報われない男の物語   作:羽付き羊

22 / 30
18話「ルンルン気分にはならない旅へ」

 

 

 

「……という訳で、お前には任務を言い渡す」

 

どういう訳かは知らないが、朝起きていきなりイゥエンさんに呼び出されている。

寝ぼけていたので内容が頭に入って来ないんだけどね

 

「各国の情勢調査をしてこい。勿論お前一人でだ」

 

何故に!?魚のように口をパクパクさせながら驚く俺。おかしい、地獄の様な修業をしてからまだ1ヶ月近くしか経ってないから有給休暇貯まってるんじゃないの!?

よく分かんないです。せめて後1週間は休ませてからにして欲しいです、はい。

 

あの修行が終わって無事に帰ってきた時に身体はともかく精神的に凄く疲れたので無制限の有給休暇を貰えて金の出るニートとなった俺だったのだが、やはり世の中そこまで甘くはなかったらしい。

そういえば帰って来た時にも色々あったなぁ、特に顔の傷の事とかカルマ君とシモンズ君にはめちゃくちゃ聞かれたし。

けどあの地獄を思い出したくないから

 

「色々……本当に色々あったんだ」

 

と言うと納得してくれたらしくそれ以降は空気を読んでくれた。

まぁそれを言う前に自慢したくてボルトセイバーとかトルネードセイバーとか見せたから何となく察してくれたのだろう。

傷だらけでとても痛い人に見えそうなので長袖、長ズボンがデフォな格好になりました。

マントも着用しています。

でも顔にある頬の十字の傷だけは隠せないのが辛い。しかも片方ならまだよかったものの、両方だから恥ずかしいのなんのって両頬に十字傷とかそんなキャラクターいたとしてもカッコ良くないのに……

 

そんな感じで1ヶ月間の金の出るニートになっていた俺だったのだがイゥエンさんが痺れを切らしたらしい。

 

ある程度の運動とかはしてたりするけどそれ以外は家でネット見ながらお菓子食べながらダラダラと過ごしてたからなぁ……

それに各国に一人で旅行だと思えばまぁ良いだろう。

期間は約1年程度で、適当に呼び出す時もあるのでその時は帰ってこいとの事。

 

そして俺は素晴らしい聖騎装をもらった。その名も

 

コスプレイヤー!!

超変身しそうな深夜にアニメでもやってそうな名前の聖騎装である。

多分これ知ってる人は30代ぐらいだろうね……

このコスプレイヤーの効果の程はまた使う時にでも説明するとして、とりあえずこれのおかげでテンションテラテラになったとだけ伝えておこう。

 

因みに魔黒装が使えないので例外的に聖騎装をもらえる事になったんですよね。

とは言っても“忠誠の十字架”とかは貰えない。あくまで機密部隊なので、バレたらダメだからとの事。

なので武器は魔黒騎士のもので、俺でも使える専用のモノらしい。まぁぶっちゃけ聖騎装の色を黒に変えたものと思ってもらえればいいと開発部の人に言われた。

そして開発中の"女王の腕"とか暗部っぼい武器だったので貰いたかったのだけど、何でもこれから女王騎士の正式な装備品として配付されるらしく、安易に貰えないらしい。

 

何故モロパクり気味の"下克の逆十字"がオッケーで"女王の腕"がダメなのだろう?

イマイチ納得は出来ないがそれが社会ってもんだという風に納得する事にした。

 

―――でやって来ましたエルムガンド公国。

今回はイウェンさんの魔法を使わずに、徒歩で来ました。

物凄く時間がかかったけど、仕方ない。だって任務の資金が足りないとかで全然お金ないもん。

言ってみれば国家公務員なので支給金額もキッチリ決まっていて無駄遣いはできない程度の交通費と食事代、宿泊費代しか貰ってないのだ。

 

「さてと、どうしようかな?」

 

途中にあった店でみたらし団子を食べながら考える。

無駄遣いしてはダメと思っている側から何故みたらし団子を食べているのかと言えば、何か忍たまを思い出すので興味が注がれてしまったという超安易な考えなのだ。

 

―――ちょっと待てよ?

そういや俺一応は貴族なんだよね?

 

おかしくね?

みたらし団子おいしくね?

まぁそんな事を考えていても始まらないので任務の事を考える事にしよう。

今回の任務は各国の情勢を聞くこと。

まぁ流石に政府の内部に潜入するのは無理だろうから国民の人とかの話を聞く感じになると思う。

とは言え、国に入ろうとするにしても手続きがいるんで面倒臭い。

 

入ってしまえばこっちのものだけど正式なパスではなく偽装パスだしなぁ……捕まったら終わり。

こんな時に空を飛べる動物が仲間にいれば難なく潜入できるのになぁ。

 

団子をもぐもぐ食べておかわりと頼もうとしたその時だった。

雷鳴轟き、嵐が吹き荒れたのは。

 

「あんれ?今日は風が強い日だベな」

 

店のおばあちゃんが中からそう言っていたけど、そういう問題じゃねーよ!

因みに雷が店の四方6mに12ヶ所落ちているんだけどね。おばあちゃん耳が悪くてあんまり聞こえないみたい。

店の屋根の瓦何枚か風で落ちてるから逃げて、いや本気で逃げてぇー

 

そんな現実逃避をしていると金色に輝く鱗、二階建ての家ぐらいの巨体。そして綺麗で洗練された流線形のフォルムの見た事のある生物が俺の前に着地した。

 

「あっ!やっぱりディファイだ!!」

 

ディファイ=R=ボルトは~、一匹の金色の龍であるベルと~、エルムガンド公国の手前の~、お茶屋で~、出あった~。

という感じのウルルン気分になりながらベルと出会った。

不思議ドラゴン発見!

 

じゃなくて何でいるの!?

 

 

「Nanでkおnnなとkおろniiruの!?」

 

若干意味不明な言語になりかけたが、何とか伝わっているらしくベルは答えてくれた。

 

「ママがね、可愛い子には旅をさせろって言ったから色んな国を回ろうとしてたところなの」

 

「……よくサイスさんが許してくれたね?」

 

「パパ?嫌がってたけど修行させる為に一人で5年間ぐらい旅するのが龍では普通の事らしいし。死んだら死んだ時だよ」

 

男前な回答をしてくれるベル。流石は竜王種のハーフ。

 

「でさ、も、もしよければ何だけど旅に付き合ってくれないかな?す、少しでも良いんだよ?」

 

正直な話移動手段が欲しかったので全然OKというかこっちがお願いしたいぐらい何だけど、正直人里にいるのは辛いだろう。

というか一応俺は機密部隊なのであまりにも目立つベルは残念ながら連れていけない。

 

「ベルは大きいからね、目立っちゃうでしょ?それさえなければいいんだけど」

 

と言いにくいがその辺りの事を説明しておく、一応修行していた時に機密部隊にいるとか言っておいたので分かってくれるはずだろう。

 

「その辺なら大丈夫だよ。」

 

そう言うとベルの辺りは煙に包まれる、どうやら古代魔法を使ったようだった。まさかの擬人化フラグなのか!?

 

果たして一体どういう人間になっているのだろうか?

最近やっているように人間の姿をしているけど龍みたいなそんな感じの?あのツンデレボイスになってしまうのか?

いやいや、もしくは人間では今13歳ぐらいとか言ってたから人間の歳の状態になるのか?

それとも5歳とか言ってたから5歳くらいの子供になっているのか?

それともどんでん返しで20歳以上のおねえさんになっているのかもしれない。想像は膨らんでいくばかりだ。

とりあえず髪型は金髪に間違いないだろう。

時々思うのだが、金髪の人の眉毛って金色なんだったけ?下のアレはどうなんだったけ?見た事ないから分かんないな。

俺の家族全員黒髪だし。そういえば擬人化代表と言えば何があるのだろう?ポケモン?いやいやアレは公式ではないから除外の対象だ。

それにしても公式で擬人化といえば何がある?リリカルぐらいしか思いつかないぞ?

そういえば犬が人間になっていたな、あの青色の犬、赤い色の犬もいたような気がする。あれ、狼だったけ?どっちか忘れたな。

 

そんな事を考えている内に煙が晴れてそこに現れたのは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ワンワン!」

 

「ですよね~」

 

当然のように犬だった。まぁ犬の種類は分かると思う、まぁヒントを出せばベルの鱗は金色です。尻尾を左右にちぎれんばかりに振る。

しかも子犬なのでめちゃくちゃ可愛い。どうにも龍の実年齢が犬の姿で反映しているらしい。

やばい。お腹をめちゃくちゃさすりたい。

 

「まぁ人里に居る時だけは犬の姿になるね」

 

とベルは犬だけで人の言葉で普通に話してくる。なにこの可愛い生き物。もらっていい?

 

「その姿なら大丈夫だね」

 

そう言いながらも俺はお腹をさすりたい衝動が手に現れているらしく、もの凄くプルプルしている。

 

「あの~すいません。この辺りで落雷したみたいなんですが被害はありませんでしたか?」

 

我慢できずに手を伸ばそうとした時、誰かが後ろでそう言ったので振りか返ってみるとそこにいたのは何かエルムガンドの騎士っぽい人でした。しかもカッコいいドラゴンも一緒。

 

「落雷にも限度がありますよね。私も少々驚きましたよ」

 

実際ケガするかと思ったもん、あの修行のせいであんまり雷とか嵐とかビビらなくなったけど、それでもいきなりアレは驚きます。

 

「……そうですか、ケガがないようで何よりです」

 

何か良い人っぽい。しかも気品に溢れているで貴族な気がする。

 

「ありがとうございます、それにしてもそのドラゴンよく懐いていますね。」

 

「コイツは小さい頃から一緒なんですよ。な、ファイアーランス」

 

「ガオ」

 

そう言って頷くドラゴン、それにしてもカッコいいドラゴンだ。フィギュアに出たら即買いのレベルだ。

 

「竜王種ではないんですけど、それでも私はコイツが好きです」

 

ドラゴンから信頼してる様子を感じられるので本当に仲が良いのだろう。

 

「はは、なら強くなりますねアナタは」

 

「え、何故です?」

 

「確かに竜王種は力も凄いですし、強いとは思います。だけど竜王種だから凄いという事ではないと信じていますから」

 

「それは一体どういう?」

 

「相棒の絆が何よりの力ですからね。何ならアナタのドラゴンを認めさせて竜王種にも負けないと言う方が私は凄いと思いますよ」

 

実際そっちの方がカッコいいと思う、だって竜王種って人が勝手に決めたものだし、育てに育てた自分の相棒が竜王種に勝つとかいうシュチエーションとか燃えるしね。

 

「……ははは、そんな事を言われたのは初めてだ」

 

そう苦笑いする騎士の人、あれ?俺何かおかしな事でも言ったかな?

まぁ別にいっか、それより漫喫どっかにないかな?

ペットも連れていけるような所がいいな。何か考えてたらネトゲーのモン狩りしたくなってきた。

 

 

「そろそろ私は行こうと思います」

 

そう言ってベルと一緒に歩こうとすると呼び止められた。何故に?

 

「あの~、名前を聞かせてもらってもよろしいでしょうか?」

 

「私のですか?別に名乗る程大した者じゃないんですが……」

 

何で名前聞かれているんだろ?全く分かんないよね。

 

「私はリューガと申します。アナタは?」

 

……先に言われたら言うしかないじゃん、まぁ減るようなもんでもないし、別にいいか。

 

 

「ディファイです。ディファイ=R=ボルトと言います」

 

「……!ボルトってあのホテルのですか?」

 

何で知ってるの?外国でも有名なの俺の家って?泊まりにきたことでもあるのかな?

 

「まぁそうですね」

 

「ディファイ、行くよ!」

 

何かしらんがベルが少し怒っている。

何で怒っているのは分からないが怒るとあの雷風をまき散らすのでベルに従う事にする。犬が喋って驚いているリューガさんは放っているけどまぁ別にいいだろう。

 

「あいよ」

 

魔法の効力が切れたのか、自分で解いたのかは分からないけどベルは元の姿になって俺を背中へと乗せる。乗せられた時に少し爪が肩に刺さったけど、気にしない。気にしてたら生きていけない。

 

「んなっ!?」

 

と驚くリューガさん、ごめんベルが怒ると後が怖いんだ。

 

「じゃあ機会があればまたどこで会いましょう」

 

そう言うと同時に、ベルが上空へと急上昇で音速を超えたかと思えるスピードで飛んだ、

もちろん俺は失神しました。

という訳で龍1匹、人間1人の奇妙な旅が始まったわけです。

あ、エルムガンド公国行ってないや。まぁ意識なかったから仕方ない。

 

 

Side 某腹黒王子

 

 

国境付近をファイアーランスとで見回りしている時に雷鳴が轟いた。

天気は快晴なのにも係わらずこの雷鳴、そうなってくると野良ドラゴンが暴れているのではないかという疑念が生まれてくる。

私はこの国の騎士でもあるし、公子でもあるのだからそういう不穏なモノは徹底的に排除するべきなのだから。

そう思い、雷が轟いた方向へ向かうと落雷しました誰もが認めるような場所を見つけたのでそこにファイアーランスの背に乗って向かった。

そこに居たのは全身黒を纏った男が見えたので話を聞こうとそこに降りた。

 

「あの~すいません。この辺りで雷鳴が轟いたのを聞いたんですが知りませんか?」

 

そう言うと男は振りかえり私を見つめた。後ろ姿しか確認していなかったので気付かなかったがこの男、両の頬に十字の傷がある。

しかもその傷は龍に付けられた傷だった。今までに何十もの龍の爪による傷を見た事があるのだから間違いない。この男はどうにも只者ではないようだ。

 

「落雷にも限度がありますよね。私も少々驚きましたよ」

 

アレ程の雷で少し驚くだけ?

普通の人間は取り乱してもおかしくない何せ12ヶ所も落雷しているのだから。平然でいられるこの男が異常なのだ。

 

「……そうですか、ケガがないようで何よりです」

 

私は少し警戒しながらも、周囲にドラゴンが居ないかどうかを確認する。しかし、どうにもその気配はない。

どうやらもうここには居ないようだった。しかしこの男の事が気になる、もう少しこの場にとどまることにした。

 

「ありがとうございます、それにしてもそのドラゴンよく懐いていますね」

 

と男がファイアーランスを見てそう言った。私の騎龍なのだから当たり前だし、むしろコイツは竜王種ではないので正直あまり好きではない。コイツのせいで父上は私を認めてくれないだろうから。

 

「コイツは小さい頃から一緒なんですよ。な、ファイアーランス」

 

「ガオ」

 

そう言って頷くファイアーランス、コイツは竜王種だったらと何度思った事か小さい頃から一緒だったしそれなりに愛着もあるのだがやはり竜王種ではないという事がネックになってしまう。

忌々しい限りだ。

 

「竜王種ではないんですけど、それでも私はコイツが好きです。」

 

そうは言うが内心は全く逆だった。今度の新人騎士大会になる前には新しい騎龍が欲しい限りだ。まぁでもコイツ並の騎龍は竜王種しかいない。いうなれば準竜王種という存在がコイツだからだ。

 

「はは、なら強くなりますねアナタは」

 

その事を知ってか知らずかこの男はそう私に言って来たのだ。あり得ない、この国の人間でないはずの、しかも龍と戦った事のあるはずのこの男がそう言った事に私は驚きを隠せなかった。

 

「え、何故です?」

 

そう言った私と私の騎龍を交互に見ながら男は話を続けた。

 

「確かに竜王種は力も凄いですし、強いとは思います。だけど竜王種だから凄いという事ではないと信じていますからね」

 

「それは一体どういう?」

 

「相棒の絆が何よりの力ですからね。何ならアナタのドラゴンを認めさせて竜王種にも負けないと言う方が私は凄いと思いますよ」

 

―――絆か、何とも甘い事を言う男だろうか、しかしそう思った事等一度もなかったな。

ファイアーランスを竜王種にするか……

何とも面白い話じゃないか。竜王種より強い普通の龍を操る人間か。そんな事ができるのならわたしは国民からも他の騎士からも完全に父上を超えていると思われるではないか。

 

「……ははは、そんな事を言われたのは初めてだ」

 

思わず苦笑いをしてしまう。そう言えば私がファイアーランス自体は嫌いではない。コイツの血統だけが嫌いだったのだ。

というかそれ以外は私はコイツの事が大好きだった。その事を忘れていたのだと思うと思わず笑ってしまったのだ。

 

「そろそろ私は行こうと思います」

 

そう言って子犬と一緒に歩こうとする男を呼びとめられた。この男の事が気になったからだ。

 

「あの~、名前を聞かせてもらってもよろしいでしょうか?」

 

「私のですか?別に名乗る程大した者じゃないんですが……」

 

名前を教える気はなかったようだが、先に名乗れば教えてくれる可能性はぐんと上がるので先に自分の名を名乗った。

 

「私はリューガと申します。アナタは?」

 

少し渋い顔をしたが男は名前を教えてくれた。

 

「ディファイです。ディファイ=R=ボルトと言います」

 

ディファイか、覚えておくとするかな……うん?

ボルト?

R=ボルトだと!?

あの剣一本で竜王種の中でも上位であるドラギリアスを殺した血筋の人間か!?

 

「ボルトってあのホテルのですか?」

 

アルシリアに訪れた際に、アルマ姫に教えられた話でその事を知ったのだが父上にそんな事があったのかを聞くと

 

『ああ、それは事実だ。何せアルシリアの援軍として助けに入った際に、私は見たんだ。一人の男が血まみれで人を背負う姿とその後ろにあるドラギリアスが死んだ姿を……』

 

と言っていた、その男が騎士にもならずにホテルの経営をしているとアルマ姫から聞いた時は耳を疑ったものである。

 

「まぁそうですね」

 

やはりか!?

この男が龍に傷つけられたのもそれで分かった。

龍と戦う方が好きなのだろう。おそらく本能がそれを求めているのだ。血を、戦いを。

しかし、そうなると先ほどの発言が分からない。何故あんな事を言ったのだろうか?

龍と戦う人間がそんな事を言うなどと……

 

「ディファイ、行くよ!」

 

下から声がしたかと思えば子犬が喋っていた。子犬!?

 

「あいよ」

 

そうディファイが言うと、子犬を中心に煙が包まれる。そうして煙が晴れた時に現れたのは金色の鱗を纏い、翠色と蒼色を足したような目、西洋の龍でありながら、東洋的美しさを兼ねそろえている。そう、あのアルべロスだった。

 

「んなっ!?」

 

「じゃあ機会があればまたどこで会いましょう」

 

アルべロスだと!?

“龍獅子”の名にふさわしい程の堂々とした風格。

禁忌の存在か……しかしまだ覚醒しきれていないようだ。

あの龍は危険だ。人の醜い部分をよく知っているはずなのだから。

初代エルムガンドにして最強の公王、リュ―ドラゴンが「最強、最凶、最恐の3つ全ての称号はあの龍にこそふさわしい。あの龍に係わるな、係わりたいのなら死ぬ覚悟を持て、自分だけではなく国民全ての死を。」と言った事がある程の龍でもある。

そうかあの“三界龍の宴”はそういう事だったのか。

それを手なずけているあの人間……一体何者なんだ?

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。