アイドルと艦娘の因果戦線!   作:永遠のZero

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今回は短編です。

南太平洋編も終幕し、新編に突入します。

今度はハワイより東側や東インド洋進行などテーマにしていきたいと思います。


戦の傷跡

ソロモン海の激戦から早3日、2042年11月18日正午、ようやく部隊の全体的な被害状況の集計が取られた。

そしてそれらの報告がラバウル基地の大会議室の空気をより一層重くする。

 

愛宕「以上がこちらの被害状況です・・・」

 

にこ「戦艦4、重巡4、軽巡2、駆逐11の計21名が大破炎上・・・」ギリッ

 

琴音「足の部分以外の艤装は全部パージして捨てた娘もいるから・・・、予備がある娘はいいけど一から作り直すのはちょっと時間かかるよ~」

 

にこ「まあ当然ね・・・、愛宕、今すぐ臨時の艦隊を組むわよ!」

 

愛宕「まだ戦闘が終わってから3日しか経ってませんよ!」

 

にこ「南方棲姫を取り逃がした!、あいつを撃沈しない限り!、パナマ運河が復活すれば奴らまた湧いて出て来る!、戦力が回復しないうちに戦ったら今度は間違いなく負けるわ!」

 

矢澤にとっても厳しい選択であった。

しかし矢澤の言う通り、軍令部および参謀部からの通達では来年1月中にはパナマ運河が復旧するであろうと結論付けられていた。

そのためもし戦力が回復しないうちにパナマ運河が復旧すれば前回とも比較にならない大艦隊がラバウル基地を始め周辺の島々に襲い掛かって来るだろう。

 

にこ「そうなる前に敵旗艦を倒す!」

 

愛宕「援軍で来た那珂ちゃんの四水戦も明後日にはトラック島への帰投命令が出ています・・・、仮に今の残存戦力を投入するとして、攻撃隊と基地防衛隊、編成はどうなさいますか?」

 

矢澤は戦闘可能な艦娘達を集め、以下の様な艦隊を編成を伝えた。

 

攻撃隊

 

旗艦・愛宕

 

空母・飛龍、蒼龍

 

軽空母・龍驤、飛鷹、隼鷹

 

重巡・摩耶、那智、羽黒

 

駆逐・朝霧、夕霧、天霧、狭霧、磯波、浦波、叢雲、東雲

 

 

基地防衛隊

 

旗艦・龍翔

 

軽巡・神通

 

駆逐・白雪、深雪、白露、春雨、五月雨、海風、山風、朧、曙、漣、潮

 

 

にこ「今度はこっちから出向いて瀕死の敵南太平洋艦隊を撃破!、フィジーを奪還するわ!、作戦決行は3日後!、それまでゆくっり休みなさい!」

 

矢澤艦隊一同「「「「了解!」」」」

 

 

そして会議の後、矢澤を始めラバウル所属の全職員および島民達が港のすぐ湧きにある小高い丘の上に集められた。

その人数は軍属だけで6000人以上、島民も含めると30000人を越えたと言う。

 

那珂「皆さん、こんな状況の中でお集り頂きありがとうございます。」マイク持ち

 

にこ「(那珂の奴、今日は随分と雰囲気違うじゃない・・・)」

 

那珂「今回の戦闘で私達は多くの仲間、戦友を失いました。」

 

神通「那珂ちゃん・・・」

 

那珂「ですが彼らの死を決して無駄にしてはいけません。」

 

隼鷹「お~い那珂~、準備できたぜ~、よっと・・・」キーボード運び

 

那珂「ありがとう・・・、皆さん、この様な非情な戦争を早く終わらせるために、平和の祈りを込めて!」

 

摩耶「いつものあれ、やんないのか?」バイオリン構え

 

那珂「もー!、空気読んでよ!、台無しだよ!」

 

アハハハハッ

 

那珂「では改めまして、艦隊のアイドル、この那珂ちゃんが平和の祈りを込めて歌います。」

 

~~♬、~♪、~~~♬

 

那珂「そ~らを~おしあ~げて~♪、てをの~ばすきみ~ごがつの~こと~♪」

 

にこ「(ハナミズキ・・・、あいつこういうのも歌えるんだ・・・)」

 

那珂「ど~おか~きてほ~しい~♪、みずぎ~わま~できてほしい~♪」

 

にこ「(まあ艦娘になる前は本物のアイドルだったし、当然か・・・)」

 

那珂「つぼ~みを~あげよう~♪、にわの~は~なみずき~♪」

 

にこ「(先月、あの隼鷹にも好きな人が出来て、昨日その人が息を引き取って、彼女は倉庫の裏で一人で泣いていた・・・)」

 

那珂「う~すべにいろの~♪、かわいい~きみ~のね~♪」

 

にこ「(愛宕も摩耶も平気な顔してるけど、3日前に技術部所属の幼馴染が戦死して、守れなっか悔しさはどうやっても隠し切れ無い物よね・・・)」

 

那珂「はてない~いゆ~めが~ちゃんと♪、お~わり~ます~よ~に~♪」

 

にこ「(ケガ人も無数にいる、こんな戦争、早く終わらせなきゃ!)」

 

那珂・にこ「「きみ~とすき~な~ひ~とが~♪」」

 

愛宕「あら・・・」クスッ

 

那珂・にこ「「ひゃくね~んつ~づ~き~ま~すよ~に~♪」」

 

~~♬、~♪、~~~♬

 

那珂・にこ「「きみ~とすき~な~ひ~とが~♪」」

 

那珂・にこ「「ひゃくね~んつ~づ~き~ま~すよ~に~♪」」

 

那珂「皆さん!、大切な人たちの事!、どんな事があっても忘れないであげてください!」

 

那珂の普段とは違う綺麗な歌声に名残を惜しみつつ、次第に人々はその場を去って行った。

 

 

ラバウル軍港

 

愛宕「フィジー攻撃艦隊!、出撃します!」

 

ザザーーーーー、ザザーーーーー

 

そして2042年11月21日午後20時、攻撃隊は一同フィジーを目指し出撃した。

 

フィジー軍港

 

ル級FS「敵機体来襲!」

 

南方棲姫「クソッ!、今攻撃サレタラ!」

 

ぷーんぶーんぶーん、ぶーんぶーんぶーん、ぶーんぶーんぶーん

 

流星改妖精s「「「食らいなあーーー!」」」

 

ひゅるるるるるるルルルルルー!、どかーん!、どかーん!、どかーん!、どかーん!

 

南方棲姫「グアアアアーーー!」

 

南方棲姫を旗艦とする敵南太平洋艦隊に対し持てる航空戦力およそ300機余りが一斉に襲い掛かり夜明け頃には南方棲姫をはじめ、その他護衛艦を撃沈、島に上陸しフィジー奪還に成功した。

そしてその報告はすぐさま軍令部へと届けられた。

 

 

軍令部の執務室

 

穂乃果「フィジー奪還なる・・・」

 

ヒデコ「やりましたね!、総長!」

 

穂乃果「うん・・・」

 

希「総長、これで残すは敵本土防衛艦隊とオーストラリアの艦隊のみです!」

 

穂乃果「東條参謀総長!、シンガポール基地の統堂提督に12月中には作戦行動に入れと伝えて!」

 

希「はっ!」

 

穂乃果「それからハワイ・パールハーバー基地の小泉提督にはライン諸島完全奪還の準備を開始せよと伝えて!」

 

希「了解!、ですがオーストラリアの連中はどうしますか?」

 

穂乃果「ふふ、その件に関しては私に考えがあるよ。」ニヤリ

 

海軍軍令部総長・高坂穂乃果が率いる日本海軍はこの日を持って新たにインド洋へと作戦範囲を広げた。

 




愛宕「我が艦隊の年齢層ってどうなってるのかしら」ポチット

25歳・金剛、妙高

24歳・比叡、愛宕、高雄、那智、足柄

22歳・摩耶、鳥海、榛名、霧島

21歳・羽黒

20歳・阿賀野

18歳・川内、神通、矢萩

16歳・白露、時雨、村雨、夕立、春雨、五月雨、海風、山風、江風、涼風

15歳・吹雪、白雪、初雪、深雪、綾波、敷波、朧、曙、漣、潮

にこ「川内や神通ってまだ10代だったんだ、なんか以外かも・・・、てか足柄もまだ24じゃない!、散々行き遅れてるとか言ってたけどまだまだいけるじゃないの!」

愛宕「そうね~足柄さんはまず彼氏作らなきゃですけど、因みに私の実姉妹は摩耶ちゃんだけって知ってました?」

にこ「え!、そうなの!」

愛宕「ええ、私と摩耶ちゃん、高雄ちゃんと鳥海ちゃんが実姉妹で私と高雄ちゃんは従姉妹同士なの。
それから金剛さん達も、金剛さんと比叡さん、榛名さんと霧島さんがそれぞれ実姉妹で従姉妹という関係は無いそうですよ。」

にこ「なるほど、確か川内型や妙高型はみんな実姉妹だそうじゃない、他の娘はどうなの?」

愛宕「阿賀野型は実姉妹だけど、駆逐艦に子達はほとんど孤児院育ちで血は繋がって無いそうよ。
確か実姉妹なのは吹雪ちゃんと磯波ちゃん、白雪ちゃんと初雪ちゃん、それから綾波ちゃんと敷波ちゃんだったかしら。」

にこ「へー・・・」


飛龍「航空戦隊の方はどうなってるのかな?」

龍驤「ほな見て見よか!」ポチット

25歳・龍驤

24歳・飛龍、蒼龍

22歳・飛鷹、隼鷹

15歳・朝霧、夕霧、天霧、狭霧、磯波、浦波、叢雲、東雲

凛「へー、龍驤さんが最年長だったんだ!」チラ

龍驤「星空司令官、君今どこ見て言った?」ゴゴゴゴゴ

真姫「飛龍と蒼龍、飛鷹と隼鷹は実姉妹じゃないのよね?」

飛龍「うん!、私と蒼龍は幼馴染よ!」

隼鷹「アタシと飛鷹は従姉妹なんだよ。」

真姫「いろいろあるのね。」

凛「さて、みんなの事、また知れたし、今度はインド洋だって。」

真姫「太平洋を確実に、それには背後のインド洋艦隊が邪魔なのは確かだし、インド洋のシーレーンが回復すれば、中々いい事が起こるじゃないの。」

凛「楽しみだにゃ~!」

真姫「凛、語尾・・・」

凛「あう!」

艦隊一同「「「「アハハハ!」」」」
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