ハピナ先生主催企画『《第1回》ハーメルンSS小説コンテスト』参加作品です。
いやぁ…息抜きのつもりが全然息抜きではありませんでしたわ。
急いで書いたガバガバクオリティなんで期待はしないで下さいな。
ではどうぞ。

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記念すべき日であり、悲しみの日でもある。

『次のニュースです。イマカラス大戦終結の記念日としてルドラン共同平和公園にて各国首相が集まり、大戦終結16年目の祝賀祭が開かれました。大戦が収束して今年で16年目…今日、このうるう年にて戦争が終結しました。各地の復興は順調に推移しつつあり、その勢いは終戦前に戻りつつあります。故に各国首相は今後共の恒久平和に向けより一層の協力を行う事を誓い合うとの共同宣言を発表しました。今も各地でその傷跡が深い中この宣言は世界に向けどの様になるかが期待されています…』

休日の昼下がり、親子連れが多い公園にて微かながら聞き慣れたラジオ特有の音が流れる。

全員、見向きもせず個々の事で時間を費やす中ただ一人、ベンチに座りラジオを掛けながら本を読む男が居た。

中東などで見られる程度とはいかないが立派な髭を生やし、髪はあえてボサボサにしているのかそれも一種のファッションなのか曖昧な髪型で服装は中年を思わせる着こなしであった。

彼は先ほどのニュースを聞き、自分の過去を思い出す。

 

彼は軍人であった。

それもかなりの名の知れた人間であった。

彼は何より部下を大切にした。

そして付いたあだ名が『臆病隊長』…それ故か理解の有る人間以外、彼に寄り付く人間はいなかった。

だが理解が有る人間から、または部下からは『命令よりも友軍の命を最優先に選んでいた。自己犠牲の強い理想的な人間像』として崇められていた。

彼が所属していた旧ルドタラン連邦は戦場で散る事は一種の美学であった。

現に旧体制の命令規則手帳を見ればすぐに理解できる。

冒頭最初の三文から美学と奉っていると解るほどなのだ。

その三文こそ

Ⅰ:果敢ニ戦ウコソ祖国ノ為成

Ⅱ:戦エリテ散ル者コソ英雄成

Ⅲ:敵ノ手中落ツルコト祖国ノ恥成

 

そしてこの次の文は上記の三文についての説明が長々と書かれているだけなのである。

この命令規則書を見た敵士官は専ら『自殺の奨め』と口を合わせ嘲笑していた。

もし冷静な人間が現本を読めば言うのも無理もない。

 

そんな事を思い出しつつ本を閉じ、空を見上げる。

そう遠くではないが高層のビルが建設中にあり、クレーンが忙しなく動いていた。

空は快晴。爽やかな風が吹いていた。

彼が今居る公園はやや高い丘の上にあり『そこに行けば大体町全体が見渡せる』と巷では言われているぐらいで非常に美しい風景が眺められた。

 

今、このルドタラン合衆国は異様な発展を遂げている。

一番の要因として挙げられるのが旧体制の崩壊によるものが大きいだろう。

この旧ルドタラン連邦は世界でも名の知られた共産主義国家で資本を許さず、徹底的に駆逐を行った。

そのせいか首都においての高層ビル成るものはほとんどなく有るのは共産党員とその家族が住まうアパートばかりであった。

だが大戦終了と共に共産体制は崩壊、現状資本主義に変わった。

そして爆撃で破壊された首都再建のためある程度の人間が起業した。

結果として共産主義により弾圧された者たちは解放されその才能を如何なく発揮している。

 

「あれから16年か…」

溜息交じりに言い放つ。

ベンチの腰掛に腰を置き、90度上の空を見上げる。

平和とはこんなこのなのかと…心から思って居る最中、前方に人気を感じ目を下に向ける。

其処には脇にサーベルを差し、緑の軍服を身に纏い、まだまだあどけなさが残る顔をした青年が立っていた。

その顔に比例するかの如く甲高い声が彼自身に向かい話しかけてきた。

「おやおや、これは教官殿。本日は公園で日向ぼっこで在りますか?」

聞こえてきた声には聞き覚えがあった。

反応し倒していた体を起こす。

「お前さんこそ、何をしているアンリス・カインド少佐。あと言うが俺はお前さん方の教官ではないぞ。今は何処の馬の骨か知らない小さな町工場の社長だよ。お前さんこそ此処は母国じゃないのに一体何様で? 休日返上のご勤務でありますかな?」

「変わりませんね教官も…いえ、旧ルドタラン連邦人民軍所属、第244歩兵中隊隊長、ルゲサス・ルトーチャ大尉…通称『紺碧の流星』さん。」

「辞めてくれ、その名で呼ぶのは…その名は死んだな名だ。死んだな名を出すのは縁起が良くない。」

「教官…実に貴方らしい。」

その青年…アンリスはおもむろにルゲサスの右隣に座る。

サーベルが椅子に干渉したのか一回サーベルを脇から抜くと右太ももに立てかけた。

そのアンリスの服装が気になったのかルゲサスが質問する。

「今日は何かあったのか?」

「何があったって…今日は終戦記念日ですよ。教官。平和ボケですか?」

毒舌交じりに返す。

彼は思い出す。

思い出したくもない記憶をだ。

忘れたかった記憶の産物『戦争』を。

まして今日の日は一番に忘れたかった。

多くの友が散り、多くの部下が消えた冷徹なる日…

海よりも深く、空よりも高くめり込んだそのトラウマは決して消えぬ物であった。

まして今日は彼自身の命日なのであるから…

そんな事を思い出しルゲサスは悟ったかの如く返す。

「まあ、平和ボケかもな…このご時世だし…」

「教官…」

アンリスは察した。

自分の師たるルゲサスにとってこの日は何の日なのか…

 

ルゲサスは大戦終結後、爆撃や侵攻後で混乱して居る祖国に帰ろうとは最初、思わなかった。

何故なら彼には家族が居なかった。

彼を愛する人間も

彼を心配する親族も

だからこそルゲサスは本国へ帰ろうしなかった。

アンリスの知っている限りにおいてルゲサスが教官としていたのは約4年間でその内、約3年は自分たちの教官であった。

アンリスが居たその代は愛国心教育が徹底されていたせいか愛国心が非常に強く、今も尚、ルドタラン合衆国に敵対心がある者は多くない。

最初の頃は大戦後、本国に帰れそうにもない敵の士官が急遽自分たちの教官と聞いて愛国心から敵対心が沸き起こったあった。

無理もない。

大戦が終結してすぐの事であるから敵と思うのも無理はないだろう。

ある程度の同世代は敵対心を出していたがアンリスは表には出さなかった。

昔からアンリスは慎重な男であった。

故に何事においても情報収集を優先させた。

現に教官となると聞いてから彼はルゲサスの情報を優先的に集めた。

他の教官、下士官はたまた将校や捕虜に至るまで情報を集めた。

彼が構築した情報網は非常に恐ろしく、他の学生からはアンリスは敵に回したくないと言われるまでであった。

そして彼はルゲサスがどのような人間たるかを知った。

彼自身、そんな夢のようたる人間を知りたくなかったが全員口裏を合わせて言ったことにより信じ得ざる負えなかった。

『ルゲサス教官は部下にも優しく、敵にも優しい。理想を具現化した人間。』

彼はこれに違和感を抱いた。

それは自分の知っているルゲサスとは違っていた。

ルゲサスとは非常に厳しかった。

怒るやそんな表面的なものではなく、言わばその内容が厳しかったのであった。

ルゲサスが教官ををやっていたのは高等科から入れる士官学校の教官なのである。

故に軍人を目指す者がほとんどでその大半が親も軍人と言う人間が多数を占めていた。

アンリスもその一人で父は空軍の大佐をやっていた。

ルゲサスの厳しさは他の教官から見ても圧倒的であった。

それは他の教官が高い点数を与えるのに対しルゲサスは生徒に対し変わりなくかなり低い点数を与えていた

ルゲサスが特別であったかもしれないがぶっちゃけ戦線帰りの教官は皆厳しかった。

だがアンリスの目線からはルゲサスが一番厳しく見えた。

アンリスはそんなルゲサスが嫌いであった。

他の教官は皆高い点数を与えるのに対しルゲサスだけは低い点数を与える…それは彼の心の中にあった父が軍人で在ると言うプライドが許さなかったんだと思う。

まして敵の士官である。

幼きアンリスからはルゲサスは内部からこの国を破壊させると言う敵に見えたらしい。

そんなある日2・1訓練が行われた。

この2・1訓練は言ってしまえば生徒二名と教官が付き、実戦に近い形式でサバイバルを行い3日間生き抜くと言う訓練である。

教官の立場は言うなれば生徒の支援にあたることである。

例に彼ら教官は必要以上に手伝わない。

いや、助言しか行わないと言った方が良いだろう。

彼ら教官の役割は一番は評価では在るが他にも生徒の監視や交友と言う事でもある。

アンリスは友人のプラーシと組むことになった。

だが彼の付く教官は彼自身が最も忌み嫌うルゲサスであった。

プラーシはルゲサスに友好的に接するがアンリスは接しなかった。

そんな事で二日も過ぎたある夜、先にプラーシが眠ってしまい焚火が付く中アンリスはルゲサスと二人になってしまった。

アンリスは喋ろうとはしなかった。

彼自身のプライドが許さなかったんだろう。

だが先に声をかけたのはルゲサスであった。

「アンリス、お前とは話したことが無かったな…」

「ええ…」

冷たく返す。

「そんなに冷たくしなくてもいいだろう?」

笑いながら返すルゲサスにやや腹が立った。

無意識のまま自分の意思を言葉にする。

「では、言いますが私はあなたの事が嫌いです。」

単刀直入に申した。

一瞬の事でキョトンとするがすぐに返す。

「何で嫌いなんだ?」

「教官が敵の士官で在るからであります。まして教官は私たちに非常に厳しい。前の実技テストにおきましても教官は非常に低い点数をお与えになりました。他の教官の皆様に聞きましてもこんな点数ではないと申し上げておりました。」

「そうか…」

その言葉に納得したのか相槌をして返す。

そして返してきた。

「言いたい事はわかった。だがな。俺にもちゃんとした理由があるんだ。」

「一体、どう言う理由で?」

「部下を失いたくないからさ。」

「へ? 何故部下を失いたくないと? 兵士とは自らの国の為に尽くすのではないのですか?」

「ああ、そうだった。ウリタール合衆国は志願制だったな…」

「確かに志願制で在りますが…」

「実はな、ルドタランは徴兵制なんだよ。望んでも居ないのに軍に入らせる… アンリス考えてみてくれ。

お前は、結婚もしたくない相手に結婚したいと思うか?」

「いいえ、思いません。」

「そうだろ? 所詮は適当に集めた兵達。そんな兵士は死に易いし補充し易い…だがよう、そいつらにはそいつら並みの生活や家族がいるんだ。そいつが死んで悲しむ人間だっている。 俺はそんな奴らを生きて本国に返してやりたいと思って居るんだ。」

「それと私たちの事に何の関係が?」

「その兵士達の命を預かるのは誰だ? 俺ら指揮官だろ? 指揮官がちゃんとしてなければ折角の兵士が無駄になってしまいその分悲しむ家族が増える…そんな事にしたくはないだろう? だから俺は指揮官に成るかも知れないお前たちに厳しくしているんだ。 指揮官として、指導者として、部隊を率いる者として柔軟な発想が無ければいけないんだ。それでだがアンリス…俺もお前に言いたいことがあったんだ…」

「ふぁ!?」

ルゲサスの話に夢中になり過ぎていて警戒心が薄れていた。

そのせいか唐突に来た事に対し対処がしきれず思わず変な声が出てしまった。

「な、なんでしょう?」

「アンリス、お前、前のテスト覚えているか?」

「ええ、確か模擬演習でしたよね?」

この模擬演習とは言うなれば生徒たちがある一定の数字に指揮官と兵士に分かれ実際の戦闘と同じように戦う…言うなれば戦争ごっこの様な演習である。

ルールとしては先に敵陣営内の旗を降ろし自軍の旗を指すと言う物である。

「アンリス、お前は部隊を固定化運用し過ぎだ。部隊が固定され貼り付けにされたら基本的に防衛戦になるのは必須だ。防衛戦は比較的不利に近いだったら部隊を防衛隊と防衛要撃隊と攻撃隊の三軍体制で挑んだ方がいい。必要とあれば防衛要撃隊で敵攻撃部隊をそのまま挟撃だって出来る…」

「でも、結果的には勝ったじゃないですか。」

「それが実戦でも通じる訳がない。そこから…」

なんか、文句を言ったらマジでダメ出しされているんだが…と心の中で文句を言ったことに対し心底後悔するがアンリスはルゲサスと言う人間が人間として好きになった。

その頃からアンリスはルゲサスの考え方を理解しようと始めた。

人間として、一人の兵士として、また指揮官としてアンリスは彼を尊敬した。

余談ではあるがアンリスの代の卒業生は皆優秀な人間が多かった。

一説にはアンリスを中心とした意識的改革があったからだと言われているか理由は定かではない。

 

ルゲサスが教官言う職を離れて本国に帰ってから約12年目。

アンリスは終戦記念日間近ルゲサスと言う人間を改めて調べていく中、とある物が一つ不可解なものがあった。

それに疑問を思ったアンリスはルドタラン合衆国ルドラン共同平和公園にて行われる平和式典の護衛に自ら志願した。護衛と言っても交代交代で行う簡単なものであり、理由はルドタラン合衆国内の観光して上げさせたいとの上層部の考えであった。そのことがあり、今アンリスは非番をもらった。

アンリスは一目散に護衛対象から離れルゲサスが住んでいる場所をすぐに探し出した。

だがアンリスがルゲサスの元に行った時にはルゲサスは外出しておりいなかったが、ルゲサスの妻に検討が付く場所を教えてもらった。

そして今、アンリスはルゲサスの隣に居る。

「教官、本日来ました理由は一つ聞きたい事があったからです。」

「教官はやめろ…まあ、いいか…で、なんだ。その聞きたい事って言うのは?」

快く了承してくれた。

アンリスは間をおかず話を開始した。

「教官、聞きたいと言うのは前大戦の終結を呼んだとも言われる『アルカント作戦 11の悲劇』についてです。」

先ほどまでの温厚な顔が一瞬として真面目な顔になった。

「そのことか…」

顔が変わったことにより話しやすくなったと思ったアンリスは続けるように喋る。

「前大戦、絶対防衛ラインを突破されたルドタラン連邦は12の中隊を編成。その部隊に新型爆弾を持たせ敵の各12の方面軍に配置し、爆弾を起爆させると言う名目のアルカント作戦を発令。だが実際は新型爆弾ではなく小型の核兵器で自国領内において中隊諸共敵の方面軍を殲滅すると言う物であった…結果は成功。見事方面軍の殲滅に成功はしたものの上層部の行動に対し激昂した地方党員の内乱により内部からルドタラン連邦は崩壊。結果として終戦に向かった…」

「そうだな…その時、俺は捕虜になってたし気づかなかったが…」

「嘘は止して下さい。」

「…」

「あなたは12の中隊の内第4番中隊を任せられたことになっています。捕虜になっていると言う事はどういう事なんでしょう?」

「…やはり、知ってたか…」

「もちろんですよ。ちゃんと調べましたし。」

「やはり、お前だけは敵に回したくないな。」

「教官までそれを言いますか…」

地味にアンリスの心に刺さるが話を続けた。

「教官に聞きたいのは敵の前にたって脅している時に何故最初に『警告する。私はこの核を爆発させない』と言ったかについてです。」

アンリスの言葉にルゲサスはすかさず思い出す。

そんな思い出している最中アンリスがさらに聞く。

「私だって、教官の思考はある程度理解しているつもりです。が、何故教官はあんなことを言ったんですか?」

ルゲサスの顔にやや笑みが戻りそして話始めた。

「アンリス…つまりお前の考えがまだ足りていないと言う事だ。」

「はぁ…」

「俺はな。敵と味方どっちも救いたいと思ったから言ったんだ。」

その言葉に何かを察しわかった。

「つまるところ自軍と敵軍に向けての牽制で在りますね。」

「そうだ。敵軍に言う事により敵は迂闊に攻撃しようと思わなくなる。また味方も自分から下手に行動しようとは考えない。そう言う訳で言ったんだ。」

「なるほど…」

「どうせ、お前さんのこったからなんでそんな事したかって言う時の心情も聞きたいんだろ?」

そう言われアンリスは無言で相槌を打つ。

そして哀傷深くルゲサスが話始めた。

「俺にはよう、家族が居なかったんだ。いや、正確には先に行っちまったって方が正しいか。生まれた時に母親を失い父親は戦争に行っちまい帰らずのまま…身内も引き取れる状況じゃなかったから俺は孤児院に入らされた。そして俺は軍に入った。だがそんな中戦争が始まっちった。その時俺は考えたんだ。部下にも家族が居れば相手にも居る。だが俺たちは殺しあう運命と心の中で念じながら戦っていた。しかしあの時は違った。命令されて持って来た新型兵器の中身を見てみればそれは自分達ですら巻き込みかねない核兵器だった。もしそんな核兵器を自国内で使ってみろ。たちまち本土は汚染される。まして多くの人間たる敵がいた。そう考えた結果俺はあんな行動に出たんだ。俺の事を理解しているお前だったら解るだろう?」

「そうでしたか…一つ疑問がおりました…」

「そうか…それは良かったな…だが、なんであの事を知っている? 12番目は機密上消すはずだったんだが…」

「私の立場を舐めないで下さいね。教官。」

「こえぇ…こいつマジこえ…」

アンリスに真面目にドン引きする。

アンリスはそのことに気付いていない様に話す。

「そういえば、教官。教官は今日の式典に出ないのですか?」

「いや、俺はあんまり、そのことを思い出したくない。だから俺は出ないんだ。」

「そうでしたか…やはりあの11の悲劇ですか?」

「まあ、そういう事だ。」

「今日の終戦記念日にルゲサスは出席しないのかって親父が怒ってましたよ。」

「あの人も結構年行ってんのに元気だなぁ…」

「そういう人ですから。」

「そうだ。ちょっと行きたいとこがあったんだ。」

「それはどこですか?」

「秘密だ。」

「ええ…せっかく来たのに…」

「お前はのんきでいいな…」

その言葉にアンリスは違和感を感じた。

何時もの教官では無い感じがしてならなかった。

そして問うた。

「教官、ちょっと変わられましたね。」

立ながら聞いていたがすぐに返す。

「人間とは変わるもんよ。俺は...今からうるう年の終戦祝いをしてくる。それだけをお前に言っておく。」

「祝い?」

ゆっくりとベンチから一歩歩き口を開けた。

「いいか、終戦とは記念すべき日でもあり、悲しみの日でもある。そのことを頭に入れとけ。」

そういうとルゲサスは公園から遠のいていった。


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