アイドルと艦娘の因果戦線!   作:永遠のZero

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今回から内容が少し変わりますが本来の内容のキャラ達もしっかり登場させます!

そして今回はまず経緯を書きました。

少々文章が多いですがご了承ください。


追憶と始まり!

2043年4月25日、沼津鎮守府では既に新八八機動艦隊の厳しい訓練が始まっていた。

理由は無論、そう遠くない大決戦に備えての事である。

そしてこの鎮守府および艦隊司令長官である高海千歌が全体の指揮を執り、各艦娘達の訓練は以前に高坂が派遣した海軍士官大学の教官である知名もえか以外に同学教官である角松洋介や艦娘であり教官でもある軽巡・香取、鹿島を新たに派遣、より一層厳しい訓練が実施されていた。

 

ババババババババババッ!、ババババババババババッ!、ドーンドーンドーン!

ドカーーーン!、ドカーーーン!、ドカーーーン!、バッシャーーーン!、バッシャーーーン!、バッシャーーーン!

 

角松「こらそこっ!、軸がぶれているぞ!」

 

とても良い体形をした筋肉質の男性教官・角松洋介の怒号が飛ぶ。

 

ババババババババババッ!、ババババババババババッ!、ドーンドーンドーン!

ドカーーーン!、ドカーーーン!、ドカーーーン!、バッシャーーーン!、バッシャーーーン!、バッシャーーーン!

 

香取「先ほどと同じ失敗を何度も繰り返すので戦場ではすぐにやられます・・・、これは皆さん居残りですかね・・・」ニヤニヤ

 

軽巡・香取はニヤリと不敵に笑う。

 

ババババババババババッ!、ババババババババババッ!、ドーンドーンドーン!

ドカーーーン!、ドカーーーン!、ドカーーーン!、バッシャーーーン!、バッシャーーーン!、バッシャーーーン!

 

鹿島「あんまり変わってないね!、居残り決定!」

 

見た目こそ一部を除いて幼さが残るがその口から居残りを伝える軽巡・鹿島。

 

艦娘一同「「「「「ヒエーーーー!!」」」」」ガタガタブルブル

 

ブーンブーンブーン、ブーンブーンブーン、ブーンブーンブーン

ババババババババババッ!、ババババババババババッ!、ドカーーーン!、ドカーーーン!、ドカーーーン!

 

戦闘機妖精s「「「ぎゃああああーーーー!!」」」

 

千歌「・・・」唖然

 

もえか「・・・」カキカキ

 

天城(天城型)「あの、本当に本気でやって良かったんですか?」

 

さらに南の計らいで天城(天城型)も空母部隊の訓練教官として派遣された。

 

白鳳・魁鳳「「・・・」」ガタガタブルブル

 

もえか「白鳳隊、魁鳳隊共に全滅に対して天城隊はほぼ無傷、倍の差があるのにこれは酷いね。」ニッコリ

 

そして鳳翔と肩を並べる歴戦の強者たる天城(天城型)に新八八機動艦隊の空母達は2対1にも関わらず制空戦で尽く惨敗した。

 

花丸「高坂総長も園田長官も容赦無く遠慮無くやって構わないとの事だけど・・・」

 

同日夕暮れ、通常訓練の後に沼津鎮守府波止場へ新八八機動艦隊の面々が集められ居残り訓練の内容を説明されるのであった。

 

千歌「ええ、みなさん、夕食後で休みたい気持ちはわかるけど・・・」

 

もえか「空母のみんなは、戦闘機隊は天城隊を半数撃墜できるまで、攻撃機隊と護衛艦部隊は爆撃、雷撃、砲撃の命中率が80%になるまで居残りです。」鬼畜笑み

 

艦隊一同「「「「「「ヒエーーーー!!」」」」」」ガタガタブルブル

 

角松「これも勝ためだ!、きついのはわかっているがしっかりやる様に!」

 

花丸「大丈夫かなこれ・・・」

 

ババババババババババッ!、ババババババババババッ!、ドーンドーンドーン!

ドカーーーン!、ドカーーーン!、ドカーーーン!、バッシャーーーン!、バッシャーーーン!、バッシャーーーン!

 

ブーンブーンブーン、ブーンブーンブーン、ブーンブーンブーン

ババババババババババッ!、ババババババババババッ!、ドカーーーン!、ドカーーーン!、ドカーーーン!

 

夜間にも関わらず訓練が続行された。

 

 

同日深夜、淡島、ここは基地防空隊基地が設置されているが訓練の様子を一望できる淡島神社はそのまま保存されており、そこに黒髪を一本に束ねスラリとした体形の女性がいた。

その立ち姿はとても凛々しかったがどこか不安定であった。

 

千歌「いかがでしたか?」

 

?「皆も大変だな・・・、あの子はしっかりやれているだろうか・・・」

 

千歌「彼女なら問題ありません、海の家族は私が守ると、日々精進していますよ。」

 

?「そうか、ならいい・・・、おっと!」グラッ

 

千歌「!!、大丈夫ですか?」

 

?「問題ない・・・、しかし、片足だけでも自由を失うというのは中々大変だ。」

 

ここはバランスの取りにくい石がゴロゴロしているため松葉杖を使っているこの女性は扱けてしまいそうになる。

高海が片足の自由を失ったこの女性をここに呼び出したのには大きな理由があった。

 

千歌「知名さんから話は伺っていると思われますが・・・、この前の話、どうか引き受けてくれませんか!、宗谷ましろさん!」

 

ましろ「・・・、引き受けたいの山々だが、私はもう軍人ではない・・・、それに・・・」

 

それはこの女性、宗谷ましろを新八八機動艦隊の訓練教官として招く事であった。

 

千歌「あなたがあの日!、海で大切な人を失った事は承知の上でお願いできませんか!」

 

宗谷は天照の会の陰の組織にあたる月詠会として天照の会のクーデター計画を初め多くの場面で陰から支援し続けて来た。

 

ましろ「・・・」

 

しかし、かつての大海戦で永遠を誓い合った大切な家族を目の前で失った恐怖はいまだ消えず、一度は2人の娘を連れて内陸部で暮らしていたがとある条件から2人の子のうち上の子が艦娘適正を持っていたため、所属となった沼津へ引っ越して来たのである。

 

ましろ「正直、私はあの子を軍人になど、艦娘になどしたくなかった・・・、強く反対したんだが、国が定めた条件でもあるし、何よりあの子が強く望んだんだ。

”もう一人の母”の様に、私達を含め大切な海の仲間は私が守ると、だから私はあの子を送り出した。」

 

千歌「・・・」

 

ましろ「それに今更私が出て行ったところで彼女が困るだけだ・・・、私は、出来る限り彼女の,”晴風”の邪魔をしたくない。」

 

宗谷がそう述べ、しばらく沈黙が足る。

晴風とは新八八機動艦隊に所属する夕雲型とは別の改良を施した改陽炎型駆逐艦、雪嵐型駆逐艦4番艦・晴風の事である。

晴風の名はかつて宗谷が乗艦した最後の艦と同じ名であった。

 

もえか「随分と弱気な発言だね、宗谷さん?、それとも岬さんと呼んだ方がいいかな?」

 

ましろ「知名さん!」

 

もえか「正々堂々と私からミケちゃんを奪った泥棒猫な宗谷さんは一体どこへ行ってしまったの?

一体いつまで過去を引きずるつもりなの?、もしかしてこれも不幸だのついてないだので誤魔化す気?」

 

すると艦隊の訓練を終えた知名が挑発するかの様に話しかけて来た。

知名もえかと宗谷ましろは海軍士官大学の同期で、同じ同期であった岬明乃を陰で奪い合った仲である。

 

ましろ「なんだと!」ギロッ

 

そして結果的に宗谷が勝ち取り、2人の仲を認めた知名であったがやはり嫉妬を隠せないでいた。

 

もえか「もしミケちゃんが死んだ事をそんな言葉で片付ける様なら・・・、私はあなたを今ここで殺すよ!」ギロッ

 

ましろ「ほう、やれるものならやってみろ!」スッ

 

本来は高海が宗谷に訓練教官を頼むために宗谷を呼び出したのであったが、知名の介入で今にも銃撃戦が始まってしまいそうな雰囲気となってしまった。

 

千歌「ちょっ!、お2人共ストップ!、ストップ!」

 

高海がすかさず止めに入る。

 

千歌「今ここで争っている場合じゃいですよ!」

 

高海が間に入った事で知名、宗谷は共に一度落ち着く。

 

ましろ「すまない高海さん、今日は帰らせてもらっていいか・・・」

 

千歌「わかりました・・・、迎えの船は用意してあるのでそれを使ってください。」

 

ましろ「すまない・・・」

 

宗谷は淡島神社のある山から不自由な足を松葉杖で引きずりながら階段を降りて行く。

その後ろ姿は聊か危なっかしくも感じられた。

 

もえか「・・・、あれは、本当にあの宗谷さんなのか疑ってしまうくらい変わってしまった・・・」

 

千歌「お2人の間で一体何があったんですか?」

 

もえか「もうかれこれ15年前になるのかな・・・」

 

知名は空を見上げながら静かに語りだした。

 

 

沼津市街地、高海や知名と別れてからおよそ2時間後、宗谷は自宅へとたどり着くと共に居間にある仏壇へと向かった。

 

ましろ「明乃・・・、私はどうしたらいいんだ・・・、本当に、もう何をしたらいいのかわからない・・・」

 

?「あれ、お母さん、帰ってたの?」

 

ましろ「真菜・・・、もう遅い、すぐ寝なさい。」

 

真菜「は~い、明乃お母さんもお休み。」

 

居間に入って来たのは今年で12歳になる宗谷の下の子、宗谷(岬)真菜であった。

様子が気になった様で、確認するとすぐさま布団に入った。

 

ましろ「明乃、明菜は今、艦娘として頑張っている・・・、間もなく大規模な作戦が始まりそれに参加する事になる。」

 

明菜とは駆逐艦・晴風となっている16歳の宗谷の上の子の本名である。

 

ましろ「だから・・・、あなたの幸運をあの子にも分けてやってくれ!」

 

コトッ

 

ましろ「?、なんだ?、本が落ちたのか・・・」

 

宗谷は偶然にも本棚から落ちた本を手に取る。

しかし、その本はかつて宗谷本人が執筆した小笠原諸島沖海戦の戦記・蒼海の英雄であった。

 

ましろ「・・・、なんで今更こんな物・・・」

 

宗谷はそう言いながらも本を開くと、ふと当時の記憶が蘇って来た。

 

 

深海棲艦の出現は2014年半ばに太平洋のマリアナ海溝から始まった。

初めの頃は駆逐イ級程度の小型の物が少数存在した程度で人類側も特に気にする様子はなかった。

しかしある時、イ級並みの小型深海棲艦がハワイ沖で米軍の小型船を攻撃した事が大戦争への火種となっていった。

 

その数日後、その深海棲艦が再び接近してきたので人類側もこれを護衛艦で攻撃し撃沈した。

当初はこの様な小規模な戦闘を繰り返すだけであったが2018年後半頃には重巡リ級レベルの大型艦が出現し初め、段々とその数を増して行った。

 

そして2019年初頭、出現当時とは比較にならないほど規模を拡大した深海棲艦はついに人類に対し本格的な攻撃を開始、人類もこれに応戦する形で戦闘状態に入り戦線は太平洋をはじめどんどん拡大していった。

この頃はまだ人類の現代兵器が深海棲艦に通用していたため、戦闘機よりも小さな標的ではあるがこれらと同等に戦えていたので、長きに渡る膠着状態となった。

 

戦局に変化が訪れ始めたのは3年後の2022年夏、深海棲艦全軍総旗艦を名乗る者が世界中のメディアに対して自ら映像を流した。

その内容は2014年から小競り合いをしていたとは言え戦闘状態に突入してからあまりにも遅すぎる宣戦布告であった。

 

2025年までは人類側、深海棲艦側共に一進一退の攻防が繰り広げられ双方共に大きな犠牲を払っていたが、2030年に入るとついに深海棲艦側が人類のいかなる攻撃をも跳ね返すシールドの様な物を開発、とうとう形成は深海棲艦側に傾き始めた。

そして同年年12月上旬、太平洋の一大拠点であるハワイが深海棲艦の大軍に攻撃され陥落した。

ハワイを拠点に軍備強化を図った敵は2035年10月、東太平洋や南太平洋、北太平洋へと一斉に侵攻を開始、人類側も各国の持てる全ての戦力を投入し結成された国連太平洋艦隊を持ってこれに対抗、太平洋大海戦が勃発した。

だがわずか半月のうちに人類側は国連太平洋艦隊のほとんどを失いアメリカ大陸、オセアニア大陸、東南アジアが次々と陥落していった。

日本海軍連合艦隊も北太平洋艦隊、西太平洋艦隊が壊滅、中部太平洋艦隊、南太平洋艦隊の半数以上を失い総戦力は30%も残っていなかった。

 

そして運命の2035年11月初頭、敵はマリアナ諸島から太平洋主力艦隊を総動員して日本本土の最終防衛ラインとなる小笠原諸島へと侵攻を開始した。

 

横須賀鎮守府・指令室

 

参謀長「長官!、敵艦隊が小笠原諸島へ急速接近!、このままでは島民の避難が間に合いません!」

 

敵空母からの艦載機による先制攻撃を受け避難は難航していた。

 

?「島民避難を間に合わせるため、中部太平洋艦隊を出撃させるわ!」

 

参謀長「長官!、それはなりません!、今もし中部太平洋艦隊が全滅しては!」

 

?「民間人の避難が最優先よ!、現代艦ではとても勝ち目が無い事ぐらいわかっている!、けどもうこうするほかないわ!」

 

次官「ほう、宗谷真霜元帥ともあろう者がそんな無謀とも言える命令を下すとは、それは司令長官権限による命令ですかな?」

 

真霜「ええ、そうよ・・・」ギリッ

 

小笠原接近の報を受けた当時の軍令部総長にして連合艦隊司令長官・宗谷真霜元帥は中部太平洋艦隊の生き残りを小笠原島民避難およびそれまでの時間稼ぎとして出撃させた。

だが宗谷を初めもし敵と全面対決となれば勝ち目は無い事はわかっていたため、島民の避難が終わったら即座に引き上げる様命令を下した。

 

真霜「(もしこの絶望的な状況を覆せるとしたら・・・)」

 

しかしそんな中で宗谷が唯一期待を寄せられる艦が中部太平洋艦隊に存在した。

それは人類初の深海棲艦のシールドを破りダメージを負わせる事が出来る兵器を搭載した岬明乃大佐が指揮するイージス護衛艦・はれかぜである。

 

真霜「(岬大佐指揮のはれかぜ・・・)」

 

はれかぜ搭載の新兵器が深海棲艦のシールドを突破できると確信が持てたのはこの小笠原諸島沖海戦からおよそ2日前の事、小笠原諸島沖を警戒していたはれかぜが偶然起こしたとある事件がきっかけであった。

 

 

小笠原諸島沖、イージス護衛艦.はれかぜは島民避難を支援するため出撃し、今ここで警戒に当たる。

 

ぽーん、ぽーん、ぽーん、ぽーん、ぽーん、ぽーん

 

明乃「CICおよび艦橋見張り員、定時連絡。」

 

マチコ「後部異常なし!」

 

まゆみ「右舷異常なし!」

 

秀子「左舷異常なし!」

 

楓「水中音、異常ありませんわ!」

 

はれかぜ艦長・岬明乃大佐の指示で野間マチコ中尉、内田まゆみ中尉、山下秀子中尉、万理小路楓中尉が艦橋へと伝える。

 

ましろ「CIC、艦橋、了解した。」

 

そして当時のはれかぜ副長・宗谷ましろ中佐が答える。

 

ましろ「航海長、現在位置はどのへんだ?」

 

鈴「はい、・・・、この辺です!」

 

続いて航海長・知床鈴少佐が現在位置を伝える。

 

明乃「了解、目的地へ到着、機関停止!」

 

鈴「了解!、機関停止!」

 

しゅーーーーーーー、ざばばば

 

明乃「ここならどの方位から来ても索敵できるから決して警戒を怠らないで!」

 

CIC要員「「「了解!」」」

 

 

某所水中、機関停止したはれかぜに接近するものがいた。

 

ポチャン

 

カ級「方位320度、距離3200m・・・、艦種ハアタゴ級カユキナミ級・・・、イヤモウ少シ大キイカラ、ハタカゼ級ネ・・・、故障シテルノ?、絶好ノ獲物ネ!、魚雷1.2番装填」カチャカチャ

 

カ級「装填完了、発射管開ケ!」ガバッ

 

カ級「発射準備完了、恨マナイデヨネ、コンナトコロデ機関停止シテイルオ前達ニ運ガ無カッタダケナンダカラネ!」ニヤニヤ

 

ガコンガコン

 

カ級「発射!」

 

ばしゅばしゅーーーん!、しゅるるるるるルルルルルーーーーー

 

 

はれかぜ艦橋、岬と宗谷はふと空を見上げ南国の星々を眺めていた。

連日の激務を忘れさせる美しさに一瞬、戦争を忘れ気を静める事ができた。

 

明乃「空は和だし、星がきれいだな・・・」

 

ましろ「あの子達にも見せてやりたいですね・・・」

 

明乃「うん・・・」

 

幸子「ウフフ、記録記録!」カシャッ、カシャッ

 

後方で船務長・納沙幸子少佐がしきりにタブレットのカメラのシャッターを切る。

しかし、突然静寂は破られる。

 

楓「水中で突発音を確認いたしました!、魚雷2本いらっしゃいました!、方位210度!、高速接近中ですわ!」

 

ましろ「なに!」

 

明乃「CIC、艦橋、どこから来たの!」

 

楓「左舷80度!、速力44ノット!、距離3200m!、接触まで2分10秒ですわ!」

 

ましろ「総員対潜戦闘用意!、総員対潜戦闘用意!」

 

きん、きん、きん、きん

 

ましろ「魚雷から目を離すな!」

 

楓「艦橋、CIC、了解しました!」

 

芽依「対潜戦闘、あたしらの出番だな!、タマ!」

 

志摩「Oui!」

 

岬、宗谷、万里小路からの報告を聞いて水雷長・西崎芽依大尉と砲術長・立石志摩大尉が興奮をあらわにし始める。

 

芽依「ソナー、CIC、探知はできないの!」

 

ソナー員「推測状況の悪い表面層にいた模様です!、この海域の海洋データが不足すぎます!」

 

芽依「はあ!、お前らの訓練不足だバカ!、第一ここは日本の領海でしょうが!、何で知らないんだこのド素人!」

 

ソナー員「すみません!」

 

米倉「・・・」

 

この男、米倉が今何を考えているかはあえて言わないで置こう。

 

志摩「万里小路さん、距離は?」

 

楓「距離2000mですわ!」

 

米倉「うっ!、うがっ!」ビクッ

 

まゆみ「くっ!、こちら艦橋左舷!、海面の反射でよく見えない!」

 

柳「!!、雷跡確認!」

 

魚雷接近によりさらに艦内の緊張が高まる。

 

鈴「磁気ブレーキ外しました!、いつでも行けます!」

 

明乃「了解!、機関始動!、最大船速!、急速発進!、航海長!、しっかり交わして!」

 

鈴「は!、はい!、機関始動!、最大船速!」

 

きーーーーん!、ざばばばばばっーーーー!

 

幸子「ううっ!、相変わらず物凄い加速ですね!」

 

がたん!、がたん!

 

カ級「目標機関始動!、故障ジャナイノネ!、シカモエンジン音ハ聞イタ事無イヤツダシ、スクリュー音ガ無イナンテ!

アノ状態ナラ動キ出スマデ結構カカルハズナノニ!、魚雷命中マデ後5秒!」

 

しゅるるるるるルルルルルーーーーー

 

ましろ「交わせ!」

 

明乃「総員衝撃に備え!」

 

しゅるるるるるルルルルルーーーーー

 

ましろ「交わした!」

 

はれかぜは間一髪で魚雷を交わした。

 

ましろ「CIC、艦橋、現在の魚雷発射予想位置はわかるか?」

 

楓「方位240度!、距離3800mですわ!」

 

米倉「や、やられる・・・」ボソッ

 

だがそれで諦める敵ではない。

 

カ級「デカイ癖ニ機関始動デワズカ20秒デ、デスッテ!、アンナ船ヲ、人間ガ・・・」

 

カ級「チッ!、3.4番!、続イテ5・6番装填!、ドッチニ舵ヲ切ッテモ良イ様ニ放射状ニ撃ッテヤルワ!、今度コソ食ライナサイ!、一斉発射!」

 

ばしゅばしゅーーーん!、、ばしゅばしゅーーーん!、しゅるるるるるルルルルルーーーーー

 

楓「更に魚雷4本!、いらっしゃいました!、方位240度!、距離3700mですわ!」

 

米倉「方位240度、距離3700m・・・」ボソッ

 

ましろ「まずいっ!」

 

明乃「面舵一杯!」

 

鈴「面舵一杯!」

 

ザザーーーー!

 

岬はさっきまでの緩み切った顔から一変し、とても真剣な顔つきになっていた。

それに応える様に知床が舵を切る。

 

米倉「はあーーー、はあーーー」

 

明乃「大丈夫!、はれかぜの足なら必ず交わせる!、航海長!、頼んだよ!」

 

鈴「はい!」

 

米倉「敵に見つかった・・・、もうどうせ僕たちは生きて帰れないんだ・・・」ボソッ

 

楓「魚雷!、右へ広がっていますわ!」

 

明乃「へー、やってくれるね・・・」

 

ましろ「どうします!」

 

明乃「大丈夫!、慌てないで!、10度戻せ!」

 

鈴「了解!、10度戻します!」

 

ザザーーーー

 

米倉「そんなに・・・、僕達の、新しい力が、見たいのか・・・、攻撃して来る、お、お前が、悪いんだぞ!」ポチッ

 

カパッ

 

米倉「やって、やる!」

 

楓「更に接近して参りますわ!」

 

米倉「やられる前に!」ピッ

 

どばーーーーーん!

 

艦橋員一同「「「!!」」」

 

幸子「被弾!、いえ、これは・・・」

 

マチコ「前部甲板VLS開放確認!、アスロック飛翔中!」

 

芽依「え!、ちょっと!、まだ撃てって言って無いよ!」

 

マチコ「魚雷発射ポイントに向かっています!」

 

芽衣「誰が発射ボタンを!」

 

米倉「・・・」呆然

 

芽衣「!!、米倉!、お前一人で勝手に戦争をおっ始める気!」ガシッ

 

志摩「勝手に押さないで!」

 

米倉「やらなければ、やられます!、水雷長!、砲術長!」

 

ましろ「CIC、艦橋、誰が撃てと言った!、現状を報告しろ!」

 

芽依「このっ!」

 

ドサッ

 

米倉「ううっ!」

 

芽依「ヒューマンエラーだと報告して!、それからこいつをCICから叩き出せ!」

 

志摩「来いっ!」ガシッ!

 

米倉の独断行動に激怒した西崎は米倉を机に叩き付け、立石は真顔で胸倉つかみCICルームから廊下に投げ出す。

 

楓「魚雷本艦との距離、1000mですわ!」

 

緊張と共に気まずい空気も流れる。

この後のはれかぜの運命や如何に。

 




アスロック米倉やっちゃいました!、しろちゃんにメイちゃんは勿論、タマちゃんまでもがもうカンカンです!、一体これからどうなるのやら・・・

因みに芽衣ちゃんの菊池ポジはいかがな物でしょうか?

米倉以外に柳など一部のみらい乗員もはれかぜ乗員とさせていただきます。
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