ウルトラマンヒーロー   作:ホルンでごぜーます

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遅くなったことと、今回は短めです
普通、ウルトラマンは50話くらいですが……
私の場合は単純に計算して100話書かなきゃですね(泣)
二話で怪獣一体だから……

では


黒い感情1-負思念集合体サイコダーク登場-

エレキングとの戦いから数時間後の夜10時

すべての天文台で異常が起こっていた

 

「おい、星が消えちまったぞ!?」

「あん?星が急に消えるわけないだろ?」

「ほんとなんだって、爆発して無くなったわけでもなんでもなし、きえたんだ!!」

「嘘だったら飲み物おごれよ?どれどれ?あぁ……まじかぁ」

「これ報告しないとまずいだろ?」

 

同日夜10時30分には、世界各地のすべての天体観測局から星が見えないという異常が伝えられる

同時にエレキングを補足していたGUYSスペーシーからもエレキングが突如消えたという報告を行った

この事態にGUYSは総員の緊急会議を行った

 

ブリーフィングルームには護、ヒロ、橘、篠崎、垣山、三原、屋久島がいる

「状況は今説明した通りだ、今は専門家がこの現象について調べている」

橘から現状についての説明を聞いたみんなだったが、護とヒロ以外の4人はそれよりも知りたいことがあった

 

「隊長、質問があるんですが」

「なんだ篠崎」

「こいつ誰です?」

4人の視線はヒロに固定されていた

「お前ら、こいつとは失礼だな……いいか?この方はな?」

そう言って橘はヒロの後ろに周ると両肩に手を置き、言った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この方は、ウルトラマンだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この言葉に護とヒロが驚き、他4名は橘に対し疑いのまなざしを向けた

「……冗談だ、護と同じ日に入った、新人の朝日ヒロだ

これでも私よりも戦い方が上手いから期待のルーキーだぞ」

その言葉に屋久島が橘の目の前まで歩き、確認を取る

「橘隊長に本当に勝ったんですか……?」

「疑うのであれば今度試合でも申し込めばいい、まぁ、負けるだろうがね

このことについてはまた今度だ、今はあの現象について考えるぞ」

「それは俺たちの仕事ですかねぇ……」

「篠崎、これは俺たちにも関係するかもしれないぞ?

現にエレキングがどこかに消えた、次はどんなことが起きるか俺たちも考える必要が……」

「あぁ……お父さん、説教はまた今度で」

「だから篠崎……、お父さんと言わない、君のお父さんではないんだぞ」

「あの、親子喧嘩はいいんで、そろそろま・じ・め・に!!考えましょうよ」

「愛がそろそろ怒る頃ですよ」

「うーん、と言われてもなぁ……どうして星が見えないのかわからない」

「天文学なんてしらないしなぁ……」

 

全員が頭を悩ましている時

「ダークエフェクト……」

ヒロの口からその言葉が出てきた

「ヒロ、何か知っているのか?」

「うん、確認したいことがあるんだ」

ヒロはコンピュータの前に座り、あるものを出した

しばらく操作すると、モニターに映像が現れる

「太陽だな」

「太陽」

「太陽……か」

「太陽ですね」

「太陽です」

モニターには太陽のライブ映像が出ていた

 

「太陽が見えるってことはやっぱり……

月も見える、けど……」

そしてこの時になって橘が気づいた

「フィルター……?」

「そうです、このダークエフェクトは太陽の光以外をすべて遮断しているフィルターなんです

だから、エレキングが消えたんです」

モニターにはエレキングが消えた瞬間が表示されていた

エレキングが地球から離れていてると、頭から徐々に消えているのがわかる

「ただ、なんで太陽と月だけ……」

「……ダークエフェクトでも防げないほどの光だからです」

「てか、何でそんなこと知ってんだよ」

 

「キング……んッ!!お爺ちゃんに聞いた昔話で……!!」

「いまキングて」

「ジツハボクオウジダッタンデスヨ」

「そうか、どこの?」

ヒロは周りを見渡し偶然見つけた書類に書いてあるとある言葉を言った

「……インドの」

「絶対ウソだろ」

ヒロはもう何も言わなかった

「どこで知ったかはどうあれ、あれがどんな代物かは、隊長として聞いておきたい」

「王子の説明が聞きたいなぁ?」

「篠崎さんは人を愛称でしか呼べないんですね」

「お?新人、お前はにわとりだからな」

「なんでにわとり……?」

「落ちたからだ」

 

「あの、説明しても?」

「ああ、すまんあいつらは無視しろ、説明してくれ」

「はい、じゃあ説明します」

ヒロはまたコンピュータを操作し始めた

モニターには地球、月、太陽などの位置が描かれている図が出ている

「ダークエフェクトが人に認識されないのは、あれ自身が生物の思念だからです

人は心を感じることができても、それも見たりすることはできません

それは機械でも同じです

いま、ダークエフェクトは地球とほかの星を隔てるように覆っていると思います

太陽と月以外の星が見えませんし、またこのダークエフェクトのまずい特徴は……」

そこまで行った時である

ブリーフィングルーム内に警報が鳴る

「GUYSスペーシーからです!!」

ヒロが送られてきた映像をモニターに表示する

そこには何もない宇宙の空間から黒い怪獣の頭が現れた

「特徴は……ダークエフェクト自身が怪獣を生み出すことです」




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