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第10話 嵐の前の静けさ
ゴジラの事件も一段落して、学校の授業が再開された。
ペナルテイの通っていた学校は、小中高一貫校だったので、特例として、マオたちは入学が許可された。
四人でおんなじ学校へ行き、そこで、楽しく過ごしていた。
学校へ通い始めてから一ヶ月たったころ、松ヶ丘学園では、最近、兄弟校として協定をむすんだ関西のある学校から、交換留学生を迎えてほしいといわれたそうだ。そして、生徒主催で歓迎会を行うために校内からピアノがうまい人が集められることになった。
ペナルテイは、学年の中でもピアノがうまいことが知られていたため、クラスのみんながこぞって推薦した。
会場は、体育館で全員によって決定することになった。
ペナルテイのほかに学年からペナルテイと一位、二位を争う緒方が出ることになった。
いよいよその日がやってきた。
マオたちや他の生徒が見守る中、まず緒方の演奏から始まった。
御方の演奏曲は、世界に一つだけの花(注 2000年に流行った曲)を皆の前で指先を狂わすことなく、まるで、一流のピアニストのようだった。
一曲弾き終わった。周りの生徒たちは精一杯の拍手をしていた。
次にペナルテイの番が来た。
ペナルテイの演奏曲は、スッピッツの曲を弾いた。
最初は順調に行っていたが途中から緊張のあまりかテンポが速くなっていった。
そして、なんとミスをしてしまった。曲が終わった直後。みんなの反応は上々だったものの、ペナルテイは、その場で楽譜を投げてしまった。
結果、やはり緒方に決まった。
同時に料理を作れる人を募集していた。
結果、マオたちが参加することが決まった。
このとき、またもや事件に巻き込まれることになろうとは想像もつかなかった。