今回は花陽提督による艦隊間航空決戦です!
花陽提督の新航空戦略とはいかになる物か!
後ご期待下さい!
2042年5月上旬、総理官邸に高坂、綺羅、東條、高海の姿があり、円卓を囲むように総理大臣と政府の官僚、閣僚達が座っており、高坂と総理大臣は向かい合う位置に座った。
司会「高坂穂乃果海軍大臣、近々実施が予定されている対深海棲艦撃滅作戦についてお願いいたします。」
穂乃果「我が海軍は近いうちに北太平洋の敵艦隊を撃滅すべく大規模な行動を開始する予定です。」
総理「高坂総長、私の知る限りでは東に南、南西方面は抑え込んだと聞いたが西、特に西太平洋とインド洋の境目、シナ海などの守りはどうなっているのかね?」
穂乃果「その件に関しては先月この東京の空を見事守り抜きました蒼莱、更に地上には最新鋭の電探連動対空機銃やVT近接信管搭載の12.7㎝単装速射砲などを量産配備、すでにシナの敵航空基地は潰したのでそこを拠点にこれらを海岸沿いに配備が完了しております。」
本土防空戦の数日後、舞鶴鎮守府にて休息をとっていた綺羅艦隊がシナのリーショイ航空基地を撃破しそこを蒼莱の基地とした。
そして南シナ海の海岸沿いには数百にも上る最新鋭対空火器が配備されている。
希「インド洋方面への防衛はスラバヤからブルネイを結ぶラインを統堂艦隊が哨戒および警戒の任に就いております。」
ツバサ「南に関しては我が連合艦隊最大規模を誇る矢澤艦隊がフィジー、サモア、ソロモン、パプアニューギニア、ティモールを奪還することで豪州を孤立させ補給線を締め上げる方針です。」
総理「口では簡単に言うが前回のFS作戦もMO作戦も結局失敗しているではないか!、その隙に他の海域から手薄な箇所から攻め込まれては!」
千歌「確かに理想論と言われても仕方ないとは思いますが、総理がその様におっしゃられるという事は何かお考えが?」
総理「・・・」
穂乃果「今は太平洋を確実に抑える事が肝心です!、他の海域から攻め込まれた場合は撃退さえできれば問題ありません!、こちらが他の海域の深くまで攻め込み補給線が伸びてしまう事が最も危険です!」
この会議において、まずは太平洋を確実に抑えるという高坂の方針がそのまま採用された。
クーデター実行後、総理などの職はほとんど変わっていないが現在では高坂が政権をほぼ掌握し裏総理大臣となっており、完全に各省庁を手玉に取っている状況であった。
会議終了と同時に高坂、綺羅、東條、高海は軍令部へと戻る。
その途中、高坂には拭っても拭いきれない不安が育ちつつあった。
穂乃果「(XB30型には核兵器は搭載されていなかったが・・・、けど・・・)」
ロスアラモスやカリフォルニアが敵の手中にある事から、高坂を始め園田、綺羅、東條、高海など極一部の者が敵は核兵器を開発している可能性があると予想していた。
もし敵が核兵器を使用した場合、高坂等がいかに秘策を持ってこの戦争を戦おうと再び広島や長崎の様な悲劇と共に戦争は終わり、人類は滅亡する。
穂乃果「(核兵器だけは何としてでも!)」
そしてその事を他の3人と総長室にて話し合う。
希「・・・、XB30型は戦略爆撃機、そんなん持っとる地点でほぼ間違いでしょうね・・・」
ツバサ「あんな終末兵器なんて使われたらひとたまりもありません!」
千歌「そういえば!」
穂乃果「どうしたの?」
千歌「この前アメリカから避難して来た避難民の中に戦艦・アイオワの記憶を持つ艦娘訓練生の娘がいまして、正確な事は分かりませんが大陸内部に大量の鉱石を積んだ深海棲艦達がカリフォルニアに集結しているところを見た事があると・・・」
希「ウチんとこの大淀ちゃんからは人工衛星でロスアラモスの原爆研究所に奴らが集まっとると聞いたわ・・・」
部屋全体に沈黙が走る。
コンコン
ひかり「東野です。」
穂乃果「どうぞ。」
ひかり「失礼します。」
希「久しぶりやな東野さん!」
ひかり「ええ、あとこちら、旭日新聞の記者です。」
記者「どうも初めまして・・・」
穂乃果「記者さん?、まあ、お掛けください。」
ひかり「たまたま今日取材を受ける予定でしたもので、これから高坂総長に会いに行くと言ったら是非取材したいと・・・、迷惑ではないでしょうか?」
穂乃果「・・・」ジー
記者「・・・」うつむき
穂乃果「構わないよ。」
高坂は東野が連れて来た記者の取材に答えた後、その記者を交えて話を戻した。
千歌「よろしいんですか?、記者さんに核兵器の話を聞かれて・・・」ボソボソ
穂乃果「平気、むしろいてくれた方が都合がいい・・・」ボソボソ
穂乃果「さて話を戻すよ、敵の核兵器開発についてだけど・・・」
記者「!」
穂乃果「例え敵が完成させても使わせなければいいと私は思う・・・」
希「使わせないとは?」
穂乃果「これはこの前会った時に園田長官に南長官、東野さんにしか話していない事だけど、核兵器開発でこちらが先を越せばいい!」
ツバサ.希.記者「「「「!!」」」」
千歌「可能なのですか!、核兵器には確かウラニウムやプルトニウムが必要かと!、でもあれは日本では採掘不可能と聞いていましたが!」
穂乃果「これは秘中の秘なのでここだけの話にして欲しいんだけど、岡山と鳥取の県境にて極わずかではあるけど高純度のウラニウムが採掘可能だよ!」
ひかり「今それを私の工場で製錬していますが、かなり良質な物ですので1つ、いや2つなら核兵器を作れます!」
穂乃果「あれは多量に使用すれば敵も味方もなく地球そのものを破壊し尽してしまう最終兵器だけど、こちらが持っていれば奴らも使用を躊躇うかも知れない!」
ツバサ「確かに、やってみる価値はありますね!」
希「究極の抑止力、ちゅうわけですね!」
記者「・・・」
この小会議は深夜には終わり、各自が帰路に着く。
ひかり「それでは我々なこれにて・・・」
記者「失礼いてします・・・」
がちゃっ
穂乃果「あの記者さんは行った?」
希「ええ・・・」
穂乃果「これで太平洋戦略がやり易くなった・・・」ニヤリ
千歌「どういう事ですか?」
穂乃果「さっきの記者は間違いなく敵のスパイだよ・・・」
ツバサ「やはりそうでしたか!」
穂乃果「深海棲艦の肌は青白いから薄橙色のファンデーションを縫っていたんだろうけど、流石に時間か経って所々に邑ができていた。」
希「敵さん、近い内に蜂の巣を突いた状態になりますね!」
高坂はもちろん東野もあの記者がスパイである事を見抜き、核兵器開発の話をわざと聞かせ敵を泳がせたのであった。
そしてこの情報はすぐさまあちこちの敵の拠点を駆け巡った。
ダッチハーバー軍港
ヲ級FS「何テ事ダ!、XB30ガ全機撃墜サレタダケニ留マラズリーショイガ落トサレ核兵器開発マデ進メテイルトハ!」
リ級FS「シカシ奴ラニ核兵器ナド作レルデショウカ?」
ヲ級FS「可能性ハ捨テ切レン!、奴ラノTop Admiralガ高坂ニナッテカラハワイヤ南、南西海域デ連敗続キダ!」
ル級E「ヲ級様、港湾棲姫様カラ電話デス!」
ヲ級FS「!、私デス、・・・、私ハ軍艦デス!、命令ニハ従イマス!」
港湾棲姫「ソレハドウイウ意味?」
ヲ級FS「X艦隊ノ正体ガ掴メヌ以上、撃ッテ出ルノハ危険極マリナイト言ウ事デス!」
港湾棲姫「ソレナラ安心シナ、X艦隊ハ小泉艦隊ニ引ッ付イテ今頃シアトルヲ目指スト見セ掛ケ、サンフランシスコヲ目指シテイルハズヨ!」
ヲ級FS「ソレハ本当デスカ!」
港湾棲姫「本当ヨ、マダコチラガ奴ラノ暗号ノSBヲ突キ止メタ事ニ気ヅイテイナイ!」
敵にX艦隊と呼ばれ恐れられる幽霊艦隊はこの時アリューシャン列島沖にて索敵を続けたままであり、敵が突き止めた情報は実は東太平洋の北米海岸より伊502より発進された欺瞞情報であった。
当然、敵のこの通信も伊502に傍受され軍令部へと届けられた。
2042年5月下旬、軍令部はそれらの情報を元に高坂が松浦と研究中であったあの作戦の概要が遂に出来上がった。
大淀「いかがですか?」
穂乃果「・・・、これはすごい!、たった10日でこれ程の物を!」
大淀「我がCICに配備して頂いたスーパーコンピューター・信玄のおかげです!」
スーパーコンピューター・信玄とは、戦国の名将・武田信玄が情報伝達の際に狼煙や篝火を用いていた事をモデルに情報部の大久保燐火によって作られた文字通りスーパーコンピューターであり超高速の情報伝達システムに加え、どんなに複雑な暗号でも解読が可能であり、また高度な作戦の演算を恐るべき速度で行える万能電子機器である。
穂乃果「はは・・・、あなたたちの仕事ぶりを見ていると私なんて必要ないんじゃないかと内心冷や冷やしていたよ!」
ヒデコ「何を言いますか!、作戦をより効果あらしめるには謀略が必要です!、謀略はコンピューターでは出て来ません!」
穂乃果「・・・、いや、その通りだよ!、最後はやっぱり人の力が必要だね!」
ヒデコ「はい!」
穂乃果「大淀さん、ありがとう!」
大淀「いえ、CICルームの皆さんのおかげです!」
東條希の秘書艦である大淀が室長を務めるCICルームは参謀部に新たに設置された戦闘指揮所・Combat Information Centerの略で海軍に置ける戦闘情報の中核の事であり、かつてイージス艦に設置されていた物の5倍以上の規模を誇る。
主な役割はレーダーやソナー、電探、通信など艦隊の状況に関する情報を集約、それに加え人工衛星を利用した敵艦隊の行動監視、傍受した敵方の無線情報を集約し、ここから各基地に送る事である。
穂乃果「さて、これは東條参謀総長に届けてもらおうかな。」
新型スパコンを駆使したCICによって作成されたこの作戦案は翌日、東條の手によって新知島の松浦に届けられた。
新知島指令部にて作戦案を見た松浦は高坂以上に驚いていた。
果南「こんな短期間で・・・、はは、参ったわね・・・、CIC優秀すぎるわ!」
希「その上これにはウチや大淀ちゃんで考えた作戦も加えあるんやで!」ニヤリ
果南「・・・、なるほど、あなたや高坂総長らしい、無謀とも言える作戦ですね!」
希「それなら敵さんだって同じやないの、直接こっちの頭上を攻撃して来おったんやからな!、それにダッチハーバーからならホノルルや東京ともにXB30型の航続圏内や、奴らは近い内にXB30型で攻撃してくるやろうね・・・」
果南「確かに敵の射程範囲内ではありますが、いくら何でもこれは無謀かと・・・」
希「さっき渡した作戦案の中にもいくつかあるやろ?、無謀だからこそ、絶対にありえない攻撃だからこそ、そういう攻撃は奇襲攻撃と呼ばれる!」
果南「・・・」
希「リスクはデカいがその分、成功したら敵さん大慌てやろうね!」ニヤニヤ
高坂等が考えた作戦は成功すれば太平洋の東と北は完全に奪還されたも同然となり、南や西への支援も出しやすくなる。
しかしその反面、作戦中はライン諸島やサモア、フィジーなどの敵艦隊に背後を突かれ、小泉艦隊が孤立し壊滅する恐れがあり、またダッチハーバーにXB30型が配備されていれば留守のハワイを空襲にさらす事となる。
果南「やってみる価値はありそうですが・・・」
東條は作戦書を松浦に渡して一通り説明した後、機上の人となり日付の変わらぬ内に軍令部へと戻っていった。
そして松浦は少々迷いながらも作戦内容を承知し、作戦行動に移した。
伊601「司令官!、敵艦隊がダッチハーバーを出向!、進路を南へ取りました!」
果南「動いたわね!、進路も予測通り!、通信参謀は絢瀬、小泉両提督にこの事を伝えて!、伊601は音通魚雷にて小泉艦隊総旗艦・瑞鶴に伝えてちょうだい!」
通信参謀「了解!」
伊601「了解です!、音通魚雷発射!」
バシュン!、しゅるるルルルー
音通魚雷とはその名の通り通信機を搭載した魚雷の事で、電波の届く範囲は狭いが航続距離が長く、ある程度距離を進むと勝手に沈み自爆するため敵に傍受される危険が小さい新型の艦隊間通信用システムである。
大泊基地・指令部
絵里「ようやく動いてくれたわね!、キスカの敵はおそらく北海道を目指して南下して来る!、我が艦隊はそれを千島列島沖にて迎撃するわ!」
参謀s「「「了解!」」」
絵里「長門さん!、艦隊の指揮、しっかり頼みます!」
長門「ああ、任せろ!」
絵里「阿武隈ちゃん!、切込み隊長として先制攻撃よろしくね!」
阿武隈「任せなさい!」
絵里「赤城さん!、敵航空戦力の殲滅!、よろしくお願いします!」
赤城「一航戦の誇りに賭けて!、必ず!」
雪穂「赤城さんも加賀さんも、作戦中につまみ食いなんかしたら鳳翔さんに全部教えちゃいますからね!」
赤城.加賀「「そっ!、それだけは!」」ガタガタ
絢瀬艦隊はお得意の防御型の戦術にて敵北太平洋艦隊を迎え撃つため配置に着く。
陣形は千島列島を背に防御に適した鶴翼の陣形であった。
パールハーバー基地・指令部
花陽「ようやく動きましたか・・・、通信参謀!、総旗艦・瑞鶴に打電!、予てより計画されていた天元作戦を開始します!」
通信参謀「了解!」
小泉の指令はすぐさま瑞鶴に伝わる。
瑞鶴「いよいよ作戦開始ね!」
大鳳「さて、私達別動隊はそろそろ艦隊を離れるわ。」
瑞鶴「了解、気を付けてね!」
大鳳「そちらこそ!」
日が昇る頃、艦隊は二手に分かれた。
翔鶴、瑞鶴を中核とする本体はサンフランシスコを目指し、大鳳に雲龍、天城(雲龍型)、葛城を中核とする別動隊は約30ノットの速度で進路を北に取る。
また本体には軽空母・祥鳳、瑞鳳、龍鳳に重巡・利根、筑摩や対空駆逐艦・秋月、照月、冬月、初月が残り、その他は全て別動隊として北上。
規模は別動隊の方が大きく、大胆不敵にも瑞鶴は総旗艦自ら囮を買って出た。
花陽「しかし別動隊の方はまだいいとして、本体の速度を20ノットまで落とすのは少し気が引けるかな・・・、潜水艦とかに発見された時の危険性が高まるし・・・」
瑞鶴「東太平洋のど真ん中ですからね・・・」
翔鶴「艦隊総員!、対潜警戒を厳に!」
瑞鶴「翔鶴姉、そろそろ哨戒機を飛ばそう!」
翔鶴「ええ・・・」
祥鳳「こちらも護衛機を出します!」
ギギギギギ!バシュン!、ギギギギギ!バシュン!、ぶーんぶーんぶーん
祥鳳.瑞鳳.龍鳳「「「艦隊護衛機!、発艦!」」」
ギギギギギ!バシュン!、ギギギギギ!バシュン、ギギギギギ!バシュン!
ぶーんぶーんぶーん、ぶーんぶーんぶーん、ぶーんぶーんぶーん
翔鶴「あれが新型の艦戦ね!」
瑞鶴「烈風より機体がスマートになったわね!」
翔鶴、瑞鶴より電子偵察機・星電が各6機、祥鳳、瑞鳳、龍鳳からは新型艦戦が各6機ずつ発進した。
この新型艦戦についてはまた後程。
そしてその頃は敵新太平洋沖艦隊は東太平洋を約30ノットの速度で南下、小泉艦隊へと接近しつつあった。
瑞鶴「役者は揃った、いざ勝負よ!」
2042年5月15日の日の出前、ダッチハーバーから敵新太平洋艦隊が出撃する様を見届ける松浦以下幽霊艦隊は小泉艦隊に音通魚雷にて連絡した後、進路を南に取る。
そして敵艦隊の様子をモニターにて確認した松浦は獲物を待ち構える獣の様な笑みを浮かべていた。
果南「まさかこうも簡単に引っかかってくれるとはね・・・」ニヤリ
副長「指令官、それはどういう意味ですか?」
果南「奴らがなかなか出てこないからさすがの高坂総長も少し焦っていたみたいで、あの作戦書の他にこんな物が入っていたのよ・・・、考えたのは東條参謀総長だろうけどね。」ニヤニヤ
副長「拝見!、・・・、これは!」
果南「まあ、より引っかかり易い暗号を西海岸から発信してやったら食いついたわ!」
その中身の内容とは「・・・その間、貴艦隊は小泉艦隊より離脱し進路を南に取られたし!」というものであった。
果南「敵は私達を警戒して出て来なかったから単純に離れてやったと言う訳よ!、まあその暗号のSBが私達の事だって感づいてくれた事を祈るよ。」
副長「だとしたら敵さん、よくこんな幼稚で単純な手に引っかかってくれましたね!」
果南「恐らく敵艦隊の司令艦はかなりの戦上手、けどそんな戦上手だからこそこういう単純な手に引っかかり易い・・・、それに私たちが南を目指すと言う事は・・・」
副長「ライン諸島ですね!」
果南「そう、ハワイの背後にあるライン諸島の敵艦隊を抑える事が容易に想像がつくだろうからね・・・」
現在ライン諸島にも多数の敵艦隊が存在し、特にクリスマス島には飛行場姫が確認されており、そこにXB30型が配備されている危険性がある。
果南「青山さんの調査によるとXB30型の航続距離は約6500㎞、クリスマス島からポートモレスビーまで飛んで行ける航続距離よ・・・」
南方や西方では既に矢澤、統堂両艦隊が東南アジアの島々を奪還、矢澤艦隊は本部をトラック島に移しラバウル奪還のための行動を開始、その際に攻撃される危険性があるため哨戒任務や情報伝達という面で幽霊艦隊が南を目指す理由は十分であった。
一方で敵艦隊は藍色に染まる空の下、同じく藍色に染まる洋上を南下サンフランシスコを目指しているであろう小泉艦隊撃滅に向かっていた。
この敵艦隊の戦艦、空母、重巡の全て新造艦であり全艦速力30ノットを超える高速機動艦隊で内、戦艦1、空母1はFlagShip、空母1、軽空母2、重巡2はEliteであり、艤装の性能はほぼ互角であった。
ヌ級E1「敵ハ依然トシテサンフランシスコヲ目指シテ進行中トノ事デス!」
ヲ級FS「ソウカ・・・」
ヲ級FS「(敵ニハ知恵者ノTop Admiral・高坂ガイル・・・、果タシテ小泉艦隊ノ真ノ目的ハ本当ニサンフランシスコナノカ?
直線距離ニシテモホノルル、サンフランシスコ間ハ約4000㎞、米大陸ニ近ヅケバ哨戒モ厳シクナル・・・)」
ヲ級FS「(モシ私ガ高坂ノ立場ナラソンナ無茶ハシナイ・・・、!!、ムシロ奴ラガ狙ッテイルノハ私ノ艦隊デハナイノカ!
防備ヲ固メタダッチハーバーカラ誘キ出シ・・・、イヤ、モウサイハ投ゲラレタ・・・、後ハ神ノミゾ知る事ダ・・・)」
翌16日早朝、空母・瑞鶴以下の小泉艦隊本体は東太平洋を20ノットという低速で東進していた。
一見奇妙に思われるこの行動の理由にはいくつかの理由があり、その一つが間も無く明らかとなった。
翔鶴「星電、翔鶴6番機より入電!、後方より速力30ノットで接近中の艦あり!」
瑞鶴「数は!」
翔鶴「2人、見方よ!、もうすぐ肉眼でとらえられるわ!」
瑞鶴「おっと、まだ役者がいた事を忘れてたわ!」ニヤリ
?「小泉提督および小泉艦隊総旗艦・瑞鶴さん、通信聞こえますか?、こちら今日付けで小泉艦隊に配属となりました。
伊吹型重巡・伊吹、同型2番艦・鞍馬です!」
鞍馬「初めまして!」
伊吹「たった2人での航海だったので敵に見つからないか冷や冷やしていましたが、無事到着しました!」
重巡・伊吹、鞍馬ともに対空戦を得意とする重巡洋艦で、その原型は最上型であるが各砲塔や対空砲、対空機銃の形式は利根型、魚雷発射管は妙高型と同型である。
花陽「お疲れ様です。」
瑞鶴「でも軍令部からの報告だと作戦開始前にはパールハーバー基地に着任しているはずよ?、何かあったの?」
伊吹「紀伊型戦艦の建造が中止になりある程度資材と予算に余裕ができたので私達の艤装建造が再開されたのはよかったんですが・・・」
鞍馬「最終点検のために艤装を預けていた工場がXB30型に爆撃されて、艤装自体は無事でしたが復興までに少し時間がかかってしまいました・・・」
花陽「それは災難でしたね・・・」
伊吹「ですが、戦場に出て来たからには世界を救う為!、より一層奮起致します!」
翔鶴「伊吹型は利根型に近い対空巡洋艦、期待しています!」
伊吹・鞍馬「「はっ!」」ビシッ!
花陽「艦隊総員!、速力を25ノットまで上げ進路を北東へ変更!」
小泉艦隊一同「「「「了解!」」」」
ともあれ小泉艦隊本体は東太平洋洋上で伊吹、鞍馬と合流し作戦開始予測地点へと向かう。
天元作戦の主目標はいたってシンプルで、二手に分けた艦隊のうちダッチハーバーから太平洋へ誘き出されて来た敵艦隊を本体が叩き、合わせて鬼の居ぬ間のダッチハーバー軍港を別動隊が要撃する事という物である。
それに伴い幽霊艦隊によって撒かれた餌につられた敵艦隊は東太平洋まで誘き出されて来た。
東太平洋洋上・高度6000
敵哨戒機「敵艦隊発見!、編成は・・・、!」
ぶーん
戦闘機妖精「食らえーーーー!」
ばばばばばばばばばば!、どかーーーーん!
敵哨戒機「ぐああああっ!」
ぶーん
瑞鳳「危なかったー!」
瑞鶴「敵の哨戒機に見つかったって事は・・・、敵は罠に掛かってくれたみたいね!」ニヤリ
花陽「今頃敵の空母から攻撃機が慌てて発進しているところでしょう、いよいよです!」
ぶーんぶーんぶーん、ぶーんぶーんぶーん、ぶーんぶーんぶーん
ヲ級FS「ヨシッ!、先手ヲ取ッタゾ!」
艦隊間航空戦ではどちらが先に敵を見つけるかが勝敗を分けると言っても過言ではない。
そして小泉の予想通り、敵艦隊の空母群からは満を持した攻撃機の大群が発進していた。
しかしこの時、ヲ級FSには小泉艦隊本体の主力空母が2名のみとの連絡は入っていなかった。
哨戒機妖精「敵艦隊より艦載機の発艦を確認!、戦艦2、空母2、軽空母4、重巡6、軽巡6、駆逐多数!
旗艦と思われる大型艦を中央に、護衛艦を円形に配置した輪形陣です!、提督および総旗艦に位置を知らせ!」
ばばばばばばばばばば!
哨戒機妖精「敵機か!、三十六計逃げるに如かずだ!」
ぶーん
敵戦闘機「くそっ!、逃げ足の速い奴め!」
味方の哨戒機・星電は敵の位置を正確につかんだので撤退して行った。
ヲ級FS「何!、敵ノ哨戒機ヲ逃ガシタダト!」
ヌ級1「ソレガ、恐ロシク足ノ速イ奴ダソウデ・・・」
ヲ級FS「マアイイ!、既ニコチラガ先手ヲ取ッテイル!」
瑞鶴「提督!、敵艦隊から攻撃機が発進しました!」
花陽「うん・・・、瑞鶴さん!、翔鶴さん!、護衛戦闘機隊の発進を準備をして下さい!」
翔鶴・瑞鶴「「了解!」」
カッ、ギギギギギ!、カッ、ギギギギギ!
花陽「参謀長、別動隊は今どの辺りですか?」
フミコ「はっ!、北緯45度、東経155度の辺りかと・・・」
花陽「ふむ・・・、さて、そろそろ敵さんのお出ましですかね・・・、護衛戦闘機隊!、発艦開始!」ニヤリ
翔鶴「五航戦・翔鶴!」
瑞鶴「五航戦・瑞鶴!」
翔鶴・瑞鶴「「護衛戦闘機隊!、発艦開始!」」
瑞鶴「新鋭機・電征の初陣よ!」
パシュッ!、パシュッ!、パシュッ!、パシュッ!、ぶーんぶーんぶーん、ぶーんぶーんぶーん
翔鶴、瑞鶴より最新型艦戦・電征42機が飛び立つ。
電征は烈風の後継機として開発され、機体の面積は烈風より一回り小さく全体的なシルエットはどちらかというと紫電改に近い。
隊長妖精「総員続け!、高度8000で編隊を組むぞ!」
電征妖精s「「「「了解!」」」」
隊長妖精「目を見開いて敵を探せ!」
電征妖精1「10時の下方!、高度5000に敵機発見!」
敵第一次攻撃隊はTBF(アヴェンジャー)型84機、ただし直援機はいなかった。
隊長妖精「飛んで火にいる夏の虫だ!、掛かれーーーー!」
ぶーんぶーんぶーん、ぶーんぶーんぶーん
敵雷撃機1「上空に敵機!」
電征妖精s「「「「食らえーーーー!」」」」
ばばばばばばばばばば!、ばばばばばばばばばば!、どかーん!、どかーん!、どかーん!、どかーん!
敵雷撃機s「「「「ぐああああっ!」」」」
敵隊長機「交わせ!、振り切れ!」
ばばばばばばばばばば!、どかーん!
敵隊長機「ぐああああっ!」
敵副長機「くそっ!、編隊を崩すな!」
隊長妖精「貰った!」
ばばばばばばばばばば!、どかーん!
敵副長機「ぐああああっ!」
隊長妖精「凄いなこの機体は!、しかし新米の奴ら、天狗にならなきゃいいが・・・」
電征は瞬く間に多数の敵機を撃墜。
航空戦はパイロットの腕が物を言う格闘戦の時代から絶対出力と強力な武装が物を言うの時代へと移り変わりつつあり、この電征はまさにその戦略思想を先取りしていた。
そして何よりこの時、小泉は艦隊に向かってくる敵機を上空で待ち伏せ迎撃すると言う前世マリアナ沖海戦で米軍が執ったこの作戦を遥かに上回る精度で実施したのである。
ヲ級FS「何!、第一次攻撃隊ガ全滅シタダト!」
ヌ級E1「ドウヤラ敵機ハ零戦ヤ紫電改デハナイ様デス!」
ル級FS「敵ハ新型機ヲ開発シタノデハ!」
ヲ級FS「ソンナ解リ切ッタ事!」
ヌ級E2「間モナク第二次攻撃隊ガ敵ト接触シマス!、直援機ニハF6F(ヘルキャット)型オヨビ最新鋭ノF7F(エンゼルキャット)型ヲ着ケマシタ!」
ヌ級E1「コレデ奴ラノ実力ガ解ルデショウ!」
ヲ級FS「コチラガ勝ッテイレバイイケドネ・・・」
ヲ級FS「(シカシ、小泉艦隊ノ主力空母ハ確カ6隻ノハズ!、他ノ4隻ハドコヘ行ッタ!、コレデハイツドコカラ襲ッテクルカワカラナイデハナイカ!)」
戦闘の興奮と味方の壊滅という情報が敵旗艦から冷静さを奪っていった。
まさかこの時、別動隊がダッチハーバーを目指しているなんて夢にも思っていなかった。
フミコ「海域で雲が目立ってきました・・・、モニターが見にくいですね・・・」
花陽「雲・・・、参謀長!、瑞鶴さんに打電!、敵は雲層の中に隠れて接近して来ています!」
小泉の感は冴えていた。
敵の第二次攻撃隊は分厚い雲層に隠れ、護衛戦闘機隊の目を眩まそうとしていた。
瑞鶴「だ、そうよ!」
隊長妖精「了解!」
利根「電探に感あり!、新手の敵じゃ!」
筑摩「先ほどよりも数が多いです!」
隊長妖精「索敵電探に感謝だな!、見つけたぞ!」
副長妖精「この雲量じゃ見逃すところでしたね!」
隊長妖精「全くだ!、攻撃機は後回しだ!、戦闘機からやるぞ!」
ぶーんぶーんぶーん、ぶーんぶーんぶーん
敵戦闘機1「敵機だ!、散開しろ!」
ばばばばばばばばばば!、ぶーん、ばばばばばばばばばば!、ぶーん
隊長妖精「敵も新型機だ!、気を付けろ!」
ばばばばばばばばばば!、ぶーんぶーん、ぶーんぶーん、ぶーんぶーん
隊長妖精「電征の上昇力に着いてこれるか!」
ぶーん、ぶーん
敵戦闘機6「高度11000!、くそっ!、まだ上昇出来んのか!、操縦が!、失速する!」
ぶーん
隊長妖精「だろうな!、今度はこっちの番だ!」
ぶーん、ばばばばばばばばばば!、どかーん!
敵戦闘機6「ぐああああっ!」
ぶーんぶーん、ぶーんぶーん、ぶーんぶーん、ぶーんぶーん
秋月「9時の方向に敵雷撃機!、数80以上!」
瑞鶴「総員対空戦闘用意!、電探連動急いで!」
翔鶴「みんな準備できたわ!」
瑞鶴「みんな!、日頃の猛特訓の成果を見せてやりなさい!、撃ち方始め!」
ばばばばばばばばばば!、ばばばばばばばばばば!、ばばばばばばばばばば!、どーんどーんどーん!、どーんどーんどーん!
どかーん!、どかーん!、どかーん!、ざばーん!、ざばーん!、ざばーん!
敵雷撃機10「くそっ!、何て凄まじい対空砲火だ!」
敵は大群を持って艦隊に迫ったが最新鋭の電探連動火器やVT近接信管搭載弾の前に次々と海面に落ちていった。
瑞鶴「ターキー・シュートの名に相応しい光景ね!」
冬月「いけない!、翔鶴さん上空に急降下!」
翔鶴「くっ!」
ばばばばばばばばばば!、ぶーん、かっ、ひゅーーーー!、どかーーーーん!
翔鶴「きゃあああああああ!」
瑞鶴「翔鶴姉!」
花陽「翔鶴さん!」
伊吹「新たな敵攻撃隊接近!」
秋月「敵の第三次攻撃隊です!」
花陽「いけない瑞鶴さんが狙われます!、秋月ちゃん達対空駆逐艦の皆さんは瑞鶴さんの前方に出てください!」
秋月・照月・冬月・初月「「「「了解!」」」」
花陽「利根さん、筑摩さん、伊吹さん、鞍馬さん!、あなた方は単縦陣にて艦隊の最外側に!」
利根・筑摩・伊吹・鞍馬「「「「はっ!」」」」
花陽「そしてあなた方4名には新型三八弾の使用を許可します!」
利根・筑摩・伊吹・鞍馬「「「「了解!、主砲!、射撃用意!」」」」ウイーン、ガコン、ウイーン、ガコン、ウイーン、ガコン、ウイーン、ガコン
利根・筑摩・伊吹・鞍馬「「「「方位よし!、射角よし!、撃てー!」」」」
どかどかどかどかーん!、ひゅるるるるるルルル-、ぼわーーーーーーん!
ぶわーーーん!、ばきばきばきばきばきばき!、ぼんぼんぼんぼん!
敵攻撃隊「「「「ぐああああっ!」」」」
しゅーーーー、ばしゃばしゃばしゃばしゃ
祥鳳「消えてしまった・・・」唖然
瑞鳳「これが新型三八弾の威力なの・・・」唖然
龍鳳「私達が敵方でなくてよかったと思います・・・」ガタガタ
新型三八弾とは今で言う気化弾の事であり、主砲から散布されたエアゾールが空気中の酸素を燃やし尽くしまずは強烈な爆風に襲われ、次いで来る熱波が燃料を爆発させる。
ただし、射程範囲が短いので固まった状態の敵を十分に引き付ける必要がある。
利根「確か別世界じゃこれを比叡が撃ったんじゃろ?」苦笑い
筑摩「やめましょう・・・、考えるだけで恐ろしいです・・・」ガタガタ
照月「確かに・・・、これを戦艦が撃ったら・・・」ガタガタ
花陽「戦争とはそう言う物です・・・、ところで軽空母の皆さん、攻撃機隊の準備は整いましたか?」
祥鳳・瑞鳳・龍鳳「「「・・・」」」グッ!
瑞鶴「いつでも行けます!」
ヲ級FS「バカナ!、二次三次合ワセテ120モノ攻撃機隊ガ一瞬ニシテ消シ飛バサレタダト!、ソンナモノ信ジロトイウノ!」
ヌ級E1「ハッ・・・、残念ナガラ・・・」
ル級FS「上空ニ機影!、帰還機デス!」
ヲ級FS「何機ダ!」
ル級FS「1機ノミデス・・・」
がらがらがらがら、どかーん!、ぼちゃーん!
被弾した敵機は空中分解し海面へ墜落した。
ヲ級FS「ナンテ事ダ!」
ヌ級E1「タドリ着ケマセンデシタカ・・・」
ヲ級FS「ドウイウ事ダ!、一体何ガ起コッテイルンダ!、ナゼ奴等ノ科学力ノ方ガ上回ッテイルノダ!」
予想を遥かに越える事態にヲ級FSは錯乱状態に陥っていた。
そして更に追い打ちを掛ける様な報告が入って来た。
ヌ級E2「・・・、!、ソレハ本当カ!」
ヲ級FS「ドウシタ!」
ヌ級E2「ダッチハーバー軍港全域ガ敵ニ空襲サセ炎上中トノ事デス!」
ヲ級FS「!!、ナンダト!」
この時、ヲ級FSは全てを悟った。
そして敗北を認めた。
ヲ級FS「航空機ノホトンドヲ失ッタ我々ハ丸裸同然ダ・・・、悔シイガサンフランシスコニ撤退シヨウ・・・」
ル級FS「敵機来襲!、攻撃機100以上!、護衛機モ40以上!」
ヲ級FS「・・・、ドウヤラコレマデノ様ダ・・・、総員対空戦闘用意!、撃チ方始メ!」
軽空母・祥鳳、瑞鳳、龍鳳から発艦した速度に秀でた新型艦爆・流星が上空援護のない敵艦隊を攻撃するのは容易かった。
因みに今回は作戦のため、祥鳳、瑞鳳、龍鳳には6機の電征以外全て流星を搭載していた。
そしてその攻撃隊の命中精度は80%を超え、500㎏爆弾および800㎏魚雷を連続して受け敵艦隊の半数以上が轟沈または大破となった。
ヲ級FS「クソッ!、クソッーーーーー!」
流星妖精s「「「「食らえーーーー!」」」」
ひゅるるるるるーーーー!、どかどかどかどかーん!
哨戒機妖精「敵旗艦を撃沈!、敵艦隊は東へ敗走中!」
瑞鶴「恐らく目標はサンフランシスコ・・・、提督!、どうしますか?、攻撃隊を一度呼び戻して追撃しますか?」
花陽「いいえ!、作戦はこれまでです!、それに翔鶴さんが中破、航空機の発着艦ができません・・・
なにより人体に影響がないか心配です!」
翔鶴「すみません提督・・・」プスプス
花陽「謝る事はありません!、作戦は成功しましたし、あなたは生きているんですから!」
フミコ「絢瀬艦隊より通信!、北方棲姫を含めた敵北太平洋艦隊およびキスカの飛行場姫を撃破!、これを制圧!
なお敵艦隊の残党は北極海へ逃走した模様です!」
花陽「了解!」
この戦闘で小泉艦隊は戦艦1、空母2、軽空母3、重巡2、駆逐10以上を撃沈し敵航空機を200以上撃墜。
味方の被害は空母・翔鶴が中破、軽空母・祥鳳および駆逐艦・秋月、照月が小破、航空機の損出は戦闘機含め20機程度に留まった。
絢瀬・小泉両艦隊の活躍でアリューシャン列島を完全奪還、北太平洋を取り戻した。
ダッチハーバーには小泉艦隊別動隊が上陸、後からやって来た絢瀬艦隊所属・高坂航戦と合流し本土から派遣された工兵隊を護衛、ダッチハーバー軍港は高坂雪穂が指令部を置く事となった。
これは北極海からの敵艦隊接近をいち早く察知するためである。
そして小泉艦隊が敵新太平洋艦隊と激戦を繰り広げている頃、絢瀬艦隊はどうしていたであろうか・・・
絵里「長かった!、長かったわ!、でもようやく私の出番ね!、籠城戦は得意なんだから!」ドヤチカ
花陽「(PKE化だけは勘弁して下しね・・・、それにしても)」
瑞鶴「・・・」ゴゴゴゴゴ
加賀「・・・」ゴゴゴゴゴ
瑞鶴「ミッドウェーの二の舞いだけは絶対やめてよね!」
加賀「そっちこそターキー・シュートとかにならない様気をつけなさい!」
翔鶴「あらあら」
赤城「これ、おいしですね!」もぐもぐ
花陽「(ダ、ダレカタスケテー!)」
花陽「因に今回登場した新型艦戦・電征の性能は以下の様になります!」
全幅・11.24m、全長・10.22m、前高・3.39m、主翼面積・21.00㎡、重量(通常武装)・3872㎏、出力・1916馬力(二重反転式8枚プロペラ使用)、最高速度・670㎞/h(高度・6000m~7000m)、実用上昇高度・12800m、航続距離・1670㎞
基本武装・胴体に12.7㎜機銃2門、主翼外側に20㎜機銃2門、主翼内側に30㎜機銃2門(主翼の武装は状況に合わせて換装可能)
瑞鶴「全体的に烈風より小さいくてスマートね!」
翔鶴「シルエットも零戦や紫電改に近いわ!」
加賀「五航戦のクセに!、何故そちらに最新鋭機が優先的に配備されているのよ!」
花陽「零戦と比べると防弾性や座席の広さ、上昇力などが優れていますがその分、この初期型は旋回性を犠牲にしてしまっているところがあります!」
瑞鶴「これも青山さんが作ったの?」
花陽「開発は青山さんが行いましたが設計したのはことりちゃんです!」
翔鶴「南長官が!、流石は海軍航空隊最高司令官と言ったところでしょうか!」
加賀「こうなったらやけ食いよ!」ガツガツ
雪穂「・・・」
瑞鶴「高坂司令官、どうかしましたか?」
雪穂「うちの大食らい2人が予算食い潰してくれたおかげで私の部隊には配備できなかったんだよねー・・・」
花陽「でも烈風ならまだ問題ないんじゃ・・・」
雪穂「今回はです!、後で鳳翔さんや天城(天城型)さんを交えてお説教です!」
赤城・加賀「「・・・」」ガタガタ
絵里「あの・・・、今回も私の出番・・・」
花陽「次回!、次回は出番あるから!」
絵里「・・・」ジワッ
花陽「大丈夫だよ!、ね!」
絵里「エリチカ!、お家帰る!」ダッ!
長門「まだ作戦中だ!」ゴン!ガン!
絵里「は、はい・・・」チーン
花陽「長門さんの殺人級ゲンコツ」ガタガタ