「ここが19世紀。中国か」
ペナルテイと熱斗は、始めてみる光景にきょとんとしているが、マオたちは久しぶりに戻った広州に大満足だ。
マオたちは、先から歩いてくる3人を見つけた。
「チョウユさん。李さん。ルオウ大師。」
久しぶりの再会となった。
「よう。帰りおったな。」
ルオウ大師が言った。
「未来と言うにはどんな感じだ。」
続けてルオウ大師がマオに聞いた。
「はい、とても楽しい。しかし、今と同じように何かを使って征服や支配をしようとするものがいます。そういう奴とあの未来で知り合ったあの仲間と一緒に戦っています。」
ルオウ大師は感心していた。
「今日は陽泉酒家に泊まって行きなさい。」
チョウユさんが泊まらせてくれると言うことだった。
「よっしゃ。中華料理食べまくりだ。」
熱斗がはしゃいでいるとマオがこう言った。
「その服装じゃまずい。上からこれ着てくれ。」
李さんから渡されたものに着替えた。
「久しぶりだね。一体、何処へ行っていたんだい。」
陽泉酒家の厨房に入ったマオは、お世話になった人からこういわれた。マオは、
「いや。ちょとね」
と答えるのを避けた。
「お待ち。」
陽泉酒家はいつもの活気にあふれていた。
「いただきます。」
熱斗はいつものはしゃぎようだ。しかも、李さんから渡された衣装は、まるで、西遊記で出てきそうな衣装なのでどうしても、吾空と間違えそうだ。
李さんはそんな光景を見て思わず笑ってしまった。
『そういえば、私がマオたちと始めて会ったのもこんな感じの夜だった。』
李さんは、貴船長官から頼まれたとき、ふと読んでいた本に書かれていた記述を読んでマオたちを連れてこようとしたのであった。その本には、皇帝陛下の前で勝負する3人の料理人の話が記されていた。
これだ。と思った李さんは、19世紀の広州に来たのであった。
未来から来たということをルオウ大師に話した。そしたら、マオを呼んで来てくれたのであった。
マオも話を聞いてくれて、そして、決断してくれた。未来に来ると。そのときは、本当にありがたかった。信じてくれるとは思わなかった。しかも、マオは、皇帝陛下から一時は料理長に任命されたことがあるぐらいの大物だ。そして、2003年でペナルテイに出会えた。マオとメイリィ、シロウと仲良くしてくれた。ここまでになればどんなことがあってもきっと乗り越えられると思った。そう。実際いくつもの難関を越えてきた。今から思えばこれは、神からの1番の贈り物だったのかもしれない。
そして、これからもがんばってもらいたい。
そして、その夜は過ぎていった。