ペナルテイ   作:謎沢

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第14話 松丘の悲劇

さてさて、こんなにも悲劇をうけた、ペナルテイたちだったが、最寄りの御徒町に着いた。

ペナルテイはそこで、目を覆うような出来事の遭遇するのであった。

ペナルテイが電車を待っていると、一人の少女がホームの端に立っていた。その子の手に握られていたのは爆弾だった。しかも、ペナルテイと同級生の哲子ではないか。

ペナルテイが近づく。

「何をやっているんだ」

ペナルテイが叫んだ。

「わたしは川場軍曹から手紙をさずかりました。さいしょにこれをよんでください」

その手紙をもらったペナルテイは、それを見た瞬間驚いた。ペナルテイは、マオたちにそれを見せた。それには、こう書いてあった。

『お前たちにいいことを教えてやろう。今日、松丘に帰ってこい。さもなくば、集団自決をさせるつもりだ。ただ、俺はしないがな。特別列車を用意しておいた。まもなく来るだろう。

待っているぞ。』

ペナルテイたちが読み終わると列車が入ってきた。しかし、様子がおかしい。ドアが開いた瞬間、皆が降りてくる。あの中年男性の声が、駅のスピーカーから聞こえてきた。

「子供たちよ、この列車が特別列車だ。まあ、この後の列車は、もう来ない。」

「何処にいるんだ。」

ペナルテイたちが、叫んだ。

「叫んだって無駄さ。早く乗れ」

中年男性の言うことの従い、その列車に乗り込んだ。

列車は、東京のオフィス街を猛スピードで駆け抜けていった。

乗り換えの駅で、この前見た少年が立っていた。

「乗り換えの時間だ。早くしろ」

少年が、私鉄の駅まで案内した。またもや変な列車が止まっている。電気が消され、回送と表示してある。

ペナルテイたちは、松丘へ戻ってきた。

校門の前にあの中年男が立っていた。中年男が言った

「さあ。校庭へ。心配は要らないさ。お前らには戦ってもらう。自由に選んでいいぞ。ただし、条件がある。お前らが負けたら、お前らは、この学校の地下に作った牢屋で一生を終わってもらう。あと一対一で勝負してもらう。いいな。」

一番有利なのが、料理だ。マオが中年男性に言いにゆく。

中年男性がこう言った。

「君は、あの200年前の少年ではないかな。」

マオが驚いた顔をして言う

「何故知っているんだ。」

中年男性が答える

「さあそれは、お楽しみということで・・。じゃあ始めましょう。もう夜になってきたんだから。じゃあここにいる子達分の料理を一時間で。もちろん給食室をつかってもいい。」

料理勝負が始まった。相手は、植松。ペナルテイの同級生だ。

植松は最初、いわしをゆで始めた。なぜかいわしの頭だけ、お湯につけてない。

植松がこう言った。

「今日、初めて料理を作って見るんだ。一人で・・・」

一瞬、場の空気が凍った。

マオは、ずっと考え込んだままだ。

シロウは、メイリィにこう言った。

「早く作んないと、あと四十五分だよ」

植松は、もうチーズをまき始めている。

マオがやっと動き始めた。まず釜で野菜を煮込み始めた。

ペナルテイたちも心配している。

もうまもなく一時間がたとうとしていた。マオの料理もだんだん出来上がってきた。そして、一時間がたった。

あの中年男が舞台に立った。

「じゃあこれからみんなに試食してもらう。どちらかが先になくなったほうを優勝とする。いいな。それでは始め。」

植松は、いわしをチーズで巻いたものを出した。マオは、野菜たっぷりのスープを出した。

試食が始まった。どちらも最初は大盛況だった。しかし、植松が作った。いわしのチーズまきは人気がなくなっていた。そして、ついにマオ作ったスープが無くなった。

中年男性が出てきた。

「結果、俺たちが負けた。」

生徒たちは泣き叫んでいた。

生徒の中から、こんな声が聞こえてきた。

「俺たちは、もう生きている意味など無い。みんなで自決しよう。」

皆、歓喜に包まれていた。

ペナルテイたちは、ショックだった。まさかこんなことになるとはと思っていた。

その時、上空に一機のヘリが飛んできた。中年男性がヘリから降ろされたロープをつかんだ。

最後に川場はこう言った。

「お前らには、とめるのは無理だ。また会おう」

生徒たちは、校舎の中に入っていった。

全員校舎に入った瞬間。爆発音とともに、校舎が火の海に包まれた。

ペナルテイたちは、なきくずれた。

 

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