僕と逆転とAクラス   作:金細工師

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修学旅行編、まずは京都です。

僕は小学校の頃にいったんですが、金閣寺しか記憶にありません。

むしろ奈良で鹿と戯れた方が記憶に残ってますw

・・・舞妓さん、会いたかったなぁ・・・w



舞妓と誘惑の京の都

京都

 

江戸時代が終わるまで、日本の中心として君臨していた町。

その長い歴史から「古都」とも呼ばれる。

 

そんな町に、今僕達はいる。

 

でも・・・

「ねぇ・・・皆・・・」

「何だ明久」

「どうかしたのか?吉井」

 

「僕達が京都の風景ぶち壊してる気がするんだけど・・・」

 

リムジンに乗った状態で。

 

 

 

 

 

 

ああ、綺麗な京都の風景よ・・・エル・プサイ・コングルゥ

 

 

・・・鳳なんたらさんの言葉が出てしまうぐらいに自分自身が驚愕しているのだろう。

 

 

「まぁ、落ち着け明久・・・ある意味これもVIP扱いみたいなもんだぞ?」

「でも・・・京都って言ったら古き良きってイメージの町じゃんか・・・」

「・・・・・・」

「なんで黙るの!?」

「いや・・・すまんな、何か・・・正論述べられた感じだった」

「これには否定できんな」

「・・・何かごめん」

ムクッ

 

討論が終わってすぐにムッツリーニが目を覚ました。

 

「・・・・・・おはよう」

「よく寝てたねムッツリーニ・・・」

「出発してからずっと寝てたしな・・・秀吉も寝てるみたいだし、お前は夜に何かあったか?」

「・・・・・・営んだ」

「ブフォッ!ムッツリーニ!?よく恥も無く言えるね!?」

「やっぱりな・・・秀吉も恐らく・・・か」

「小暮先輩・・・修学旅行あるの知ってたのかな・・・?」

修学旅行前日なのに襲撃するなんて、知らなかったとしか思えないんだけど・・・

 

そんな話をしている間に、最初の目的地である鹿苑寺に到着した。

鹿苑寺、別名金閣。

三階建寺院の二、三階には金箔が張り詰められていて、非常に華々しい雰囲気を漂わせている。

 

「何でこんなに派手な物作れたんだろう・・・」

「当時の奴しか分からんな、間違いなく」

「金の力ってすげーな・・・」

何となく須川君は現実を見ている気がする。

・・・率直な感想だしね・・・(笑)

 

「お主らは寺院ばかり見ておるのぅ、池も見たらどうじゃ?」

「秀吉?何で池なんか・・・」

 

・・・・・・池に広がる光景は、皆さんのご想像通りの逆さ金閣。

池に映える黄金の寺は非常に綺麗だった。

 

「・・・・・・!!(カシャカシャッ)」

「ムッツリーニ!?エロに反応した時ぐらいシャッター切ってるよ!?」

ムッツリーニは神秘的な光景にも反応するのだろうか?

そうだとしたら、結構ロマンチストなのかもしれない・・・

 

 

黄金の寺を後にして、次の目的地は慈照寺。

 

「慈照寺・・・通称銀閣」

「あんま派手じゃないんだよな」

「当初は銀箔貼られる予定だったらしいぞ」

「そこもやっぱり金のせいでダメだったとか・・・」

「ほほぅ・・・でもやっぱり落ち着いた雰囲気もなかなかいいと思うぞぃ」

「・・・・・・(コクコク)」

 

こんなやり取りをしていると、やっぱりすぐに着いてしまう。

慈照寺、到着。

 

二階建の寺院は漆塗りされていて、非常に質素なイメージを残している。

静かで、とても落ち着く・・・

 

「ここ・・・何かいいなぁ・・・」

「・・・寝るなよ、オイ」

「落ち着きすぎだな」

「・・・同感だ、吉井」

「お前もか横溝!!?」

「やはりこんな雰囲気もいいのぅ・・・癒されるぞぃ・・・」

「・・・・・・(コクコク)」

 

またしばらくして、慈照寺を出発。

 

次は京都のシンボル五重塔!

 

「通りはすごく静かそうだね・・・」

「舞妓がいるんじゃねーか?」

「舞妓はんがいるのか・・・ナンパするか?」

「!?いや、しないしない・・・」

「殺されそうだからな・・・」

僕達が去年の悲劇を忘れるわけないじゃないか。

・・・須川君は知らないだろうけど。

 

そんな間にやっぱりやっぱり到着。

何故にこんな早く着くのだろうか・・・・

 

 

五重塔はやはり大きい。

下から見てもてっぺんが物凄く高い所に見える。

 

「舞妓はんが出るか・・・な?」

「ナンパするのかw?」

「しねーよw」

「まだFの雰囲気は残ってるんだね・・・2人共・・・」

「・・・仕方ねーだろ」

「全くじゃ・・・浮かれすぎではないかの?」

「・・・・・・(コクコク)」

 

 

ビクゥン!!

 

 

「!?何!?今何だか変な気配がした・・・」

「・・・奇遇だな、明久・・・俺もだ」

「雄二も感じたの?」

「ああ・・・」

 

ずどどどど・・・・

 

何かが近づいてくる。

 

ずどどどどどど・・・・

 

さらに近づいた。

 

ずどどどどどどどど!!!!

 

姿が見えた。

 

舞妓はんの集団が追っかけてきた。

・・・?

不自然だ、何で舞妓はんが追っかけてくる?

 

 

 

 

「あきひさくぅぅぅん!!!!!」

「へっ!?優子!?」

「ゆうじぃぃぃ!!!!!」

「翔子ぉ!?」

 

僕は急な出来事に頭が錯乱し、冷静な判断が出来なくなっていた。

 

 

 

 

文月舞妓はんコンビとの距離、200m

 




何とも急展開。

舞妓はんが襲ってきましたw

何とも破廉恥ですw

すいません京都府民様、そして舞妓の方々。

欲望のせいなんです。はい。

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