこの間、アドバイザーとしてやってきていたクゼ テッペイである

もちろんクゼはそのくらいは調べてあるとわかってはいるが、他のクルーにわかるように質問しただけである

「すでに物体の大きさだけは50メートル程と判定されています、

質量に至っては物質が何かがわかっていないのでわかりませんが……」

その後、綿密な作戦を立て、全GUYSクルーは明日の12時に備えた

 

 

 

 

 

 

その夜、明日に備え、早めの就寝をとっていた護とヒロは、夢の中でウルトラの父と相対していた

『はるか彼方の宇宙にかつてないほどの膨大なダークエフェクトの気配がする、

しかも、そのダークエフェクトは地球に対し、邪悪な感情を向けている……

何か仕掛けてくるかもしれない、二人とも気を付けるんだ』

ヒロと護はそれはヴォイド人だと伝えると、ウルトラの父はなぜそれを知っているのかを聞き、

訳を話した

『なるほど……分かった、こちらはヴォイド人は宇宙警備隊が受け持つ、地球を頼む』

すべての会話が終わり、ウルトラの父はウルトラマンジャック、ウルトラマンA、ウルトラマン80に、

ヴォイド人のいるであろう場所、超空洞に調査を頼み、もしものため、地球にいるウルトラマンヒカリ、

そして万が一の時にはウルトラマンメビウスを向かわせるとヒロと護に言った

 

ヴォイド人に対する準備は万端だ

これから……ヴォイド人に対する戦いが始まる




前回のネロンガをライトニングで倒さなければならない理由を書き忘れ、また理由自体をど忘れした作者です。
本当はらしい理由があったんですが、ど忘れしたので、演出を派手にするためだとお考えください……誠に申し訳ありません。
今回の話はもうちょい簡単に書けるはずでしたが、いろいろと調べているうちに時間がかかりすぎました……
隕石のシュミレーションを使い、50mで重さ1万1000トンの物体が地球に落ちたらどうなるかシュミレーションしたり……
地球と火星間を通信したらどのくらい遅延するか調べたり……
最近1話を書くごとにいろいろ調べて遅くなっている気がします

では次の話は明日の朝までに投稿しようと思います!!
楽しみにしている人がいるかどうかはさておき、投稿します
では、また次回お会いしましょう!!

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。