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第34話 最後の2003年
ペナルテイは、マオや熱斗たちをあるところへ連れて行った。
最後の2003年を楽しむべく、そして、最後の2003年を終えるべく行った所。それは箱根だった。
ゲームの中では、峠を走ったが、今日はゆっくりとしていき、そして、ついに明日。お別れだ。
「よし。まず温泉だ。」
熱斗は相変わらずのはしゃぎようだ。しかし、ペナルテイは、まだ、けじめがついていないようだ。
「大丈夫。俺がついているから」
マオがやさしくしてくれた。
「僕にも同じような経験があるよ。僕は、中国のある有名な店に修行に行った。そして、修行もおわり、僕は、他の所をまわっていくとき、メイリィと別れなくてはいけなかった。出発の日、メイリィは港にこなかった。今までこられたのもメイリィのおかげだった。そんなメイリィと別れるのはとてもさびしかった。そして、メイリィが編み物と手紙をもらったとき僕は泣いたよ。」
マオは、自分の経験を話した。
ペナルテイはその後のことを聞いてきた。
「そうしたら、ハンカチを差し出す人がいて、それがメイリィだったんだ。」
ペナルテイはその話を聞いて笑っていた。
「おい。温泉に入らないのか。」
熱斗の声がした。
「入ろうか」
マオが言う。三人は誰かが抜けていることに気づいた。
「シロウ」
気づいたのも遅く。シロウは、女湯にひそかに入って、桶やらが飛んでくる始末。
「いや。痛かった。足に石鹸が当たったんだ。これもみんなシロウのせいだからね」
温泉と言うものは禁物なのかもしれない。そして、一日が過ぎていった。
「よし今日は、熱斗の家に戻るぞ」
ペナルテイがはしゃいでいたとき、マオが熱斗に一回、19世紀に料理書を取りに行くといった。
「19世紀へ」
五人はひそかに19世紀へ向かった。