この半月ずっと中国にいたこととシロウから中国語を教えてもらったためにペナルテイもだんだんと中国語が分かってきた。まもなく上海に着こうとしていたときメールが届いた。
「上海に同じ組織が動き始めているみたいだ。その集団は、世界の人々の心を暗黒にかえようとしているらしい。そいつらを探して戦ってほしい。」
ペナルテイたちは、上海で降りた。
上海の町は、すごく発展していた。今からでも探そうと思っていたが、もう夜になってしまったので、宿に泊まることにした。
宿に着いたあと、どこかの厨房を借りようとマオが探していたとき。不意に何か怪しい気配を感じる家があった。
そのころ一人こんなことを言っている少年がいた。
「さあ、この世を明日変えて見せます。待っててください。お父様」
翌日、マオが起きてみると一通の手紙が机の上においてあった。そして、急いでみんなを起こした。
そして、マオが言った。
「インターネットに大量のウイルスをまくだと!」
「じゃあ、本部を探そう」
町に出たペナルテイたちは、本部さがしをはじめた。
マオは、昨日のことが気になってしまった。もしかしたら、あの家なのではないかと、そして、ペナルテイとシロウ・メイリィを集めて、その家を訪れた。いまだに貧民らしくぼろぼろの服を着ていた。「ちょっと聞きたいことがあるんだけれどもいい?」
出てきた少年は「いいよ、中に入って」と言ってくれた。
家の中を見回したペナルテイは、ふとパソコンがあることに気がついた。
「ねえ、あのパソコンどうしたの?」
少年は答えなかった。ペナルテイは続けてこう聞いた。
「君の家には、家族がいないみたいだけれど、どうゆうわけを聞かせてくれないかい?」
少年は重い口を開けた。
「親は、みんなに殺された。みんなが怖い。いい人ってなに?」
少年は泣き始めた。
「いい人なんていないじゃないか、ぼくには、友達がいない。友達が作りたい、ぼくを怒らすとひどい目に会うんだぞとみせつけたかった。それで、悪の組織に入った。そのボスは、僕をかわいがってくれた。ここが僕のいい人だと思った。ぼくは、もっともっとこんな人たちがいたらいいなと思った。だから、ぼくは、君たちに挑戦状を送ったんだ。正義、正義と言っている人たちに向けて。ウイルスなんて作れないさ、どうせぼくは何もできないただのクズだったという名を残してもう終わるんだから」
少年は、こう言った。マオが反論した。
「確かに貧困だ、裕福だと言っている人間がいる。しかし、それは違うと僕は思う。才能さえあれば何でもできる。ぼくだって難しいといわれた料理試験に最年少で合格している。しかし、その才能をだめにしちゃだめだよ。君にだって才能があったはず。これから僕たちと一緒に旅に出ないか?」
少年は不可解なことを言い始めた。
「ああ、我が父よ。わたしはあなたに約束した事が守れなかった。この場で死を我に与えよ」
そのときだった。いきなり少年の体を稲妻が走った。
マオは悲しんだ。その少年の死は、あまりにも悲しかった。
それは、何かを伝えるためだったのかとペナルテイたちはそう感じたのである。