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第36話 少林寺の戦い
湖北省などを通り、四川省の手前。重慶市に着いた。
「後もう少しで四川省だ。」
マオがいう。
「しかし、中国は広い。いやー、よくまあ一人で広州へ出てきたものだな。」
熱斗は、旅の途中、ずっとこんなことを言っている。
「体力がないではないか。」
ペナルテイが熱斗に言う。
「いやいや。」
熱斗は、そんなことは無いと否定した。
「少し休んだら。四川へ向かうぞ。」
その時、どこかで見たことのある男が近づいてきた。
「あなたは、帰ってきたきそこねた少林寺拳法部でいちやく有名になったという。あの山地さんではないか。」
そう。前、ゲームの中で出てきた学校にいた奴だ。しかし、なぜここに。
山地は、こぶしを打ってこう言った。
「久しぶりです。戦いを申し込みます。」
いきなり、申し込まれるとは。マオは困った。
「さあ。早く。」
山地が攻めていく。
「しょうがない。やろう。」
マオは決断した。前、シロウがお金を落として店の人に怒られたとき以来かな?なんて思い出していた。
「じゃあ。行きますよ」
山地が言った。
しょせん子供の戦いとはいえ、凄い。凄すぎる。少林寺拳法とはこういうものかと見せ付けられていた。熱斗とペナルテイがそこにいた。
「なかなかおぬしもやるの」
山地がこう言った。二人とも息が切れそうになっている。
「もうそろそろやめよう」
山地もさすがに疲れたらしい。
「そういえば、なぜここに」
マオが聞く。
山地がこう話す。
「俺は、ある男から“君の力は凄い。この私でも感心するよ。ぜひ私の所へ来てくれ”といわれた。
俺は、その男の所へ行ったんだ。そして、お茶を飲んだらここへ。」
ペナルテイたちも聞いていた。
「その男の目的は一体なんだろう。」
ペナルテイはそんなことを思っていた。
そのころ、時空に少しずつ危機が迫っていた。