ペナルテイたちは、ともかく李さんに会う約束をして、電車に乗り込んだ。待ち合わせ場所は、東京駅。車掌が「次は秋葉原。秋葉原です。山手線・京浜東北線・つくばエクスプレス線はお乗換えです。」といつもの調子で言っていた。
秋葉原駅に着いて、山手線に乗り変えようとしたとき。後ろで歩いていたシロウが、マオを呼ぶ。
「あれが、今日本で流行っている。メイドというものか?」
マオが振り返ると、そこには、メイド姿の同級生の高幡がいた。
高幡がこういう
「あなたのハートに萌え。お帰りください。ご主人様。うふ」
マオは、まさかこんなところで会うとは。そして、よくまあ。そんな格好ができるなんて、見ているほうが恥ずかしくなってきた。
「おい、逃げるぞ。」
マオが先頭に立って、走って改札を出た。しかし、後ろのメイド姿の高幡を秋葉系の1人が見つけて、マオの前に立ちはだかった。
「萌えー」
後ろの高幡は、もうすでに秋葉系に襲われまくりだ。
マオたちも、秋葉系の人たちに押されて動けない。
「どうする?動けないぞ」
シロウが言う。
高幡が、言う。
「ご主人様。待っていてくださいませ。」
群集がさらに集まる。どうやら、高幡の仲間が集まってきているらしい。
「高幡、ここにいるのか?例のやつらは」
高幡の仲間が言う。
「こんな中だよ」
高幡が答える。
「やばいぜ。マオ。どうする。」
シロウが言う。
「少しずつだが進むしかない。ともかく前に進むんだ。」
マオが言った。
「手をつないでいこう」
ペナルテイの考えで、みなで手をつないで行くことにした。
マオがメイリィと握った。
マオとメイリィは互いに顔を赤くしていた。
どんどん前に進み、マオが足を取られそうになった。
「大丈夫?」
マオが顔を赤くしながらメイリィに言った。
やっと群集を抜けたと思ったら、そこは、つくばエクスプレスの改札口だった。
後ろを見てみると、群衆が出入り口を封鎖していた。
「しょうがない。北千住まで出て行ったほうが、早そうだな。」
ペナルテイが言う。
シロウが横から突っ込んできた。
「なんでお二人さんは、まだ、手をつないでいるのですか?」
マオとメイリィは、顔を真っ赤にしながら、列車に乗り込んだ。