イギリスのロンドンに着いたペナルテイたちは、最近、立て続けに事件や移動が重なり、少しも休養が取れなかったので、せめてイギリスのロンドンの市内観光でもして子供らしい、しかし、なにか壁を乗り越えた英雄のような話が多かった。
ペナルテイは、イタリアで感じたあのことを聞いてみることにした。
「マオたちに聞いてみたいのだけれども・・・・。いい?」
「なに」
「中国で始めて会ったときから気になっていたんだけれども・・・。」
「そうか、ついに聞いてしまったか・・・。じゃあ教えるしかない。実は、僕たちは、清の時代にいたんだ。僕は特級厨師という中国全土でも有名な試験に合格して、裏料理界のやつらと戦ってきた。しかし、ある日、僕たちの店をあるおじさんが訪ねてきたんだ。その人は李、そう、君を中国に送ってきた人だ。その人に未来に来てくれないかと言われたんだ。そして、一日中僕たちは悩んだ。なぜなら、未来に行ったら、もう二度と過去には戻れないといわれたんだ。そして、僕たちは、君が持っているその機械で未来に来たんだ。」
それを聞き終わり、しーんと静まり返った。外の風が窓をたたきつけた。マオは、さらに続けた。
「僕たちは、昔死んだことになっているんだ。裏料理界のやつらによってとね、だから、ぼくたちは、生きていないことになっている。当然、二百年生きている人なんていない、そう、僕たちには、家が無いんだ。」
ペナルテイは唖然とした。
次の日、外を歩いていると妙に町がシーンと静まり返っていた。いや、町の両側には、札が置かれていた。次の日、外を歩いていると妙に町がシーンと静まり返っていた。いや、町の両側には、札が置かれていた。そして、ペナルテイたちは、ちょうどそこを歩いている人を捕まえて聞いた。
「実は数日前から、巨大なネズミが大量発生しているんだ。しかし、行政はどうにもしてくれない、だから俺たちは怒っているんだ。」
他の人も
「誰か、食べられてしまったらしいわ。あなたたちも気をつけたほうがいいわよ」
ペナルテイたちは急いでホテルに戻り、マオやメイリィに伝えた。
その夜、みんなで、町を見て回ることにした。
町の路地裏に差し掛かったとき、奇声が聞こえた。どうやら、マンホール下から聞こえてくる。
マンホールを必死で開けようとしたとき、いきなりマンホールが宙に舞った。
「大量の巨大ネズミだ!」
シロウが言うとみんな一目散に逃げた。
「なんであんな大きなネズミがいるんだ」
シロウが言う。シロウはもう失神しかけていた。
「そうよ。あんな一メートルもあるようなネズミ見たことが無い」
メイリィが言う。
「あれは、遺伝子操作で生まれたネズミじゃないかな?」
ペナルテイが言う。
「遺伝子操作?」
メイリィが聞く。
「遺伝子とは、動植物の体を作るのに必要な情報。それを、人間が勝手に変えたのが遺伝子操作というんだ。もうすでに豆腐を作る大豆では、半分以上が、遺伝子操作で作られたものなんだ。確かに人間に有益をくれるが、悪用すれば、危険なものになる。あのねずみのように」
ホテルに戻ったペナルテイたちは、今後どうするか考えた。
そこでマオが言う。
「大きなネズミ捕りを作ったらどうか?」
そのとき、電話が鳴った。
「おい、ペナルテイ、大丈夫か?巨大なネズミがロンドンで出たらしいじゃないか」
「李さん。そうなんだ。どうしたらいいのか考えていたところだ。」
「そうか、じゃあいいものがある。小さくなるんだーという薬がある。それを飲ませばそのネズミも元の大きさに戻るだろう」
「早く送ってください。今すぐに」
二日後、大きなダンボールがホテルに届いた。
ちょうど、大きな籠も大量にできた。もう準備は万端だ。急いで市の担当者に許可を取り、町中に小さくなるんだー入りの御餅を網にかけた。それを5日間続け、やっとネズミが出なくなった。
「やった。なんとか全滅したみたいだ。」
そのとき後ろでその話を聞いていた男がいた。
次の日、ニューヨークへ旅立った。