タイトルからわかる様に今回からいよいよにこ提督による南方海域攻略戦を開始したいと思います。
相変わらず誤字だらけで至らぬところもございますが、これからもよろしくお願いします。
2042年8月24日昼、サモア攻略部隊が島を完全制圧したとの知らせが入ってからおよそ半日、矢澤艦隊総旗艦・愛宕が率いる本体はブーゲンヴィル海峡へ、空母・飛龍を旗艦とする星空航戦はブーゲンヴィル島の北へ到着した。
愛宕「はあー、早く日が落ちないかしら・・・」
ぶーーーん
摩耶「右舷上空に敵機!、B25型が3機だ!」
愛宕「対空戦闘!、摩耶ちゃん!、鳥海ちゃん!」
摩耶・鳥海「「了解!」」
ばばばばばばばばばば!、どかーーーーん!、どかーーーーん!、どかーーーーん!
敵爆撃機「「「グアアアアッ!」」」
金剛「先が思いやられますネ・・・」
比叡・霧島「「・・・」」
金剛「2人にとっては、ちょっと辛い思いでのある所でしたね・・・」
比叡「はい・・・、幼い頃からガダルカナル島やアイアン・ボトム・サウンドでの戦艦・比叡の記憶の夢を見てうなされていました・・・」
霧島「私もです・・・、幼い頃よりずっと比叡お姉さまと似たような夢でうなされていました・・・」
金剛「この前ミッドウェーを無事乗り切りました・・・、心配いりませんよ。」
愛宕「・・・、皆さん時間です!」
同日の日没前、矢澤艦隊本体がツラギ島とガダルカナル島に挟まれたアイアン・ボトム・サウンドへの突入直前、統堂艦隊の水母・秋津洲が偵察に出した仙空から敵の情報が入った。
通信士妖精「ツラギ軍港に軽巡4、駆逐16、輸送船多数を確認!、更にガダルカナル島沿岸部に航空艦隊が停泊中!、編成は軽空母3、重巡3、駆逐8、潜水艦4!」
にこ「みんな聞いた?、作戦は変更しない!、手筈通り頼んだわよ!」
愛宕「了解!、五水戦のみんなは入り口に騒音ブイをばら撒いて!」
阿賀野「旗艦・阿賀野、了解!、騒音ブイ投下!」
ぼちゃんぼちゃん、ぼちゃんぼちゃん
阿賀野「投下完了!」
愛宕「艦隊総員!、速度を30ノットへ上げて!、サボ島とガダルカナル島エスぺランス岬の間をすり抜けるわ!」
矢澤艦隊一同「「「「了解!」」」」
神通「・・・、!!、前方に敵艦!、重巡3です!」
愛宕「ニ水戦は構わず直進!、撃破は五水戦に任せるわ!」
五水戦「「「「了解!」」」」
サボ島に隠れていた背後の敵部隊は五水戦に任せ本体は直進した。
愛宕「我らアイアン・ボトム・サウンドに突入成功しました!」
にこ「よしっ!、それじゃあ作戦開始!」
愛宕「了解!、ニ水戦はツラギの敵水雷戦隊を!、金剛さん達三戦隊はガダルカナル島の陸上基地を!、私達四戦隊は敵航空艦隊をそれぞれ撃破されたし!」
同日深夜、前世ソロモン海戦で日米両軍が多大な犠牲を払ったアイアン・ボトム・サウンドへの突入に成功。
海域は深い闇に覆われ見上げる星空や月の明かりを頼りに艦隊はあらかじめ決めてあったそれぞれの標的に狙いを絞り攻撃を仕掛ける。
白露「索敵電探に感あり!、敵2個水雷戦隊を補足!、こちらからは十分射程内です!」
神通「了解!、複縦陣!、ニ水戦参ります!」
ニ水戦「「「「おおおーーーーー!」」」」
最も標的が近かったニ水戦はすぐさま敵を補足、この時敵もニ水戦を補足していたが秒差でニ水戦の方が早かった。」
神通「取り舵一杯!」
神通「揺動の任もありますので正々堂々と行きます!、探照灯照射!、レーダー照準砲撃戦開始します!」
春雨「皆さん準備OKです!」
神通「撃てーーーー!」
どーんどーんどーん!、どーんどーんどーん!、どーんどーんどーん!
ひゅるるるるるルルルルルルーーーー、どかどかどかどかーん!
ロ級1・2・3・4「「「「ギヤアアアアアアアアーーーー!」」」」
ヘ級E1「クソッ!、反撃シロ!」
白露「前衛撃破を確認!」
神通「了解!、魚雷発射用意!、撃てーーーー!」
ぱんぱんぱんぱん!、ぱんぱんぱんぱん!、しゅるるるるるるるルルルルルルーーーー、どかどかどかどかーん!
ヘ級E1「グアアアアッ!」
ヘ級1「シマッターーーーー!」
ロ級5・6・7・8「「「「ギャアアアアーーーー!」」」」
時雨「敵水雷戦隊の片方が壊滅したね。」
村雨「でもまだまだいるね!」
夕立「より取り見取りっぽい?」
その後もニ水戦はツラギ軍港に停泊中の敵水雷戦隊および輸送船団に対し絶え間ない攻撃を加え、敵水雷戦隊は壊滅し軍港は炎上した。
神通「(姉さんから62式酸素魚雷の威力は凄いと聞いていましたが、まさかこれほどとは・・・)」
どかーーーーん!、どかーーーーん!、どかーーーーん!
神通「!、向こうの派手にやっていますね・・・」
五月雨「三戦隊の金剛さんより入電です!、我らこれよりガダルカナル島の陸上基地に対し艦砲射撃を開始する!、だそうです!」
神通「了解!、機関最大船速!、ガダルカナル島に向かいます!」
ニ水戦「「「「了解!」」」」
作戦のため、ニ水戦はツラギ軍港を後にする。
ヘ級FS「逃ガスナ!」
夕立「軽巡1、駆逐4!、追って来るっぽい!」
神通「無視してください。」
ニ水戦は後は任せたと言わんばかりに最高速力39ノットの高速で敵をどんどん突き放していった。
ヘ級FS「クッ!」
ばっしゃーーん!、ばっしゃーーん!
ロ級「「ギヤアアアアアーーーー!」」
ヘ級FS「雷撃!、潜水艦カ!」
呂201「昨日暴れられなかった分しっかり暴れさせて貰うわよ!、飽和攻撃用意!、撃てーーーー!」
ぱんぱんぱんぱん!、ぱんぱんぱんぱん!
ばっしゃーーん!、ばっしゃーーん!、ばっしゃーーん!
ヘ級FS「コンナ処デ・・・」
何故なら海底には昨日活躍できなかった幽霊艦隊所属の呂号戦隊5名が潜んでいたからである。
呂202「騒音ブイのおかげで気付けなかったみたいだね!、残念!」
騒音ブイとは技術部の大久保燐火率いる局によって開発された電池が切れるまで凄まじい騒音をまき散らし敵を錯乱させるブイで、陸上の騒音が海中に伝わりソナーの邪魔をする沿岸騒音を逆用した音響兵器である。
この騒音ブイのおかげで呂号戦隊は敵に気付かれず侵入出来たのである。
そして呂号戦隊はここぞとばかりに暴れまくった。
時は少し遡りニ水戦が戦闘を開始した頃、三戦隊および四戦隊はガダルカナル島沿岸に達し、三戦隊はガダルカナル島の陸上基地に居座る2体の飛行場姫に対し、艦砲射撃を開始した。
霧島「ターゲット補足!、陸上の飛行場姫!」
榛名「改三式弾装填完了です!」
比叡「金剛お姉さま!、いつでも行けます!」
金剛「(提督や私の記憶にある前世大戦では、この夜間砲撃作戦で敵の飛行場を完全に破壊できなかった事が大きな敗因でしたね・・・)」
榛名「金剛お姉さま?」
金剛「Sorry・・・、皆さん行きますよ!、ready!、fire!」
どかどかどかどかーん!、どかどかどかどかーん!
ひゅるるるるるルルルルルルーーーー、どかどかどかどかーん!、どかどかどかどかーん!
飛行場姫1「アアーーー!、アアアーーーーー!」
飛行場姫2「グウッ!、オ!、オノレーーー!」
榛名「飛行場姫2体とも撃破しました!」
金剛型が誇る36.5㎝砲から放たれた陸上攻撃用改三式弾は従来の三式弾と比較にならない威力を発揮し、4名のたった一斉射で1体が木端微塵に吹き飛ばされたのであった。
比叡「やりました!」
霧島「さて、愛宕さん達と合流しましょう!」
どかどかどかどかーん!
霧島「!、金剛お姉さま!」
飛行場姫を撃破したにも関わらず再びガダルカナル島に対し砲弾を放った金剛に他の3名は驚いた。
金剛「まだですネー!」
榛名「!!、そう言えば!」
金剛「前世では2つに飛行場を破壊したはいいですが、海上から死角になる森の奥地にも3つ目の飛行場が既に出来上がっていました!」
霧島「ではまだ、3体目がいると!」
榛名「恐らく・・・」
比叡「素晴らしい洞察力!、さすがは金剛お姉さまです!」
金剛の感は冴えていた。
前世同様にガダルカナル島の海上から丁度死角になる位置にもう1体の飛行場姫が潜んでいた事を見抜いたのである。
金剛「今度は撃破して見せますネーーー!、バーニングー!、ラーーーーブ!」
どかどかどかどかーん!、ひゅるるるるるルルルルルルーーーー、どかどかどかどかーん!
飛行場姫3「ギャアアアアーーーー!」
全ての飛行場姫を撃破した三戦隊は四戦隊に加勢するため前進した。
再び時は遡り、金剛率いる三戦隊が砲撃を開始した直後、愛宕率いる四戦隊が敵航空艦隊と交戦状態に入った。
しかし、時刻は真夜中であり敵空母は艦載機を発艦できないでいた。
高雄「前方に敵艦隊!」
摩耶「さーて、一暴れすっかな!」
鳥海「レーダー照準!、準備完了です!」
愛宕「艦載機を出せない空母はただの鉄の塊よ!、全砲および魚雷一斉射!、撃てーーーー!」
どかどかどかどかーん!、どかどかどかどかーん!、ぱんぱんぱんぱん!、ぱんぱんぱんぱん!
どかーーーーん!、どかーーーーん!、どかーーーーん!、ばっしゃーーん!、ばっしゃーーん!
ヌ級1「グアアアアッ!」
リ級FS1「ギャアアアアーーーー!」
ヌ級FS「グウッ!、随伴艦共!、反撃シロ!」
どかどかどかどかーん!、どかどかどかどかーん!
暗闇でしかもまだまともなレーダーを持っていない敵は何処からともなく降り注ぐ砲弾や魚雷に混乱しとても艦隊としての行動が取れない状態にあった。
摩耶「便利だな!、レーダー照準てのは!」
どかどかどかどかーん!、どかーーーーん!
ヘ級1「ギャアアアアーーーー!」
リ級FS「オノレー!、!!、そこか!」
どかどかどかどかーん!、ばしゃばしゃばしゃーん!
愛宕「外れよ!、撃てーーーー!」
どかどかどかどかーん!、どかーーーーん!、どかーーーーん!
リ級FS1「グアアアアッ!」
ヌ級2「アアーー・・・」ガダガダ
高雄「バカめと言って差し上げますわ!」
どかどかどかどかーん!、どかーーーーん!、どかーーーーん!
ヌ級2「ギャアアアアーーーー!」
そして戦闘開始から30分ほど経過した頃にはガダルカナル島が炎上、艦隊も半数以上を失っていた。
ヌ級FS「テッ!、撤退ダ!、コノママデハサモア守備隊ノ二ノ舞ダ!」
金剛「逃がさないね!、fire!」
どかどかどかどかーん!、どかーーーーん!
ヌ級FS「ゴアアアアーーー!」
愛宕「金剛さん、間に合った見たいですね。」ニヤリ
金剛「Of course!、飛行場姫は吹き飛ばしてあげましたネー!」
比叡「さて、これで最後の様ですね!」
榛名「榛名!、全力で参ります!」
愛宕「鳥海ちゃんに霧島さん、レーダーで敵の動きを観測、随時教えてもらえないかしら?」
鳥海「了解!」
霧島「艦隊の頭脳と言われる様、がんばるわ!」
愛宕「一斉射!、撃てーーーーーー!」
四戦隊の攻撃で追い詰められていたところに三戦隊も加わりため、混乱していた残敵の掃討にはさほど時間は掛からなかった。
主力の軽空母と重巡は全て撃沈されガダルカナル島の陸上基地、ツラギ軍港は壊滅、増援を要請しても間に合わないこの状態でもはや敵に生き延びる術は無かった。
この戦いで敵は軽空母3、重巡6、軽巡4、駆逐20、潜水艦4、輸送船多数を失い、航空機の損出は200以上であった。
それに加え味方の被害は奇跡的にも軽微であった。
そして日付が変わり、日の出と共にニ水戦、続いて五水戦がガダルカナル島へ上陸、島を完全に奪還した。
神通「こちらニ水戦、ガダルカナル島への上陸が完了しました。
なお敵陸上基地は完全に機能を停止、目立った抵抗はありませんでした。」
愛宕「了解、もうすぐ本土から派遣された工兵隊が来るから、それまで警戒をお願いね。」
神通「了解。」
愛宕「無線封止解除、提督、聞こえますか?」
にこ「ええ、聞こえるわ。」
愛宕「ツラギ軍港にガダルカナル島陸上基地、敵艦隊の撃破の全てが完了しました。
矢澤艦隊総員、これよりラバウルに帰投します。」
にこ「お疲れ、帰って来たらしっかり休みなさい。
それからもうすぐ一水戦と星空航戦がガダルカナル島に着くからニ水戦、五水戦も帰って来ていいわよ。」
神通「ありがとうございます。」
阿賀野「ありがたいわ。」
日差し強くなった頃、矢澤艦隊本体はラバウルへの帰路に着いた。
2042年8月暮れ、海軍軍令部の執務室にて高坂は矢澤や松浦からの戦果報告書を見ていた。
穂乃果「ツラギにガダルカナル、サボも奪還に成功・・・、順調と言えば順調だけど・・・」
こんこん
ヒデコ「失礼します!、東野技術総長がお見えです!」
ひかり「失礼します。」
穂乃果「待ってたよ。」
ヒデコ「では、私はこれで。」
穂乃果「ご苦労様。」
2人は客人用の席に着く。
穂乃果「東野さん、矢澤艦隊や統堂艦隊からお礼状が沢山届いたそうだね。」
ひかり「ええ。」
穂乃果「何でも内容は例の新型ワルター機関の事ばかりらしいね。」
ひかり「はい、ですがこれで国産のワルター機関、和名・無空気燃焼発動機の優位性が認められました。」
海軍技術部の3局および天照の会所属の民間人技術者が知恵を絞りだし完成した和製のワルター機関は第二次ハワイ奪還作戦後、各艦隊に配備された新型動力で過酸化水素を水素と酸素に二極分解、これを燃料とすることで従来のガスタービンの4分の1のコストで動かす事ができ、また出力も桁違いである。
穂乃果「まだ装備はされていないけど、大和型や長門型でも驚くほどの低コストで30ノット近く出せる様になるらしいね。」
ひかり「はい、この発動機はこれから激化するであろう矢澤艦隊と統堂艦隊に優先的に配備したいと思うのですが、よろしいですか?」
穂乃果「勿論。」
軍人以外は軍事に口を挟むべからず、と昔から言われて来たが高坂はそれを完全に撤廃、あらゆる方面からの意見を集められる様に働きかけていた。
こんこん
希「失礼します。」
穂乃果「どうかな、新らしい娘達の配属については。」
希「この様に。」
東野に続き、東條が入って来た。
そして先日の会議で発表した新人艦娘達の正式な配属先の一覧を手渡す。
穂乃果「OK、これについては承認するよ。」
希「それで総長、実は艦隊編成について別の案があるのですが、次の会議で是非発表させてもらえないですか?」
穂乃果「どんな案なの?」
希「それは、・・・」
高坂はこの案を聞いて最初こそ驚いたが、ニヤリと笑みを浮かべ10月中旬を予定していた幕僚会議の日程を9月中旬に早めた。
穂乃果「でもそれには東と北の2人を呼ばないとね。」
希「はい。」
東條が高坂に持ち掛けた案の詳細は近いうちに明らかになるであろう。
そして2日後の朝には技術部の天野琴音中将が部下を引き連れてラバウルへ飛び、同日の夕方にはアリューシャン列島に司令部を置く絢瀬提督と艦隊総旗艦・長門、秘書艦・扶桑が東京に到着、また同日の夜にはパールハーバーに司令部を置く小泉提督と艦隊総旗艦・瑞鶴、秘書艦・翔鶴が到着した。
にこ「とりあえず勝ったわ・・・」
愛宕「ですがまだ主力が沢山残っていますね・・・」
にこ「うっ!、・・・」クラクラ
フラフラ、ポヨン
愛宕「あらぁ、提督?、大丈夫ですか?」
にこ「・・・、ちょっとくらっと来ただけ・・・、てかここに人間エアバックがあって助かったわ・・・」ぎゅっ
愛宕「相当お疲れの様ね。」ニッコリ
にこ「悪いけどベッドまで運んで来れない?」
愛宕「ん、もう・・・、意外と甘えん坊さんなんですね。」なでなで
にこ「(・・・、何よこの胸!、希より遥かにデカイじゃない!、にこの手に収まらないって!、羨ましくなんか!、羨ましくなんか・・・)」ぎゅーーー
愛宕「よいしょっと!」お姫様抱っこ
にこ「え?、いやそこまでしてくれなくても!」
愛宕「提督、私、提督にはとても感謝しているんですよ?」
にこ「・・・、今回だけよ・・・、それと明後日、戦略会議するからみんなに伝えておいてくれる?」
愛宕「はい。」ニッコリ
にこ「(本土でも近々会議するらしいわね・・・、新人艦娘達についてかしら?、まああとは今後の方針とか、敵東インド洋艦隊がかなり気がかりだし・・・)」
愛宕「(提督、軽い・・・、まるで子供を抱いているみたいね・・・、可愛いわ。)」オットリ
真姫「・・・」
凛「あの二人付き合ってるんじゃないかって、最近噂が流れてるんだよね・・・、羨ましいの?、にこちゃんをお姫様抱っこ。」
真姫「別に羨ましくなんかないわよ!、羨ましくなんか・・・」
凛「(解り易すぎだよ・・・、前世の時と全然変わってないよ・・・)」