※3000リットル級のタンクが云々~の文章を削除。実際のスタンドのタンクはもっと大容量なので例として適切ではなかった。
戦車道の活動に、決して欠かせないものの一つとして燃料が挙げられる。
ここでは、大洗戦車道チームの燃料費に焦点を当てて考えていきたいと思う。
大洗戦車道チームは初期のころ5両の戦車のみが所属車両だった。
八九式中戦車甲型・38(t)戦車B/C型・M3中戦車Lee・Ⅲ号突撃砲F型・Ⅳ号中戦車D型の5両である。
その後、全国大会決勝戦に至るまでに追加で3両が加わった。
ルノーB1bis・ポルシェティーガー・三式中戦車(チヌ)の3両で、その他に38(t)戦車B/C型はヘッツァー仕様(38(t)改)に改造され、Ⅳ号中戦車D型はⅣ号戦車H型(D型改造)へと改造された。
ここでは、決勝戦時の8両の戦車で燃料費について計算していきたいと思う。
まず、それぞれの戦車の燃料タンク容量(リットル)・最高速度(km/h)・燃費(km/リットル)・航続距離(km)を示す。
なおデータは、ガールズ&パンツァー公式サイト及びインターネット上で得た。
・Ⅳ号中戦車(あんこうチーム)
燃料タンク容量 453リットル
最高速度(km/h) 38km/h(路上)・16km/h(不整地)
燃費(km/リットル) 0.44km/リットル(路上)・0.265km/リットル(不整地)
航続距離(km) 200km
・38(t)(カメさんチーム)
燃料タンク容量 220リットル
最高速度(km/h) 42km/h(路上)
燃費(km/リットル) 1.14km/リットル(路上)・0.73km/リットル(不整地)
航続距離(km) 250km(路上)・160km(不整地)
・M3中戦車Lee(ウサギさんチーム)
燃料タンク容量 662.375リットル
最高速度(km/h) 42km/h(路上)・26km/h(不整地)
燃費(km/リットル) 0.29km/リットル(路上)
航続距離(km) 193km(路上)
・八九式中戦車甲型(アヒルさんチーム)
燃料タンク容量 220リットル
最高速度(km/h) 25km/h(路上)
燃費(km/リットル) 0.77km/リットル(路上)
航続距離(km) 170km(路上)
・Ⅲ号突撃砲F型(カバさんチーム)
燃料タンク容量 320リットル
最高速度(km/h) 40km/h(路上)・16km/h(不整地)
燃費(km/リットル) 0.44km/リットル(路上)・0.266km/リットル(不整地)
航続距離(km) 140km(路上)・85km(不整地)
・ルノーB1bis(カモさんチーム)
燃料タンク容量 400リットル
最高速度(km/h) 27.6km/h(路上)
燃費(km/リットル) 0.375km/リットル(路上)
航続距離(km) 150km(路上)
・三式中戦車(チヌ)(アリクイさんチーム)(チーム唯一のディーゼルエンジン仕様)
燃料タンク容量 330リットル
最高速度(km/h) 38.8km/h(路上)
燃費(km/リットル) 0.64km/リットル(路上)
航続距離(km) 210km(路上)
・ポルシェティーガー(レオポンさんチーム)
燃料タンク容量 ※534リットル(※データを見つけられなかったため選考会で争ったティーガー戦車のタンク容量を参考とした)
最高速度(km/h) 35.0km/h(路上)・20.0km/h(不整地)
燃費(km/リットル) 0.15km/リットル(路上)
航続距離(km) 80km(路上)
・ヘッツァー仕様(38(t)改)(カメさんチーム)
燃料タンク容量 320リットル
最高速度(km/h) 42km/h(路上)・14km/h(不整地)
燃費(km/リットル) 0.55km/リットル(路上)・0.31km/リットル(不整地)
航続距離(km) 177km(路上)・100km(不整地)
次に、一日の燃料費を算出する。
予算不足の描写が本編中に描かれていることから、一日の燃料使用上限は各戦車の燃料タンク容量の最大値とし、計算する。
なおヘッツァー仕様(38(t)改)は正確にはヘッツァーではないが、便宜上ヘッツァーとして扱う。
・ガソリン燃料の一日使用量の最大値
453+662.375+220+320+400+320+534=2909.375リットル≒2909リットル
・軽油の一日の使用量の最大値
330リットル
燃料の価格は本編放映時と同じ、2012年度(平成24年度)の全国平均価格を参考とする。
・ガソリンの平均価格は148.352円。
・軽油の平均価格は128.617円。
これより、一日の燃料費は以下の計算となる。
・ガソリン 2909リットル×148.352円=431555.968円≒431556円
・軽油 330リットル×128.617円=42443.61円≒42444円
・合計 431556+42444=474000円=47万4千円
週休二日制で週五日の活動で考えると、一週間で237万円。
一ヶ月を30日と仮定し、内訳を4週+2日と仮定した場合、は以下の計算となる。
(237万×4週)+(47万4千×2日)=948万+94万8千=1042万8千円
一年の内、長期休暇(夏休み・冬休み・春休み)を約二ヶ月と考えると、一年の活動費(最低限の燃料費のみ)は以下の計算となる。
1042万8千円×10ヶ月=1億428万円
つまり、大洗戦車道チームの2012年度年間活動予算の内、燃料費はおよそ1億428万円かかることになる。
なお、これに加えて砲弾等の消耗品・戦車整備に必要な備品・修繕費・試合会場への移動費・その他等が加わるのは間違いない。
結論
予算不足とされる中、燃料費だけでも1億428万円をかき集めた生徒会チームはどう見ても有能なのは明らかだった(確信)。
それと、一高校の戦車道チームにこれだけの予算が許される作中の日本は、どう考えても現実の日本より経済超大国なのは間違いない。
・担当教師のコメント
ウチの大学の経営陣もこれだけの予算獲得能力があればいいのに。
空想科学大学・サブカルチャー部アニメーション科・ガルパン担当教官より
久しぶりに気になったネタが出来たので、色々とデータを集めまとめてみました。
年間予算1億超えの高校部活動ってやばい。何高かは横領とかしてそう。
※追記
ちょっと他の方の作品の感想を見て、もしかしたら誤解が生じかねないと思い、すこし補足をしたいと思います。
ここで計算された燃料費の年間予算が一億を超えるというのは、あくまでも『通年を通して戦車が8両そろっており、稼動状態を維持しながら、一日の活動時間内で燃料満タンからガス欠まで運用した場合の理論値である』ということです。
実際劇中では、8両そろったのは決勝戦直前ですし、劇場版の時期は二学期が始まる直前までのことを描いていますので、実質アニメ第一話スタートから劇場版までは半年も経っていないんですよね。
なのでアニメと劇場版の期間で消費されるだろう燃料費は一億の半分くらいが上限になるのではないかと、個人的に考えています。
ただ予算案が提示され検討されるのは劇中の前年度でしょうから、恐らく学園に残っていた、書類上は売れ残りとして学園艦に残っている8両(他に車両が存在するかは定かではありませんが)が全て発見された上で、稼動状態にレストアした場合の年間燃料費の概算が一億超えとなり、承認されたと推察されます。
とはいえ、20年ぶりの戦車道予算編成案でしょうから、過去の予算データが当てにならず、どうしても机上の計算で編成を強いられるのは仕方ないことではありますが。
それだけの大規模な予算案を認めさせた生徒会の面々は、学園艦存続の立役者であり戦略面で戦車道チームを支えた縁の下の力持ちなのは間違いないでしょう。
え? 桃ちゃんの砲手の腕がいまいち?
桃ちゃんのいいところはそこじゃ無いんで何も問題なくなくない?(震え声