アイドルと艦娘の因果戦線!   作:永遠のZero

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久々の投稿になります。

今回で果南の旅行編は終了し、次回から決戦編に映りたいと思います。

今後ともよろしくお願いいたします。


松浦果南危機一髪! 後編

果南「んん、んんーーー!、あーーー、よく寝た。」ノビー

 

伊601「もう18時、お腹がすきましたね。」

 

ガラガラッ

 

鞠莉「おはよう果南!」

 

果南「今はその名前で呼ばないで!」

 

鞠莉「ごめんごめん、さ、早くレストランに行こ?」

 

伊601「ここの食堂車にでも行こうか、かなりの評判だしね!、ぜひ行きたいです!」

 

睡眠から目覚めた2人はそのまま食堂車に向かった。

 

ガラッ

 

果南・鞠莉・伊601「「「!!」」」

 

大男「死ね!!」ガバッ

 

だがドアを開けた瞬間、身長2mは有ろうかという大男が待ち構えていた。

 

果南「ぐっ!、たく!、次から次へと!」スカッ

 

そして大男は拳を振り上げ松浦に襲い掛かって来たが、松浦は間一髪で交わした。

 

果南「何なんだあんた達は!」

 

大男「うおおおーーー!!」バッ

 

直後、大男は再び殴り掛かる。

 

伊601「せやあーーー!!」ドスッ

 

大男「ごはっ!!」ヨロッ

 

だが松浦の後ろから伊601が強烈な回し蹴りを放ち、それを受けた大男はその巨体よよろめかせた。

 

果南「ナイス!」

 

鞠莉「殺るわよ!」

 

ドスッ!、バキッ!、ゲシッ!

 

それを好機と見た松浦と小原は腹部に膝蹴り、次いで顎に握撃を食らわせた。

 

大男「くそっ!!」ダッ

 

果南「待て!」

 

伊601「逃がさないよ!」

 

鞠莉「列車の中は狭いから逃げ場なんて無いわ!」

 

そして大男は逃げ出し、松浦と小原、伊601は後を追い、列車の最後尾へ追い詰めた。

 

果南「さあ、もう逃げらん無いよ!」

 

伊601「覚悟してね!」

 

鞠莉「こういうの、年貢の納め時って言うのかしら?」

 

大男「くっ・・・」バッ

 

果南・伊601「「!!」」

 

すると逃げ場が無いと悟った大男は時速300㎞は有るであろうこの列車から飛び降りた。

 

大男「ぐあああーーー!!」

 

ドサドサドサーーー!!

 

果南「・・・、最悪の目覚めだね・・・」

 

伊601「はい・・・」

 

鞠莉「・・・」

 

その一部始終を見た3人は少々沈んだ空気のまま食堂車に向かった。

 

天「富嶽さん!、小原提督!、こっちです!」

 

果南「亀田さん!」

 

天「如何でした?、映画の方は?」

 

果南「見ました!、最高でした!」

 

天「楽しんで頂けたなら幸いです。」

 

伊藤「富嶽さん、亀田さん、、小原提督、お待たせ致しました。」

 

果南「それじゃあ、始めますか!」

 

そしてその一角、6人席に着いた松浦と小原、伊601は伊藤と亀田に合流、食事を始めた。

 

伊601「ふうー、食った食ったー。」

 

伊藤「流石はアジアエクスプレスのフルコースですな!」

 

鞠莉「中々やりますネー!」

 

天「列車から自然を眺めながら頂くのも良いですね!」

 

果南「(これ一体いくらするんだろう・・・、予算全部軍令部持ちで良かった・・・、でなかったら鞠莉に立替えて貰おっと。)」

 

伊601「ふわあああーーー、なんか食べたら眠くなって来ました・・・」

 

果南「さっき寝たばっかじゃん・・・」

 

天「私も、すこし休もうかな。」

 

鞠莉「うう、私もデース・・・」

 

料理を堪能した小原、伊601と亀田は近くのソファーに横になると同時に寝てしまった。

 

伊藤「自分は食後のコーヒーでも頂きましょうか、富嶽さんも如何です?」

 

果南「うん、貰おうかな。」

 

松浦は席を立ち、コーヒー片手に窓の外を眺める。

 

果南「でかい夕陽、大陸では夕陽がこんなに大きく見えるんだね。」

 

そして大きな夕陽を見て黄昏ていた。

 

果南「・・・、!!」バッ

 

中年男性「せやっ!」ジャキッ

 

すると突然スーツ姿に中年の男性がナイフ片手に襲い掛かって来た。

その男は以前船上で松浦を襲撃した者だった。

 

シュルン!、ブン!、シュン!

 

果南「あんた船の時の!」

 

中年男性「チッ!」ダッ!

 

果南「今度は逃がすか!」ダッ!

 

果南「(そういえば伊藤さん、いつの間にどこ行ったの?、ま、いっか・・・)」

 

襲撃に失敗したと悟った中年男性は逃走、松浦が後を追う。

 

果南「今度は逃がさないよ!」

 

中年男性「ぐううう・・・」

 

そして今度は列車の屋根まで追い詰めた。

 

中年男性「死ね!」ジャキッ

 

中年男性は拳銃を抜き松浦を撃とうとする。

 

パシュン!

 

中年男性「ぐふっ!」

 

しかし、撃たれたのは中年男性の方であった。

 

中年男性「がはっ!」

 

ドサッ!

 

果南「サンキュー、601!」

 

松浦が振り向くと松浦とは反対側かあら登って来たであろう伊601の姿があり、その手にはサイレンサー付の拳銃が握られていた。

 

伊601「二度も同じ手を食うか!」

 

果南「全く、飛んだ災難だらけの旅行だよ・・・」

 

伊601「司令官、私は部屋に戻って良からぬ連中が居ないか確認して来ます!」

 

果南「お願いね。」

 

以前この様な状況に出くわした事のある2人は予め打ち合わせを行い、誰も居なくなった部屋に侵入して物色されるのを恐れ、片方、今回は伊601は部屋に戻った。

 

果南「さてと、こいつの荷物確認をっと・・・」

 

現場に残った松浦は息絶えた中年男性の衣服の中身を確認しようと手を掛けた。

 

バーン!!、パシュッ!

 

果南「ぐうっ!」

 

だがほぼ同時に銃声が鳴り響き、弾丸は松浦の左上腕を掠めた。

 

果南「!!、あんたは!」

 

伊藤「ふふふ・・・」ジャキ

 

そして銃弾を放った主は先ほどまで共に食事を楽しんでいた伊藤であった。

 

果南「私の命を狙っていたスパイ共の親玉はあんただったんだね!」ギリッ

 

伊藤「その通りです。」ニコッ

 

果南「あんたの様な知も学もある様な人がスパイだったとは・・・」

 

伊藤「だからこそ、誰にも知られずスパイ活動ができるんですよ。」

 

果南「けどなんで私を?、ただの従軍記者だよ?」

 

伊藤「それで正体を隠したつもりですか?」ニヤリ

 

果南「私の正体?」

 

伊藤「このアジアエクスプレスの行先はハルビン、そこでは国際連合海軍の統合作戦会議が行われるそうですね、そのハルビンに向かう小原鞠莉と幼馴染で高坂軍令部総長と深い関係があり軍港を自由に出入りできる者がただの記者であるはずがありません。」

 

果南「ほほう・・・」

 

伊藤「あなたの存在がこの世界に大きな災いを齎すと自分は考えました。」

 

果南「理由はそれだけ?、それだけの為に深海棲艦のスパイになったの?」

 

伊藤「やはり見抜いていましたか、しかも深海棲艦が人間のスパイを使う事まで、やはり只者では無いですね!、流石は高坂総長の従軍記者・富嶽南さん!、いいえ、X艦隊司令官・松浦果南さん!」

 

果南「!!、なるほど、深海棲艦共の狙いは陰でX艦隊を消す事だったか・・・、しかしまあ、あんたの様な人がその工作員だったとは残念だよ。」

 

伊藤「自分も残念です!、個人的には高坂総長も貴女も好きだったのですが、これも運命、そしてこれが自分の任務ですから!」ジャキ

 

伊藤は拳銃を握り直し、松浦の額に狙いを定めた引き金を引いた。

 

ズドーーー!!、パシュッ!

 

伊藤「!!」

 

果南「何・・・」

 

しかし伊藤が銃弾を放つ直前に別の銃声が響き、その弾丸は伊藤の胸部を貫いた。

そして伊藤を撃った人物は2人の良く知る人物であった。

 

天「私も残念ですよ・・・」ジャキ

 

果南「亀田さん・・・」

 

伊藤「ははは、亀田さんですか、あなたに撃たれるなら本望ですよ、これも自分の運命の様ですな。」

 

果南「・・・」

 

伊藤「松浦さん、あなたは不思議な人ですね、この大陸にいても潮の香がします。」

 

果南「そりゃあ長い間、海に関する事をしてきたからね。」

 

伊藤「松浦果南さん、もし来世がありましたら、是非ともあなたの友人でありたい物です。」バッ

 

果南・天「「!!」」

 

撃たれた胸を押さえながら伊藤は立ち上がり、そして飛び降り自殺を図った。

 

果南「伊藤さん、深海棲艦共のいない世界に生まれ変われたら、また。」

 

少しの間、夕日を眺めていると伊601も屋根に上がって来た。

 

伊601「司令官!、ご無事ですか!」

 

鞠莉「私の果南を口説こうなんて、あんな下劣な男になんか渡さないわ。」

 

果南「うん、大丈夫。」

 

伊601「部屋に怪しい人物はいませんでした!、また時限爆弾が仕掛けられていたので解除して車外に捨てました。」

 

鞠莉「最後は私達もろとも爆破しようと考えてたみたいよ?」

 

果南「やっぱりあったか!、まあいいや、お疲れ様。」

 

松浦と伊601の部屋に時限爆弾が仕掛けられていたため、小原と伊601はそれを解除した後だった。

 

伊601「はい!、ところでどうして天さんが?、しかも拳銃を・・・」

 

天「船での騒動の時、あなたは何故あの中年男性の拳銃を撃った後すぐに足を撃たなかったんですか?」

 

伊601「!!、何で船での事を!」

 

果南「亀田さん、もういいんじゃない、教えてよ、あなたの正体。」

 

伊601は船での一件を思い出し亀田を怪しい者扱いするが松浦は先ほどの一件で亀田の正体にある程度気が付いている様である。

 

天「そうですね、本当はハルビンに着いてから自己紹介をしようと思っていたのですが。」

 

伊601「?」

 

天「私、亀田天は前作で女優の仕事を辞し、今後は艦娘としてあなたの指揮下に入ります!」

 

伊601「!!、私たちの新しい仲間!」

 

天「私は最新鋭の超潜水艦・伊3001(亀天)です!、高坂総長の命により新たに幽霊艦隊のメンバーとなります!、今後ともよろしくお願いいたします!」

 

鞠莉「最強のnew faceね!」

 

果南「これはすごい!、こちらこそよろしくね!」

 

伊601「まさか天さんが艦娘になるなんてびっくりだよ!」

 

亀田は自らの正体を明かした。

この伊3001(亀天)は新たな幽霊艦隊の主力として松浦の指揮下に入った。

そしてアジアエクスプレスはハルビンへと到着、松浦らは高坂に指定された場所へと向かった。

いよいよ2日後より世界の行く末を決めるであろう海軍統合作戦会議がされる。

 

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