さてさて、こんなにも悲劇をうけた、ペナルテイたちだったが、最寄りの御徒町に着いた。
ペナルテイはそこで、目を覆うような出来事の遭遇するのであった。
ペナルテイが電車を待っていると、一人の少女がホームの端に立っていた。その子の手に握られていたのは爆弾だった。しかも、ペナルテイと同級生の哲子ではないか。
ペナルテイが近づく。
「何をやっているんだ」
ペナルテイが叫んだ。
「わたしは川場軍曹から手紙をさずかりました。さいしょにこれをよんでください」
その手紙をもらったペナルテイは、それを見た瞬間驚いた。ペナルテイは、マオたちにそれを見せた。それには、こう書いてあった。
『お前たちにいいことを教えてやろう。今日、松丘に帰ってこい。さもなくば、集団自決をさせるつもりだ。ただ、俺はしないがな。特別列車を用意しておいた。まもなく来るだろう。
待っているぞ。』
ペナルテイたちが読み終わると列車が入ってきた。しかし、様子がおかしい。ドアが開いた瞬間、皆が降りてくる。あの中年男性の声が、駅のスピーカーから聞こえてきた。
「子供たちよ、この列車が特別列車だ。まあ、この後の列車は、もう来ない。」
「何処にいるんだ。」
ペナルテイたちが、叫んだ。
「叫んだって無駄さ。早く乗れ」
中年男性の言うことの従い、その列車に乗り込んだ。
列車は、東京のオフィス街を猛スピードで駆け抜けていった。
乗り換えの駅で、この前見た少年が立っていた。
「乗り換えの時間だ。早くしろ」
少年が、私鉄の駅まで案内した。またもや変な列車が止まっている。電気が消され、回送と表示してある。
ペナルテイたちは、松丘へ戻ってきた。
校門の前にあの中年男が立っていた。中年男が言った
「さあ。校庭へ。心配は要らないさ。お前らには戦ってもらう。自由に選んでいいぞ。ただし、条件がある。お前らが負けたら、お前らは、この学校の地下に作った牢屋で一生を終わってもらう。あと一対一で勝負してもらう。いいな。」
一番有利なのが、料理だ。マオが中年男性に言いにゆく。
中年男性がこう言った。
「君は、あの200年前の少年ではないかな。」
マオが驚いた顔をして言う
「何故知っているんだ。」
中年男性が答える
「さあそれは、お楽しみということで・・。じゃあ始めましょう。もう夜になってきたんだから。じゃあここにいる子達分の料理を一時間で。もちろん給食室をつかってもいい。」
料理勝負が始まった。相手は、植松。ペナルテイの同級生だ。
植松は最初、いわしをゆで始めた。なぜかいわしの頭だけ、お湯につけてない。
植松がこう言った。
「今日、初めて料理を作って見るんだ。一人で・・・」
一瞬、場の空気が凍った。
マオは、ずっと考え込んだままだ。
シロウは、メイリィにこう言った。
「早く作んないと、あと四十五分だよ」
植松は、もうチーズをまき始めている。
マオがやっと動き始めた。まず釜で野菜を煮込み始めた。
ペナルテイたちも心配している。
もうまもなく一時間がたとうとしていた。マオの料理もだんだん出来上がってきた。そして、一時間がたった。
あの中年男が舞台に立った。
「じゃあこれからみんなに試食してもらう。どちらかが先になくなったほうを優勝とする。いいな。それでは始め。」
植松は、いわしをチーズで巻いたものを出した。マオは、野菜たっぷりのスープを出した。
試食が始まった。どちらも最初は大盛況だった。しかし、植松が作った。いわしのチーズまきは人気がなくなっていた。そして、ついにマオ作ったスープが無くなった。
中年男性が出てきた。
「結果、俺たちが負けた。」
生徒たちは泣き叫んでいた。
生徒の中から、こんな声が聞こえてきた。
「俺たちは、もう生きている意味など無い。みんなで自決しよう。」
皆、歓喜に包まれていた。
ペナルテイたちは、ショックだった。まさかこんなことになるとはと思っていた。
その時、上空に一機のヘリが飛んできた。中年男性がヘリから降ろされたロープをつかんだ。
最後に川場はこう言った。
「お前らには、とめるのは無理だ。また会おう」
生徒たちは、校舎の中に入っていった。
全員校舎に入った瞬間。爆発音とともに、校舎が火の海に包まれた。
ペナルテイたちは、なきくずれた。